最終更新日:2021/01/19
病院は薬剤師の職場のなかでも人気が高い転職先ですが、年収が低かったりとデメリットも少なくありません。
「病院への転職を検討しているけど、いざ働きだして後悔しないか不安」と悩んでいる方も多いでしょう。
後悔を防ぐためには、あらかじめ病院薬剤師の仕事事情や注意点を把握しておくことが大切です。
そこで本記事では、病院薬剤師の特徴や転職を成功させるコツを解説します。
本記事を読めば、「本当に病院へ転職すべきか」判断できるはずですよ。
記事後半では、病院選びのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
気になる項目をクリック
1.まず確認!病院薬剤師と調剤薬局薬剤師の違い
病院薬剤師と調剤薬局薬剤師は、業務内容に違いがあります。
どのような違いがあるのか、以下の表で確認してみましょう。
病院薬剤師 | 薬局薬剤師 | |
---|---|---|
院内製剤業務 | ○ | △ |
注射調剤混合調整 | ○ | △ |
救命救急業務 | ○ | × |
チーム医療 | ○ | △ |
治験業務 | △ | × |
病棟薬剤業務 | ○ | △ |
在宅業務 | △ | △ |
夜勤・当直 | ○ | △ |
病院薬剤師の業務は、薬局では経験できないもが多いため「スキルアップしたい」「知識を深めたい」と病院への転職を志す人が多いです。
また、病院には慢性期病院と急性期病院があり、業務内容が異なるのであらかじめ確認が必要です。
慢性期病院と急性期病院の違いについては、記事後半の「ポイント3.自分に向いている病院の種類を確認する」でご紹介しますので、参考にしてみてください。
2.病院薬剤師の事情!転職前に知っておきたいデメリットまとめ
薬局ではできない経験を積めるのが、病院薬剤師の大きなメリット。
しかし、病院への転職にはいくつかのデメリットがあります。
入職後の後悔を防ぐためには、あらかじめデメリットを把握しておくことが大切。
ここでは、「転職前に知っておきたい病院薬剤師のデメリット」をご紹介します。
デメリット1.給与は下がる可能性が高い
病院に転職する場合のデメリットとして、まず挙げられるのが「年収の低さ」です。
以下は、転職サイト「マイナビ薬剤師」が保有している求人の平均年収を比較した表です。
ドラッグストア | 512.5万円 |
---|---|
調剤薬局 | 488.3万円 |
病院 | 434.6万円 |
(出典:薬剤師の平均年収(給料)はいくらぐらいですか?|マイナビ薬剤師)
病院勤務の薬剤師は、調剤薬局、ドラッグストアと比較し、年収が低めであることが分かります。
病院は、最先端の医療を学ぶことができますし、他職種とのチーム医療の中で、やりがいを見いだすこともできます。
しかし年収面では、「夜勤があるにも関わらず年収が低い」「業務量に対し、年収が割に合わない」と不満を持つ薬剤師も少なくありません。
仕事のやりがいと年収のどちらを取るかは難しい問題ですが、年収の高さを重視したいのであれば、病院勤務以外への転職がおすすめです。
デメリット2.夜勤などによりプライベートが犠牲になりやすい
入院施設のある総合病院の多くは、夜勤があります。
例えば救急医療を受け入れている急性期病院では、夕方17時ころから出勤する「夜勤」、朝から出勤して翌朝から昼まで働く「当直業務」などがあります。
特に病院薬剤師の職員数が少ない場合、週に入る夜勤数が増えてしまうことも多いため、プライベートが犠牲になりやすいです。
「月に夜勤が3回もあり、家庭との両立が難しい」と悩む人も少なくありません。
病院薬剤師に転職する際には、夜勤があり、家庭への影響が大きくなることを考慮しておきましょう。
デメリット3.求人倍率・転職難易度が高い
病院薬剤師の求人は、倍率が高い傾向があります。
これは「病院薬剤師の求人が新卒採用メイン」であることが大きな要因。
定期採用がほとんどで、中途採用は欠員が出た時などにしか行われないところが多いため、必然的に倍率が高くなってしまいます。
特に急性期病院は、先進医療を学びたいなどスキルアップのために転職を目指す人も多いので、人気が高いです。
