
子育てなどが一段落し、再就職を考える薬剤師は多くいます。
「ブランクがあると働き口が見つからないのでは?」と不安になることも多いですが、需要が高い薬剤師は、再就職しやすい傾向にあります。
ただし、ブランクがある状態で再就職をする場合、新薬や保険制度についてなど必要な知識が抜け落ちている可能性があるので、事前の準備が必須です。
そこで本記事では、ブランクのある薬剤師が準備しておくべきこと、おすすめの再就職先等について詳しく解説します。
ブランクを乗り越え、再就職を成功させましょう。
<求人探しには転職サイトを利用しよう>
再就職にあたって、求人を探す際は「転職サイト」の利用がおすすめです。
「ファルマスタッフ」をはじめとした転職サイトでは「ブランク可」などの条件で求人を検索できるので、効率的に自分に合う職場を見つけられます。
(引用:ファルマスタッフ)
転職サイトの登録・利用は無料なので、ぜひ気軽に求人をチェックしてみてください。
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1.ブランクがある薬剤師でも再就職できる?
薬剤師は需要が高いので、ブランクがあっても再就職することが可能です。
実際に令和3年2月分の有効求人倍率をみると、全体の倍率が1.04倍であるのに対し、医師・薬剤師等は2.11倍と需要が高い状況であることが分かります。(出典:一般職業紹介状況(令和3年2月分)|厚生労働省)
なかには深刻な人手不足の職場もあるため、十分再就職できる可能性があるでしょう。
実際に、転職雑誌・求人サイトには「未経験OK」「ブランク可」の求人も多数掲載されています。
たとえば、大手転職サイト「ファルマスタッフ」には、以下のような「ブランク可」の求人が掲載されています。
(引用:「ブランク可」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年7月31日時点)
上記を踏まえると「薬剤師はブランクがあっても十分再就職できる」といえるでしょう。
ただし、ブランクの期間によって、再就職の難易度は異なります。
また、ブランクがあると「業務についていけないなど」再就職後に苦労する可能性があるので、事前の準備が必要です。
※定年後の再就職について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
2.注意!薬剤師のブランク年数による再就職への影響
再就職のしやすさは、ブランクの年数によって異なります。
ブランクの年数によってはなかなか内定を獲得できないこともあるので、まずは「自分の再就職の難易度がどのくらいなのか」把握しておきましょう。
ここでは、薬剤師のブランク年数による再就職への影響について解説します。
1年半以内「スムーズに再就職可能」
1年半以内のブランクの場合、選考にそれほど影響することはなく、比較的スムーズに再就職できる可能性が高いです。
1年半以内であれば、必要な技術や知識がそれほど抜け落ちていないと考えられるためです。
注意が必要なのは、「診療報酬改定」がブランク期間中にあったかどうか。
たとえば、以下のように、業務に関係する変更があることも少なくありません。
- 「後発医薬品調剤体制加算」の変更により積極的に後発医薬品に切り替える必要がある
- 「かかりつけ薬剤師指導料」が高くなり、かかりつけ業務を重視することが求められる…など
なお、診療報酬改定は、2年に1度行われますが、新しい情報を再就職前にキャッチしておけば問題ないでしょう。
診療報酬改定に関する情報は、「厚生労働省のホームページ」で確認できるので、再就職前に確認しておくことをおすすめします。
1年半~3年以内「ブランクがあると判断されやすい」
1年半~3年のブランクの場合は、「ブランクがある」と判断されやすい傾向にあります。
というのも、1年半~3年と年単位でブランクがあると、診療報酬改定・保険制度や法改正など、変更点が多数あるのです。
たとえば、オンライン診療に関する法改正が進められるなどの動きがあり、ブランク明けでは業務に関連する法改正についていけない可能性があります。
また、年単位で業務から離れているため、身に着けた知識や技術を思い出すまでに時間がかかります。
1年半~3年以内のブランクの場合、新人同様の扱いを受ける可能性があったり、選考で不利になることも少なくありません。
研修制度を利用して知識の整理をするなど、ブランク期間中の努力をアピールできるようにしておきましょう。
3~5年以上「完全に復帰するのに時間がかかる」
3~5年以上のブランクがあると、完全に復帰するのに時間がかかります。
3年以上ブランクがあると、必要な技術や知識が抜け落ちてしまうためです。
実際にTwitterでは、以下のように「ブランクがあることに対しての大変さ」を述べたツイートが投稿されています。
3年仕事してなかったって、薬剤師には結構大変なことなんだと復職して気づく、、
新しい薬は増えてるわ、適応は増えてるわ、発がんリスクで販売中止になってたりとか、、、
流行りも変わってるしー!
