『CAREER PICKS』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や支払いの有無が影響を及ぼすことはございません。 また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。
「働きながら税理士資格を取りたいけど、独学だと無理?」
「独学だったらどうやって勉強すれば良いの?」
と気になっている方も多いと思います。
予備校に通う時間や費用を出すのが難しい社会人にとって、独学で資格が取得できるならその方が負担が少ないですよね。
そこで本記事では、税理士試験に独学でも合格できるのか、また独学で勉強する際のアドバイスなどをご紹介します。
この記事を読めば独学で挑む税理士試験の難易度がわかりますので、予備校や通信講座を検討するか、独学をスタートさせるかの参考にしてください。
【独学が難しいなら「スタディング」の受講がおすすめ】
もし税理士の独学が難しいと感じたら、社会人に人気の通信講座「スタディング」の受講がおすすめです。
(引用:スタディング)
スタディングはスマホだけで勉強できるため、通勤・休み時間などのスキマ時間を利用して勉強することができます。
通信講座の中では費用が安く、最も安いコースなら59,950円から受講することが可能です。
独学に限界を感じたら、受講を検討してみましょう。
\まずは無料で資料請求!/
1.税理士の難易度は?必要な勉強時間とスケジュールの立て方
まずは税理士試験の難易度について押さえておきましょう。
数ある国家試験の中でも、税理士試験は三大国家試験(医師国家試験・司法試験・公認会計士試験)に並ぶほどの取得難易度とされています。
税理士試験合格のためには5科目で合格ラインを突破する必要がありますが、これは一度にクリアできなくても問題ありません。
1つの科目に合格すればその成績は一生保持できますから、「1年に1科目ずつ受験して5年かけて合格を目指す」という長期的なプランも立てることができます。
そのため時間がない社会人でも勉強計画が立てやすいと言えますが、長期的にモチベーションを維持する工夫や、不合格だった場合の軌道修正能力が求められる資格でもあります。
受験資格が必要
税理士試験は誰でも受験できるわけではなく、国税庁が定める受験資格をクリアしていないと、受験申し込みへ進むことができません。
主な受験資格としては、学識・資格・職歴による3種類があります。
学識による受験資格 |
|
---|---|
資格による受験資格 |
|
職歴による受験資格 |
|
(参考:税理士試験受験資格の概要|国税庁)
その他、海外の大学で「学識による受験資格」を満たした場合や、商工会・青色申告会で記帳指導事務に2年以上従事した場合には、個別に認定を受けることで受験資格を得られることがあります。
- 現在大学生→「学識による受験資格」②(大学3年次以上で、法律学または経済学を1科目以上を含む62単位以上を取得)をクリアできるように単位を調整
- 現在社会人→大学の卒業証明書を取り寄せて単位をチェックしたり、前職や現職の職歴が受験資格を満たせるかを確認
これから受験資格を満たそうと思った場合、税理士試験の必須科目でもある「簿記論」や「財務諸表論」の学習を兼ねて、「資格による受験資格」の簿記検定1級合格を目指すのもおすすめです。
5科目受かれば合格
税理士試験には、全部で11個の科目が用意されています。
そのうち必須科目・選択必須科目を含めた5科目で合格ラインを達成すれば、晴れて試験合格です。
具体的な科目の組み合わせは、以下の通りです。
必須科目(会計) |
|
---|---|
選択必須(税法) |
※2科目選択することも可能 |
選択科目(税法) |
※の科目はどちらか一方のみ受験可能 |
(参考:税理士試験の概要|国税庁)
選択科目については、大学で専攻した分野や実務で扱ったことがある分野、あるいは将来税理士になった際に専門としたい分野をイメージしながら選ぶといいでしょう。
ちなみに、予備校や通信講座で学習する場合、受講できる科目に制限があることも多いので注意してください。
合格率は約10〜20%
令和2年度の税理士試験結果では、5科目到達・一部科目合格を合わせた合格者数が5,402名、受験者数は26,673名となっており、合格率は20.3%です。
次の表は、令和2年度試験の科目別の受験者数・合格者数と、合格率を示したものです。
唯一「簿記論」のみ20%を超えていますが、全体としては1科目ごとに約10〜20%の合格率と考えていいでしょう。
区分/科目 | 受験者数 | 合格者数 | 2年度合格率 | (参考) 元年度合格率 |
---|---|---|---|---|
簿記論 | 10,757 | 2,429 | 22.6 | 17.4 |
財務諸表論 | 8,568 | 1,630 | 19.0 | 18.9 |