「書類審査にすら通らない」「内定がなかなかもらえない」と悩むケースも少なくありません。
急性期病院は以下のように、転職に苦戦するツイートが多いです。
転職しようと頑張っているが年齢制限を超えていると断られ続けている。挑戦に年齢は関係ない。生涯学習で生涯成長だと普通に聞いて生きてきたけど
違う。急性期病院は若い人の働く場で中年は慢性期病院となっているようだ。— fly (@fly29723621) October 14, 2020
慢性期病院は比較的倍率が低いケースもあるのでおすすめ。
「急性期病院では内定を得られなかったけど、慢性期病院で無事内定を獲得できた」という方も多いですよ。
「〇ケ月以内に急性期病院の内定が出ない場合は、慢性期病棟でのキャリアアップを目指す」などと事前に決めておくと、転職できないリスクを最小限に抑えられるでしょう。
デメリット4.薬剤師の地位が低い病院もある
一概には言えないですが、中には薬剤師の地位が低い病院もあります。
医師、看護師と比較し、立場が低く、ひどい扱いを受けることもあるのです。
忙しい時間帯に、薬の準備をせかされたというツイートも見かけました。
#みんなで医療の働き方会議
調剤をしているときに鳴る問い合わせの電話。それに対応していたら、薬はまだですか?と急かされる。自分のペースで仕事ができない。
定時過ぎても止まらない処方箋。
みんな残業してるから、病院は給料安いから、どこも人手不足だから。— あんこ@薬剤師 (@anko_pharmacist) November 23, 2020
「看護師が、薬の準備はまだ?としつこく催促してくる」「忙しい時間帯に、急いで薬を持ってきてと強く言われた」というケースも少なくありません。
入職後に嫌な思いをしないためには、あらかじめ職場見学で病院の雰囲気を把握しておくことが大切。
チーム医療の一員として気持ちよく働ける環境であるか、事前にリサーチしておきましょう。
3.病院薬剤師に転職するメリット
病院薬剤師には、複数のデメリットがあることをお伝えしました。
しかし、病院薬剤師には、他の業種にはないメリットもあります。
メリット、デメリットを総合的に把握し、「病院に転職すべきか」検討することが大切。
ここでは、「病院薬剤師に転職するメリット」について解説します。
メリット1.チーム医療を経験できる
病院薬剤師では、薬局ではなかなか経験できない「チーム医療」を経験できます。
医師・看護師・薬剤師をはじめ、様々な職種のスタッフがチームとなり、患者のケアにあたる「チーム医療」は病院薬剤師だからこそできる経験。
「栄養士から薬と食欲不振との関連性について質問された」「医師から患者の疼痛コントロールについて相談された」など薬剤師として活躍できるケースは多々あります。
チームのなかで薬剤師として発言・アセスメントすることに対し「やりがいがある」と感じる人も多いでしょう。
メリット2.高い専門性や知識を身につけられる
病院勤務では、高い専門性や知識を身につけられます。
医師・看護師・臨床検査技師などとの勉強会・カンファレンスにより、患者の状況をより深く共有できるためです。
医師の見解を見解を詳細に聞くことで、病気や薬についての知識をさらに深めることができるでしょう。
「カンファレンスで、画像や心電図の解説をしてもらえて疾患に関する理解が深まった」などが例としてあげられます。
高度な専門性を高めたいのであれば、病院への転職を検討してみてはいかがでしょうか?
メリット3.患者とより深く関われる
病院では、患者と深く関われ、踏み込んだ治療介入ができるのが魅力の一つです。
病院では、入院から退院まで継続して患者をフォローできるためです。
「ベッドサイドで患者の痛みを確認し、鎮痛薬の調整ができた」「嘔気症状のある患者の薬剤の調整を行った」など、深く治療に関わることでやりがいを感じる人は多くいます。
入院から退院まで密に関わり、痛みを和らげたり薬の不安を払拭するなどして患者から信頼され、喜びを感じられるケースもあるでしょう。
患者と深く関わり、やりがいを持って専門性を発揮したいのであれば、病院薬剤師を目指してみると良いでしょう。
4.【結論】病院薬剤師に向いているのはこんな人!
