ADHDの人に向いている仕事は?得意分野やミスを防ぐ対策法を解説

仕事の悩み・相談

「仕事でケアレスミスが多い」「職場の人間関係がうまくいかない」

このような仕事上の悩みを抱え、自分がADHDでは?と悩んでいる方は近年増えています。

ADHDは発達障害の一種で、 不注意や衝動性、多動性があるのが特徴です

この記事では、仕事がうまくいかずADHDを疑っている方向けに、ADHDに効果がある仕事の工夫や向いている仕事などお教えします。

本記事を最後まで読み、あなたが前向きに仕事に取り組めるようになっていただければ幸いです。

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1.ADHDの仕事事情

ADHDは発達障害のひとつで、仕事をする上で様々な困難が生じます。

しかし、ADHDだからといって決して 働くことができないわけではありません。

まずは、ADHDの特徴やADHDの人が仕事でやりがちなミスなどを紹介します。

ADHDとは?

ADHDは正式名称を注意欠陥多動性障害といい、発達障害のひとつです。

「落ち着きが無い」「順番を待てない」「人の話を聞かない」など、発達水準にそぐわない不注意・多動性・衝動性の症状が見られるのが特徴です。

元々は大人になればADHDの症状が改善されるものだと考えられていました。

しかし、近年は大人になっても症状が継続するケースが多く見受けられ、職場などで問題行動をしてしまう「大人のADHD」が問題となっています。

幼少期は見過ごされていたものの、大人になり社会生活をする上で不都合が生じ、心療内科を受診。

病院で検査を受け「ようやくADHDと診断された」というケースも増えています。

大人のADHDの割合は成人の総人口の3~4%とも言われており、身近な精神疾患のひとつです。

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  • ADHDの人が仕事でしてしまうミス

    ADHDの人が仕事でやりがちなミスには、以下のようなものがあります。

    <ADHDの人が仕事でやりがちなミス>

    • ケアレスミスが多い
    • 複数のことを同時にできない
    • 先延ばしにしてしまう
    • 思ったことをすぐ口にしてしまう

    ADHDの人は、 誤字脱字や忘れ物などのケアレスミスが多いです。

    遅刻や時間を守れないなど、社会人の基礎的な部分が出来ないことも少なくありません。

    また、複数のことを同時にやろうとすると、片方がおろそかになってしまい仕事の精度が落ちてしまいます。

    さらに、やるべき仕事を先延ばしにしてしまい、締め切りや納期に間に合わないという事態を多々招きます。

    思ったことをすぐ口にしてしまう傾向もあり、人間関係のトラブルに発展するケースも多いです。

    仕事でミスが多くて困っている方は、こちらの記事もご覧ください。

    ADHDでも働くことはできる

    上記のように、ADHDの方は仕事で様々な困難が生じてしまいますが、決して働けないわけではありません。

    実際、 ADHDの方でも頑張って働いている人はたくさんいらっしゃいます。

    ここでは、社会で働くADHDの方の声を紹介します。

    この方は、大きな声が苦手だと訴えていますね。

    発達障害特有の感覚過敏の症状により聴覚が敏感なので、大きな音が苦手だという方は多いです。

    聴覚過敏がある方は、できる限り静かな環境で働いたほうがいいでしょう。

    上記のように、 出来ることと出来ないことの差が激しいのも発達障害の特徴です。

    そのため、周囲の上司や同僚もこうした発達障害の特徴を理解し、業務の配分を考慮することが大切です。

    障害のことを職場に打ち明けるのは勇気がいりますが、配慮してもらいながら働くためには告げる必要があります。

    近年は障害者の雇用に対する理解も進み、障害を理由にクビにされるということは禁じられていますので、安心して伝えてください。

    また、ADHDの方の声を見てもお分かりになるかと思いますが、皆さん障害のことで悩みを抱えながらも、自分なりに工夫しながら働き続けています。

    ADHDの方でも頑張れば働き続けることは可能なのです。

    それでも今まで仕事でミスして怒られた経験から「働くのが怖い…」と感じている方は、下記記事をご覧ください。

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  • 2.ADHDの人が得意とすること・苦手とすること

