最終更新日:2020/11/07
40歳ひきこもりニートは増加しています。
今はまだ親の年金で生活していけるかもしれませんが、ニートを続けた場合、悲惨な老後となる可能性も否定できません。
そのため、早急にニートを脱することが必要です。
年齢が年齢ですから、就職を成功させるのは難易度が高いですが、不可能なわけではありません。
この記事では、ニートが就職を成功させるためのさまざまな知識を紹介します。
仕事の悩みや将来への不安を、ずるずる伸ばしてはいないでしょうか?
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1.40歳ニートの現状
39歳 ニート生活
40歳 ニート生活
41歳 ニート生活
42歳 ニート生活
43歳 ニート生活&縁あって恋愛
44歳 ニート生活&再婚&東北でのニート生活
45歳 楽しい結婚生活&問題勃発
46歳 離婚&ニート生活
47歳 それでもニート生活
48歳 夢も希望も明日さえ見えない涙で霞んだニート生活
♯10年間を振り返る— Noi’z (@lovedestinynori) September 26, 2019
40代でオタクでニートで親友と呼べる友人もいない。お前最低の人生だな。
— MOTOM (@motom_2018) September 2, 2019
中高年のニートの数は、増加の一途をたどっています。
中高年ニートの多くは引きこもりになっていますが、内閣府が発表した調査によると、自宅に半年以上閉じこもっている40~64歳の引きこもりの数は、推定61万3,000人いるということです。
これは、15~39歳の引きこもりの数である推定54万1,000人を上回る数字です。(参考「日本経済新聞 中高年引きこもり61万人 内閣府が初調査」)
こうした引きこもり生活を送っている40歳ニートは、一体どのような生活を送っているのでしょうか?
実家にひきこもり親の年金をあてにして暮らす
40歳ニートの収入源は、多くの場合、親の年金です。
引きこもる我が子に経済的援助をしているという家庭は、かなり多いものです。
中には、親の年金から毎月5万円のお小遣いをもらい、趣味に費やしているという高齢ニートもいます。
親が生きているうちはこのような生活でもいいかもしれませんが、親が亡くなると当然、年金はもらえなくなり収入源は絶たれます。
そうなる前に就職し、自分で生活していけるようになる必要があります。
親に暴力をふるうケースも
なかには親が満足に小遣いを渡してくれなかったことを理由に、親に暴力を振るってしまった悲惨なケースも存在します。
高齢になり力の弱くなった親に暴力を振るうなんてことは、40を過ぎた大人のやることとは思えませんが、落ちるところまで落ちると、このような末路も起こり得るのです。
親は暴力を振るわれながらも「どこで育て方を間違ってしまったのだろう…」と後悔の念に捉われることもあります。
親の気持ちを想像するといたたまれなくなりますので、親に暴力を振るわないためにも、自ら稼ぎを得ることが大切です。
2.なぜ40歳ニートになってしまったのか
ニートの末路はご紹介しましたが、なぜ40歳までニートを続けることになってしまったのでしょうか?
新卒で就職できなくても、20代の若いうちに本気になって就職活動を行えば、就職できた可能性も大いにあります。
この章では、40歳までニートを抜け出せなかった理由を紹介します。
親に甘えられる環境があった
高齢ニートになってしまった要因として、まず考えられるのが親に依存できる環境があったことです。
親に経済力があったり、幼少の頃から過保護に育てられたりと、自立しなくても生活できる環境が備わっていたのです。
このような環境の下、育てられると、努力ができなかったり忍耐力が無い大人になってしまいます。
その結果、メンタルが弱くなり、少々の失敗でも立ち直れなくなってしまいます。
貧しい家庭で育った人から見たら羨ましい環境かもしれませんが、親に甘えられる恵まれた環境が高齢ニートを生み出しているのです。
理想が高すぎる
40歳ニートのなかには、理想が高すぎる方も多くいらっしゃいます。
就職活動をはじめたとしても「いい条件の求人が無い」「やりたい仕事が見つからない」などと何かと言い訳を見つけ、すぐ諦めてしまいます。
自分の状況を客観視してみれば、理想ばかり述べている場合ではないことが分かるはずです。
こうした理想追求型の40歳ニートは、現実を見つめなおすことが大切です。
人間関係がうまく構築できない
学校や職場など、通常、日本で社会生活を行う場合は集団での行動が強いられます。
その中で、人間関係がうまく構築できず挫折してしまうと、ニートやひきこもりになりやすいです。
人間関係を理由に退職するケースはよくありますが、退職した後、そのまま社会復帰できずニートになってしまうケースも多く見受けられます。
その失敗から人付き合いが嫌になり、引きこもってニートになってしまったというケースもあります。
全員に好かれることなどできないのですから、あまり気にせず自分らしく振る舞うようにしましょう。
いじめに遭って人間不信になった
学校や会社でいじめに遭い、人間不信になった結果、ニートになってしまったケースもあります。
いじめに遭った悪い記憶がいつまでも残るため、人や社会に対して積極的に関われなくなってしまうのです。
このタイプは「生きている意味は何だろう」「自分は必要ない人間なんじゃないか」と思いつめ、精神を病んでしまうことも少なくありません。
3.40歳ニートから脱出するためにまずすべきこと
40歳ニートになってしまった理由は様々ですが、過去は変えられないのですから、ニート脱出のために努力することが大切です。
この章では、40歳ニートから脱出するために、まずすべきことを紹介します。
生活習慣を正す
ニートは、朝起きて仕事に行くという習慣が無いため、夜遅くまで起きていたり昼夜逆転していたりと不規則な生活を送っていることが多いです。
