救急救命士資格の取得方法は?難易度や資格が取れる学校も解説

救急救命士視覚
Medical urgency in the ambulance. Cardiopulmonary resuscitation using hand valve mask bag
資格

救急救命士の仕事はかっこよくて憧れるけど、どうすればなれるんだろう?資格を取るのに学校に行く必要はあるんだろうか?

救急救命士になりたいと思っても、どうすれば資格が取れるのか、学校に行けばいいのか、よくわかりませんよね。

そこで、今回は救急救命士の資格について、 仕事内容や資格を取得するためのルート、試験内容な難易度、資格を取得できる学校などを解説していきます。

スポンサーリンク

1.救急救命士とは

ここからは救急救命士の仕事や資格について、以下の3つを解説していきます。

それぞれ見てきましょう。

救急救命士の仕事内容は「救急救命措置」を行うこと

救急救命士とは、病院に搬送されるまでの間に、傷病者に対して「救急救命措置」を行う仕事です。

病気や怪我の中には命に関わるものと関わらないものがありますが、「救急救命措置」は命に関わる人に行われます。

「救急救命措置」が必要な症状の代表例は「心停止」です。

「心停止」とは心臓が正常に拍動しなくなった状態のことで、迅速に処置をしなければ死亡してしまいます。

そこで、救急救命士は心停止状態になってから病院に行くまでに「AED(自動体外式除細動器)」を使用し、心臓に正常な拍動を促すのです。

そのため、救急救命士が行う「救急救命措置」とは、「 病院に到着するまでに命を繋ぐ措置を行うこと」とも言えます。

  • スポンサーリンク

  • 救急救命士の平均年収は718万円

    救急救命士の 平均年収は718万円です。

    もし救急救命士になったとすると、地方自治体の消防署に勤務することになるので、身分としては「地方公務員」になります。

    しかし、救急救命士は命を救うという責任の重い仕事内容から、一般的な地方公務員よりも年収は高いです。

    責任は重いですが、その分年収も高く、やりがいのある仕事として人気があります。

    国家資格がないと救急救命士になれない

    救急救命士になるには、国家資格を取得しなければなりません。

    救急救命士の多くは消防署に勤務し、「消防官」になります。

    しかし、「消防官」になったとしても、国家資格がなければ「救急救命士」にはなることはできません。

    「消防官」になることと「救急救命士」になることは違うので注意しましょう。

    そこで、次からは救急救命士の資格を取得することができる2つのルートをご紹介していきます。

  • スポンサーリンク

  • 2.救急救命士になるための2つのルート

    救急救命士になるためのルート,救急救命士になる方法

    救命救急士になるためには、国家資格を取る必要があります。

    救急救命士の国家資格は誰でも取得できるわけではなく、受験資格が定められています。

    受験資格を得る方法には、 消防官になってからなる方法と養成学校を卒業する方法の2つがあります。

    そこで、ここからは救急救命士の資格を取得するためのルートとして、以下の2つを解説していきます。

    それぞれ見てきましょう。

    ルート1.消防官になる

    救急救命士の資格取得するための第1のルートは、消防官になることです。

    消防官になるには、 最低でも高校を卒業していなければなりません。

    高校卒業後、公務員試験と消防官採用試験に合格すると、消防官になることが可能です。

    消防官になるルートでは、救急救命士になるまで以下の4つのステップがあります。

    1. 消防士試験を受ける
    2. 救急隊員として5年または2000時間以上の実務経験を積む
    3. 救養成学校に入学する(半年)
    4. 救急救命士の国家試験を受験し、合格する

    そのため、まだ高校を卒業していない人は、高校を卒業するか、高卒認定試験を受けて、高卒の資格を得ましょう。

  • スポンサーリンク

  • ルート2.養成学校を卒業する

    救急救命士の資格取得するための第2のルートは、養成学校を卒業することです。

    救急救命士養成学校は、 4年制大学と、 修業年限が3年制の専門学校、2年制の専門学校の3つがあります。

    そのため、養成学校から救急救命士になる場合、まず高校を卒業し、そのあと養成学校に入学するのが一般的です。

    養成学校を卒業すると国家試験を受験することができ、合格すると救急救命士の資格を取得できます。

    資格取得後は、以下の3つのルートのいずれかを選択肢しましょう。

    1. 公務員試験を受け、消防官として採用される
    2. 救急救命センターや医療機関などに就職する
    3. 自衛隊に入隊する

    上記の3つのどれかに就職すると、救急救命士になることができます。

    3.救急救命士資格の試験内容

    ここからは救急救命士の試験内容について、以下の3つを解説していきます。

    それぞれ見てきましょう。

  • スポンサーリンク

  • 受験資格は6つ

    救急救命士の 受験資格は以下の6つのうちのいずれかを満たしている必要があります。

    1. 大学に入学することができる者であって、救急救命士養成所において、2年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得したもの。
    2. 大学若しくは高等専門学校、文教研修施設若しくは養成所において1年(高等専門学校にあっては、4年)以上修業し、救急救命士養成所において、1年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得したもの。
    3. 学校教育法に基づく大学(短期大学を除く。)において厚生労働大臣の指定する科目を修めて卒業したもの。
    4. 消防法に規定する救急業務に関する講習課程を修了し、5年(救急活動を行った時間が2,000時間に至った場合においては、それまでの間に救急業務に従事した期間)以上救急業務に従事した者であって、救急救命士養成所において、1年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得したもの。
    5. 外国の救急救命処置に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国で救急救命士に係る厚生労働大臣の免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣が①から④までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの。
    6. 法の施行の際(平成3年8月15日)現に救急救命士として必要な知識及び技能の修得を終えている者又は法の施行の際現に救急救命士として必要な知識及び技能を修得中であり、その修得を法の施行後に終えた者で、厚生労働大臣が①から⑤までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの

