最終更新日:2021/01/15
薬剤師として働くなかで「キャリアチェンジしたい」「未経験の職場に転職したい」と思うのはよくあること。
資格の効力が大きい薬剤師は「未経験でも転職しやすい」というイメージが強いですが、転職難易度は職場によって大きく異なります。
そこで本記事では、未経験転職しやすい職場や注意点・転職を成功させるポイントについて詳しく解説します。
この記事を読めば、ノウハウを身につけ、未経験転職を成功させられるはずですよ。
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1.薬剤師の未経験転職は職場によって難易度が異なる
結論からお伝えすると、薬剤師の未経験転職の難易度は職場によって異なります。
薬剤師の職場としては「調剤薬局」「ドラッグストア」「病院」「企業」などが挙げられますが、未経験転職のしやすさには大きな差があるのです。
以下は、業種別の未経験転職の難易度を示した表です。
業種 | 難易度 | 説明 |
---|---|---|
調剤薬局 | ★★★☆☆ | 研修制度が整っている調剤薬局も多いので、未経験であっても転職可能 |
急性期病院 | ★★★★☆ | 忙しい現場が多いので、教育体制が整っていないと転職しにくい |
慢性期病院 | ★★★☆☆ | 比較的落ち着いている現場が多いので、未経験であっても転職しやすい |
ドラッグストア | ★☆☆☆☆ | 未経験可の求人が多く、転職しやすい |
CRA・CRC | ★★★★☆ | 調剤未経験であっても転職しやすいが、求人が少ないので競争率が高い |
製薬会社 (研究職) |
★★★★★ | 薬学に関する高い専門知識が求められる 転職難易度はかなり高め |
MR | ★★★★☆ | 薬学に関する専門知識や高いプレゼンテーション能力が求められる 転職難易度は高め |
未経験転職を成功させるためには、職場別の難易度を知り、適切な対策を講じることが大切。
ミスマッチな職場を選んでしまったり、難易度が高い業種を選ぶと、なかなか内定を得られないことも多いので注意が必要です。
2.未経験転職しやすい薬剤師の職場
未経験転職をスムーズに進めるためには、比較的転職難易度の低い職場を選ぶことが大切です。
難易度が低く、未経験でも転職しやすい職場であれば、入職後も無理なく業務に順応できるはずですよ。
そこでここでは、未経験転職しやすい薬剤師の職場と、その特徴を解説していきます。
研修制度が整っている「大手調剤薬局」
調剤薬局は研修制度が整っている職場が多く、未経験者でも比較的転職しやすい傾向にあります。
特に全国チェーン店である大手の調剤薬局は、大手ならではのノウハウを活かして、手厚い研修制度を設けていることが多いです。
研修制度が整っている職場であれば、スムーズに知識やスキルを身につけられるので、比較的早く業務に順応できるでしょう。
また、人手不足が深刻な地方では「未経験可」「未経験歓迎」の求人も多くあります。
研修制度が整っており、なおかつ「未経験可」の求人も多い調剤薬局は、未経験でも働きやすい職場と言えるでしょう。
<こんな求人がおすすめ!>
以下は、転職サイト「ファルマスタッフ」に掲載されている求人です。
(引用:ファルマスタッフ|2020年11月時点
※勤務地等はモザイク加工を施しています)
転職の際は、上記のように「研修制度」や「教育制度」について記載のある求人に注目することをおすすめします。
未経験可の求人が多い「ドラッグストア」
ドラッグストアは、薬剤師の職場のなかでも特に「未経験可」の求人が多く、未経験者でも無理なく転職することが可能。
ドラッグストアに「未経験可」の求人が多い理由としては、店舗の増加が大きく関係しています。
ドラッグストアは外国人観光客を中心に人気が高まっており、店舗が増加中ですが「第一類医薬品を販売するために必要な薬剤師を確保できていない」という店舗も少なくありません。
そのため、薬剤師が不足している店舗では、人材採用を積極的に行っており「未経験可」「未経験歓迎」の求人も多いのです。
また、ドラッグストアは「パート」や「アルバイト」といった雇用形態で人材を募集していることも多く、比較的自由度の高い働き方ができます。
「たくさんの選択肢から転職先を決めたい」「プライベートも大切にしたい」という方は、ドラッグストアへの転職を検討してみてはいかがでしょうか?
