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転職を成功させるために重要となるのが志望動機。
しかし、「志望動機が思い浮かばない」「どのように伝えれば良いか分からない」など、お困りの方も多いでしょう。
内定率を高めるためには、わかりやすく説得力のある志望動機を伝え、採用担当者に「良い印象」を与える必要があります。
そこで本記事では、薬剤師が転職する際の志望動機の作り方、ポイントや注意点、志望動機作成をサポートしてくれる転職サイトについて詳しく解説します。
本記事を読めば、志望動機を伝えるコツを身につけ、転職活動を有利に進められるはずですよ。
薬剤師の免許を活かせる副業7選!兼業禁止の薬剤師やダブルワークで稼ぐコツを解説
1.採用担当が志望動機で見ているポイント
転職に有利になる志望動機をつくるには、採用担当の立場にたって考えることが大切です。
採用側の立場になり「どのような人材を求めているのか」を考えることで、志望動機に盛り込むべき内容が明確になります。
そこでまずは、「採用担当が志望動機で見ているポイント」をご紹介します。
志望動機の例文を知りたい方は、記事後半「【職種別】薬剤師が転職する際の志望動機例」・「【タイプ別】薬剤師が転職する際の志望動機例」を参考にしてください。
着目点1.職場について正しく理解しているか
採用担当は、求職者が職場について正しく理解しているかを見ています。
求職者が職場について正しく理解していない場合、「業務にギャップを感じ、すぐに辞めてしまうかもしれない」ためです。
具体的には以下のような点に着目し、「理解度がどのくらいなのか」「長期的に安定して働いてくれる人材か」を見極めているケースが多いです。
- 職場の基本的な情報を把握しているか
- 事業内容を正しく認識しているか
- 職場の業界内での立ち位置を理解しているか
- 担当する業務について認識違いがないか……など
上記のようなポイントを、しっかりと理解した上で志望動機を作成することが大切です。
たとえば調剤薬局についてリサーチする場合、その薬局が「大手・中堅・地場薬局のいずれに当てはまるのか」「どういった店舗展開をしているか」などは最低限確認しておきたいポイントです。
ミスマッチを防ぐためにも、事前に職場見学をしたりホームページをチェックし、職場についての理解を深めておきましょう。
着目点2.職場の方針と求職者の方向性がマッチしているか
職場の方針と求職者の方向性がマッチしているかも、採用担当が見ているポイントの1つ。
職場側は、会社の理念や経営方針などについて理解している人を採用し「会社に貢献してほしい」と考えています。
具体的には、以下のような点に着目し、「職場の方針と求職者の方向性がマッチしているか」を見極めているケースが多いです。
- 職場理念を理解しているか
- 求職者の将来的なキャリア像と職場の方向性が合致しているか
- 職場が推進している取り組みについて理解しているか
- 職場が求める人材を把握しているか……など
たとえば「PB医薬品の販売に力を入れている」「かかりつけ薬剤師の推進」など、職場が力を入れている取り組みはさまざま。
推進している取り組みについては、ホームページなどに記載されていることが多いです。
応募先に「採用したい」と思ってもらうためには、「職場の方向性と自分の方向性が合致していること」をアピールすることが大切です。
着目点3.入職後に活躍してくれそうか
入職後に活躍してくれそうかも、採用担当が気になるポイントです。
とくに、前職で培った実績やスキルについては、入職後にどのように活かして活躍してくれるかに注目しています。
具体的には、以下のような点に着目し、「入職後に活躍してくれそうか」を見極めているケースが多いです。
- 前職での調剤経験(取り扱ってきた処方箋など)
- 専門知識の有無
- 取得している資格
- 講習会での発表などの実績
たとえば、在宅医療に関与した経験があれば、在宅医療に力を入れている薬局で「即戦力になる」と判断してもらいやすいでしょう。
また、培った実績、スキルを単に伝えるのではなく「応募先でどのように活用できるのか」に注目して伝えると印象が良くなりますよ。
着目点4.転職理由
採用担当は、転職理由にも着目しています。
「なぜ、転職したのか」を知ることで、以下のような点を確認できるためです。
- 仕事への意欲の高さ
- 採用後に活躍してくれる人材かどうか
- 同じ理由ですぐに転職してしまわないか…など
転職理由がネガティブだと、採用担当者にマイナスな印象を与えやすいので注意が必要です。
とくに、人間関係のトラブルはどこの職場でも発生する可能性があるため、理由とした場合「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」と思われる可能性があります。
転職理由は、採用担当にポジティブな印象を与えられるよう意識しましょう。