ここまでの情報を踏まえると、病院薬剤師への転職は以下のような方におすすめです。
- 病院薬剤師しか経験できない「やりがい」を求めている人
- 夜勤や残業が苦ではない人
- 収入よりも「勉強できる環境」や「スキルップ」を重視する人
やりがいが大きい病院薬剤師ですが、業務に関しては負担が大きくなる可能性が高いです。
場合によっては、夜勤や残業により、プライベートを犠牲にしなければならない場面もあるので仕事と家庭を両立したいという方には、あまりおすすめできません。
だだ、病院薬剤師になることで、「チーム医療の中で、治療薬の提案をする」「入院から退院まで密に関わる」など他ではできない経験を積めます。
「薬剤師としてキャリアを積みたい」「チーム医療に携わりたい」という方は、病院薬剤師を目指してみてはいかがでしょうか?
5.病院薬剤師への転職を成功させるコツ
病院へ転職したいけれど、「内定をもらえるか不安」という方もいますよね。
難易度が高い病院薬剤師の転職を実現するためには、いくつかのコツを押さえておくことが大切です。
ここでは、「病院薬剤師への転職を成功させるコツ」を解説します。
コツ1.妥協できる条件を見つける
病院へ転職する際は、ある程度妥協する必要があります。
病院薬剤師は競争率が高い傾向にあり、人気の病院の内定を獲得するのは非常に困難だからです。
スムーズに内定を獲得するためには、妥協できるポイントを見つけることも大切です。
たとえば「夜勤が多くても大丈夫」「年収が下がっても大丈夫」など。
妥協できるポイントが分からない場合は、希望条件に優先順位をつけて並べてみることをおすすめします。
譲れない条件を決め、それ以外の部分は妥協することも視野に入れましょう。
コツ2.比較的転職しやすい中小・慢性期病院を狙う
スムーズに病院に転職するためには、比較的転職しやすい中小・慢性期病院を狙うのがおすすめです。
病院薬剤師で専門性を高めるためには大病院への転職を希望したいところですが、大病院は倍率が高め。
大病院への転職は難易度が高いため、あえて「中小病院」を狙うことも手段です。
また、「急性期病院」は倍率が高いことが多いため、「慢性期病院」への転職も視野に入れると良いでしょう。
以下のように、薬剤師転職のポイントを紹介したツイートも見られました。
✅薬学部/薬剤師就活/転職のポイント
●就活のポイント大企業ばかり応募しない
大企業はライバルの質と量が高い
求められるレベルも高い
大企業・大病院のみを応募すると内定が1つもなくなるかもしれない
精神に悪いので、中小企業・薬局も応募しよう#はくいメモ
— 白衣@薬学部助教/薬の就活転職研究室主宰 (@HakuiLabo) May 10, 2020
実際に、「大病院では内定を得られなかったけど、中小病院で無事内定を獲得できた」という方も多いです。
病院への転職に自信がない場合は、競争率の低い中小・慢性期病院への転職を検討してみましょう。
急性期病院と慢性期病院の違いに関しては、記事後半の「ポイント3.自分に向いている病院の種類を確認する」を参考にしてみてください。
コツ3.できるだけ小まめに求人をチェックする
病院への転職を成功させるためには、小まめに求人をチェックしておくのがおすすめです。
病院薬剤師は、定期採用がほとんどで、中途採用は欠員が出た時などにしか行われないところが多いためです。
「1か月前にはなかったのに、急遽求人が出ている」というケースも少なくありません。
小まめに求人をチェックする時間がないという場合は、転職サイトを利用するのがおすすめ。
転職サイトを利用すれば、求人が出たタイミングで条件に合う転職先を紹介してもらえます。
希望の求人を見逃さないよう、対策しておきましょう。
記事後半では、「6.病院薬剤師への転職におすすめのサービス」をご紹介しますので、参考にしてみてください。
コツ4.念入りに面接対策を行う
薬剤師が内定率を高めるためには、面接対策を十分に行い、しっかり自己アピールすることが大切です。
特に、競争率が激しい病院への転職の場合は、「いかに採用担当に印象を与えるか」がキーポイントと言えます。
採用担当に好印象を与えるには、事前に以下の内容をまとめておくのがおすすめです。
- どのようなスキルや実績があるのか
例)前職でがん薬物療法に関わった経験がある - 転職後どのような活躍ができるのか
例)リーダー経験があり、周囲をまとめられる
転職を少しでも有利に進めたいのであれば、面接対策を十分に行うようにしましょう。
