通訳に資格は必要?役立つ3か国語の資格や試験の内容を解説

Business Team Conversion Talking about work after they go to conference. Business Concept.
資格

異なる言語を翻訳する「通訳」。

「通訳者になるためには、資格が必要なの?」と疑問に感じていませんか?

通訳をするために資格は不要ですが、仕事の場で役立つケースも多いです。

本記事では、通訳に役立つ外国語の検定・資格を紹介します。

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1.通訳に資格は必要?

結論からお伝えすると、通訳をするために資格は必要ありません。

資格がなくとも、 業務や日常生活で通訳をすることは可能です。

基本的に不要だが資格があることで役立つことも多い

通訳に資格は不要ですが、語学に関する資格があることで役立つことは多いです。

「通訳を任せられるかどうか」の判断基準となるのが資格。

資格があることで「2級に合格できるレベルのスキルを持っている」「1級に合格できるコミュニケーション能力がある」など、 語学力を判断する指標となります。

また、グローバル化が進む社会において、語学力があることは評価されやすい傾向にあります。

資格取得は自身のスキルアップになるだけでなく、転職・就職時にも役立ちますよ。

では、通訳に役立つ資格にはどのような種類があるのでしょうか?

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  • 2.通訳に役立つ資格の種類一覧

    本記事で紹介する資格は、以下の通りです。

      資格・検定名 概要
    英語
    • 社会人が多く受験する検定
    • 級ではなく獲得スコアで能力を評価
    • 通訳のスキルに特化
    • ビジネスシーンで実用可能
    • 7つの級がある
    • 試験は4つの技能で構成
    韓国語
    • 大韓民国政府認定
    • 70か国以上で実施
    中国語
    • 中国政府公認
    • コミュニケーション能力に特化

    次の章からは、それぞれの資格について詳しく解説していきます。

    3.通訳に役立つ英語の資格

    この章では、以下の 英語の資格について解説します。

    世界でもっとも多く使われている「英語」を身につけることで、通訳スキルをぐっと伸ばすことができますよ。

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  • TOEIC

    TOEICは、「ETS」というアメリカの非営利団体が実施しているテスト。

    日常やビジネスシーンでの「 英語でのコミュニケーション能力」を評価します。

    TOEICにはいくつか種類がありますが、ここではもっともメジャーな「TOEIC Listening & Reading Test」についてチェックしていきましょう。

    試験の概要

    対象・受験資格 特になし
    試験内容
    • リスニング
    • リーディング

    ※テストはすべて英文で構成

    合格基準

    なし

    10~990点の「スコア」で評価

    合格率
    受験料 5,725円
    公式サイト TOEIC Program

    TOEICには、合格・不合格という概念はありません。

    得点したスコアによって、英語でのコミュニケーション能力を評価するのです。

    通訳を目指すのであれば、800点以上のスコアを目指しましょう。

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    ビジネス通訳検定(TOBIS)