<ドラッグストアの未経験可求人>
以下は、転職サイト「ファルマスタッフ」に掲載されている求人です。
(引用:ファルマスタッフ|2020年11月時点
※勤務地等はモザイク加工を施しています)
未経験から転職する場合は、上記のように「未経験歓迎」と記載されている求人を選ぶことをおすすめします。
比較的業務が安定している「慢性期病院」
比較的業務が安定している慢性期病院は、未経験者でも無理なく順応できるケースが多いです。
慢性期病院は、症状が落ち着いた患者をケアする病院であるため、急性期病院よりも業務に余裕がある職場が多いのです。
薬の変更が頻繁に生じことも少ないですし、緊急性のある薬の使用頻度も低いので、未経験からでも無理なく業務を習得できるでしょう。
「急性期病院では内定を得られなかったけど、慢性期病院で無事内定を獲得できた」「初めての病院勤務だったけど、無理なくという方も多いですよ。
未経験であっても病院で勤務したいという場合は、慢性期病院への転職を狙ってみましょう。
薬学の知識を活かせる「CRC・CRA」
CRC(治験コーディネーター)・CRA(臨床開発モニター)は、調剤未経験であっても比較的転職しやすいです。
というのも、CRCやCRAには「未経験可」の求人が多いのです。
▼転職サイト「ファルマスタッフ」の求人
(引用:ファルマスタッフ|2020年11月時点
※勤務地等はモザイク加工を施しています)
また、CRCやCRAは薬剤師の調剤経験が重宝されることも多く、「調剤薬局からCRCに転職した」「病院薬剤師からCRAに転職した」という方も少なくありません。
ただし、CRCやCRAは求人数が少なく、競争率が高い点には注意が必要です。
CRCやCRAへの転職をお考えの方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【注意】急性期病院と製薬会社は難易度が高め
急性期病院と企業は、競争率が高く即戦力が求められるため、転職難易度は高い傾向にあります
急性期病院は新卒の入社希望者や経験者の入社希望がとても多いですし、即戦力を求めている病院では、未経験薬剤師の採用を積極的に行っていないケースが多いです。
また、薬剤師が活躍する企業の仕事としては、研究職・MRなどがありますが、総じて即戦力や実績を求められることが多いです。
難易度が高い業種を目指す場合は、なかなか内定を得られない可能性があることを覚悟する必要があります。
転職後も覚えることが多岐に渡るため、生半可な気持ちでの転職はおすすめできません。
3.【体験談】未経験転職の成功例3選
未経験の転職は簡単ではありませんが、見事成功をおさめている人は数多くいます。
では、未経験転職の実例としてはどのようなケースが多いのでしょうか?
ここでは、未経験転職の体験談とともに、成功のポイントをお伝えします。
ケース1.調剤薬局⇒ドラッグストア
未経験からドラッグストアへ転職する場合は、「接客業務」が生じることを念頭におく必要があります。
調剤薬局や病院とは異なり、ドラッグストアはサービス業であるため、医療機関とは異なる対応力が求められるのです。
具体的には、お客さんに「また利用したい」と思ってもらえるような接客だったり、顧客とのコミュニケーションが重要となります。
そのため、接客等に自信がない場合は、研修制度が充実しているドラッグストアを選ぶことをおすすめします。
また、ドラッグストアの薬剤師には、OTC医薬品のほかサプリメント等の幅広い知識が求められるため、事前に自己学習しておくと良いでしょう。
ドラッグストアへ転職する場合は、調剤薬局や病院との違いをしっかりと意識しておくことが大切ですよ。
ケース2.病院⇒調剤薬局
20代女性
元々病院に勤務していたので、一通り調剤業務は習得しており、業務はスムーズにこなすことができました。
大手の調剤薬局に転職したので、教育制度が充実しており、必要な知識やスキルをつけることができました。
「糖尿病の薬物治療のポイント」など、疾患に関する知識もつけることができています。
上記は、教育制度が充実している大手の調剤薬局を選んでいる点が成功のポイントです。
とくに、特定の科を専門とした病院などに勤務しており、知識に自信がない場合は教育制度が非常に重要です。
教育制度が整っていない職場に転職した場合、なかなか仕事を習得できず、業務に順応できないケースも少なくありません。
一方、教育制度が整っている職場であれば、業務内容をスムーズに覚えられるので、早く慣れることができます。
未経験で転職する場合は、教育制度が充実している大手の調剤薬局を選ぶと良いでしょう。
ケース3.企業⇒ドラッグストア
40代女性
企業に勤務しており、調剤業務の経験が全くないので、転職に不安を感じていました。
企業は残業が多く、プライベートを充実させるためにドラッグストアへ転職しました。
転職したドラッグストアでは、調剤業務が全くなくスムーズに業務をこなすことができています。
ドラッグストアは、調剤未経験の企業薬剤師にもおすすめです。