面接対策に関しては、以下の記事も参考にしてみてください。
コツ5.薬剤師転職サイトを利用する
病院への転職を成功させるためには、薬剤師専門の「転職サイト」の利用がおすすめです。
転職サイトとは、求人紹介や転職のサポートをしてくれるサービスのこと。
病院薬剤師は競争率が高いこともあり、転職難易度が高いので十分な対策が必要。
薬剤師に精通したアドバイザーが「履歴書などの応募書類の添削」「面接対策」などを行ってくれるので、病院への転職に不安を感じている方でも、安心して転職活動を進められるでしょう。
利用は無料なので、ぜひ気軽に登録してみてください。
6.病院薬剤師への転職におすすめのサービス
病院は転職の難易度が高いので、スムーズに転職するためには、「薬剤師に特化した転職サイト」を活用することをおすすめします。
転職サイトを利用すれば、募集要項だけでは分からない労働環境などの内部情報をキャッチすることが可能。
また、アドバイザーが応募書類作成や面接対策など転職活動を総合的にサポートしてくれるので、「競争率の高い病院へ転職したい」という方にぴったりです。
ここでは、おすすめの転職サイトを3社ご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。
本記事で紹介する3社は「【最新】薬剤師転職サイトおすすめランキングBEST4!正社員・パート・派遣別」から、さらに厳選した転職サイトです。
そのほかの転職サイトもチェックしたい方は、ぜひ上記の記事もご覧になってみてください。
対面でじっくり相談したいなら「ファルマスタッフ」
(引用:ファルマスタッフ)
「ファルマスタッフ」は、「日本調剤グループ企業」が運営している転職サイト。
対面でじっくり相談にのってもらえるので、病院への転職に不安を感じている方でも、安心して転職活動を進めることができるでしょう。
さらに、コンサルタントは積極的に紹介先を訪問しており、職場の内部情報を把握しているので、自力ではキャッチするのが難しい情報も把握できます。
個別面談で労働条件などについてじっくり相談したいのであれば、ぜひファルマスタッフを利用してみてください。
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
---|---|
公開求人数 | 約62,000件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.38-8931.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!ファルマスタッフの悪い評判と利用前の全注意点」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
地元で病院薬剤師になりたいなら「マイナビ薬剤師」
(引用:マイナビ薬剤師)
マイナビ薬剤師は、大手人材会社「マイナビ」グループが運営している転職サイト。
全国15カ所に拠点があるので、地方在住でも便利に利用可能です。
また、マイナビ薬剤師は業界のなかでもトップクラスの求人数を保有しています。
たくさんの求人を比較できるので、希望に合った案件を効率良く探すことができるでしょう。
地元で病院薬剤師になりたいのであれば、ぜひマイナビ薬剤師を利用してみてください。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約60,000件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://pharma.mynavi.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビ薬剤師の悪い評判と利用前の全注意点」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
数多くの病院の求人をチェックしたいなら「薬キャリ」
(引用:薬キャリ)
薬キャリは、医療従事者を対象としたサービスを提供する「エムスリー」のグループ企業が運営しているサイト。
医療業界に広くコネクションがあり、他にはない独占求人を保有しているので、数多くの病院の求人をチェックできます。
また、薬キャリのもうひとつの強みが「転職のスピード感」。
