最終更新日:2020/11/08
塾講師は、生徒の成長をサポートする素晴らしい職業ですが、ブラックな噂もよく耳にしますよね…
その実態が分からないために、塾講師になりたくても就職・転職をためらっている方も多いと思います。
当記事では、塾講師がブラックと言われてしまう理由について詳しく解説しています。
また、塾講師転職を成功させるポイントもご紹介しますので、塾講師に興味がある方はぜひご一読ください。
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1.塾講師がブラックと言われる7つの理由
塾講師は、一般的にブラックと言われていますが、それにはいくつかの理由があります。
まずは、塾講師がブラックと言われてしまう7つの理由について、実際のツイートなどを交えながら詳しく解説していきます。
【塾講師がブラックと言われる理由】
それでは、順番に確認していきましょう。
理由1.業務の量が多い
塾講師の仕事は、生徒の学習指導だけではありません。
進路指導、保護者からのクレーム処理、授業の事前準備、教材研究、アルバイト講師のシフト管理、各種説明会の実施など、軽く挙げるだけでもこれだけの数の業務があります。
塾講師は、これらの全てを授業以外の時間にこなさなければいけません。
そのため、必然的に労働時間が長引いてしまいます。
理由2.残業が多い
前職塾講師時代は、残業月150時間、休みも授業の練習で😂
自分の時間が取れず、時間に追われてた!今は仕事以外の時間が増えて、自分のために使う時間が増えたから、忙しい感覚じゃないかも?
もちろん仕事が楽しい人はそれで🙆だし、時間が埋まってても、心の充実感の有無が大切なのかなと思った!
— メモ魔女みき📜📫 (@mikilife618) May 13, 2020
理由1とも関連しますが、塾講師は業務の量が多いため、とにかく残業が多いです。
講師は少しでも多くの生徒を獲得するために、会社側から丁寧なサービスを提供するよう要求されていることも、労働時間が長引く原因の一つと言えます。
また、塾の経営者側は、多くの生徒を獲得するために受講料を安く設定せざるを得ないという実情もあります。
そのしわ寄せが、「残業代をしっかり払わないで人件費を抑える」という形でも現れているのです。
理由3.休みが取れない
塾講師の鏡だから休日出勤とか普通にしてる
— こー (@Ko_ayaka_) February 11, 2017
塾講師は一般的なサラリーマンに比べ、休日出勤が多いです。
休日は主に、自習室開放や模試の監督官、平日にこなすことができなかった業務などを行います。
加えて、定期テストや受験本番前の時期は、質問対応や個別指導をするために出勤します。
また、自分が勉強していない科目を担当することになったら、休日を返上して勉強しなければいけません。
そのため、趣味や恋愛などのプライベートの時間があまり確保できないのが実情です。
理由4.給料が低い
塾講師なんてハリボテな仕事ですよ。スーツ着てインテリぶってるけど、実際は山のような時間外労働に低収入。嗚呼、無惨。
— うえ (@inmytimeof) November 24, 2011
人気の予備校講師など一部例外はありますが、塾講師の給料は労働時間の割に低いのが実情です。
少子化の影響で業界自体がやや衰退していることもあり、校舎長などに昇進しない限りは、長期間勤めても大幅な給料アップは見込めません。
さらに、企業によっては残業代を支給しなかったり、あらかじめ給料に残業代が含まれている場合もあります。
子供と接することが好きで塾講師になっても、給料の低さが原因で辞職してしまう方も少なくないのです。
塾講師の年収についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。
理由5.生徒の親からのプレッシャー
今更ながら塾講師は向いてたんだなと思う。モンスターペアレントがアレ過ぎてやめたけど。
— 獺祭ぽむ (@pommedeterrea) January 18, 2017
生徒の親は高い月謝を支払っているため、成績が上がらないと塾にクレームをつけてくることがあります。
成績が上がらないことは生徒側にも問題がありますが、クレームをつけてくる親には、全ての責任を講師に押し付けてくる人がいます。
中には、授業料の全額返金を要求してくる人もいます。
生徒の親はお客様ですから、もちろん言い返すことはできません。
特に、難関校合格を目指す進学塾では教育熱心な保護者が多いため、生徒の成績を上げることができないと強いプレッシャーを感じます。
ストレス抱えて仕事をしたくない方は、避けた方が無難でしょう。
理由6.セールスが精神的につらい
正社員になると、生徒数を増やすために、問い合わせ者に対しての対応の研修や、すでに入塾している生徒に対して特別講座を押し売りするためのテクニックの研修などが行われました。