まずは、こうしたサイクルを改善し、規則正しい生活を送ることから始めましょう。
夜は12時になる前に寝て、朝も決まった時間に起きるようにします。
まずは生活のリズムを整え、ニートが社会復帰を果たすための準備を整えてくださいね。
社会と交流する
生活習慣を正したら、社会と交流を保つようにしましょう。
昔の友人を食事に誘って会話したり、カフェで店員とお話したりと何でも良いです。
まずは、会話のリハビリからはじめてくださいね。
派遣やアルバイトで働く
長年ニートを続けてきたわけですから、いきなり正社員として就職するのは酷でしょう。
そのため、まずは体を慣らすためにも、派遣やアルバイトで働くことをおすすめします。
つまり、ニートからフリーターになるというわけです。
企業側としても、これまで長期間ニートだった人を採用する場合、「仕事についていけるのだろうか」「人間関係を構築できるのだろうか?」など懸念が生じます。
現在、派遣やアルバイトを行っているのであれば、労働力を提供してお金をもらうことには慣れているわけですから、ニートに比べれば安心して採用できます。
働く方としても、派遣やアルバイトでお金を稼ぐことで自分に自信がつきますから、就職活動に有利に働くことが多いです。
可能であれば、正社員登用制度を採用している会社で、契約社員やアルバイトとして働いてみましょう。
4.40歳ニートが就職する方法
上記のような準備運動をして身も心も万全と判断したら、いよいよ就職活動を開始しましょう。
ここでは、40歳ニートが就職する方法をご紹介します。
公的な支援機関を利用する
日本には、下記のような公的な就職支援機関がいくつか存在しているので、利用してみるのもおすすめです。
〈40歳ニートが利用できる可能性がある公的支援機関〉
- サポステ(地域若者サポートステーション):厚生労働省が運営する機関。主に、就職相談やセミナーなど働く前の段階の支援を行う。
- ジョブカフェ:都道府県が運営する機関。就職相談・セミナーから求人紹介まで一連の流れを担っている。
- ハローワーク:厚生労働省が運営する機関。主に、求職者に向けて求人を紹介する。
サポステとジョブカフェは30代の方までを対象としている機関ですが、近年では40代以降も利用できるところが増えてきました。
まずは、自分が住んでいるところが40代でも利用できるかどうか、調べてみてください。
利用できないのであれば、ハローワーク、もしくは民間の就活エージェントを利用しましょう。
就職支援サービスを利用する
民間の就職支援サービスを利用するのも、ひとつの手段です。
おもな就職支援サービスとしては、以下が挙げられます。
- 求人サイト
⇒条件を設定して気軽に求人をチェックできる - 就職エージェント
⇒応募書類の添削・面接対策など手厚いサポートを受けられる
利用するにあたって料金はかかりませんので、気兼ねなく利用できますよ。
5.40歳ニートにおすすめの就職サービス
就職サービスとひとくちにいっても、その種類は様々です。
ここでは、40歳ニートにおすすめの就職サービスを紹介します。
40歳ニートにおすすめの転職サービス | 特徴 |
---|---|
リクナビNEXT |
たくさんの求人を確認できる |
from40 |
年齢を気にせず就職活動を進められる |
就活エクスプレス |
手厚い就職サポートを受けられる |
たくさんの求人をチェックするなら「リクナビNEXT」
リクナビNEXTは圧倒的な求人数を誇る求人サイトです。
たくさんの求人に触れることで視野が広がり、就職のイメージが膨らむはずですよ。
また、「サイト全体が見やすく操作性に優れている」と定評があることも特徴のひとつ。
感覚的な操作で求人を検索できるので、自分に合う案件をサクっと見つけることができるでしょう。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
---|---|
公開求人数 | 約48,000件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://next.rikunabi.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!リクナビNEXT(ネクスト)の悪い評判と登録前の注意点」 |
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年齢を気にせず就職活動を進めたいなら「from40」
from40は、40代や50代に特化した転職サイトとして注目を集めている転職サイト。
求人に応募する際は年齢制限はありませんが、実際は年齢が高いことを理由に不採用とする求人は多いです。
from40では、このように年齢を理由に不採用となる可能性が高い求人は、徹底的に排除しています。
そのため、年齢を気にせず就職活動を進めたい方におすすめです。
応募の際に記入する項目も少ないので、パソコン作業が苦手な方でも応募しやすいのもメリットです。
運営会社 | 株式会社ダトラ |
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公開求人数 | 約17,000件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.from-40.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「FROM40って実際どうなの?利用前に知らないと後悔する全注意点」 |
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手厚いサポートを希望するなら「就活エクスプレス」
就活エクスプレスは、30歳から44歳の就職を支援しているエージェント。
まわりが若い人ばかりだと気後れしてしまうという人でも、就活エクスプレスなら安心して利用することができるでしょう。