所得税法 | 1,437 | 173 | 12.0 | 12.8 |
法人税法 | 3,658 | 588 | 16.1 | 14.7 |
相続税法 | 2,499 | 264 | 10.6 | 11.7 |
消費税法 | 6,261 | 782 | 12.5 | 11.9 |
酒税法 | 446 | 62 | 13.9 | 12.4 |
国税徴収法 | 1,629 | 198 | 12.2 | 12.7 |
住民税 | 381 | 69 | 18.1 | 19.0 |
事業税 | 335 | 44 | 13.1 | 14.8 |
固定資産税 | 874 | 118 | 13.5 | 13.7 |
合計 (延人員) | 36,845 | 6,357 | 17.3 | 15.5 |
税理士試験では満点のうち6割の点数を取れば合格とされていますが、決して難易度が低いわけではないことがわかるはずです。
特に社会人の場合は、5科目一発合格を目指すのは現実的ではないでしょう。
税理士試験1科目ごとが1つの資格試験だと考えて、5つの試験を合格するイメージで勉強計画を立てることが重要です。
2.独学する場合の効率の良い勉強法
次に、税理士試験を独学で合格を目指す場合の勉強法についても紹介します。
あくまでも一例ですので、さまざまな勉強法を試しながら自分に合ったやり方を探してみることをおすすめします。
テキスト・参考書選びのポイント
参考書は、テキストと問題集がセットになっているとアウトプットしながら学べるのでおすすめです。
テキスト・参考書は、まず必須科目の「簿記論」と「財務諸表論」の2分野を揃えておきましょう。
おすすめは税理士の市販テキストとしてロングセラーのTACの参考書です。
【簿記論】
[itemlink post_id=”308654″] [itemlink post_id=”308655″] [itemlink post_id=”308656″] [itemlink post_id=”308657″]【財務諸表論】
[itemlink post_id=”308659″] [itemlink post_id=”308660″] [itemlink post_id=”308662″] [itemlink post_id=”308663″] [itemlink post_id=”308664″]「1日にどこまで進めればいいか」という学習ナビゲーションがついているため、学習計画も立てやすくおすすめです。
過去問の選び方・使い方
テキストと同様、過去問もTACがおすすめです。
[itemlink post_id=”308667″]テキストと同様にシリーズで販売されているので、必要な分野を購入しましょう。
過去問の使い方としては、本番の試験と同様に2時間の時間制限を設けて解いてみるのがベストです。
ただ、2時間まとまった時間を作ってみっちり問題を解くというのは、忙しい社会人にとっては難しいかもしれません。
試験直前まで過去問を手付かずで残しておきたい人もいるかもしれませんが、直前対策で手一杯になり、過去問が解けずに試験に臨むパターンは絶対に避けるべきです。
なので初めから過去問を1つの問題集として、早い段階で解き始めてしまうこともおすすめです。
ノートの使い方
税理士試験だけに言えることではないですが、問題を解いて間違えた部分だけをまとめた「間違いノート」を作っておけると直前対策にも役立ちます。
ただし、ノートづくりに時間をかけて勉強が進まないようなら意味がありませんから、あくまでも手間や時間は最低限にするべきです。
なので、間違えた問題はコピーして切り抜いてからノートに貼り付けたり、A4サイズのクリアホルダーにそのまま入れてストックしたりする方法をおすすめします。
おすすめ勉強サイト
税理士試験についてより詳しく学びたい場合や、参考になる勉強方法を知りたい場合には、税理士試験講座を提供している通信講座のページをチェックしてみることをおすすめします。
たとえばスタディングの税理士講座では、受講生ではなくともスタディングで採用されている合格メソッドを読むことができます。
ちなみにスタディングの合格メソッドでは、次の7つの原則が根底にあるそうです。
- 短期間で集中的に繰り返し記憶を定着させる
- 画期的な暗記法で効率よく覚える
- 税理士試験から逆算して勉強する
- スキマ時間を最大限活用して勉強時間を確保する
- 問題・過去問は教材の一つと割り切って解き方を覚える
- 試験本番を想定した練習をする
- 最後まで完走する
(引用:スタディング)
たとえスタディングを受講する気はなくとも、おおまかな勉強の流れやスケジュールの立て方などを参考にすると、独学の合格率を高めることができるでしょう。
3.試験科目別勉強法
続いて紹介するのは、試験科目別の勉強法についてです。