2.内定率を高める!薬剤師の志望動機の作り方
内定率を高めるためには、志望動機で採用担当に好印象を与えることが大切。
いくつかのポイントを把握しておくことで、採用担当の印象に残る志望動機になります。
ここでは、「内定率を高める薬剤師の志望動機の作り方」をご紹介します。
ポイント1.その職場ではないといけない理由を伝える
志望動機では、その職場ではないといけない理由を伝えることが大切です。
特に、応募者が多い調剤薬局やドラッグストアは、志望動機が具体的でないと、採用担当側の印象に残りません。
たとえば、以下のような動機が例として挙げられます。
OTC医薬品や接客マナーなどの研修制度が充実していることに魅力を感じた
かかりつけ薬剤師の育成に力を入れている御社で働きたい
その職場ではないといけない理由を伝えることで、「熱意がある」という印象を持ってもらえます。
とくに、応募先の職場の強みや、推進している事業について着目するのがポイントです。
ホームページをチェックしたり、職場見学を行い、応募先のどのような点に魅力を感じたのかを伝えましょう。
ポイント2.前職で培った経験やスキルと志望動機を関連づける
前職で培った経験やスキルと、志望動機はできるだけ関連づけるようにしましょう。
前職で培った経験やスキルが志望動機に反映されていると、説得力がありますし、即戦力となることをアピールできます。
たとえば、循環器専門の病院に転職する場合は、以下のような志望動機が考えられます。
循環器科の門前薬局で5年間勤務して培った知識を活かして薬物治療に貢献したい
また、「心不全に関する薬物療法の講義を行った経験がある」など、具体的なエピソードを交えると、さらに説得力が増します。
転職活動前には、スキルや経験の棚卸しを行い、伝える内容を整理しておきましょう。
<棚卸しの方法>
- 経験を書き出す
⇒新卒から今までの経験を振り返ってまとめる
(1日の処方箋枚数等、細かな部分もまとめる) - スキルや強みをまとめる
⇒経験から身についた技術・資格等をまとめる - 業務での成果を書き出す
⇒生産効率の改善等、業務の成果を具体的にまとめる
(明確な根拠や定量的なデータがあるとベター)
ポイント3.転職後のキャリアプランを明確にする
転職後のキャリアプランを明確にすることも、効果的です。
5年後・10年「薬剤師としてどのように成長していきたいのか」を明確にし、採用担当者に伝えることで、モチベーションの高さや熱意をアピールできるためです。
たとえば、以下のような目標が例として挙げられます。
かかりつけ薬剤師として、地域に根差した薬剤師を目指したい
がん専門薬剤師の資格を取得して、癌患者の薬物治療に貢献したい
具体的な目標を伝えることで、採用担当者に「長期的に活躍してくれるだろう」「入職後にもしっかり成長してくれるだろう」という印象を与えることができます。
ただし、「目標なら何でもOK」というわけではありません。
ミスマッチな印象を与えないためにも、「応募企業で実現できる目標」を伝えることが大切です。
キャリアプランを明確にし、熱意を見せることで、採用担当に好印象を与えられるでしょう。
ポイント4.転職理由はポジティブに転換する
ネガティブな転職理由は、ポジティブに転換することが大切です。
「人間関係が悪かった」「年収に不満がある」などネガティブな転職理由を伝えると、採用してもすぐやめるのではと思われ、採用担当からのイメージが悪くなるためです。
ネガティブな転職理由であったとしても、ポジティブな印象を与えることを心がけましょう。
理由をポジティブに転換する例をまとめたので、参考にしてみてください。
理由 | 転換後 |
---|---|
人間関係が悪かった | 周囲と連携し、チームワークを大切にして働きたい |
年収に不満がある | キャリアアップして責任のある仕事がしたい |
残業が多い | 効率的に成果をあげたい |
教育制度がない | 薬剤師として成長し、医療に貢献したい |
ネガティブな理由で転職する人は多いと思いますが、少し角度変えるだけで「ポジティブな理由」になり、採用担当への印象が良くなります。
また、薬剤師に多い転職理由や面接で不利にならない伝え方を知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
ポイント5.転職サイトを活用してアドバイスしてもらう
ここまで志望動機作成のポイントを説明してきましたが、なかなか良い案が思い浮かばないことも多いですよね。
とくに転職に不慣れな場合は、自己アピールが不十分になりやすいので注意が必要です。
志望動機の作成が不安な方におすすめなのが、求人紹介や転職のサポートをしてくれる「転職サイト」の利用。
転職サイトでは、アドバイザーが志望動機の作成を手厚くサポートしてくれます。
「採用担当者の印象に残すためにはどうすれば良いか」「経験をどうアピールすれば良いか」など、細かくアドバイスしてくれるので、質の高い志望動機を作成できますよ。
