最終更新日:2020/11/08
仕事を頑張りたいのに、なぜか集中できないときってありませんか?
何が原因なのかわからないと、気持ちばかり焦って何も手につかなくなってしまいますよね。
仕事に集中できないのは、自分でも気づいていない意外なことが原因の場合もあります。
まずは本当の原因を見つけ出し、適切な対処をとれば解決できるでしょう。
この記事では、仕事に集中できない原因と対処法を解説しています。
集中力が高まれば仕事中のモチベーションがアップし、充実した人生を送ることにつながります。
ぜひご一読いただき、参考にしてみてください。
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1.仕事に集中できない原因
そもそも人間の集中力は、そう長く続くものではありません。
わずか15分周期で集中力のピークが途切れ、集中力を持続できるのは子どもでは45分、大人でも90分が限界だと言われています。
とはいえ、仕事で15分おきに休憩は取れませんので、集中力を持続させるコツを見つけることが必要です。
仕事に集中できない原因は、能力や性格、体調や環境などさまざまな要因が考えられます。
1つずつご紹介していきますので、自分にはどれが当てはまるのかチェックしてみてください。
プライベートに悩みを抱えている
プライベートの悩みが仕事にも影響を及ぼすことがあります。
仕事にプライベートのことを持ち込むのは、プロ意識に欠ける行為です。
とはいえ、人間の気持ちはそう簡単に割り切れるものではありません。
たとえば、恋人や配偶者とうまくいっていない場合や、友人とケンカしているときなどは、悩みが気になって仕事に集中できないときもあるでしょう。
プライベートの悩みが解決すれば集中力を取り戻すことができる可能性が高いです。
人間関係がうまくいっていない
職場の人間関係がうまくいっていない場合、直接的な業務とは関係なく、仕事に集中できないことがあります。
たとえば誰かが集まって話している場合、自分の悪口を言われているのではないかと気になって仕事に集中できないこともあるでしょう。
また、上司のパワハラやセクハラ、いじめなどがある場合には、悩みが深すぎて仕事に集中できず、本来の能力を発揮できない場合もあります。
人間関係に悩みを抱えている人は多いですが、業務に差し支えるほどであれば転職も検討したほうが良いでしょう。
雑音など周囲の環境によって気が散る
デスクまわりに仕事に関係ない物が置いてあることも、気が散る原因になります。
デスクが散らかっていると必要な物を探すのに時間がかかるため、仕事を中断することで集中力が途切れることもあるでしょう。
また、オフィス勤務の人は、工事の騒音や周囲の話し声などの雑音が気になって、集中できない場合もあります。
仕事をする環境を整えれば、不思議なくらい集中できるようになれるはずです。
ノルマや残業が多すぎる
ノルマや残業が多すぎる場合、気持ちばかり焦って1つのことに集中できないことがあります。
やることが多すぎるとマルチタスクになり、ミスが起きる確率が高まるでしょう。
また、ハードワークなのに休憩や休日が少ないと、疲労がたまりすぎて集中できない原因になります。
計画を立てることが苦手
計画を立てることが苦手な人は、処理時間の目安を設定せずにダラダラと仕事をしてしまい、集中力が途切れる傾向にあります。
処理すべき業務に優先順位をつけることも苦手のため、効率が悪くなり、なかなか仕事が進まないのです。
計画を立てることは、業務をスムーズに進行する上で重要です。
仕事の優先順位が明確になれば、急な用件が入ったときに焦ることもなくなり、集中力を持続することができます。
業務内容に不満がある
たとえば自分に向いていない仕事をしていたり、好きではない仕事をしていたりすると、集中できないことがあります。
業務内容に不満があると、仕事に対して向上心が持てずやる気も起きないため、集中力が続かなくなってしまうのです。
集中力の本質を考える前に、まずは自分に合った仕事とは何なのかを考える時間を作ってみましょう。
能力に不安がある
集中力そのものが原因ではなく、能力に不安があることで結果的に集中できない場合もあります。
現在の仕事についていけず、頑張っているのに仕事がはかどらなかったり、ミスが多かったりすると自信をなくしてしまいます。
自信をなくすと悩みや不安で頭の中がいっぱいになり、さらに仕事に集中できないという悪循環を生み出してしまうのです。
能力に不安があるなら「何ができないのか」「苦手なことは何か」を洗い出し、改善する努力をすれば次第に集中力がアップすることでしょう。
収入が少ない
仕事はボランティアではないので、それなりの見返りがなければモチベーションが上がりません。
モチベーションが上がらないと、仕事に集中できなくなるのは当然です。
現在の収入が仕事内容に見合っていないと思うのであれば、収入を増やすための努力をしたり、人事に交渉したりすることも検討してみましょう。
睡眠不足で眠い
睡眠不足で眠い状態では、頭がボーっとして判断能力が鈍ります。
脳の働きが悪くなると、それに比例して集中力も低下してしまうのです。
睡眠は体の疲労を回復させるだけでなく、脳の疲労を回復させる効果もあります。
体調管理の中でも、とくに睡眠不足にならないような生活習慣を心がけることが大切です。
偏った食生活で脳が働かない
しっかり寝たつもりでも、仕事中に眠くなってしまうことはありませんか?