ママ薬剤師の皆さんブランクとの戦いに勝ってるわけですごい— こっちー (@uni_tobbicco) July 29, 2020
ブランクがあると、取り扱う医薬品に関する知識や、服薬指導の方法などを忘れてしまいがち。
即戦力を求める職場には、採用してもらえない可能性が高いでしょう。
完全復帰までにはある程度の時間を要するため、「ブランクOK」の求人を探すことをおすすめします。
3.【必見】ブランクのある薬剤師が働き方を選ぶポイント
ブランクがある場合は、「仕事とプライベートをしっかり両立できるかな」「業務についていけるかな…」などさまざまな不安がありますよね。
ブランク明けで働く場合は、状況に応じて無理なく働ける雇用形態を選ぶことも大切です。
ここでは、ブランクのある薬剤師が働き方を選ぶポイントや、各雇用形態のメリット・デメリットをご紹介します。
フルタイムでバリバリ働くなら「正社員」
フルタイムでバリバリ働きたい場合は、「正社員」として働くのが良いでしょう。
ブランクがあると「正社員として働くのが不安…」と感じがちですが、ブランクが1年半以内であれば問題なしと判断されるケースが多いです。
実際に、「ファルマスタッフ」では、以下のような「ブランク可」の正社員の求人が掲載されています。
(引用:「ブランク可」「正社員」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年7月31日時点)
「退職後3ヶ月間ゆっくり休み、リフレッシュしてから正社員に戻った」という方も少なくありません。
ブランク期間が短く、がっつり働きたい場合は、正社員として働くことを検討してみてはいかがでしょうか?
メリット | デメリット |
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短時間・自分のペースで働くなら「パート」
短時間だけ働きたい方や、ブランク期間が長く「仕事についていけるか不安…」「体力に自信がない…」という方におすすめなのがパートです。
ブランク明けの再就職では長時間勤務するのが負担に感じる可能性がありますが、パートであれば、短時間勤務が可能となるケースが多いです。
実際に、「ファルマスタッフ」では、以下のような「ブランク可」のパート・アルバイトの求人が多数掲載されています。
(引用:「ブランク可」「パート・アルバイト」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年7月31日時点)
パートの求人は「未経験可」「主婦歓迎」など、ブランク明けでも応募しやすい案件が豊富です。
再就職に不安がある場合は、まずパートとして働いてみてはいかがでしょうか?
メリット | デメリット |
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高時給の仕事がしたいなら「派遣」
高時給の仕事がしたいなら、「派遣」がおすすめ。
派遣を求めているのは深刻な人手不足の職場が多く、派遣先が高時給を提示する傾向にあるのです。
実際に「ファルマスタッフ」に掲載されている『派遣』と『パート』の平均時給を比較しても、派遣のほうが時給が高い傾向にあります。
平均時給 | |
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派遣 | 約2,400円 |
パート・アルバイト | 約1,900円 |
(参考:ファルマスタッフ|2021年7月31日時点
※各雇用形態で検索し、無作為に選んだ10件の求人の最低時給を平均した結果)
派遣は時給が高い求人が多いので、場合によっては正社員よりも稼ぐことができる可能性もあります。
ただし、派遣を募集するのは人手不足の現場が多いため、派遣社員として働く場合、基本的に即戦力として活躍することを求められます。
3年以上など、ブランク期間が長い場合は、受け入れてもらえない可能性もあるので注意が必要です。
なお、ブランク明けで派遣として働きたい場合は、「ファルマスタッフ」に掲載されている以下の求人のように「ブランク可」としている案件を選ぶのが良いでしょう。
(引用:「ブランク可」「派遣」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年7月31日時点)
ブランク期間が短く、高時給で働きたい場合は、派遣で働くことも視野に入れてみてはいかがでしょうか?
