最終更新日:2021/02/26
「仕事の能力が足りない」「仕事についていけない」といった悩みを持っている方は多いでしょう。
仕事で能力不足だと感じる時は、単純に自分が持っているスキルが足りないことが原因の場合もあれば、業務内容や人間関係など外部の要因が引き金になるケースもあります。
仕事で能力不足の状態を放置すると、仕事に差し支えるだけでなく、自身のメンタルを病んでしまうことにもなりかねません。
この記事では能力不足の原因や対処法などをご紹介します。
自分が能力不足ではと不安を抱いている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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1.仕事で能力不足だと感じてしまう時
最近、仕事どう?
だいぶ慣れてきたんだけど、時々自分は仕事できないんじゃないかって感じる時があるんだよね。
仕事をしていて能力不足かもしれないと感じる時は誰にでもありますが、どのような時に能力不足を感じやすいのでしょうか。
主な要因として4種類挙げてみましたので、確認してみましょう。
周りと比較した時
仕事にもある程度慣れてきた20代後半以降になってくると、次第に能力差がはっきりと出てくる傾向にあります。
周りと比較してしまうことはよくありますが、以下に心当たりはありませんか?
- 同期に比べて出世が遅れている
- 自分より後に入ってきたのに、重要な仕事を任されている
勤続年数が長くなれば後輩の数が増えていきますし、優秀な若手と関わる機会も多くなってくるでしょう。
比較する対象が増えていくほど、より能力不足を感じやすくなっていく要因になります。
環境を変えて間もない時(新卒や転職後・部署異動後など)
能力不足を感じやすいのは、新しい環境に身を置いているためということがあります。
例えば、以下のような状況です。
- 新卒
- 転職したばかり
- 部署を異動した
- 新規のプロジェクトに入った
- 管理職など責任ある立場になった
入社したばかりというだけでなく、上司が変わった、自分の担当する業務の範囲が変わったなど、仕事をする上での状況の変化も、能力不足を感じる要因のひとつです。
しばらく時が経過したのに仕事が分からない時
ある程度年数も経ってるのに全然できている気がしないし、常に漠然とした不安がある感じがする。
まずは「習うより慣れろ」という言葉があります。
物事に関係なく、始めたばかりの段階であれば手探りで進めていくことが多いでしょう。
しかし、ある程度時間が経過しても仕事に対する理解が深まったとの実感を持つことができないと、能力不足だと感じやすいです。
何が問題なのかすら分からないのなら、なおさらです。
同じミスを繰り返してしまう
ちゃんとメモも取ってるし、やれることはやってるはずなのに、どうして同じようなミスばかり繰り返しちゃうんだろう。
自分でも気をつけていながら同じようなミスを連発してしまうと、自分には能力がないからではないかと感じてしまうでしょう。
ミスの原因はさまざまな要因があり、ミスの数だけ原因があるといってもいいくらいです。
コミュニケーションでのトラブルなど、自分だけでは防ぎきれないこともあります。
基本的には、一度起きたミスは対策を取ることで、同じ事態が起きないよう予防することが可能です。
2.仕事の能力不足の原因
どんな時に能力不足を感じやすいのかがわかると、少しほっとできそう。
能力不足を感じる具体的な原因として、どのようなものが考えられるでしょうか。
考えられるものとして4種類を挙げてみました。
周囲に優秀な人が多い
周囲に優秀な人が多いと、比較して劣等感を抱き、「自分は能力不足なのでは」と感じやすいです。
優秀な人に囲まれて仕事をすることで刺激を受け、自分を高めることができるという意味では恵まれた環境にあるといえます。
そのような会社に入社できたということは、あなた自身も優秀で、仕事ができると評価されている可能性があるわけです。
周りが優秀な人たちばかりだから、少しでも追いついていこうというモチベーションにつなげることができる人もいます。
ただ、あまりにも自分とかけ離れていると感じると、自分の実力不足が際立ち、思い悩んでしまうでしょう。
社風や上司とのミスマッチ
社風や上司と合わないことも、能力不足だと感じる要因のひとつです。
自分に合った職場や上司のもとで働くことができていますか?
