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40代で転職を考えたとき、年齢について不安になるのは当然のこと。
とくに調剤未経験、ブランクありなど不安要素のある方は、「40代で転職するのは無理なのでは?」と悩んでしまいますよね。
年齢を理由に転職を諦めてしまう人も多いですが、薬剤師は40代でもまだまだ転職可能です。
ただし、40代の転職が20~30代と比較して難しいことは事実。
転職を成功させるためには、求人の傾向や効率的な探し方を把握しておくことが大切です。
そこで本記事では、40代薬剤師向け求人の特徴と探し方、転職活動のポイントを詳しく解説します。
経験豊富な40代だからこその強みを活かし、理想の転職を実現しましょう。
1.転職前に押さえておきたい!40代薬剤師の転職事情
薬剤師は40代でも十分転職可能ですが、20代・30代の転職とは事情が異なるので、注意が必要。
転職事情を知らずに転職すると、「こんなはずではなかった」「内定がなかなかもらえない」と苦労するケースも少なくありません。
失敗や後悔を防ぐためには、あらかじめ事情を把握しておくことが大切です。
そこで、ここでは、転職前に押さえておくべき「40代薬剤師の転職事情」をご紹介します。
事情1.需要が高い薬剤師は40代でも転職可能
結論からお伝えすると、薬剤師は需要が高いので、40代での転職は可能です。
実際に令和3年2月分の有効求人倍率をみると、薬剤師等の需要が高いことがわかります。
全体 | 1.04倍 |
---|---|
医師・薬剤師等 | 2.11倍 |
有効求人倍率2.11倍というのは、1人あたりに2.11件の求人があることを示しており「求職者優位の売り手市場」の状態であると分かります。
近年では、人手不足の薬局やドラッグストアが多数あり、年齢関係なく人材を欲しているケースも多いです。
実際に、転職サイトには、以下のように「40代が活躍している」と記載された求人も多く掲載されています。
▼ファルマスタッフの求人例
(引用:フリーワード「40代」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年8月9日時点)
上記のような求人が多々あることからも、40代の薬剤師を積極的に採用している企業が少なくないことがうかがえます。
このように40代であっても採用のチャンスは十分あるので、転職したいという気持ちがあるなら、積極的にチャレンジしてみましょう。
事情2.未経験分野への転職は難易度が高い
40代で未経験分野の転職は、「かなり難易度が高い」と考えたほうが良いでしょう。
採用側の多くは、40代に「第一線で働ける即戦力」を期待しているため、スキルや経験がない状態では採用されない可能性が高いです。
実際に、40代で異業種に転職する薬剤師は少なく、キャリアピックスが行ったアンケ―トでは、「40代薬剤師の約70%が同業種へ転職している」という結果が出ています。
※アンケートの調査概要は記事末に記載
異業種へ転職している薬剤師もいるものの、割合はあまり多くありません。
培った知識や技術を活かせる職場であれば異業種への転職も可能ですが、まったくの未経験で転職するのは難しいでしょう。
例えば、調剤業務経験しかない40代の薬剤師が、民間企業や臨床経験を求められる病院の求人に応募しても採用は見込めません。
未経験分野への転職は難易度が高いため、40代の薬剤師が転職する際は、今までの経験や知識が活かせる職場を選ぶのがおすすめです。
<未経験の業種に転職したい場合は…>
記事をご覧の方のなかには「定年後を見据えて調剤スキルを習得したい」など、どうしても未経験業種に転職したい方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合、転職サイトで「未経験可」の求人を探すことも手段ですが、未経験可の求人は若手の人材を欲している場合も多いです。
年齢がネックになり、スムーズに求人を見つけられない可能性もあるので、40代向けの良い求人がない場合は転職サイトに相談してみましょう。
転職サイトについては、「4.40代薬剤師におすすめの転職サイト」で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
事情3.年収が下がる可能性がある
40代薬剤師が転職すると、年収が下がる可能性があります。
40代薬剤師は、現職でキャリアを積んでいることが多く、新たな職場へ転職すると現職よりも年収が下がりやすいのです。
実際にキャリアピックスが行った「転職後の年収」に関するアンケートでも、4割以上の方が「年収が下がった」と回答しています。
※アンケートの調査概要は記事末に記載
なお、年収が下がった方で一番多かったのが「30~60万円の減少」で、もっとも減少額が大きかった回答は、大手製薬会社MRから調剤薬局への転職で「400万円の減少」でした。
製薬会社から薬局等に転職する場合は、とくに年収が大幅に下がる可能性があるので、しっかりと認識しておきましょう。
<年収を下げたくない場合は…>
年収を下げたくない場合は、これまでの経験やスキルを活かせる業種に転職することをおすすめします。