メリット | デメリット |
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【注意】年収は前職より下がる可能性が高い
ブランク明けで再就職する場合、年収は前職より下がる可能性が高いです。
ブランク明けでは、即戦力になるのが難しいケースが多いためです。
とくに、前職でキャリアを積んでいる場合はある程度年収が上がっているので、前職とのギャップを感じやすいでしょう。
「ブランク明けで再就職したら、年収が数十万円下がった」というケースも少なくありません。
ブランク明けでは年収が下がる可能性があることを把握しておきましょう。
4.事前に確認!ブランクがある薬剤師におすすめの再就職先
ブランクがあると、どうしても「不利になるのではないか」と不安に感じますよね。
ブランクがあると選考で不利になりやすいことは事実です。
ただ、なかには「ブランク明けでも働きやすい職場」も存在します。
そこで、ここでは、「ブランクがある薬剤師におすすめの再就職先」をご紹介します。
記事後半「7.ブランクがある薬剤師におすすめの転職サイト」では、求人を効率的にチェックできる転職サイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
比較的シフト調整がしやすい「ドラッグストア」
比較的シフト調整がしやすいドラッグストアは、ブランクがある薬剤師におすすめです。
ドラッグストアは調剤薬局と比べてシフトのバリエーションが豊富で、「夕方16時まで勤務する」「週3日勤務する」など調整しやすいのです。
実際に、大手転職サイト「ファルマスタッフ」には、以下のような「シフト制でブランク可」の求人が掲載されています。
(引用:「ブランク可」「ドラッグストア」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年7月31日時点)
また、大手のドラッグストアは、研修制度が充実しているので、働きながら知識を取り戻すことも可能。
「ブランク期間中に知識が抜け落ちていて不安…」という方でも安心して再就職できるでしょう。
ブランク期間が長く、再就職に自信がない場合は、ドラッグストアを選択肢の1つとすると良いでしょう。
研修制度が充実している「大手の調剤薬局」
研修制度が充実している「大手の調剤薬局」は、ブランクがあっても再就職しやすい傾向にあります。
大手の調剤薬局では、教育体制・マニュアル等が整っており、再就職後も手厚い教育を受けられるケースが多いためです。
大手転職サイト「ファルマスタッフ」には以下のような「教育体制が充実しているブランク可」の調剤薬局の求人が掲載されています。
(引用:「ブランク可」「調剤薬局」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年7月31日時点)
とくに、「ブランク期間が長くて、調剤技術や知識に不安がある…」という方は、あらかじめ研修制度について確認しておきましょう。
大手の調剤薬局では、以下のような研修・教育体制を設けていることも多いので、公式サイトや求人情報などを確認してみてください。
- メーカー主催の新薬に関する勉強会
- 教育担当者による個別の調剤技術レクチャー
- 疾患に関する勉強会…など
ブランクがある薬剤師にとって、研修制度が充実している調剤薬局は強い味方になるはずですよ。
<研修制度が充実している大手調剤薬局>
以下に、研修制度が充実している大手調剤薬局とおもな研修内容をまとめたので、参考にしてください。
日本調剤 |
(参考:日本調剤の教育の全体像|日本調剤) |
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総合メディカル |
(参考:薬剤師の教育体制|総合メディカル) |
アイングループ |
(参考:人材育成|アイングループ) |
【注意】病院への再就職は難易度が高い
ブランクがある場合、病院への再就職は難易度が高いです。
病院薬剤師は定期採用メインで、中途採用は欠員が出た時のみの職場が多いので競争率が高いのです。
以下のツイートのように、転職したい病院の倍率が高い場合も少なくありません。
やっと自分の病院志望群の中で求人あるとこ見つけて
病院薬剤師になれるかも
って思ったのに
倍率が高いなんてもんじゃなくて
定員1人って聞いて
なんとも言えない感情
既に何人も応募来てるらしい— Ruki (@HZKhnoKjf5194CR) May 22, 2021
新卒薬剤師や現役薬剤師がライバルになるため、ブランクがあるとなかなか内定を獲得できない可能性があります。
ブランクがある場合、病院への再就職は難易度が高めであることを把握しておきましょう。
<急性期病院より慢性期病院の方が難易度が低め>
病院に再就職する場合、急性期病院よりも慢性期病院の方が難易度が低めです。
急性期病院は、「先進医療を学びたい」など、スキルアップのために転職を目指す人も多く、人気が高いためです。