志望動機の作り方に自信がない場合は、ぜひ転職サイトの利用を検討してみてください。
記事後半「7.志望動機を作成をサポートしてくれる転職サイト3社」では、おすすめのサービスを紹介しているので、ぜひご覧ください。
3.志望動機は「3段構成」で作る!手順を解説
志望動機作成のポイントをご紹介しましたが、「実際にどのように作ればよいか分からない」という方もいらっしゃいますよね。
志望動機は「3段構成」で作ることで、もれなく分かりやすい仕上がりになります。
ここでは、「志望動機作成の手順」を詳しく解説します。
ステップ1.転職の目的や志望理由
まず、転職の目的や志望動機を簡潔に伝えましょう。
結論から伝えることで「もっとも大切な内容をいちはやく採用担当者に理解してもらえる」「次に伝える内容を把握してもらえる」といった効果があります。
<例>
前職で抗がん剤の処方箋を扱った経験から、がん治療に興味を持ち、がん治療を専門的に行っている貴院を志望しました。
採用担当者に主張を正確に理解してもらうためにも、結論である転職目的や志望理由を真っ先に伝えましょう。
ステップ2.応募先の職場を選んだ理由
2つ目のステップとして、応募先の職場を選んだ理由を伝えます。
結論のあとに根拠を伝えることで、説得力のある志望動機になります。
<例>
貴院では、急性期医療から緩和ケアまで行っているとお聞きし、幅広くがん治療と向き合える点を魅力に感じました。
最初に伝えた結論の説得力や納得感を高めるためにも、できるだけ具体的に伝えましょう。
ステップ3.将来の展望や熱意
最後に、将来の展望や熱意を伝えます。
将来の展望や熱意を伝えることで、転職意欲の高さをアピールできます。
<例>
前職で培った服薬指導力を活かし、QOLの面でもがん患者に寄り添うことができる薬剤師を目指したいと考えています。
採用された後に関わりたい業務、取得したい資格などに着目し「こうなりたい!」というキャリアビジョンを採用担当に伝えましょう。
4.【職種別】薬剤師が転職する際の志望動機例
ここまで志望動機の作成ポイントを解説してきましたが、「どういった点に着目すべきか」は職種によって異なります。
内定率を高めるには、各々の職場にあわせて、もっとも効果的な志望動機を考えることが大切です。
そこでここでは、「薬剤師が転職する際の志望動機例」を職場別にご紹介します。
病院の志望動機例文
病院薬剤師の業務は多岐に渡るため、「活用できるスキルを持っていること」が重要です。
病院への転職では、以下のポイントを意識してみてください。
- その病院の特色が、資格取得などのキャリアビジョンにマッチしていること
- 癌患者の治療を積極的に行っている病院であれば「抗癌剤調製スキル」を持っていること
- 糖尿病専門の病院であれば「糖尿病教室を行えるスキル」を持っていること…など
病院への転職を狙う場合は、これまで培ってきた経験をもとに「病院業務で活用できるスキル」を考えてみましょう。
調剤薬局の志望動機例文
20代女性
現:調剤薬局勤務
調剤薬局にて4年間、調剤業務、服薬指導などの業務を行ってきました。
前職の調剤薬局では、薬を渡した後、様々な背景があり指示通り薬を飲めずに残薬が大量になる患者が多数いました。
そのような状況を見て「もっと患者と密接に関わり、よりきめ細やかなフォローがしたい」と感じたのが、転職を考えたきっかけです。
前職での経験から、現在は「かかりつけ薬剤師として、継続して患者のサポートをしたい」という思いを抱いています。
貴社ではかかりつけ薬剤師の推進に力を入れているので、ぜひ入社して地域密着の医療に携わりたいと思い、志望いたしました。
貴社に入社できた際には、前職の服薬指導の経験、コミュニケーション能力を活かして地域医療に貢献したいです。
調剤薬局には、「地域薬局として地域包括ケアシステムに取り組むこと」が求められているので、地域医療を意識して考えることをおすすめします。
調剤薬局への転職では、以下のポイントを意識してみてください。
- 地域薬局として地域包括ケアシステムに取り組むこと
- その薬局ならではの取り組みについて感じていること
- 服薬指導スキル・コミュニケーション能力を活かせること
「かかりつけ薬剤師を推進している」「在宅医療を積極的に行っている」など、薬局によって力を入れている取り組みはさまざま。
調剤薬局への転職を目指す場合は、各々の薬局が力を入れている取り組みについて着目することが大切。
「在宅医療を行いたい」「かかりつけ薬剤師として活躍したい」など、応募先の薬局が取り組んでいることを踏まえ、意欲をアピールすると良いでしょう。
ドラッグストアの志望動機例文
40代女性
現在無職
私は、貴社で、OTC医薬品関連のサポートを通じ、セルフメディケーションに貢献したいと考えています。
薬剤師として、地域住民の健康をサポートしたいという思いから、医薬品の販売に注力されている貴社を志望いたしました。