応募書類の書き方や面接対策など、手厚いサポートを受けられますよ。
対応地域は都心部に限られてしまいますが、「少しでも就職成功確率を高めたい」という方におすすめです。
運営会社 | 東京しごとセンター |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 首都圏 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://shu-katu-express.com/ |
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補足ですが、将来に不安を感じている20代〜30代に向けて、若手向けのおすすめエージェント『ハタラクティブ』も紹介しておきます。
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面談時には、履歴書や職務経歴書を一緒に作成することも出来ますし、あなたの作成した書類を添削してもらうことも可能です。
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運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 |
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対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://hataractive.jp/ |
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6.40歳ニートが就職を成功させるポイント
40歳ニートでは「空白期間が長い」「年齢が高い」「スキルや経験がない」など、就職にあたって不利な要素が多いです。
そんな40歳ニートでも、就職を成功させるポイントをいくつかご紹介します。
何社断られても諦めない
不採用が続く可能性が高いですが、何社断られても諦めないでください。
そもそも、新卒で綺麗な経歴を持っている方でも、何社も断られることはあります。
就職は企業と求職者の意識がマッチしないと中々成功しないものです。
もちろん、40歳ニートでは新卒に比べて企業とマッチする確率は低いですが、可能性がゼロなわけではありません。
200社以上断られても就職を成功させた方もいるので、何社断られてもくじけず根気強く就職活動を続けることが大切です。
条件へのこだわりを捨てる
厳しいことを言うようですが、40歳ニートという状況を顧みるに、就職先の選り好みをしている場合ではありません。
通常の就職活動であれば、「自己分析や企業研究をして自分に合った企業を見つけるのだ」とアドバイスしますが、40歳ニートではなりふり構わず受ける必要があります。
一般的に不人気と言われているのは「介護」や「タクシードライバー」の仕事なので、こうしたところを重点的に受けてみるのがおすすめです。
インターネットの情報を鵜呑みにしない
インターネットの情報だけをみて、受けるか受けないかの判断をしないようにしましょう。
今はネットの口コミサイトを確認すれば簡単に口コミや評判が見つかる時代です。
しかし、そういったものを鵜呑みにしては行けません。
一人一人合う企業合わない企業があるのですから、自分の目で見ることが大切です。
ニートは特に、ネットの情報をさも見てきたように語る傾向があるので、注意してください。
ただ、参考にする程度なら問題ないので、情報収集の一環として利用する程度であればOKです。
信用できる口コミサイトなら、「転職会議」や「キャリコネ転職サービス」がおすすめですよ。
7.40歳ニートには「就職」以外の選択肢もアリ
「頑張って就職活動続けてるけど全然就職先が見つからない…」「経歴をバカにされ続けてもうくじけそう…」といった方は、会社員になる以外の選択肢もあることを知っておいてください。
この章では、40歳ニートが会社員にならずに、どう生計を立てるかその方法を紹介します。
起業する
アイディアとやる気があれば、自分で会社を立ち上げることも手段。
もちろん起業するためには、資金調達をしたり事業計画を立てたり準備が必要です。
リスクも伴うため簡単に実現できることではありませんが、手段としては有効といえるでしょう。
もし「起業したい」という強い意思があるのなら、まずはお金の知識や必要な手続きについて詳しく勉強することをおすすめします。
インターネット系フリーランスになる
ブロガーやライターなど、インターネットを利用したフリーランスになることも可能です。
実際、元ニートのブロガーやライターは多く存在します。
インターネット系でフリーランスになる大きなメリットは、パソコンとネット環境があれば始められるので、初期投資がほぼ必要ないことです。
上手くいけば、年収1,000万円を超すことも不可能ではないので、夢がある職業だと言えます。
まとめ
この記事のポイントは、以下の通りです。
〈まとめ〉
- 40歳ニートはまずは派遣やアルバイトからでもOK
- 40歳ニートは公的な支援機関も利用可能
- 40歳ニートは就職支援サービスの利用がおすすめ
- 40歳ニートの就職活動は何社断られても諦めないことが大切
- 40歳ニートはインターネット系フリーランスで独立するのもあり
40歳ニートから就職するのは、かなり難しいのは事実ですが不可能ではありませんので、希望を持って就職活動を進めましょう。
40歳ニートから就職を成功させるには、就職支援サービスの利用がおすすめです。
ここで紹介した転職サービスを活用して、就職を成功させましょう。
40歳ニートにおすすめの転職サービス | 特徴 |
---|---|
リクナビNEXT |
たくさんの求人を確認できる |
from40 |
年齢を気にせず就職活動を進められる |
就活エクスプレス |
手厚い就職サポートを受けられる |