    ADHDの人は苦手なことも多いですが、 得意とすることもたくさんあります。

    ここでは、ADHDの人が得意なことと苦手なことをご紹介します。

    得意とすること

    一般的にADHDの人が得意とするのは、以下のようなことです。

    <ADHDの人が得意とすること>

    • 新しいことに挑戦すること
    • ひとつずつ物事に取り組むこと
    • 興味がある分野では高い集中力や才能を発揮する

    ADHDの方は、エネルギッシュで活力にあふれている人が多いです。

    そのため、新しいことに積極的にチャレンジするという特徴があります。

    また一度に多くの作業を与えると混乱してしまいがちですが、ひとつずつ作業を与えれば問題なく取り組める場合が多いです。

    ADHDの人は注意力が散漫だといわれていますが、 自分が興味がある分野では、障害が無い人では達することができないような高い集中力や才能を発揮することもあります。

    このように、ADHDがあっても得意なことを行えば、ものすごい成果を達成することもあるのです。

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  • 苦手とすること

    対して、ADHDの人が苦手だとされていることは、以下のようなことです。

    <ADHDの人が苦手なこと>

    • 優先順位をつけて計画的に進めること
    • 単調な作業
    • 集中力が求められる作業
    • マルチタスク

    先ほどもお伝えしたように、段取りを立てたりマルチタスクは苦手な傾向にあります。

    また、注意力や集中力に欠けるため、 単調だったり集中力が求められる作業を苦手とする方が多いです。

    3.ADHDの人に向いている仕事・向いていない仕事

    ここでは、ADHDの特性を踏まえ、ADHDの人に向いている仕事・向いていない仕事を紹介します。

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  • 向いている仕事

    ADHDの方が向いているのは、以下のような仕事です。

    〈ADHDの人に向いている仕事〉

    • クリエイティブ系の仕事:WEBデザイナー、アニメーター、イラストレーター等
    • プログラマー・エンジニア系:WEBエンジニア、ゲームのプログラマー等

    ADHDの方は「マルチタスクは苦手だがシングルタスクは強い」「興味があることなら凄い力を発揮することがある」という特性があるので、 個人の専門的な技術力やスキルが求められる仕事が向いているといえます。

    また、暗黙の了解を理解したり、相手に気を遣い柔らかな物言いをするといった細やかなコミュニケーションを苦手とするため、一人で仕事を完結する職人系の仕事が向いているでしょう。