私はこれらの系統の研修は大嫌いでしたし、自分のためになることは皆無でした。
『引用:「Yahoo!知恵袋」』
ほとんどの塾では、生徒が授業をたくさん取れば取るほど売り上げが上がる仕組みになっています。
そのため、生徒の成績を上げることよりも売り上げを優先し、必要ない授業を余分に取らせようとする塾が存在します。
生徒のためではなく経営者のためと言える利益優先のセールスに、罪悪感を感じている講師は少なくないのです。
理由7.将来性が無くて不安
塾講師なんかよくやってられるよね。将来性なんかほとんどないのにさー — てぃーけー (@TKquality) December 27, 2012
塾講師のスキルには、他の業界や職種の仕事に役立てづらいという面もあります。
もちろん塾講師の仕事で培ったコミュニケーション能力は、どんな仕事にも活用できますし、塾以外の教育関係の仕事に就くという選択肢もあるでしょう。
しかし、少子化の影響や同業他社との競争激化により、塾業界の市場規模は今後縮小してしまうことが懸念されています。
また、人手不足が原因で起こる人件費の高騰や、教育改革への対応の遅れによっては、経営が難しくなるという状況も考えられるでしょう。
2.ブラックと言われがちな塾講師に転職しても大丈夫?
ここまで塾講師の悪い点について解説してきましたが、ブラックと言われがちな塾講師に転職して本当に大丈夫なのでしょうか?
確かに、塾講師は労働時間の管理が徹底されていないことや、給料が低いといったデメリットがありますが、生徒の成長を近くで見守ることができる、非常にやりがいのある仕事です。
特に、勉強が苦手な生徒が一生懸命頑張って志望校に合格したときは、まるで自分が合格した時のような感動と喜びを味わうことができます。
生徒が合格通知持ってきてくれた、、
すごく嬉しい、、塾講師してて良かったよ〜(;_;)💓
— なあちゃむ。🐥 (@naa1498_j0830) October 26, 2018
さらに、生徒の成長を通して、自分も一緒に成長することができます。
仕事で疲れていても、生徒が勉強を頑張っている姿を見ると、自分も頑張ろうという気持ちになれます。
塾講師になるためには、特に必要な資格は無く、一定の学力とやる気さえあれば未経験からでも転職が可能です。
また、子供と接するのが好きな人や、やりがいがある仕事がしたい人にはおすすめの仕事と言えます。
ブラックと言われがちな塾講師ですが、最近では労働環境が少しずつ改善され、業界のホワイト化も進んでいます。
塾講師の仕事に興味がある方は、安心して転職活動に踏み切りましょう。
3.塾講師への転職を成功させる3つのポイント
ここでは、転職に失敗しないために知っておきたい3つのポイントについて解説します。
【塾講師への転職を成功させるポイント】
それでは、順番に確認していきましょう。
ポイント1.コミュニケーション能力を磨く
塾講師は、「コミュニケーション能力」が最も重視されます。
生徒がつまずいているところを適切に聞き出す能力と、勉強が苦手な生徒でも理解できるように話す能力の両方が無ければ、塾講師は務まりません。
小学生から高校生まで、それぞれの生徒の年齢に合わせて教え方を工夫することも大切です。
また、生徒の保護者とコミュニケーションを図って、信頼関係を築いていくことも重要な仕事です。
転職を希望している方は、面接官にコミュニケーション能力の高さをアピールしましょう。
自分の言いたいことを分かりやすく話すだけでなく、話し相手に信頼感を持ってもらえるようなコミュニケーションを心がけると、面接官が受ける印象を良くすることができます。
ポイント2.業界・企業研究は念入りに行う
未経験から塾講師への転職を希望する方は、業界の動向についてしっかりと勉強しておきましょう。
例えば、2020年から小学校5、6年生で英語の授業が必修化されることや、マーク式のセンター試験が廃止され、記述問題を含んだ大学入学共通テストが導入されることは、大きな動きと言えます。
特に、最近は教育に関する変化が激しく、あなた自身が学生だった頃の常識が通用しないケースが多々あります。
そういった事態を避けるためにも、学校教育の動向や、受験に関する最新の情報は最低限把握しておきましょう。
また、働きたい企業について下調べをすることも重要です。
業務内容、月の残業時間、有給の取得状況、転勤の有無などの情報を事前に知っておくことで、自分が働いている姿を具体的にイメージすることができます。
入社後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、企業のリサーチは入念に行いましょう。
企業の情報収集には口コミサイトを活用しよう