前職で身につけた漢方薬の知識、服薬指導のスキル、コミュニケーション能力を活かし、地域の人の健康増進に貢献したいと考えています。
ドラッグストアでの薬剤師のおもな役割は「セルフメディケーションの推進」であり、OTC医薬品を提案できる人材が求められています。
ドラッグストアへの転職では、以下のポイントを意識してみてください。
- セルフメディケーション推進への意欲
- そのドラッグストアならではの取り組みについて感じていること
- 漢方薬やOTC医薬品に関する知識を持っていること
また、各々のドラッグストアにより、事業戦略はさまざま。
たとえば、調剤薬局併設型店舗の拡大を進めており「調剤業務」に力を入れている・カウンセリングコーナーを設けて接客サービスを徹底している…など。
ドラッグストアへの転職を目指す場合は、セルフメディケーションや推進している取り組みへの関心を示したうえで、活用できるスキル・経験を伝えることをおすすめします。
5.【タイプ別】薬剤師が転職する際の志望動機例
職種別の薬剤師が転職する際の志望動機例をご紹介しましたが、「なにを一番にアピールすべきかわからない」と迷ってしまいますよね。
志望動機には、いくつかパターンがあるので、把握しておくと作りやすくなります。
ここでは、「タイプ別の薬剤師転職の志望動機例」をご紹介します。
これまでの経験と関連づける志望動機
これまでの経験と志望動機を関連づけると、説得力が増します。
前職での経験・実績を盛り込み、『活かせるスキルがある』とアピールすることで、「即戦力として働いてくれるだろう」と好印象を持ってもらえるのです。
30代女性
現:調剤薬局勤務
私は、糖尿病専門病院の門前薬局で、管理薬剤師として勤務していました。
糖尿病に関する専門知識を活かし、病院薬剤師として糖尿病患者の薬物治療に関わりたいと考えています。
貴院は、糖尿病専門病院として、高度な治療を行っているため、スキルを磨きつつ、糖尿病患者の薬物治療に貢献したいです。
前職で培った経験とスキルを交え、具体性のある志望動機にしましょう。
職場理念への共感を盛り込んだ志望動機
職場理念への共感を盛り込んだ志望動機は、採用担当からの印象が良くなります。
職場は、自社の活動内容や経営方針に賛同してくれる人と一緒に働きたいと考えています。
20代女性
現:病院勤務
私は、慢性期病院で5年間勤務しており、退院後のフォローの大切さを痛感し、在宅医療を行いたいという気持ちを持っています。
貴社は、在宅医療を積極的に行っており、地域医療において大きな役割を担っています。
貴社の患者に寄り添う姿勢に、感銘を受けました。
入職後は病院勤務で培った薬剤管理のスキルを活かし、在宅医療に貢献したいと考えています。
共感を盛り込んだ志望動機は「方向性とマッチしている」と判断されるため、好印象になりやすいのです。
事前に応募先の情報収集を行い、応募先の良さを認識した上で志望動機をつくるようにしましょう。
今後のビジョンに焦点を当てた志望動機
今後のビジョンに焦点を当てた志望動機は、やる気のアピールにつながります。
将来のビジョンが明確になっていると「成長性やポテンシャルがある」「モチベーションがある」と判断され、印象がよくなりやすいです。
20代女性
現:調剤薬局勤務
私は調剤薬局で5年間勤務し、現在はリーダー業務を積極的に行っています。
将来は、管理薬剤師など責任のある立場で業務を行いたいと考えています。
貴社では、若手を積極的にマネージャー職として抜擢していることを、転職コンサルタントの方から伺いました。
入職後は日々勉強に励み、マネジメント業務を習得し、円滑な業務の遂行に貢献したいです。
入職後の目標をできるだけ具体化し、モチベーションやポテンシャルの高さをアピールしましょう。
6.志望動機を考える際の注意点とNG例
ここまで解説したポイントを踏まえれば、わかりやすく説得力のある志望動機を作成できるはずです。
ただ、志望動機を作成する際には「押さえておかなければならない注意点」も存在します。
あらかじめ注意点を把握しおかなければ、採用担当者からの印象が悪くなってしまう恐れがあるので、十分注意が必要です。
そこでここでは、「志望動機を考える際の注意点とNG例」をご紹介します。
注意点1.インターネットの例文をそのまま引用しない
インターネットの例文をそのまま引用するのはNG。
採用担当は、応募者の数多くの志望動機を見てるので、インターネットの例文をそのまま引用しているものと自分の言葉で記載した志望動機を見抜くことができます。
「どこかで見た文章だな」と思わせるような志望動機にした場合、熱意がないと判断される可能性がありますし、職場について理解していないと思われる恐れもあるので、注意が必要です。
上手な文章ではなくても、自分で考え、自分の言葉で作成した志望動機のほうが、採用担当からの印象が良くなりますよ。
注意点2.どの職場にも再利用できる志望動機は避ける
どの職場にも再利用できる志望動機は避けるのが無難です。