ドラッグストアは、OTC医薬品の提案をメインで行うケースが多く、調剤未経験であることがネックになりにくいのです。
ただし、サービス業であるドラッグストアに勤務する場合は、「接客スキル」など企業勤務とは異なるスキルを身につける必要があります。
また、中には調剤併設のドラッグストアもあるので注意が必要です。
調剤業務を行いたくない場合は、調剤のないOTC専門のドラッグストアを狙ってみると良いでしょう。
4.薬剤師が未経験転職を成功させるポイント
未経験の職場への転職は「失敗するのでは..」と不安に感じますよね。
未経験であっても転職は可能ですが、経験者と比べて不利になりやすいことは事実。
転職を成功させるためには、条件を妥協したり、慎重に転職先を選ぶ必要があります。
そこでここでは、「薬剤師が未経験転職を成功させるポイント」をご紹介します。
ポイント1.年収が下がること覚悟する
薬剤師が未経験の職場へ転職した場合、年収が下がる可能性があります。
未経験の転職は前職の経験が加味されず、経験が給与に反映されないため、どうしても年収が低くなりやすいのです。
前職と比較し、50万円程度年収が下がったという例もあります。
特に30代以上の薬剤師はある程度キャリアを積んでおり、昇給しているケースが多いため「未経験転職によって大幅に年収が下がる」ことも少なくありません。
未経験の業種で働きたい場合は、収入が下がることを覚悟して転職する必要があるでしょう。
ポイント2.余裕を持って転職活動を行う
未経験転職では、転職活動が長引く恐れがあります。
未経験転職は、同業種同職種への転職よりも難易度が高く、なかなか内定を決まらないことも多いためです。
難易度の高い職場へ転職する場合は、3ヶ月・6ヶ月の期間を要することもあります。
長期戦となることを考慮し、余裕を持って転職活動を行うことが大切です。
<退職のタイミングに注意!>
現職を辞めるのは、必ず内定をもらってからにしましょう。
退職後になかなか内定が決まらないと、金銭的な余裕がなくなってしまう可能性が高く、焦って転職先を決めてしまうという失敗につながるためです。
余裕を持って転職活動を行うためにも、内定が決まるまでは、現職を辞めないようにしましょう。
ポイント3.教育制度が整っている職場を選ぶ
未経験職場へ転職する場合、教育体制が整っている職場を選ぶことが大切です。
未経験の業務では様々なことを学ぶ必要がありますが、独学ですべてを習得するのは困難。
教育制度が整っていない職場に転職した場合、放置状態になり、なかなか仕事を習得できない可能性があります。
対して、教育制度が整っている職場であれば、スムーズにスキルを習得できるので、比較的早く仕事に順応できるはずです。
なお、教育制度は職場によって異なるので事前の確認が必須です。
<求人探しのポイント>
ファルマスタッフなど、多くの転職サイトでは「教育制度あり」のこだわり条件を設定できます。
以下の画像は、ファルマルスタッフの検索画面です。
教育体制が整っている求人を効率良く探せるので、ぜひ試してみてください。
ポイント4.入念に面接対策を行う
面接対策をしっかり行うことも、未経験転職を成功させる重要なポイントです。
競争率が激しい職場への転職の場合、未経験者よりも経験者が有利になります。
そのため、「未経験転職は不利」ということを意識して、面接対策をしっかり行うことが大切です。
対策例としては「経験者に引けをとらない自己アピールを考えること」「説得力のある伝え方を習得すること」などが挙げられます。
薬剤師の面接対策については、別記事「薬剤師の転職を成功させる面接対策!よくある質問や回答例も紹介」で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
<志望動機に説得力を持たせるポイント>
採用側は「未経験業種にどうして応募したのか」という志望動機も重視します。
志望動機は採用企業にとって、「本当に熱意があるのか」「長く働いてくれるか」の判断基準。
未経験者の場合はとくに、「なぜその業種を選んだのか」をしっかりと伝えることで、意欲や熱意をアピールできます。
未経験の業種へ転職する際は、以下を意識し、採用担当が納得できる志望動機を考えておきましょう。
- 前職で得た知識・経験を活かせる共通項を見つける
- 応募先で前職の知識・経験を活かしたいという熱意をアピールする
- 具体的なエピソードを添える
ポイント5.転職サイトにサポートしてもらう
調剤未経験の薬剤師がスムーズに転職するためには、転職サイトに相談するのがおすすめです。
転職サイトとは、求人紹介や転職のサポートをしてくれるサービスのこと。
転職サイトのアドバイザーに調剤未経験の旨を伝えることで、働きやすい職場を紹介してもらうことができます。
また、面接対策を含めた総合的なサポートを受けられることも魅力のひとつ。
調剤未経験の薬剤師はどうしても転職の際不利になりがちですが、転職サイトの力を借りればスムーズに転職を実現できるでしょう。