キャリアップできるような職場を選べば、年収をアップさせることも決して不可能ではありません。
2.業種別|40代向け薬剤師求人の傾向と効率的な探し方
40代の薬剤師は十分転職可能であるとお伝えしましたが、若手と比較して不利になるケースもあるので注意が必要。
40代の薬剤師がスムーズに転職するためには、業種別の傾向を把握し、40代でも採用の可能性がある求人にアプローチすることが大切です。
そこで、ここでは「40代向け薬剤師求人の特徴と効率的な探し方」をご紹介します。
調剤薬局:調剤経験があれば十分転職可能
調剤薬局は、40代の薬剤師でも調剤経験があれば十分採用のチャンスがあります。
深刻な人手不足に陥っており、「何としてでも薬剤師を確保したい」と考えている調剤薬局も多いためです。
ただし、人気が集中しやすい大手の調剤薬局は、ポテンシャルを期待して若手の薬剤師を採用する傾向にあります。
転職難易度は各々の薬局の事情によって大きく異なるため、求人探しの際には「40代でも採用の可能性があるの職場なのか」見極めましょう。
【探し方】「40代」のフリーワードで検索する
転職サイトの求人検索を活用し、「40代」のフリーワードで検索すると、以下のように40代が活躍していたり、40代を積極的に採用している職場の求人がヒットします。
▼ファルマスタッフの求人例
(引用:フリーワード「40代」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年8月9日時点)
上記のような「40代」のワードが記載されている求人は、年齢が不利にならない可能性が高いため、採用のチャンスがあります。
ドラッグストア:人手不足の店舗が多く転職しやすい
ドラッグストアは比較的転職しやすく、40代であっても転職可能です。
近年、ドラッグストアの人気は外国人観光客を含めて高まっており、店舗数が増えています。
そのため、なかなか薬剤師を確保できないドラッグストアも多いのです。
深刻な人手不足に悩み「年齢に関わらず、何としてでも薬剤師を採用したい」という店舗も多くあります。
また、ドラッグストアは「調剤業務が発生しない職場も多い」「研修制度が充実している店舗が多数ある」という理由から、ブランク明けであっても入職しやすい傾向にあります。
ドラッグストアは人手不足の店舗も多く、40代でも採用の可能性があるので、ぜひ転職を検討してみてはいかがでしょうか?
【探し方】調剤経験の有無を踏まえて求人を探す
調剤経験があり、調剤業務を行いたい場合は、調剤併設のドラッグストアに絞って求人を探すのが良いでしょう。
反対に、調剤業務に不安がある場合は、調剤併設でないドラッグストアを選ぶのがおすすめです。
転職サイト「ファルマスタッフ」では、以下のように、「ドラッグストア」と「ドラッグストア(調剤あり)」を選択して求人を検索できるので、ぜひ活用してみてください。
(引用:求人詳細検索|ファルマスタッフ)
また、調剤薬局と同様、「40代」のワードが記載されている求人は、40代でも積極的に採用している可能性が高いので、あわせてチェックしてみてください。
病院:若手と比較して不利になりやすい
病院は40代で転職する場合、若手と比較して不利になりやすいです。
病院薬剤師は、病棟業務や抗がん剤調製など業務の幅が広く、覚えるべきことが多いので、ポテンシャルを期待して若手の薬剤師を採用する傾向にあるためです。
とくに、総合病院など人気の高い病院は、40代になると書類審査に通りにくくなります。
「新卒薬剤師に人気が高く、新卒薬剤師メインで採用している」「ポテンシャルを期待して若手薬剤師を採用する」という病院も少なくありません。
病院は不利になりやすいことを考慮し、転職活動を進めましょう。
【探し方】慢性期病院への転職を狙う
40代で病院への転職にチャレンジしたい場合は、比較的倍率が低い「慢性期病院」の求人を探すのがおすすめ。
慢性期病院は急性期病院と比較して若手からの人気が低く、中途採用を行っているところも多いため、40代薬剤師であっても採用の可能性があります。
たとえば、以下のように40代の方が活躍している職場もあります。
▼ファルマスタッフの求人例
(引用:「病院・クリニック」フリーワード「40代」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年8月11日時点)
急性期病院への転職はどうしても若手が有利になりやすいので、40代で病院に転職したい場合は、比較的難易度が低い「慢性期病院」を狙いましょう。
製薬会社:競争率が高く書類審査に通りにくい
製薬会社は40代になるとハードルが非常に高まります。
製薬会社では、ポテンシャルを期待して若手の薬剤師を採用することが多く、40代の薬剤師は不利になるためです。
「40代で応募したら、書類選考にさえ受からなかった」というケースも少なくありません。
とくに、未経験の企業へ転職する場合は、1からスキルや経験をつける必要があるので、年齢が上がると採用に抵抗を感じる企業が多いです。
このような理由から、製薬会社への転職はかなり難易度が高いため、あまりおすすめできません。