複数の職場に応募する際、特定の応募先に特化していない志望動機は便利ではありますが、応募先に熱意が伝わりにくいのです。
<NG例>
上記のように、社名を変えただけで使い回しできるような動機や、抽象的で具体性に欠けるものはNG。
その職場でなければいけない理由が含まれていない志望動機は、「うちの会社でなくても良いのでは」と思われる可能性があります。
応募先ならではの魅力や動機を認識した志望動機をつくり、応募先への熱意をアピールしましょう。
注意点3.自己都合がメインの志望動機はNG
自己都合に焦点をあてた志望動機は、NGです。
というのも、自己都合がメインの志望動機の場合、応募先へのアピールとならず、採用につながらない可能性が高いのです。
残業がなく、育児と仕事を両立できるため、働きたいと考えています。
家から近く通勤に便利なため、魅力的に感じました。
「家から近い職場へ転職したい」「家庭と仕事の両立ができそうだから」など、自己都合に焦点をあてた志望動機では「うちでなくても良いのでは」「仕事への意欲が低いのでは?」と思われてしまいます。
応募先の特徴を踏まえ、入職後の活躍に焦点を当てた志望動機にするようにしましょう。
7.志望動機を作成をサポートしてくれる転職サイト3社
転職を成功させるためには、薬剤師に特化した転職サイトを利用して志望動機を添削してもらうのがおすすめ。
転職サイトでは、アドバイザーに以下のようなポイントを教えてもらえるので「採用者の目にとまる志望動機」を作成できます。
- その職場が求めている人材の特徴
- その職場が取り組んでいる事業
- その職場の社風……など
「こういった点をアピールするのが良い」「こういった点に着目するのが良い」など、具体的なアドバイスをくれるので、志望動機づくりに不安がある方でも安心です。
ここでは、手厚く選考対策のサポートをしてくれる3社の転職サイトを紹介するので、ぜひ活用してみてください。
サイト名 | おすすめの人 |
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ファルマスタッフ |
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マイナビ薬剤師 |
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ファーマキャリア |
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本記事で紹介する3社は「薬剤師転職サイトおすすめランキング!職場別・雇用形態別」から、さらに厳選した転職サイトです。
そのほかの転職サイトもチェックしたい方は、ぜひ上記の記事もご覧になってみてください。
親身に相談にのってもらいたいなら「ファルマスタッフ」
(引用:ファルマスタッフ)
「ファルマスタッフ」は、「日本調剤グループ職場」が運営している転職サイトです。
じっくり相談にのってもらえるので、採用担当にアピールできる志望動機がなかなか思いつかない方にぴったり。
さらにコンサルタントは積極的に紹介先を訪問しており、職場の内部情報を把握しているので、具体性のある志望動機をつくることができます。
じっくり相談にのってもらいたいのであれば、ぜひファルマスタッフを利用してみてください。
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
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公開求人数 | 約41,000件(2022年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.38-8931.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!ファルマスタッフの気になる評判と利用前の全注意点」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
地元で転職を考えているなら「マイナビ薬剤師」
(引用:マイナビ薬剤師)
マイナビ薬剤師は、大手人材会社「マイナビ」グループが運営している転職サイト。
全国15カ所に拠点があるので、地方在住でも便利に利用可能です。
また、大手人材会社ならではの転職ノウハウを活かして、的確に志望動機の添削やアドバイスをしてくれます。
きめ細やかなフォローを受けられるので、選考に自信がない方や、初めての転職にもぴったり。
「地方で転職を考えている方」「実践的なアドバイスが欲しい方」は、ぜひマイナビ薬剤師を利用してみてください。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公開求人数 | 約60,000件(2022年1月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://pharma.mynavi.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビ薬剤師の気になる評判と利用前の全注意点」 |