    ビジネス通訳検定(TOBIS)は、特定非営利活動法人「通訳技能向上センター(CAIS)」が実施しています。

    ビジネスのシーンにおける 通訳スキルをはかる試験なので、「企業内通訳者としての実力を高めたい」という方にもおすすめです。

    試験の概要

    対象・受験資格

    <逐次通訳試験>

    • 通訳を目指して勉強中の人
    • 通訳業務経験者

    <逐次通訳試験・同時通訳試験>

    「通訳を目指して勉強中」「通訳業務経験者」に該当し、以下のいずれかに該当する人

    • 同時通訳実務経験2年以上
    • 同時通訳専門訓練を修了

    <同時通訳試験>

    • 過去2年間以内に2級を取得した人
    試験内容

    <逐次通訳試験(録音)>

    逐次通訳の技術、ビジネス上でよく使われる英語の語彙力・ビジネスの基礎知識など

    ※判定:2~4級

    <同時通訳試験(録音)>

    同時通訳の技術、ビジネス上でよく使われる英語の語彙力・ビジネスの基礎知識など

    ※判定:1級

    各級のレベルと合格基準

    <4級>

    通訳スキルともに認定基準に達していない

    <準3級>

    一般的な内容をおおまかに捉え、伝達できる

    <3級>

    社内会議等において、要点を掴んで逐次通訳を行うことができる

    <2級>

    逐次通訳の基礎ができており、ビジネス通訳者として適切なレベルにある

    <1級>

    逐次通訳の技術が十分あり、同時通訳にも対応できる

    受験料
    • 逐次通訳試験:8,000円
    • 同時通訳試験:8,500円
    • 両方受験:16,000円
    公式サイト CAIS 通訳技能向上センター

    ビジネスシーンを想定して試験を実施。

    実際に通訳を行い、等級を判定します

    試験後は判定者によるフィードバックもあるので、今後の課題をしっかり把握できますよ。

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  • 実用英語技能検定

    実用英語技能検定は、公益財団法人「日本英語検定協会」が実施しています。

    いわゆる「英検」と呼ばれる検定です。

    試験は 「読む」「聞く」「話す」「書く」という4技能のバランスを重視し、構成されています。

    試験の概要

    対象・受験資格 特になし
    試験内容
    • 筆記(すべての級)
    • リスニング(すべての級)
    • 面接(3級以上)
    各級のレベル
    • 5級:中学初級程度
    • 4級:中学中級程度
    • 3級:中学卒業程度
    • 準2級:高校中級程度
    • 2級:高校卒業程度
    • 準1級:大学中級程度
    • 1級:大学上級程度
    合格基準

    <一次試験>

    リーディング・リスニング・ライティングの3技能の合算スコアで合否を判定

    • 5級:419点以上
    • 4級: 622点以上
    • 3級: 1103点以上
    • 準2級: 1322点以上
    • 2級: 1520点以上
    • 準1級:1792点以上
    • 1級:2028点以上

    <二次試験(面接)>

    スピーキングのスコアで合否を判定

    • 3級: 353点以上
    • 準2級: 406点以上
    • 2級: 460点以上
    • 準1級: 512点以上
    • 1級: 602点以上

    ※4~5級は二次試験なし

    受験料
    • 5級:2,500円(準会場:2,000円)
    • 4級:2,600円(準会場:2,100円)
    • 3級:3,800円(準会場:3,400円)
    • 準2級:5,200円(準会場:4,800円)
    • 2級:5,800円(準会場:5,400円)
    • 準1級:6,900円
    • 1級:8,400円

    ※準1級・1級は本会場のみでの実施

    公式サイト 公益財団法人 日本英語検定協会

    幅広い級があるため、チャレンジしやすい検定です。

    履歴書に書いて評価されるのは、2級から。

    仕事で役立てたい場合は、2級以上の取得を目指しましょう

    また、通訳に役立てたい場合は準1級以上の取得をおすすめします。

    4.通訳に役立つ東アジア言語の資格

    この章では、以下の 東アジア言語の資格について解説します。

    東アジア諸国との交流が多い現代社会において、韓国語・中国語に関する資格があることは強いアピールポイントとなりますよ。

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  • 韓国語能力試験(TOPIK)

    韓国語能力試験(TOPIK)は、公益財団法人「韓国教育財団」が実施しています。

    大韓民国政府が認定しており、 世界70か国以上で行われています

    試験の概要

    対象:受験資格 特になし
    試験内容

    <Ⅰ(1~2級)>

    • 聞き取り
    • 読解

    <Ⅱ(3~6級)>

    • 聞き取り
    • 読解
    • 書き取り
    各級のレベル
    • 1級:生活に必要な基礎的な言語を駆使できる
    • 2級:日常生活に必要な言語や公共機関での会話ができる
    • 3級:日常生活を問題なく過ごせ、社会的関係を維持するための言語を使用できる
    • 4級:社会的関係を維持するための言語・一般的な業務に必要な言語を使用できる
    • 5級:専門分野において必要な言語をある程度理解し、使用できる
    • 6級:専門分野において必要な言語を正確かつ流暢に使用できる