スキルや実績がある場合は例外がありますが、企業への転職は若手が有利であることを把握しておきましょう。
3.【必見】40代薬剤師が転職を成功させるポイント
40代でも十分採用のチャンスがあるとはいえ、やはり年齢が気になり「転職は難しいかも」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
たしかに、40代の転職は20~30代と比べて難易度が上がります。
しかし、ポイントを押さえ、40代ならではの強みを活かすことができれば、スムーズに転職活動を進められるはずです。
ここでは40代薬剤師の転職を成功させるポイントをご紹介しますので、参考にしてください。
ポイント1.定年を見据えて転職活動を行う
40代薬剤師は、将来や定年を見据えて転職活動を行うことが大切です。
なぜなら、40代での転職は「最後」となる可能性が高いためです。
希望とかけ離れた職場に転職してしまった場合、「不満があるけど、年齢的に転職できず我慢するしかない」という状況に陥ってしまう恐れがあります。
「年収より仕事内容の質を重視したい」「自由な時間を増やしプライベートを充実させたい」など、何を重視するかじっくり検討することが大切です。
転職後に後悔にしないためには、将来を見据えたうえで「重視するポイント」を考えるようにしましょう。
ポイント2.働きやすさも考慮する
40代薬剤師が転職する際は、働きやすさも重要なポイントとなります。
体力は年齢とともに低下していくため、「まだまだ働ける!」と思っていても注意が必要。
ハードな職場に転職した場合、体力がもたなくなったり、仕事とプライベートを両立させることが難しくなる可能性があります。
「夜勤が多すぎて体力が持たない」「残業が多すぎて疲れが取れない」と感じる40代も少なくありません。
求人探しの際には、働きやすさも考慮し、以下の項目についてもしっかりと確認しましょう。
- 労働時間
- 年間休日日数
- 残業の有無
- 有給休暇の取得状況
- 急用の際に休める環境か
- 土日祝日の勤務…など
ポイント3.スキルと経験の棚卸しを行う
40代薬剤師が転職を成功させるためには、スキルや実績を考慮して職場を選ぶことが大切です。
40代薬剤師の強みは、若手にはない「豊富な経験」であるため、これまで培ってきたスキルや実績をアピールすることで、内定率を高められます。
「調剤業務に慣れているので即戦力として活躍できる」「抗癌剤関連の副作用モニタリングができる」など、スキルや実績をアピールすることが大切。
とくに、若者にはないマネジメントスキルは重宝されやすいです。
即戦力として活躍できることをアピールできれば、採用の可能性が高まるでしょう。
<経験・スキルの棚卸しを行う方法>
しっかりと自己アピールするためには、事前に経験やスキルをまとめておくことが大切です。
以下に、経験・スキルの棚卸しを行う方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 経験を書き出す
⇒新卒から今までの経験を振り返ってまとめる
(1日の処方箋枚数等、細かな部分もまとめる) - スキルや強みをまとめる
⇒経験から身についた技術・資格等をまとめる - 業務での成果を書き出す
⇒生産効率の改善等、業務の成果を具体的にまとめる
(明確な根拠や定量的なデータがあるとベター)
ポイント4.求人の傾向を見極める
40代薬剤師が転職する際は、転職サイトを活用し、40代のワードで求人を検索するのがおすすめです。
「40代以上歓迎」「平均年齢40代」などと記載されている求人では、40代薬剤師を積極的に採用している可能性が高いです。
▼ファルマスタッフの求人例
(引用:フリーワード「40代」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年8月9日時点)
一方、「第二新卒歓迎」「若手が活躍中」などと記載されている求人は、若手を積極的に採用している傾向にあり、40代薬剤師は不利になりやすいので注意が必要。
40代薬剤師が転職する場合は、「自分の年代に向いている求人なのか」見極めるようにしましょう。
ポイント5.薬剤師専門の転職サイトを活用する
40代薬剤師が転職する際は、転職サイトに相談するのがおすすめです。
転職サイトとは、求人紹介や転職のサポートをしてくれるサービスのこと。
転職サイトを利用すると、転職のプロであるアドバイザーが求職者にマッチする求人を紹介してくれたり、応募書類の添削を行ってくれます。
40代薬剤師は転職コストが高いこともあり、若手の薬剤師と比較して不利になりやすいので十分な対策が必要。
転職サイトを利用すれば、転職のプロが40代薬剤師ならではの自己アピールの仕方をアドバイスしてくれるので、内定の確率をぐんと高めることができますよ。
実際に、転職サイトに相談したことで「しっかり自分の強みをアピールできた」というケースも多いです。
40代という年齢がネックになり、転職に不安を感じているのであれば、ぜひ転職サイトの利用を検討してみてください。
4.厳選!40代薬剤師におすすめの転職サイト3社
転職活動を成功させるためには、「薬剤師に特化した転職サイト」の活用がおすすめ。