登録後は、電話のやりとりだけで、最短即日最大10件の求人を紹介してくれるため「できるだけ早く転職したい」という方にもおすすめです。
数多くの病院の求人をチェックしたいのであれば、ぜひ薬キャリに登録してみてください。
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約40,000件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://agent.m3career.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!薬キャリの悪い評判と利用前の全注意点」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
7.【失敗防止】病院へ転職する際に確認すべきポイント
薬剤師の転職でよく聞かれるのが、「想像と違う職場に転職してしまった」「自分には向いていなかった」という失敗談です。
特に、病院は職場によって労働環境や業務内容に大きな違いがあるので、事前の十分なリサーチが必要です。
ここでは、「病院へ転職する際に確認すべきポイント」をご紹介します。
ポイント1.病床数をはじめとした病院の規模を確認する
薬剤師が病院へ転職する際、病院の規模えらびは非常に重要なポイントです。
なぜなら、病院の規模によって、業務量や業務内容が異なるため、忙しさも変わってくるためです。
<規模の大きい病院>
- 部署ごとの連携が充実している
- 業務フローが確立していて働きやすい
- 患者数が多いため、業務量が多くて残業時間が長め
<規模の小さい病院>
- 患者数が少なめのため、業務量が少ない傾向にある
- 職員数も少なく、雑用が多数発生して忙しいケースあり
規模の大きい病院・小さい病院にはそれぞれにメリット・デメリットがありますので、どんな働き方をしたいのか、じっくり考えた上で転職先を選ぶようにしましょう。
ポイント2.夜勤の日数や残業の有無を確認する
病院へ転職する際は、夜勤の日数や残業の有無の確認が必要です。
病院では、夜勤が多い、残業時間が長いというケースが多く、プライベートが犠牲になりやすいためです。
特に薬剤師の人数が少ない場合、週に入る夜勤数が増えてしまうことも多く、負担に感じます。
薬剤師の夜勤はきついというツイートも見かけました。
深夜勤ってきついんだよね。薬剤師が労働環境の悪い職として広まるようなことにならなきゃいいけど。
ファミマ、薬局一体店舗を拡大 2年後に500店 – MSN産経ニュース http://t.co/ABols6i3 #SmartNews
— いーさん (@tototon365) December 24, 2012
このように、「夜勤が多くて、体力的にきつい」と悩む薬剤師も少なくありません。
仕事と家庭の両立を優先したい場合は、夜勤や残業の少ない転職先を選ぶようにしましょう。
ポイント3.自分に向いている病院の種類を確認する
病院への転職を成功させるためには、自分に向いている病院の種類を確認することが大切です。
以下に急性期病院と慢性期病院の違いをまとめたので、チェックしてみてください。
急性期病院 | 慢性期病院 | |
---|---|---|
病院の特徴 |
|
|
患者の特徴 |
|
|
取り扱う薬剤 |
|
|
薬剤師転職の特徴 |
|
|
急性期病院はやりがいが大きいですが、即戦力として働ける人材が求められます。
また、スキルアップしやすいため人気が高く、転職の難易度は高くなります。
一方、慢性期病院は薬剤の変更が少ないですし、病状が落ち着いている患者が多いので、未経験であっても転職しやすいです。
どちらの病院が向いているのか見極めてから転職すると、転職後に後悔しにくいでしょう。
まとめ
病院薬剤師は、幅広い経験を積めることが大きなメリット。
競争率が高い傾向にあるので、以下のポイントを踏まえて転職活動を行いましょう。
- 妥協できる条件を見つける
- 比較的転職しやすい中小・慢性期病院を狙う
- できるだけ小まめに求人をチェックする
- 念入りに面接対策を行う
また、スムーズに転職活動を進めるためには、手厚いサポートをしてくれる「転職サイト」の利用がおすすめです。
以下のサイトには病院の求人も多いので、ぜひチェックしてみてください。
サイト名 | おすすめの人 |
---|---|
ファルマスタッフ |
|
マイナビ薬剤師 |
|
薬キャリ |
|