    ※級が上がるにつれ、レベルが上がります

    合格基準

    <Ⅰ(1~2級)>

    • 1級:80点以上
    • 2級:140点以上

    <Ⅱ(3~6級)>

    • 3級:120点以上
    • 4級:150点以上
    • 5級:190点以上
    • 6級:230点以上
    受験料
    • Ⅰ(1~2級):3,500円
    • Ⅱ(3~6級):4,000円
    公式サイト 韓国教育財団

    勉強中に 普段使用しない単語に触れることで、語彙力を鍛えることができます。

    また、大韓民国政府が認定する唯一の試験であるため、就職や転職時にも評価されやすいですよ。

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    中国語資格(HSK)

    中国語資格(HSK)は、中国政府教育部の直属の機関である「孔子学院总部/国家汉办」が実施しています。

    中国政府公認の試験によって評価された成績は、 中国や日本はもちろん世界中で活用可能です。

    試験の概要

    受験資格 中国語を母国語としていない人
    各級のレベル

    <筆記試験>

    • 1級:中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解し、使用できる
    • 2級:身近な話題について簡単で直接的な交流ができる
    • 3級:生活・学習・仕事などの基本的なコミュニケーションがとれる
    • 4級:幅広い範囲の話題について、コミュニケーションできる
    • 5級:中国語の新聞・雑誌が読め、映画やテレビを鑑賞できる
    • 6級:中国語の情報を不自由なく理解でき、自分の意見などを表現できる

    ※級が上がるにつれ、レベルが上がります

    <口頭試験>

    • 初級:日常会話を聞き取り、表現することができる
    • 中級:中国語を母語とする人と流暢にコミュニケーションできる
    • 高級:自分の意見などを流暢に表現できる
    試験内容

    <筆記試験>

    • 聞き取り(すべての級)
    • 読解(すべての級)
    • 作文(3級以上)

    <口頭試験>

    • 初級:復唱・聞き取り・読み取り
    • 中級:復唱・絵を見て話す・読み取り
    • 高級:要約・朗読・読み取り
    合格基準

    <筆記試験>

    • トータル6割以上得点

    ※5級以上は成績報告に合格の表記なし・獲得スコアのみ表記

    <口頭試験>

    • トータル6割以上得点
    受験料

    <筆記試験>

    • 1級:3,672円
    • 2級:4,752円
    • 3級:5,184円
    • 4級:6,264円
    • 5級:7,992円
    • 6級:9,504円

    <口頭試験>

    • 初級:4,752円
    • 中級:5,832円
    • 高級:7,344円
    公式サイト 中国語検定:世界で一番受けられているHSK【中国政府認定資格】

    コミュニケーション能力をはかることに特化しているため、実用性があります。

    日常生活・ビジネスシーンなど、さまざまな場面で役立てることができるでしょう。

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  • 5.通訳案内士(通訳ガイド)になるには資格が必須

    記事の冒頭で「通訳をするために資格は不要」とお伝えしましたが、 「通訳案内士」になるためには資格が必須です。

    全国通訳案内士試験

    通訳案内士は、日本を訪れた外国人に対してガイドをする職業。

    外国語の高いスキルが求められるため、試験に合格して「 全国通訳案内士」の資格を取得する必要があります。

    試験の概要

    受験資格 特になし
    試験内容

    <筆記試験>

    • 外国語(10か国語から1つ選択)
    • 日本の地理
    • 日本の歴史
    • 一般常識
    • 通訳案内の実務

    <口述試験>

    • 通訳案内の業務を擬似的に実施
    合格基準
    • 外国語:70点
    • 日本の地理:70点
    • 日本の歴史:歴史:70点
    • 一般常識:30点
    • 通訳業務の案内:30点
    • 口述試験:原則として7割以上得点
    受験料 11,700円
    公式サイト 日本政府観光局(JNTO)