転職サイトを利用すれば、転職相談・求人紹介・選考対策など幅広いサポートを受けられます。
転職サイトのサポートを受けることで、自信を持って選考に挑めたり、内定の確率を高められるケースも多いですよ。
ここでは、おすすめの転職サイトをご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。
サイト名 | おすすめの人 |
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ファルマスタッフ |
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マイナビ薬剤師 |
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薬キャリ |
|
本記事で紹介する3社は「薬剤師転職サイトおすすめランキング!職場別・雇用形態別」から、さらに厳選した転職サイトです。
そのほかの転職サイトもチェックしたい方は、ぜひ上記の記事もご覧になってみてください。
対面でじっくり相談にのってもらいたいなら「ファルマスタッフ」
(引用:ファルマスタッフ)
「ファルマスタッフ」は、「日本調剤グループ企業」が運営している転職サイトです。
個別面談でじっくり相談にのってもらえるので、「自分の経験を活かせる転職先が分からない…」と悩んでいる40代の方にぴったり。
個別面談で相談することで、「スキルを活かせる職場へ転職できた」「40代薬剤師が働きやすい職場を紹介してもらえた」というケースも多いです。
また、ファルマスタッフのコンサルタントは積極的に紹介先を訪問しており、職場の雰囲気など求人情報だけでは分からない情報を丁寧に教えてくれます。
じっくり相談にのってもらいたい方や、転職先の細かな情報を入手したい方は、ぜひファルマスタッフを利用してみてください。
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
---|---|
公開求人数 | 約41,000件(2022年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.38-8931.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!ファルマスタッフの気になる評判と利用前の全注意点」 |
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地元で転職したいなら「マイナビ薬剤師」
(引用:マイナビ薬剤師)
マイナビ薬剤師は、大手人材会社「マイナビ」グループが運営している転職サイト。
全国15カ所に拠点があるので、地方在住でも便利に利用可能です。
また、マイナビ薬剤師は、ドラッグストアなど調剤薬局以外の求人を多く保有しています。
調剤業務が発生しない求人も多いので、調剤未経験の40代薬剤師でも転職しやすい案件を効率良く探すことができるでしょう。
地方で転職を考えている方や、たくさんの求人をチェックしたい方は、ぜひマイナビ薬剤師を利用してみてください。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約60,000件(2022年1月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://pharma.mynavi.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビ薬剤師の気になる評判と利用前の全注意点」 |
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急ぎの転職なら「薬キャリ」
(引用:薬キャリ)
薬キャリは、医療従事者を対象としたサービスを提供する「エムスリー」のグループ企業が運営しているサイト。
医療業界に広くコネクションがあり、他にはない独占求人を保有しています。
また、薬キャリのもうひとつの強みが「転職のスピード感」。
登録後は、電話のやりとりだけで、最短即日最大10件の求人を紹介してくれるため「できるだけ早く転職したい」という方にもおすすめです。
他にはない独占求人をチェックしたい方や、スピード感のある転職を実現したい方は、ぜひ薬キャリに登録してみてください。
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約40,000件(2022年1月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://agent.m3career.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!薬キャリの気になる評判と利用前の全注意点」 |
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5.40代薬剤師に多い転職理由
40代で転職を考えている場合、「周囲がどんな理由で転職したのか」気になる方も多いのではないでしょうか?