    このような傾向から、ADHDの方と相性が良いのはデザイナーやイラストレーターなどのクリエイティブな職業や、プログラマーやエンジニアだと考えられています。

    人によって関心のある分野は異なりますから、好きなことを極めれば上記以外にも、様々な職業に就ける可能性がありますよ。

    例えば、スポーツ選手やミュージシャン、書道家など各方面で一流として認められることも決して不可能ではありません。

    向いていない仕事

    ADHDの方が向いていないとされるのは、以下のような仕事です。

    〈ADHDの人に向いていない仕事〉

    • 営業、接客
    • 医者、パイロット
    • 秘書、事務職

    先にも述べたように、ADHDの方はコミュニケーションが苦手な傾向があります。

    言葉が出てこないわけではないのですが人の話を集中して聞けないことが多いので、やり取りする相手を困惑させてしまいます。

    そのため、営業や接客など、対人関係を必要とする仕事は向いていません。

    また、不注意の症状があるので、 絶対にミスが許されない仕事に就くのは止めたほうがいいでしょう。

    特に、人の命にかかわる医者やパイロットなどの職業はADHDの方には厳しいといえます。

    さらに、マルチタスクが苦手なので、秘書や事務職など、作業を同時進行することが多い仕事も向いていない場合が多いです。

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  • 4.ADHDに効果がある仕事上の工夫

    ADHDの方が仕事を行う上ではミスがつきものですが、工夫をすることでミスを減らすことが可能です。

    ここでは、ADHDに効果がある仕事上の工夫をいくつかご紹介します。

    チェックリストを作る

    ケアレスミスをなくすために、 やるべきことを網羅したチェックリスト(To doリスト)の作成は効果的です。

    やるべき作業の内容を羅列し、終わった箇所にチェックを入れていくのです。

    自分でチェックするだけでなく、同僚や上司にダブルチェックしてもらうのもいいでしょう。

    メモを取る

    ADHDの方は短期記憶が苦手なことが多いため、仕事の抜け漏れが多いです。

    例えば、報告で電話があったことを伝えようとしても、誰からの電話なのか忘れていることがよくあります。

    対策として、頭の中だけで済ませず、 メモを取ることが効果的です。

    相手の話を聞きながらメモを取ることが難しい場合は、話を聞き終わってからメモを取り、作業をひとつひとつ進めていきましょう。

    机の上をキレイにする

    机の上に様々なものがあると、仕事をする時にものが目に入り、集中が出来なくなります。

    これはADHDの方だけでなく障害が無い方も起こる症状ですが、ADHDの方は多動性が強いのでより集中力が削がれる傾向があります。

    そのため、整理整頓をこころがけ、 机の上をキレイにしておくことが大切です。

    報連相をきちんとする

    ADHDの方は計画を立て実行することが苦手なことが多いです。

    この対策として、 報告・連絡・相談をきちんと行うことが効果的です。

    仕事の進捗状況を逐一報告し、順調に進んでいるか、上司に確認してもらいましょう。

    5.ADHDの人が仕事を見つけるためには?

    最後に、ADHDの方はどのように仕事を見つければよいのか、仕事の見つけ方をご紹介します。

    就労支援施設を利用する

    ADHDの方の就労を支援する施設を利用し、仕事の紹介を受けられます。

    就労支援施設には以下のような施設があります。

    <就労支援施設>

    • 発達障害者支援センター:発達障害のある方の生活自立や就労支援を含め、生活全般への支援を目的に設けられた施設。就労をはじめ、様々な相談にのってくれる。
    • 障害者職業支援センター:職業能力評価や職業訓練、ジョブコーチの派遣を行っている
    • ハローワーク:精神障害者手帳を持っている方向けに、専門相談員が相談を受けつけている

    転職エージェントを利用する

    「仕事を探したい」「自分に合った仕事を探したい」とお考えの方の中には、「できるだけ自分の力で仕事を見つけたい」と思っている方もいらっしゃいますよね。

    そんな方は  転職エージェントを利用するのもひとつの手段です。

    転職エージェントは3分ほどで無料で登録でき、面接対策や企業との条件交渉など様々なサポートが受けられるサービスです。

    リクルートエージェント」には、業界トップクラスの求人数がありますし、「レバテックキャリア」にはADHDの人にも向いているエンジニア職の求人も豊富です。

    評判のいい転職エージェントについてもっと詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。

    まとめ

    この記事のまとめは、以下の通りです。

    〈まとめ〉

    • ADHDは発達障害のひとつで、不注意・多動性・衝動性が特徴
    • 興味がある分野で働けば、障害が無い人を凌駕する力を発揮することもある
    • 個人の専門的な技術やスキルが求められる仕事が向いている
    • 「チェックリストを作る」「メモを取る」「机の上をキレイにする」といった工夫が効果的
    • ADHDの就労支援施設や転職エージェントを利用して仕事を見つける

    ADHDでも自らの特性を理解し対策をすれば、働くことは十分可能です。

    仕事の見つけ方で困っているなら、「リクルートエージェント」や「レバテックキャリア」といった転職エージェントを利用してみてください。

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