5.未経験業種に転職したい薬剤師におすすめの転職サイト
未経験の薬剤師が転職を成功させるためには、未経験の可の求人が多く、サポートが手厚い転職サイトを利用することが大切です。
サポートが手厚いサイトは、選考対策などの体制も整っているため、未経験転職の内定率を高めることができます。
ここでは、おすすめの転職サイトを3社ご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。
本記事で紹介する3社は「【最新】薬剤師転職サイトおすすめランキングBEST4!正社員・パート・派遣別」から、さらに厳選した転職サイトです。
そのほかの転職サイトもチェックしたい方は、ぜひ上記の記事もご覧になってみてください。
親身に相談にのってもらいたいなら「ファルマスタッフ」
(引用:ファルマスタッフ)
「ファルマスタッフ」は、「日本調剤グループ企業」が運営している転職サイトです。
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未経験OKの求人数 | 32,257件 (2020年11月時点) |
公式サイト | https://www.38-8931.com/ |
詳しくは「ファルマスタッフの解説記事」をご覧ください |
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未経験転職の的確なアドバイスが欲しいなら「マイナビ薬剤師」
(引用:マイナビ薬剤師)
マイナビ薬剤師は、大手人材会社「マイナビ」グループが運営している転職サイト。
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詳しくは「マイナビ薬剤師の解説記事」をご覧ください |
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6.【補足】年齢別|未経験転職のコツ
未経験の転職難易度は、職場だけではなく「年齢」によっても異なります。
ここでは、薬剤師の年齢別の未経験転職のコツについて紹介します。
20代薬剤師は未経験職場へ転職しやすい
20代は、もっとも未経験転職しやすい年代。
まだまだ若い20代は、未経験で実績がなくても、将来的な伸び幅を期待して、採用をしてもらえるケースが多いのです。
ただし、選択肢が広いからといって、安易に転職すると、将来的にマイナスになる恐れがあります。
転職回数が多いと、「長続きしないのでは」というマイナスイメージを持たれる可能性があるためです。
後悔のない転職を実現するためには「成長できるか」「キャリアプランにマッチしているか」等についても十分考えましょう。
30代薬剤師は未経験転職しやすい職場を選ぶべき
30代薬剤師の未経験転職では、職場選びが成功の鍵を握ります。
というのも、30代は職場によって未経験転職の難易度が大きく変わるのです。
求人数が多い「調剤薬局」や「ドラッグストア」は比較的転職しやすい傾向がありますが、競争率が高い「病院」や「企業」に転職するのはなかなか難しいでしょう。
とくに、30代後半になると「即戦力」が求められることも多いため、同業種・同職種への転職も視野に入れる必要があります。
30代の転職では「未経験転職が現実的に可能なのかどうか」十分に考え、職場を選びましょう。
40代薬剤師は経験を活かせる職場への転職がおすすめ
40代には、あまり未経験転職をおすすめできません。
40代になると多くの職場で、即戦力を求められるようになるためです。
40代を1から教育しようと考える職場は少ないため、経験やスキルを活かせる職場に転職したほうが良いでしょう。
また、どうしても未経験転職したい場合は、比較的求人数が多い「ドラッグストア」等がおすすめです。
まとめ
薬剤師の未経験転職は、職場によって難易度が大きく異なります。
未経験職種への転職を成功させるためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 年収が下がること覚悟する
- 余裕を持って転職活動を行う
- 教育制度が整っている職場を選ぶ
- 入念に面接対策を行う
また、転職活動をスムーズに進めるためには、求人紹介や選考対策を行ってくれる「転職サイト」の利用をおすすめします。
以下の3社は「転職活動を手厚くサポートしてくれる」と評判なので、ぜひ利用してみてください。
サイト名 | おすすめの人 |
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30代女性
調剤薬局に勤務していましたが、OTC医薬品に興味があり、ドラッグストアへ転職しました。
大手のドラッグストアに転職したので、研修制度が充実していました。
セルフメディケーションに興味があり、OTC医薬品の提案が適切にできる薬剤師になりたいという希望を叶えられ、非常に満足しています。