もちろん人によって理由はさまざまですが、多くには「スキルやキャリアに関する不満」や「現職の環境への不満」が関係しています。
実際に、キャリアピックスが行ったアンケートでは、「スキルアップやキャリアアップ」「職場環境への不満」といった理由で転職している人が多いという結果になりました。
※アンケートの調査概要は記事末に記載
ここでは、キャリアピックスで行ったアンケ―ト結果にもとづいた順に「40代の薬剤師に多い転職理由」を紹介するので、ご自分の状況と照らし合わせてみてください。
理由1.スキルアップやキャリアアップ
スキルアップやキャリアアップを目指して転職する40代薬剤師は多いです。
40代の薬剤師は、ある程度経験を積んでいるので、より高いレベルでのスキルアップ・キャリアアップに挑戦する人が多いのです。
Twitterでは、スキルアップを目的に転職した薬剤師の方の体験談も投稿されていました。
北海道40代女性の転職成功事例です。スキルアップしたいとご相談いただきました。今まで整形外科の門前でしたが、複数科目を取り扱う調剤薬局をご紹介。いろいろな処方箋に触れて、薬剤師としての経験を深めたいです。と大変意欲的なご様子です。
— ファーマ人材バンク (@pharmajinzai) September 28, 2011
40代だからこその経験を活かし「転職でさらに成長したい」と考える人は多いようです。
理由2.職場環境への不満
職場環境に不満があり、転職を検討する40代薬剤師も多いです。
40代薬剤師は、比較的長く勤務しているため、職場環境への不満に耐えられないケースも少なくありません。
「業務量が多い」「有給休暇の取得率が低い」など、職場環境に依存した不満は多いです。
職場環境や労働条件の改善は上司や会社の方針に依存するため、職場を変える決断をする薬剤師も少なくないようです。
理由3.引っ越しや家庭の事情
引っ越しや家庭の事情により、転職する40代薬剤師もいます。
40代というと、育児も徐々に落ち着き、ライフスタイルに変化がある人も多いタイミング。
ライフスタイルの変化をきっかけに、転職を考える人も少なくありません。
たとえば、家庭の事情で、パートで働ける職場に転職したり、通勤距離が短くなる職場に転職するケースも多いようです。
ライフスタイルの変化に合わせて、職場や働き方を変更するのはごく自然といえるでしょう。
理由4.待遇や給与への不満
意外に感じるかもしれませんが、年収に対する不満があり、転職を検討する40代薬剤師は多いです。
40代になると、親の介護・子どもの受験などの出費がかさみ、年収を上げたいと考える人が多いためです。
また、40代になると、同年代の薬剤師であっても年収に大きな差があり、なかには以下に示す40代薬剤師の平均年収に届いていない人もいます。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
40~44歳 | 約650万円 | 約580万円 |
45~49歳 | 約700万円 | 約600万円 |
実際に、キャリアピックスが行ったアンケートによると40代薬剤師の半数以上が年収に満足していないと回答しています。
「同世代の薬剤師と比較し、年収が低すぎる」「40代薬剤師の平均年収よりも100万円以上低い」と、焦るケースもあるようです。
ただし、40代の転職では、必ず年収をアップできるとは限りません。
場合によっては、今より年収が下がる可能性もあるので、転職前には「本当に転職すべきなのか」よく考えましょう。
その他の理由
そのほかの転職理由としては、以下が挙げられます。
- 定年を見据えて転職したい
- 体力的な負担を減らしたい