下記のような、職人的な職場環境で働いているのかもしれません。
- 経験と勘に頼らざるを得ない状況で仕事をしている
- 自分でPDCAを回し、試行錯誤しながら自発的に進めていくことを求められる
「好きこそものの上手なれ」という言葉もあるように、得意なことややりたいことであれば、努力すれば求められるレベルまで、自然に達することができるでしょう。
一方で、ルールや進め方が合っていない中で仕事をしていればパフォーマンスが下がり、自分は能力不足では?と思いこんでしまうのです。
学ぶ姿勢が不足している
言われたことだけをやっているなど、業務に積極的に関わろうとしないためにスキルが身につかず、結果として能力不足に陥ってしまうことがあります。
何もかもが受け身で、常に「会社に教えてもらおう」という気持ちばかりでは、仕事に対する意欲があるのだろうかと疑問を抱かれてしまいます。
やる気があるのか?聞いてばかりで大丈夫か?って心配になっちゃうかも。
たとえ仕事内容がルーティンワークが多かったとしても、どこかに工夫する余地はないでしょうか?
教えてもらうことを待たず、自分で実践していこうという姿勢を持つことも必要です。
単純に実力不足
一番悲しい結末ですが、そもそもの実力が備わっていないことが考えられます。
仕事を始めてみたら、自分にできないことや苦手なことをたくさんやらないといけないと分かって、こんなはずじゃなかったって愕然としてる、
自分の得意を伸ばすより、不得意なことや苦手なことを克服するほうが大変なのは確かです。
もし少しでも能力不足を補える方法があるとしたら、希望が持てそうですか?
後ほど対処法について触れていきますので、不得意だと思うこと、苦手だと思うことを書き出しておくといいでしょう。
3.仕事で能力不足だと感じた時はまずスキルを高めよう
スキルを高めるっていっても、具体的にはどうしたらいいの?
スキルを高める方法として、以下の対処法があります。
これらについて、詳しく見ていきましょう。
上司や先輩など仕事ができる人の真似をする
簡単にできる方法としては、上司や先輩など仕事ができる人の真似をすることです。
上司や先輩も最初からバリバリ活躍してきたとは限らず、あなたと同じように新人時代を経験し、今があります。
現在、「仕事ができる」と言われることには理由があるはずです。
改めて周りを見渡してみて、このような人はいませんか?
- メールの文章が分かりやすい
- 話し方が明瞭簡潔で聞きやすい
- たくさん仕事を抱えているのに、スケジュール漏れがない
自分で取り入れられそうなところを探して、真似をしてみることが上達の早道になります。
メモを取る
仕事の能力を上げる有効な手段は、メモを取ることです。
人間の記憶力には限界があります。
時間と記憶との関連については、ドイツの心理学者であるエビングハウスが提唱した「エビングハウスの忘却曲線」が有名です。
- 人の脳は1度勉強したことを56%忘れる
- 1日後には74%忘れる
- 1週間後には77%忘れる
- 1か月後には79%忘れる
引用:新日本速読研究会
せっかく知識をインプットしても、忘れてしまって次につながらなければいつまでも成長することができません。
メモを取ったあとは、いつでも再現できるようにしておくことも大切です。
仕事の全体像を捉える
仕事に対して目的意識を持って取り組むためには、仕事の全体像を捉えることが大切です。
でも、すぐ取りかかったほうが早く終われるし、仕事早いね!って思ってもらえそうな気がする。
全体像を捉えないままスタートさせたために非効率な方法を取っていたり、細かいことに気を取られて先に進めないということになりかねません。
まずは全体を把握し、優先順位をつけることが大切です。
担当の仕事にはどのような意味・目的があるのか考える
今与えられている仕事に対し、なぜしなくてはいけないのか、することでどのようなメリットがあるのか考えてみましょう。
仕事の意味や目的は何かを考えなくても、言われたことだけできていれば大きな問題は起こさずに済みます。
確かに。結果が出ているとそれ以上は言いにくいっていうのは分かるな。
しかし、ここから差がついていきます。
仕事の全体像を捉えることにも関連しますが、仕事はただ発生しているわけではありません。
なぜその仕事をするのか、どのような目的があるのか、どのような成果物が求められているのかまで考えましょう。
4.仕事の能力不足が改善されなければ考え方を変えてみよう
「頑張っているのにできる気がしない」と自分を追い詰めていませんか?