対して、慢性期病院は急性期病院と比較すると、倍率が低い傾向にあります。
「急性期病院では内定をもらえなかったけれど、慢性期病院では内定を獲得できた」というケースも少なくありません。
ブランク明けで病院へ再就職したい場合は、慢性期病院を狙ってみると良いでしょう。
5.ブランクがある薬剤師が再就職するために準備すべきこと
ブランクがあると、「知識や技術が抜け落ちているのでは…」と不安になりますよね。
ブランク明けにスムーズ働くためには、事前の勉強や準備が必須です。
そこで、ここでは「ブランクがある薬剤師が再就職するために準備すべきこと」をご紹介します。
保険制度や法改正の現状を把握する
まずは、保険制度や法改正の現状を把握しておきましょう。
ブランクの期間が長ければ長いほど、制度や法律の変更点が多い可能性が高いため、事前の確認が必須。
保険制度や法改正を確認せずに再就職した場合、業務を行う中で戸惑ってしまう可能性があります。
たとえば、オンライン服薬指導が導入されるなど、業務に直結する制度が大きく変わることもあります。
とくに、日常業務に関連しやすい薬機法は、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。
スムーズに業務を行うためにも、しっかりと保険制度や法改正の確認を行いましょう。
<各種情報を確認する方法>
各種情報の改正内容は、以下のサイトで確認できます。
診療報酬について | 厚生労働省のホームページ|診療報酬改定について |
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薬機法の改正について | 厚生労働省のホームページ|薬機法改正 |
新薬の情報収集や勉強をする
ブランク期間が長い場合は、新薬の情報収集や勉強をすることも大切です。
新薬に関しては、全てを網羅するのは難しいですが、使用頻度が高い薬や注目度の高い薬はチェックしておきましょう。
新薬に関しては、薬剤名や適応疾患を把握しておくと、処方監査の際などに役立つはずです。
また、勉強をする際は、書籍を利用するのが有効です。
知識に自信がない場合は、新人向けの簡単なものを選んで復習するのがおすすめですよ。
<おすすめの書籍>
薬の作用機序を整理するのにおすすめです。
薬局ですぐに使える知識が詰まっています。
研修制度を利用する
ブランク期間中に抜け落ちた知識を埋めるには、研修制度を利用するのがおすすめです。
メーカー主催の勉強会では新薬の情報を、薬剤師会・病院主催の勉強会では業務を行う上で必要な専門知識を身につけることができます。
なお、研修制度に関しては「日本薬剤師研修センターのホームページ」に掲載されています。
研修会の情報は随時更新されるので、こまめにチェックしておくと良いでしょう。
6.ブランクのある薬剤師が再就職を成功させるポイント
ブランクがあっても、再就職を成功させたいですよね。
ブランク明けの再就職では、「無理なく働ける職場を選ぶこと」や「ブランクのマイナスイメージを払拭すること」が大切です。
ここでは、「ブランクがある薬剤師が再就職を成功させるポイント」をご紹介します。
ポイント1.自分に合った職場を探す
ブランクがある薬剤師がスムーズに再就職するためには、自分に合った職場を探すことが大切です。
ブランク期間が比較的短い場合は、前職のスキルを活かせる職場を選ぶのがおすすめ。
前職のスキルを活かせれば、即戦力として活躍しやすいため、年収を下げずに再就職できる可能性が高いです。
また、ブランクが長くスキルに不安がある場合は、研修制度が整っている職場を選ぶのが良いでしょう。
先ほどもお伝えしたとおり、大手の調剤薬局やドラッグストアは、研修制度が整っているケースが多く、スムーズに業務を習得しやすいので、おすすめです。
ミスマッチがないよう、あらかじめ再就職先の情報をキャッチしておきましょう。
ポイント2.勤務時間や残業などの労働条件確認する
再就職後に大きな負担を感じないよう、勤務時間や残業などの労働条件確認することも大切です。
確認が不十分なまま再就職してしまうと「勤務時間が長くて家庭と両立できずに続けられない…」「残業が多すぎる…」といった事態になりかねません。
とくに、ブランク期間の長い薬剤師は、身体への負担が大きいです。
無理なく働くためには、以下のような点をしっかり確認しておきましょう。
- 残業時間
- 有給休暇の取得状況
- シフトの組み方
- 急な休みに対応できるか…など
ただし、これらの情報は募集要項のみでは把握しきれないので、転職サイトを利用して情報を教えてもらうのがおすすめです。
再就職後に後悔しないよう、あらかじめ労働環境をしっかり確認しておきましょう。
ポイント3.ブランク前の経験をしっかりと伝える
ブランクがある薬剤師が内定を獲得するには、ブランク前の経験をしっかりと伝えることが大切です。
企業側はブランクがある薬剤師に対し、どのくらいの経験があるのか気になっています。