ここでは必須科目である簿記論と財務諸表論、それから選択必須科目の法人税法と所得税法の勉強の進め方を取り上げていきます。
簿記論
簿記論の目安となる勉強時間は約450時間、出題される問題の大半が計算問題となります。
簿記論は全科目の中でトップクラスに難しいと言われる科目でもあり、2時間の制限時間内に解き切れるかが1つのハードルになっています。
全問正答するのは現実的ではありませんから、素早く計算することはもちろん、解ける問題を判断する取捨選択能力も必要になってきます。
できれば問題集を解く際にも、「この1問を解くのにどれくらいの時間がかかりそうか?」という推測を立てながら解答時間を把握していけるといいでしょう。
財務諸表論
財務諸表論の目安となる勉強時間は約450時間、計算問題と理論問題が半々ずつ出題されます。
簿記論で学んだ実務処理の方法を、財務諸表論の理論と組み合わせて、実際の決算書などを作成していくことになります。
ですので、簿記論と財務諸表論はなるべく同時に勉強することが効率的です。
基礎知識がない状態からのスタートであれば、まずは簿記検定の3級〜2級から学び始めて、簿記論と財務諸表論に移っていくことがおすすめです。
法人税法
法人税法の目安となる勉強時間は約600時間、計算問題と理論問題が半々ずつ出題されます。
ボリュームが多く覚えるべき知識も多い科目なので、まずはテキストの内容を頭に叩き込んで、理論を固めておくのが推奨されます。
計算問題では簿記の知識も必要になりますから、簿記論や財務諸表論を学んだ後に取りかかるといいでしょう。
なお、実務ではこの法人税法の知識が使われるシーンが非常に多いので、選択必須科目ではありますがぜひ合格を目指したいところです。
所得税法
所得税法の目安となる勉強時間は約600時間、計算問題と理論問題が半々ずつ出題されます。
法人税法と並んでボリュームが大きく、難易度も高めとなっています。
こちらも簿記の知識が問われますから、いきなりこの科目から手をつける必要はないでしょう。
法人税法は会社の納税に関わる科目であり、所得税法は個人の納税に関わる科目になります。
そのため個人向けの税理士を目指す場合には、ぜひ合格しておきたい科目です。
4.完全独学が難しいなら「通信講座」がおすすめ
税理士資格の合格目安として、勉強時間は3,000時間。
1科目1年で合格を目指すなら、5年間にわたりモチベーションを維持する工夫も必要…。
それが税理士資格を独学するために必要な条件ですから、「自分には厳しい」と感じる方も少なくないはずです。
「だからといって、予備校に通う時間もお金もない…」という方には、間をとって「通信講座を受ける」という方法もおすすめしたいです。
特におすすめなのは、次の2つの通信講座です。
おすすめ通信講座 | 特徴 |
---|---|
スタディング |
|
クレアール |
|
スキマ時間に勉強したいなら「スタディング」
(引用:スタディング)
スタディングは中小企業診断士や宅建士などのビジネス系に強い通信講座です。
税理士講座は簿財2科目+選択科目4つ分が用意されており、所得税法や住民税、事業税などの科目は非対応。
スタディングはスマホを使ったビデオ講義や暗記ツールなどに定評があり、スキマ時間で学習しやすいことが大きな特徴となっています。
本日、唐突に税理士試験を開始!!
教材はSTUDYING
TACの独学道場と悩みましたが、平日の仕事を考えると、細切れの時間にスマホで勉強できるSTUDYINGにしました。
簿記単独はなく簿財の受講ですが、簿記だけ淡々とやっていきたいと思います。— らーめんマン (@ramen_man_26) October 24, 2021
「机に座って勉強する時間を最小限にする」ことをコンセプトに掲げており、忙しい社会人にとっては最適な講座となるでしょう。
ただし紙のテキストは別売となっているので、冊子版のテキストが必要な方はご注意ください。
運営会社 | KIYOラーニング株式会社 |
---|---|
講義スタイル | 通信講座(オンラインで完結) |
コースと価格 |
|
支払い方法 | クレジットカード(一括、分割、リボ)、コンビニ支払、銀行振込、ペイジー支払、ローン(分割払い) |
テキスト | Web(紙のテキストには別途料金が必要) |
詳しくは「スタディング税理士講座は受からない?リアルな評判・口コミやお得なキャンペーンを紹介」をご覧ください |
\まずは無料で資料請求!/
効率的に勉強したいなら「クレアール」
(引用:クレアール)
クレアールといえば、公認会計士講座や簿記講座に定評がある通信講座です。
特にコスパの良さが高く評価されており、多くの資格講座で大手予備校よりも圧倒的な低価格を実現しています。
こちらは科目ごとのコースに申し込むのではなく、2年や3年単位で5科目の合格を目指すコースが用意されています。
なお、クレアールで受講できる選択科目は「消費税法」「法人税法」「相続税法」の3つのみ。