どうにも抜け出せないと感じた時は、考え方そのものを変えてしまうのも一つの方法です。
周りと比較しない
周りの成功に目を奪われ、自分は取るに足らないなど過小評価しがちではないでしょうか?
筆者も経験があります。
20代で未経験職種にチャレンジしていた時、周囲がみな賢そうに見え、自分の足りないところばかりが目についてしまうのです。
仕事ができると思われたいという気持ちは、向上心があるからこそ芽生える感情です。
自分が成し遂げてきたことや乗り越えてきたことを考えてみてください。
周りと比較するのではなく、過去の自分と比較することを意識しましょう。
自分のせいではないと考える
自分を責めすぎないことも大切です。
本当に「自分の能力不足」が原因でしょうか?
仕事は自分ひとりで完結できるものばかりではありません。
今では自社で対応できなければ他社に外注し、代わりにやってもらうというスタイルが当たり前になりました。
同じ仕事であっても、他社に外注していれば第三者が入ることになるので、より複雑になります。
外注先のミスかもしれないし、上司の指導方法に問題があるのかもしれません。
全て自分のミスだと背負い込まないことが、ストレスを溜めないポイントです。
仕事は人生の全てではないと捉える
相談したら「継続が大事」「合わないからといってすぐに辞めないほうがいい」「続ければできるようになる」「逃げてはだめ」って言われる。我慢が足りないのかな・・・
仕事が人生のすべてではないと考えることで、気持ちが楽になるでしょう。
仕事ができるように努力することは大事ですが、努力が必ず身を結ぶとは限りません。
仕事が人生の全てをなす状態だと、仕事でうまくいかないと、自分の全てを否定された気持ちに陥る可能性が高いです。
仕事以外のプライベートや家族との時間を大切にすることで、能力不足でも「致し方ないな」と気持ちを切り替えられます。
5.仕事の能力不足では転職を考えるのも一つの手
「仕事ができなくて悩みながらの年月は自分を成長させてくれた」という結末もあります。
しかし、年月に頼るというのは社風などにも大きく左右されますし、自分の力で環境を変えるというのは困難なことが多いでしょう。
「自分の能力が生かせる場所でやりがいを持って働く」ことに舵を切り、新天地での活躍を目指す選択肢もあります。
部署移動をまずは検討する
会社自体は合っているし、できれば辞めたくないな。
人間関係などでも特に問題がなく、社風自体も合っているから、できれば辞めたくないと考えるのは自然なことです。
今の部署では合わないだけで、違う部署に行くことで解決できるかもしれません。
まずは率直に申し出てみるのも方法です。
ただし、今の仕事から逃げたいがためだけの異動でないかは注意する必要があります。
どの部署にも特有のきつさ・大変さがあるため、移動先でまた壁にぶつかってしまう可能性があるためです。
会社自体に問題がある場合や他にやりたいことがあるなら転職しよう
頑張っているけど全然できるようにならなくて、迷惑ばかりかけている気がする。
現在の職場ではどうしたところで能力不足を改善できそうにないということもあるでしょう。
その場合は無理をせず、自分の強みを生かせる環境へ転職してステージを変える選択をするほうがいい場合もあります。
転職してステージを変えることを決めたとしても、まず自己分析をすることが重要です。
これまでの仕事内容を詳しく書き出して、自分の強みは何か、やりたいことは何かを徹底的に洗い出しましょう。
転職活動では転職エージェントの利用がおすすめ
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6.仕事で能力不足だと感じた人向けにおすすめのエージェントを紹介
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まとめ
今回は、仕事の能力不足を感じる要因について解説しました。
能力不足と感じる原因が自分のスキル不足にある場合は、自分で補っていく努力が必要です。
しかし、環境要因が大きいために思うように実力が出せない場合は、異動や転職も視野に入れるというのも一つの方法です。
いずれにしても、行動しなければ何も変わりません。
今の環境や自分の適性を見極め、より最善な道を探していきましょう。