40代というと、最後の転職になる可能性が高い年代。
転職を考えている方の中には、「再雇用制度がある職場や、定年年齢が高い職場に転職したい」「体力の負担が軽い職場に転職したい」という人も少なくありません。
定年退職後に再就職先を見つけるのは大変なので、40代のうちに将来を見据えて転職を考える人は多いようです。
以下の記事では、定年退職後の薬剤師の働き方について解説しているので、興味がある方はぜひあわせてご覧ください。
6.40代薬剤師の転職体験談
転職をする際の参考になるのが、同じ年代の方々の転職体験談。
成功例やネガティブな声を押さえ、必要な対策を把握することで、転職の後悔を防げるはずです。
ここでは、40代薬剤師の転職体験談をご紹介しますので、転職を検討している方は参考にしてみてください。
40代薬剤師の転職成功例
40代薬剤師の転職成功例をご紹介します。
「雇用形態を変えて成功した」「ブランク明けで転職できた」など、貴重な体験談もあります。
ぜひ、参考にしてみてください。
雇用形態を変えて転職成功した例
40代女性
調剤薬局
コンサルタントさんに人間関係のトラブルに悩まされず、以前より高い年収を実現したいことを相談すると、仕事の幅を限定できる派遣社員を考えてみてはどうかというアドバイスをいただきました。
(中略)
新しい調剤薬局では人間関係に悩まされることもなく、調剤と服薬指導を中心に働いています。
勤務時間は正社員時代と同じですが仕事内容を限定している分、集中して仕事に打ち込めていると感じます。
派遣薬剤師に雇用形態を変更することで、職場が定期的に変わるため、人間関係の悩みを解消できた例です。
現職への不満から転職する場合、雇用形態の変更を検討するのもひとつの選択肢です。
ただし、派遣薬剤師は即戦力を求められるため、スキルや経験も考慮すしましょう。
病院への転職に成功した体験談
40歳で転職しました
輸液などは病院薬剤師の方におすすめの本を聞いて勉強しました
1年目はパワハラ上司と2年目はほぼ一人
やる気さえあればなんとかなります
看護師とのコミュニケーションのほうが大変でした— 薬病女神 (@yakubyoumegami) August 17, 2020
40代で病院への転職に成功した体験談です。
40代での病院への転職難易度は高いですが、自主的に学習するなどの努力でカバーできるケースもあります。
希望業種がある場合は、目標に向けてできることがないか考えてみましょう。
ブランク明けで転職に成功した体験談
40代女性
調剤薬局
ネックとなるブランクについては、コンサルタントの方に相談してみました。
すると、ブランクがあっても復帰後の業務がスムーズに進められるよう、管理薬剤師をはじめ、先輩方が丁寧に指導してくれる職場を探してくださり、病院や調剤薬局の求人をいくつか紹介していただきました。
その結果、調剤薬局に正社員で採用。
初めての業務も、先輩たちにしっかり教えてもらいながら、少しずつ慣れていきました。
大型病院の門前薬局ということもあり、扱う薬の種類も多く大変な点もありますが、自分の成長にもつながっていると思います。
コンサルタントの方に事前に調べていただいたとおり残業もなく、土日もお休み。
また、職場にはママ薬剤師も何人かいるので、学校行事等で休みを取る場合には、お互い気持ちよくサポートし合おうという雰囲気もあります。働きやすい環境のなか勤務でき、感謝しています。
ブランク明けで環境の良い職場に転職できた体験談です。
ブランクがある場合は、「残業の有無」「有給休暇の取得状況」など無理なく働ける環境かをあらかじめ確認しましょう。
とくに、子育て中の場合は労働環境が重要なので、あらかじめ転職サイトに情報を教えてもらうのがおすすめです。