企業の情報収集をしたい場合は、転職会議やキャリコネなどの口コミサイトを利用することをおすすめします。
口コミサイトでは、実際に働いていた人のリアルな声を聞くことができるため、転職後のミスマッチを事前に防ぐことができます。
口コミサイトについて詳しい情報が知りたい方は、ぜひこちらの記事をご確認ください。
ポイント3.転職活動は転職エージェントにサポートしてもらう
未経験から塾講師への転職を目指すなら、転職エージェントのサポートは必ず受けるべきです。
転職エージェントは、非公開求人の紹介、職務経歴書の添削、面接練習、面接日時の調整、給与交渉など、転職活動を一から十までサポートしてくれます。
加えて、求人票だけでは分からない企業の社風や内部事情などを教えてくれることもあります。
転職エージェントはすぐに転職する予定がなくても登録出来、転職を検討している段階の相談も可能です。。
転職したいと思っているけどなかなか一歩を踏み出せない人は、ひとまず登録して、今悩んでいることをエージェントに相談してみることをおすすめします。
転職のプロの意見を聞くことで、自分がこれからどんなキャリアを歩んでいきたいのかを明確にすることが出来るでしょう。
4.塾講師転職にオススメの転職エージェント3選
ここでは、塾講師転職にオススメの転職エージェントを3社紹介します。
どの転職エージェントも手厚いサポートを売りにしているため、安心して利用することができるでしょう。
【塾講師転職にオススメのエージェント】
※こちらの転職エージェントは、「【9割が間違える】人気の転職エージェントおすすめ一覧と1,102人の口コミ・評判で分かった賢い選び方」の記事で、利用者からの評価が高かった転職エージェントです。
それでは、順に見ていきましょう。
業界最多の求人数を誇る「リクルートエージェント」
【特徴】
- 業界最多の求人数
- 経歴書の添削から面接対策などの手厚いサポート
- 転職活動をする全ての人にオススメのエージェント
リクルートエージェントは、求人数・転職支援実績でトップクラスの転職エージェントです。
保有求人数は20万件以上あり、第二新卒からキャリアアップを目指す人まで、幅広い求人が用意されています。
リクルートエージェントに登録しておけば、「もっと良い求人があったのに…」という後悔を防げるため、求人紹介だけでも受けておきましょう。
リクルートエージェントは転職支援実績もトップクラスであり、転職サポートが充実しています。
今までの転職サポートのデータをフル活用したサービスを受けられるため、ぜひ転職活動に有効利用することをおすすめします。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
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公開求人数 | 約107,700件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
約137,800件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【2月最新】リクルートエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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20~30代の転職に注力している「マイナビエージェント」
【特徴】
- 20代・第二新卒の転職に強い
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「マイナビエージェント」は、人材大手のマイナビが運営している転職エージェントです。
20代〜30代前半が主な利用者であり、若い転職者向けの求人が多く揃っています。
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各業界の転職のノウハウを熟知したキャリアアドバイザーが在籍しているため、初めての転職でも安心して転職活動に臨めるでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公開求人数 | 約22,500件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
約14,800件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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教育業界の転職に特化したエージェント「Education Career」
【特徴】
- 教育業界の転職に特化したエージェント