スタディングと同じく、所得税法や住民税、事業税などの科目は受けられませんのでご注意ください。
受講できる科目が少ないのはデメリットでもありますが、科目選びに迷わずにすむメリットがあるとも言えます。
運営会社 | 株式会社クレアール |
---|---|
講義スタイル | 通信講座(オンラインで完結) |
コースと割引後価格(一部) |
|
支払い方法 |
クレジットカード、コンビニ(番号通知)、 |
テキスト |
冊子版テキスト+Web(PDF) |
\まずは無料で資料請求!/
5.税理士独学のメリット・デメリット
「通信講座もいいけど、独学も捨てがたいし…」と、どうしても迷ってしまう方向けに、税理士試験を独学で勉強するメリット・デメリットも紹介しましょう。
通信講座を選ぶか、独学を選ぶかの参考にしてみてください。
メリット
独学の一番のメリットは、費用を抑えられることにあります。
たとえばTACや資格の大原などの大手予備校に通うと、5科目トータルで70万円以上の費用がかかるのが普通です。
通信講座でも最低20〜30万円程度の費用は必要。
教材をどれだけ揃えるかによりますが、独学なら1科目あたり2万円、5科目で10万円程度に抑えられますから大幅な節約になります。
また、予備校や通信講座のように「コースが受けられる2年以内に合格しなければならない」といったプレッシャーもなく、自分のペースで学習できるのも魅力です。
デメリット
税理士試験を独学する一番のデメリットは、モチベーションの維持が困難なこと。
特に5科目合格に5年費やすような場合、毎日簿記や会計、税金について勉強し続けることに挫折してしまうパターンが多くあります。
独学だと勉強仲間も作りにくいので、互いに励まし合えるような相手を作りにくいのもデメリットです。
また、効率的な勉強法もイチから学ぶ必要がありますから、予備校や通信講座を利用するよりも学習時間が増加する可能性が高いです。
6.税理士試験に独学で挑戦する際のアドバイス
1.徹底したスケジュール管理をする
税理士試験に独学で合格するためには、長期的な視点でスケジュール管理することが必要です。
たとえば5年後の5科目合格をゴールにするとして、4年後までに何をすべきか、3年後までに何をすべきか…というように、ゴールから逆算して計画を立てていきましょう。
まずは簿記論・財務諸表論を優先して勉強して、3年目から選択科目に移っていくなど、科目の勉強順序も決めておくのがベターです。
簿記論・財務諸表論であれば、模試やアウトプットの場として、簿記検定1級を受験してみるという方法もおすすめです。
2.モチベーションを維持する工夫をする
資格試験の独学は、とにかくモチベーションを落とさないことが勝負です。
よくあるテクニックとして、家族や友人に「税理士試験を受ける」と宣言して、後に引けない状況を作る方法があります。
あるいは会計事務所や税理士法人に就職・転職してしまって、補助業務に携わって受験資格を満たしつつ、勉強へのモチベーションを高めるのもおすすめです。
定期的に合格者体験記に目を通したり、これまでの学習に費やしてきた費用や時間を見える化するなどして、モチベーションを高める工夫を取り入れましょう。
3.勉強法をこまめに修正する
資格試験の勉強法にはさまざまな種類がありますし、向き不向きも存在します。
特に勉強を開始して初期の頃は、できるだけ多くの勉強方法を試して自分に合ったものを探し出すといいでしょう。
ただし中盤以降は1つの勉強法に固めてしまって、勉強法について悩む時間を学習に費やすことがおすすめです。
ノートに手書きがいいのか、音読がいいのか、人に教えるのがいいのか、テキストに書き込むのがいいのか。
いろんなやり方を実践してみて、一番肌に合いそうなものを選び抜きましょう。
4.自分にあった科目を選択する
通信講座や予備校の場合、学習できる科目に制限があることがほとんどです。
一方で独学の場合は、通信講座や予備校で扱っていないマイナーな科目を選べるのも強み。
たとえば選択科目の「酒税法」などは、お酒好きな方ならもしかしたら興味を持って学習できて勉強効率もアップするかもしれません。
一度各科目のテキストを立ち読みしてみて、自分が少しでも興味を持って学べそうなものを選択するといいでしょう。
ただし、中盤以降での科目変更は大幅なロスになりますから、一度決めた科目はなるべく変更しないように注意してください。
まとめ
税理士試験は独学でも取得することは可能ですが、お金をかけない代わりに勉強時間が増加しがちになるやり方でもあります。
モチベーションの維持もかなり困難になってきますから、できれば通信講座などを併用することをおすすめします。
気になるサービスがあれば、まずは無料で資料請求してみて独学するかどうかの判断に役立ててください。
おすすめ通信講座 | 特徴 |
---|---|
スタディング |
|
クレアール |
|