40代薬剤師の転職に関するネガティブな声
40代薬剤師の転職に関するネガティブな声をご紹介します。
40代薬剤師は年齢がネックになり、スムーズに転職活動が進まないケースもあります。
ぜひ、参考にしてみてください。
想像していた業務内容とのギャップを感じた体験談
40代女性
調剤薬局⇒病院
初めて、仲介会社を介しての転職をしたが、仲介会社の担当者から聞いていた職務内容と、実際に入職してから求められる役割が大きく違って大変戸惑った。
もしかしたら、紹介実績をあげるために、私の求めているような内容しか話さなかったのではないか、とも疑ったが、先方の総務担当から聞いていた内容とも違っていたので、実務担当の考えていることが、人を介するうちにうまく伝わっていなかった可能性もあり、今度からは入職前に実務担当者に対してしっかり確認しようと反省した。
業務内容に関し、入職前の情報とのギャップがあったという体験談です。
転職サイトに任せきりではなく、自分でも情報収集するなど能動的に行動することが大切です。
転職活動を行う際は、入念な情報収集をし、転職先のミスマッチを防ぐ必要があるでしょう。
コロナ禍で転職活動がスムーズに進まなかった体験談
コロナになる前は、薬剤師のパートの仕事は余るくらい案件があった。
なのに今はどうだ?いくら薬剤師専用の転職サイトに登録しても連絡の一つもない。
もう僕も今年で40歳。人生の折り返し地点まで来ているが何も成し遂げていない。
仕事もダメ、結婚もダメ、何もかもダメ
落ち込むわ— kiara (@kiara836168811) June 26, 2021
コロナ禍で転職活動がスムーズに進まなかったという体験談です。
地域によっても差がありますが、新型コロナウイルスの影響で「求人が以前より見つかりにくい」と感じている方も多いようです。
希望の求人が見つからない場合は、複数の転職サイトに登録し、より多くの情報を入手できる環境を整えておくことをおすすめします。
年齢により転職難易度が高いと感じている声
東京に限ると調剤経験豊富でも40歳以上だと薬剤師の転職すごーく難しくなっているらしい( ;´Д`)年齢で切られてしまうそう。とりあえず安定して仕事続けていられるだけでもありがたい。笑。
— Mariko (@05mariko30) June 11, 2014
40代での転職難易度が高いと感じている声です。
東京の中心部はとくに薬剤師数が多いので、転職先探しに難航することも少なくありません。
一方、人手不足の地方や郊外では、比較的内定を獲得しやすい傾向にあります。
働く場所にこだわりがない場合は、人手不足の地域を狙ってみるのも手段です。
7.Q&A|40代薬剤師の転職によくある疑問
最後に、40代薬剤師の転職によくあるQ&Aをまとめました。
Q1.業種別の平均年収は?
以下は、転職サイト「マイナビ薬剤師」が保有している求人の平均年収を比較した表です。
病院薬剤師 | 434.6万円 |
---|---|
調剤薬局 | 488.3万円 |
ドラッグストア | 512.5万円 |
製薬会社 | 543.2万円 |
(参考:薬剤師の平均年収(給料)はいくらぐらいですか?|マイナビ薬剤師)
病院は、やりがいがあることから人気が高く、人手が足りている職場が多いため、比較的年収が低くなる傾向にあります。
一方、近年店舗が増加しているドラッグストアは、「給与を高くしてでも人材を確保したい」という人手不足の職場も多く、平均年収が高い傾向にあります。
薬剤師は、業種による平均年収の差が大きいので、上記のような年収差も考慮して転職先を検討しましょう。
Q2.管理薬剤師として転職した場合の平均年収は?