たとえブランクがあったとしても、前職の経験はアピールポイントになるでしょう。
「前職では抗がん剤の調製を行っていた」「かかりつけ薬剤師として勤務していた」など、ブランク前の経験を伝えておきましょう。
なお、経験を上手く伝えるためには、事前にスキルと経験の棚卸しを行うのがおすすめです。
以下に、経験・スキルの棚卸しを行う方法をまとめたので、参考にしてください。
- 経験を書き出す
⇒ブランク前の経験を振り返ってまとめる
(1日の処方箋枚数等、細かな部分もまとめる) - スキルや強みをまとめる
⇒経験から身についた技術・資格等をまとめる - 業務での成果を書き出す
⇒生産効率の改善等、業務の成果を具体的にまとめる
(明確な根拠や定量的なデータがあるとベター)
短期間の教育で即戦力になることがアピールできると、ブランクがあったとしても採用の可能性が高まりますよ。
<前職の「常識」は捨てよう>
前職でキャリアを積んでいる方は、前職の常識にこだわりがちですが、過去を引きずると新たな職場に馴染むことができません。
ブランクに明けは状況が異なることを受け入れ、新しいことを吸収するようにしましょう。
ポイント4.ブランク期間中に行っていた努力を伝える
選考の際には「ブランク期間中に行っていた努力」を伝えましょう。
ブランク期間があると「退職後に何をしていたのか」聞かれるケースが多いですが、「何もしていませんでした」と答えるとマイナスに捉えられる恐れがあります。
育児や家事をしていた場合は、正直に伝えて良いですが「プラスアルファのアピールポイント」を盛り込むことをおすすめします。
たとえば「育児をしている間に、新薬の勉強をしていました」「家事の間にスキルアップのための資格を取得しました」など。
ブランク期間中に行った努力を伝えることで、マイナスな印象をリカバリーできるでしょう。
ただし、入職後にトラブルになる可能性があるので、嘘をつくのはよくありません。
選考に際には、「実際に行っていた努力」を伝えましょう。
ポイント5.転職サイトに相談する
ブランクがある薬剤師がスムーズに再就職するためには、転職サイトに相談するのがおすすめです。
転職サイトとは、求人紹介や転職のサポートをしてくれるサービスのこと。
転職サイトのアドバイザーにブランクの年数、希望する条件を伝えることで、自分に合う職場を紹介してもらえます。
また、面接対策を含めた総合的なサポートを受けられることも魅力のひとつ。
ブランクありの薬剤師が自力で求人を探すのは大変ですが、転職サイトの力を借りればスムーズに再就職を実現できるでしょう。
7.ブランクがある薬剤師におすすめの転職サイト
再就職を成功させるためには、「薬剤師に特化した転職サイト」を活用することをおすすめします。
転職サイトを利用すれば、求人紹介・選考対策など幅広いサポートを受けることが可能。
アドバイザーがあなたに合う求人を紹介してくれるので「ブランクがあるので再就職できるか不安…」という方にもぴったりです。
ここでは、おすすめの転職サイトを3社ご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。
サイト名 | おすすめの人 |
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ファルマスタッフ |
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マイナビ薬剤師 |
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ファーマキャリア |
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本記事で紹介する3社は「薬剤師転職サイトおすすめランキング!職場別・雇用形態別」から、さらに厳選した転職サイトです。
そのほかの転職サイトもチェックしたい方は、ぜひ上記の記事もご覧になってみてください。
再就職の悩みを親身に聞いてもらいたいなら「ファルマスタッフ」
(引用:ファルマスタッフ)
「ファルマスタッフ」は、「日本調剤グループ企業」が運営している転職サイトです。
個別面談でじっくり相談にのってもらえるので、ブランクがあって就職活動に不安を感じている薬剤師にぴったり。
じっくり相談することで、「再就職に関する不安を解消できた」「今後の方向性をしっかり考えられた」というケースも多いです。
なお、ファルマスタッフでは「ブランク可」の条件で求人を検索することが可能で、2021年7月時点では、約30,000件の求人が掲載されています。
たとえば、以下のような「ブランク可」の求人が掲載されています。
(引用:「ブランク可」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年7月31日時点)
再就職の悩みを親身に聞いてもらいたいのであれば、ぜひファルマスタッフを利用してみてください。