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アドバイスに時間をかけてもらいたいなら「ファーマキャリア」
(引用:ファーマキャリア)
ファーマキャリアでは、対応が煩雑にならないよう、1人のコンサルタントが担当する薬剤師数をあえて限定しています。
求職者一人ひとりを丁寧に対応してくれるので、じっくり志望動機の添削やアドバイスをしてほしい方におすすめ。
また、コンサルタントの教育を徹底しており、アドバイス力は一流です。
質の高いコンサルタントに支援してもらいたいのであれば、ぜひファーマキャリアを利用してみてください。
運営会社 | エニーキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約28,000件(2022年1月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://pharmacareer.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!ファーマキャリアの気になる評判と利用前の全注意点」 |
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8.志望動機に関するQ&A
最後に、志望動機に関するQ&Aをまとめました。
志望動機作成予定の方は、参考にしてみてください。
Q1.面接で志望動機を伝える際のコツは?
面接の際は、結論から伝え、具体的な根拠や必然性を話すのがポイントです。
結論から話すことで、相手に意図が伝わりやすくなるためです。
採用担当に要点を的確に伝えるためには、採用者が知りたいことを一番最初に説明するようにしましょう。
Q2.志望動機の記入欄に余白があっても良い?
余白が多いと印象が悪くなるため、8割程度は埋めるのがおすすめ。
余白が多いと、熱意が伝わりにくいためです。
ただし、ぎっしり書きすぎると、読みにくくなる可能性もあるので注意しましょう。
Q3.ブランクがある場合に志望動機を作るコツは?
ブランクがある場合は、「前職で得たスキル」「ブランク中に努力していたこと」をアピールすることで、採用担当からの印象が良くなります。
ブランクがある場合は、以下を意識し、採用担当の目にとまる志望動機を考えましょう。
- 前職で得た実績やスキルをアピールする
- ブランク中に学習した内容や取り組みについて伝える
Q4.未経験転職する場合に志望動機を作るコツは?
未経験者の場合は、「なぜその業種を選んだのか」をしっかりと伝えることで、意欲や熱意をアピールできます。
未経験の業種へ転職する際は、以下を意識し、採用担当が納得できる志望動機を考えておきましょう。
- 前職で得た知識・経験を活かせる共通項を見つける
- 応募先で前職の知識・経験を活かしたいという熱意をアピールする
- 具体的なエピソードを添える
まとめ
転職を成功させるためには、「納得感」「説得力」のある志望動機を作成することが大切です。
志望動機を考える際は、以下のポイントを意識しましょう。
- その職場ではないといけない理由を伝える
- 前職で培った経験やスキルと志望動機を関連づける
- 転職後のキャリアプランを明確にする
- 転職理由はポジティブに転換する
また、採用担当の印象に残る志望動機をつくるためには、こまかなアドバイスをくれる「薬剤師専門の転職サイト」の利用がおすすめです。
以下の3社はサポート面が充実していると評判なので、ぜひ利用してみてください。
サイト名 | おすすめの人 |
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ファルマスタッフ |
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マイナビ薬剤師 |
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ファーマキャリア |
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30代女性
現:調剤薬局勤務
現職の調剤薬局で、がん患者の在宅医療に深く関わってきました。
「癌患者の相談応需」「抗癌剤の副作用対応」などを行うなかで、癌治療領域で専門性を高めたいという思いを抱きました。
調剤薬局では、どうしても行える業務に限りがあるため、がん治療における高度な設備が整っている貴院でスキルを身につけ、チーム医療へ貢献したいと考えております。
貴院に入職した際には、在宅医療で薬の管理や服薬指導を行った経験を活かし、さらに自己研鑽を積んでいきたいと思います。