    全国通訳案内士試験の、合格率は15~20%。

    難易度が高い試験なので、 時間をかけてゆっくり勉強することをおすすめします

    また、基礎的な語学力があることが前提なので「語学力に自信がない」という方は、まず別の資格・検定にチャレンジしてみることも手段ですよ。

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    資格なしでもガイドすることは可能

    2018年1月に通訳案内士法が改正され、資格なしでも有償でガイドを行うことができるようになりました。

    しかし、 資格を所持していない場合「全国通訳案内士」「通訳ガイド」などと名乗ることはできません

    通訳案内士という職業に就きたい場合は、資格を取得する必要があります。

    資格なしでガイドができるようになったとはいえ、「通訳案内士」という肩書きの信頼度はとても高いです。

    訪日客が増加する中、「全国通訳案内士」の資格があることは就職・転職の強みとなるでしょう。

    通訳ガイドとしてフリーで働きたい人や、旅行代理店への就職を目指している人におすすめの資格です。

    6.資格取得のためのおすすめ通信講座3選

    仕事や、家事・育児をしながら資格を取得するのに欠かせないのが通信講座です。

    ここでは、 キャリアピックスおすすめの通信講座を3つご紹介します

    それぞれの通信講座の特徴を、順にご紹介します。

    ①財務・法律系の国家試験に強い「クレアール」

    資格難易度 クレアール
     
    クレアール」は、1998年設立の資格教育機関です。
     
    公認会計士、税理士、司法書士といった財務・法律系に特に力を入れています。
     
    「クレアール」は、Webに特化した通信学習の専門スクールのため、忙しい方でも時間を効率的に使うことができます。
     
    また、独自の学習法である「非常識合格法」は、勉強時間を圧倒的に減らせるという点で注目されています。
     
    合格に必要な学習範囲だけを徹底的に習得することで、勉強時間は圧倒的に減らすことが可能になるのです。
     

    ②事務系・美容や健康など女性向け資格なら「たのまな(ヒューマンアカデミー)」

    資格難易度 たのまな 資格難易度 たのまな

    たのまな」は、ヒューマンアカデミーが運営する通信講座です。

    『たのしい未来へ導く、学びサポーター』 というコンセプトから、「たのまな」という名前が付けられています。

    事務系はもちろん、女性ならではの美容系やフード系の講座も充実しています。

    「たのまな」の講座は、基本的にテキストとDVDが中心です。

    ただし、学習教材や学習方法は講座によって異なるため、まずは希望の講座ホームページを確認しましょう。

    また、同じ資格取得を目指す者同士のコミュニティがあったり、最寄の校舎でサポートを受けることの出来るコースがあるのも嬉しいポイントです。

    質問無制限、受講延長制度などのサポートも利用者からの評価が高い通信講座です。

    ③教員など公務員資格に強い「東京アカデミー」

    資格難易度 東京アカデミー 資格難易度 東京アカデミー

    東京アカデミー」は、全国に75拠点あり、25万人以上が受講している通学・通信講座最大手です。

    「東京アカデミー」では、公務員をはじめ、教員や看護師の採用・資格試験対策の講座を中心に行っています。

    DVDやWEB講義中心の通信講座が多い中、「生」講義にこだわっていることが大きな特徴のひとつです。

    大手ならではのノウハウと、資格に応じた対策と指導ができることが「東京アカデミー」の強味と言えるでしょう。

    まとめ

    通訳を行う際に、資格は不要。

    しかし、 資格や検定に合格することで自分の語学力をアピールできます

    実践的な語学力を高めたい場合は、ぜひ試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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    1. 希望の勤務地は?

    2. 現在の年収は?

    3. 転職サービス


    4. こだわり条件

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