令和元年に実施された「医療経済実態調査のデータ」に記載されている、一般薬剤師と管理薬剤師の平均年収は以下のとおりです。
- 一般薬剤師の平均年収:4,738,925円
- 管理薬剤師の平均年収:7,518,472円
また、転職サイト「ファルマスタッフ」に掲載されている求人の最低年収・最高年収は以下の通りです。
役職 | 最低年収 (平均) |
最高年収 (平均) |
---|---|---|
一般薬剤師 | 約420万円 | 約520万円 |
管理薬剤師 | 約520万円 | 約600万円 |
(参考:ファルマスタッフ|2021年7月24日時点
※「(求人全体・管理薬剤師)・正社員」で検索し、無作為に選んだ10件の求人の最低年収・最高年収を平均した結果)
経験や状況によって異なりますが、管理薬剤師にキャリアアップした場合は100万円以上年収を高められる可能性もあります。
転職してキャリアアップを狙いたい場合は、「管理薬剤師候補」などの条件で求人を検索してみることも手段です。
Q3.薬剤師は何歳まで働ける?
薬剤師の定年は職場によって様々で、一般的には60歳~65歳が多いですが、なかには定年なしの職場もあります。
たとえば、大手転職サイト「ファルマスタッフ」には以下のような「定年なし」の求人も掲載されています。
(引用:フリーワード「定年なし」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年8月9日時点)
ただし、定年なしの求人は少ないので、長期間働きたい場合は転職サイトに相談してみてください。
Q4.薬剤師の転職市場は新型コロナウイルスの影響を受けている?
他職業と比べると影響は少ないため転職自体は可能ですが、転職市場には少なからず影響が出ています。
実際に、平成29年以降・各年2月の有効求人倍率を見ると、新型コロナウイルスの影響が大きくなってきた令和2年以降、医師・薬剤師等の有効求人倍率は低下傾向にあります。
平成30年 2月分 |
平成31年 2月分 |
令和2年 2月分 |
令和3年 2月分 |
|
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全体 | 1.51 | 1.54 | 1.38 | 1.04 |
医師・薬剤師等 | 5.58 | 4.75 | 3.41 | 2.11 |
(参考:厚生労働省 一般職業紹介状況 |平成30年分・平成31年分・令和2年分・令和3年分)
とくに派遣などの求人は少なくなっているため、思うように求人が見つからないない場合は転職サイトに相談してみるのがおすすめです。
Q5.50代になると転職の難易度は上がる?
50代になると転職の難易度は上がるので、40代のうちに行動するのがおすすめです。
薬剤師の職場では定年が60歳~65歳に設定されていることが多いので、50代で転職した場合、転職先で勤務できる期間は最大でも15年。
勤務年数の短さから採用に抵抗を示す職場も多いです。
50代を採用している職場もありますが、転職活動に時間がかかる可能性が高いでしょう。
転職を考えているのであれば、ぜひ40代のうちに行動を起こしてください。
まとめ
薬剤師は40代でも十分転職できますが、業種によって難易度は異なるため、自分に合う求人を見つけることが大切です。
比較的転職しやすい職場としては「調剤薬局」「ドラッグストア」などが挙げられるので、ぜひ求人をチェックしてみてください。
また、40代の転職を成功させるためには、以下のポイントを押さえて転職活動を行いましょう。
- 定年を見据えて転職活動を行う
- 働きやすさも考慮する
- スキルと経験の棚卸しを行う
- 求人の傾向を見極める
なお、40代の転職を有利に進めるためには、総合的なサポートを受けられる「薬剤師専門の転職サイト」の利用がおすすめです。
以下の3社は「転職活動を手厚くサポートしてくれる」と評判なので、ぜひ利用してみてください。
サイト名 | おすすめの人 |
---|---|
ファルマスタッフ |
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マイナビ薬剤師 |
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薬キャリ |
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40代薬剤師の転職に関するデータやグラフは、以下のアンケートをもとに作成しています。
【転職後の業種・転職理由について】
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:転職経験がある薬剤師
- 調査地域:全国
- 調査期間:2021年7月13日〜2021年07月28日
- 調査機関:クラウドワークス、ランサーズ
【転職後の年収について】
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:転職経験がある薬剤師
- 調査地域:全国
- 調査期間:2021年03月16日〜2021年04月20日
- 調査機関:クラウドワークス
40代女性
調剤薬局から病院
出産前に働いていた調剤薬局では、小さなお子さんがいるパート薬剤師が何人もいたため、子供の発熱などで休む場合の急な穴埋めなどで、予定外の出勤になることが多く、また、ブランクありで入職したにもかかわらず、すぐに薬剤師一人の環境で働くことも求められた。