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「Education Career」は教育業界の転職サポートに特化したエージェントです。
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たくさんの求人を比較検討したい方は、大手エージェントと併せて利用しましょう。
運営会社 | 株式会社ファンオブライフ |
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対象地域 | 全国 |
公開求人数 | 1,004件 |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://education-career.jp/ |
※2020年7月時点
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【補足】ブラックな塾に入社してしまった時の対処法
転職活動中にどれだけ入念にリサーチしたとしても、いざ入社してみたら実はブラックだった…という事態もないとは言い切れません。
そこで、ブラックな塾に入社してしまった場合の対処法について解説します。
環境改善が難しいと思ったら、外部機関への相談や退職など、できるだけ早く行動を起こしましょう。
【ブラックな塾に入社してしまった時の対処法】
それでは、順に確認していきましょう。
対処法1.労働基準監督署や弁護士に相談する
過剰な長時間の残業や残業代の未払いで困っている場合は、労働基準監督署や弁護士に相談しましょう。
労働基準監督署に調査の依頼をすると、職場に抜き打ちの立ち入り調査を実施し、そこで法令違反が見つかった場合は、是正勧告など労働環境を改善するための指導を行ってくれます。
必要があれば弁護士への橋渡しをしてくれることもあり、慰謝料の請求など適切な手段をとることができます。
一人で我慢して苦しむよりも、公的機関の力を借りた方がスムーズに問題解決ができるでしょう。
残業代未払いに関する詳しい情報が知りたい方は、ぜひこちらの記事をご確認ください。
対処法2.思い切って転職する
体調や精神的な問題から仕事を続けるのが難しい場合や、続けても将来性が無いと感じた場合は、できるだけ早く転職活動を始めることをおすすめします。
ブラックな塾で働き続けることができなくても、塾講師に向いていないわけではありません。
あまり悲観せずに、自分に合う職場を見つけることに気持ちを切り替えましょう。
退職させてもらえない場合は退職代行サービスを活用しよう
ブラックな塾は、退職の申し出を断ったり、しつこく引き止めてくる場合があります。
そういった場合は、退職代行サービス「EXIT」の利用をおすすめします。
EXITは、会社への連絡など、一連の退職の手続きを全て代行してくれるため、上司と一切話すことなく退職することが可能です。
退職代行料金は正社員なら一律5万円で、追加料金が一切無いため、安心して利用しましょう。
LINEやメールから気軽に無料相談ができるため、ブラック労働に悩んでいる方は、一度相談してみることをおすすめします。
運営会社 | EXIT株式会社 |
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公開求人数 | 非公開 |
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対応地域 | 全国 |
料金 | 正社員・派遣5万円、アルバイト3万円 |
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詳しい解説は以下を確認してください。 「退職代行EXITの評判はどう?利用者の口コミと知っておきたい注意点」 |
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まとめ
塾講師の仕事には、労働時間の管理が徹底されていないことや給料が低いといったデメリットがあります。
そのため、一般的にブラックなイメージを持たれがちですが、子供と接するのが好きな人や、教育を通じてやりがいを感じたい人には、非常におすすめの仕事です。
塾講師になるには、特に必要な資格は無く、一定の学力とやる気さえあれば未経験からでも転職が可能です。
それに、最近では労働環境が少しずつ改善され、業界のホワイト化も進んでいます。
塾講師を目指すなら、ブラックな塾に入社してしまわないように、企業の内部情報に詳しい転職エージェントを活用しましょう。
Career Picksは、あなたが理想の転職を叶えることを願っています。
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