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
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公開求人数 | 約41,000件(2022年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.38-8931.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!ファルマスタッフの気になる評判と利用前の全注意点」 |
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ドラッグストアに再就職したいなら「マイナビ薬剤師」
(引用:マイナビ薬剤師)
マイナビ薬剤師は、大手人材会社「マイナビ」グループが運営している転職サイト。
全国15カ所に拠点があるので、地方在住でも便利に利用可能です。
また、マイナビ薬剤師は、OTC専門ドラッグストアなどブランク明けでも再就職しやすい業種の求人を多数保有しています。
たとえば、以下のような「ブランク可」の求人が掲載されています。
(引用:フリーワード「ブランク」の求人検索結果|マイナビ薬剤師|2021年8月3日時点)
たくさんの求人を比較できるので、ブランク明けの薬剤師向けの案件を効率良く探すことができるでしょう。
地方で再就職を考えている方や、ドラッグストアの求人をチェックしたい方は、ぜひマイナビ薬剤師を利用してみてください。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公開求人数 | 約60,000件(2022年1月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://pharma.mynavi.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビ薬剤師の気になる評判と利用前の全注意点」 |
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再就職先が見つからずお困りなら「ファーマキャリア」
(引用:ファーマキャリア)
ファーマキャリアは、オーダーメイド求人にこだわりのある転職サイト。
単に求人を紹介するだけでなく、条件交渉をして、求職者の希望にベストマッチする求人をつくりあげてくれます。
「週休3日で勤務したい」「17時には帰宅したい」など、細かな希望条件のある方におすすめです。
なお、ファーマキャリアでは「ブランクあり可」の条件で求人を検索することが可能で、2021年7月時点では、約7400件の求人が掲載されています。
たとえば、以下のような「ブランク可」の求人が掲載されています。
(引用:「ブランクあり可」の求人検索結果|ファーマキャリア|2021年7月31日時点)
他サイトで希望に合う求人を見つけられなかったり、こだわりの条件がある方は、ぜひファーマキャリアに相談してみてください。
運営会社 | エニーキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約28,000件(2022年1月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://pharmacareer.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!ファーマキャリアの気になる評判と利用前の全注意点」 |
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まとめ
需要が高い薬剤師は、ブランクがあっても再就職可能です。
ただし、ブランクの期間によって、再就職のしやすさは異なります。
「ブランクがあって再就職が不安…」という方は、以下のポイントを意識しましょう。
- ブランクがある薬剤師が再就職しやすい職場を選択する
- 保険制度・新薬・薬学的知識を事前に確認しておく
- 自分に合う働き方を考える
また、自分に合う再就職先を見つけるためには、求人紹介等のサポートを受けられる「薬剤師専門の転職サイト」の利用がおすすめです。
以下の3社はとくにサポートが充実していると評判なので、ぜひ利用してみてください。
サイト名 | おすすめの人 |
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ファルマスタッフ |
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マイナビ薬剤師 |
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ファーマキャリア |
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