    参考:一般財団法人日本救急医療財団

    ちなみに、大学や高等専門学校に行く場合は、 以下の16科目を履修する必要があります。

    • 公衆衛生学
    • 解剖学
    • 生理学
    • 薬理学
    • 病理学
    • 生化学
    • 微生物学
    • 内科学
    • 外科学
    • 小児科学
    • 産婦人科学
    • 整形外科学
    • 脳外科学
    • 精神医学
    • 放射線医学
    • 臨床実習

    参考:一般財団法人日本救急医療財団

    試験科目は5つ

    救急救命士の 試験科目は以下の5つです。

    1. 基礎医学(社会保障・社会福祉、患者搬送を含む。)
    2. 臨床救急医学総論
    3. 臨床救急医学各論(一)(臓器器官別臨床医学)
    4. 臨床救急医学各論(二)(病態別臨床医学)
    5. 臨床救急医学各論(三)(特殊病態別臨床医学)

    参考:一般財団法人日本救急医療財団

  • スポンサーリンク

  • 難易度:合格率は80〜90%

    救急救命士試験の 合格率は80〜90%です。

    受験者のほとんどが合格できる試験であるため、難易度は低く、真面目に養成所で勉強していれば落ちることはありません。

    そのため、救急救命士の試験に合格したいなら、養成所の授業を真面目に受けることを心がけましょう。

    4.救急救命士の資格を取れる学校

    救急救命士の資格が取れる学校には、以下の4種類あります。

    1. 民間施設
    2. 防衛庁関係施設(養成対象は現役自衛隊のみ)
    3. 消防機関関係施設(養成対象は現役消防隊員のみ)
    4. 大学

    民間施設(専門学校)

    民間施設は全国に数十校ありますが、その中でも大都市圏に限定して、以下の6校を紹介します。

    民間施設や大学は実務経験を積むことなく資格を取得することができます。

    ただ、 年間100万円以上の学費がかかるデメリットも。

    防衛庁関係施設

    防衛庁関係施設は全国に以下の3校しかありません。

    防衛庁関係施設は、救急救命士資格を取得して自衛隊に入隊すると、自動的に入学することになります。

    消防機関関係施設

    消防機関関係施設は全部で以下の11校です。

    消防機関関係施設は、養成施設に入学するまで数年間の実務経験や研修を積まなければなりません。

    その代わり、消防機関関係施設は学費が無料なので、できるだけ学費を抑えたい人におすすめです。

    一般大学

    大学は全国に以下の7校あります。

    大学であれば 将来的に臨床救急医学の研究者になることができるので、研究の道を考えている人は大学に進むといいでしょう。

    しかし、大学は卒業までに4年かかるので、 研究の道を考えていないなら2年で卒業できる専門学校がおすすめです。

    5.資格取得後の進路

    ここからは救急救命士の資格取得後の進路について、以下の3つを解説していきます。

    それぞれ見てきましょう。

    消防署

    救急救命士の資格取得後の進路として 最も一般的なのは消防署への就職です。

    消防署に就職するには、各自治体の「消防官採用試験」を受ける必要があります。

    「消防官採用試験」に合格すると「消防官」に任官され、救急救命士として働くことができます。

    自衛隊・海上保安庁

    救急救命士の資格を取得したあと、 消防署の次に一般的な就職先は、自衛隊と海上保安庁です。

    自衛隊に入隊した場合、自衛隊病院に勤務し、最前線で負傷した自衛官の救急救命措置を行います。

    海上保安庁の救急救命士は「特殊救難隊」と呼ばれ、海での遭難などの海難救助を行うのが仕事です。

    民間の患者搬送事業所

    救急救命士の資格取得後、 民間の患者搬送事業所に就職するという方法もあります。

    民間の患者搬送事業所は「民間救急」と呼ばれ、公務員ではなく民間の事業者のもとで働くことになるのです。

    民間救急に勤務する例としては、東京スカイツリーの展望台の救護室に常駐している救急救命士が挙げられます。

    東京スカイツリーのような大規模施設や、大勢の人が集まるイベント会場で救急救命措置を行うのが仕事です。

    まとめ

    救急救命士になる方法は養成学校に通うか、消防官になって資格を取得する必要があります。

    国家資格は必ず取得しなければなりませんが、 試験の難易度は低いので真面目に頑張っていれば大丈夫です

    ぜひ、救急救命士の資格を取ってみんなの命を救ってください!

  • 3分で分かる!転職サービス診断

    1. 希望の勤務地は?

    2. 現在の年収は?

    3. 転職サービス


    4. こだわり条件

    最適度0%