偏った食生活で栄養が十分に摂れていないと、脳が働かなくなり、集中できない原因になることがあります。
とくに、ご飯や麺類などの「糖質」を摂りすぎると、血糖値の急上昇と急降下によって眠気に襲われることがあります。
逆に、糖質が不足していると脳を働かせる栄養(ブドウ糖)が不足してしまい、仕事に集中できなくなってしまうのです。
糖質は適度に摂り、栄養をバランスよく摂取することで脳の働きが活発になります。
飽きっぽい
飽きっぽい性格の人は1つのことに集中できず、すぐに他のことに興味が移ってしまう傾向があります。
最初は目の前のことに集中できていても、知的好奇心をくすぐられる事態が起きると脱線してしまうのです。
たとえば、初めて見る言葉が出てきたときにすぐに調べるのは良いのですが、調べているうちに関連した事柄にも興味が湧いてしまいます。
するとあっという間に時間が過ぎてしまい、現在の仕事が手つかずの状態になることも少なくありません。
このような事態は「知りたい」という欲求を抑えきれないことで起きてしまうため、理性と本能をコントロールすれば解決できます。
しかし、集中できないのは病気の可能性もあるため、次項で見ていきましょう。
2.仕事に集中できないのは病気が原因の場合もある
仕事に集中できないのは、病気が原因の場合もあります。
病気が原因であれば、自分の意思だけで解決することは難しいため、医師に相談して解決していきましょう。
集中力の欠如が顕著にあらわれる病気には、以下の2つが考えられるのでそれぞれ解説していきます。
ADHD
ADHDとは「注意欠如多動性障害」と呼ばれる発達障害の1つです。
子どもの頃から症状があっても気づかずに大人になり、就職したり、家庭を持ったりしたときに気づくことが多いです。
ADHDには「不注意・多動性・衝動性」という症状があり、具体的には以下のような特徴が見られます。
- 気が散りやすい
- ケアレスミスが多い
- 落ち着きがない
- 忘れ物・失くし物が多い
- 時間管理が苦手
- タスク管理が苦手
- 衝動買いをする
「時間管理が苦手」と「タスク管理が苦手」という特徴は、前項で説明した「計画を立てることが苦手」と関連があります。
仕事に集中できないのは自分の性質の問題ではなく、ADHDが原因の場合もあるため、心当たりのある人はメンタルクリニックを受診しましょう。
うつ
「うつ」と「集中力」は関係ないように思えますが、実は、うつ症状の1つに集中力の低下があります。
集中力が低下すると、仕事の作業効率が低下しやすくなると言われています。
たとえば、簡単な仕事でも処理するのが難しくなったり、ミスが多くなったりしてしまう症状です。
集中力の低下以外にも、記憶力や理解力が低下して業務に支障をきたす場合があります。
つまり、うつを発症すると細かいことに集中したり、深く考えたりすることが難しくなるのです。
うつには軽度から重度まであり、放置すると悪化することも多いため、できるだけ早めに治療を始めることが大切です。
3.仕事に集中できないときの対処法
病気が原因の場合は専門医の受診をおすすめしますが、それ以外の原因は適切な対処法を実践すれば解決できます。
自信をなくしてしまう前に、集中力を取り戻して快適なワークライフを手に入れましょう。
仕事に集中できないときには、以下5つの対処法をおすすめします。
休憩を上手にとってメリハリをつける
人間の集中力はそう長く続かないため、休憩を上手にとって仕事にメリハリをつけましょう。
休憩をとることで気持ちの切り替えができ、仕事に集中しやすくなります。
また、休憩をとることで脳がリラックスし、新しい発想やアイデアが浮かんでくることもあります。
休憩をとるタイミングは人それぞれですが、25分間集中し、5分間の休憩をとるサイクルがおすすめです。
眠くて集中できない場合には、思い切って10分くらい寝てしまうのも良いでしょう。
短時間でも仮眠をとることで脳が休まり、集中力が戻ってきます。
集中できる環境を整える
周囲の雑音や散らかったデスクが原因で仕事に集中できない場合には、集中できる環境を整えることから始めましょう。
周囲の雑音は、イヤホンなどをつけることである程度は回避できます。
散らかったデスクを整理整頓するだけでも、集中力を高めることにつながります。
デスクには仕事に関係のある物だけ置く
スマホでSNSをチェックしたり、引き出しの中のお菓子を食べてしまったりする人は、仕事に関係のない物をデスクまわりに置かないようにしましょう。
仕事に関係のある物だけをデスクに置けば、余計な物に惑わされることが減り、気が散るのを防ぐことができます。
創造力が必要な作業のときは静かな環境で行う
新しい発想やアイデアが求められる「創造力が必要な作業」のときは、まわりに人がいない静かな環境のほうが集中できます。
視界に入る物や周囲の雑音を遮ることで、よりクリエイティブな作業がはかどると言われているのです。
近くに同僚や上司がいると監視されているようで窮屈に感じますが、人から離れることで自由な発想やアイデア浮かびやすくなります。
目の前の仕事だけに集中する
時間に追われていたり、やるべきことが多すぎたりすると、一度に処理しようとして焦ってしまうことがあります。
しかし、焦るだけで仕事は進まず、納期に遅れてしまうこともあるでしょう。
まずは、目の前の仕事だけに集中することで、効率よく仕事を進めることができます。
マルチタスクにしない
マルチタスクとは、複数のことを同時進行で処理していくことです。
料理に例えると、パスタのソースを作りながら、パスタの具材を炒めているような状態です。
マルチタスクにすると注意力が散漫になり、ケアレスミスが増える原因にもなります。
仕事に集中できないときはマルチタスクになっていないか確認し、1つの仕事だけに集中することが大切です。
計画を立てたら考えずにすぐ取りかかる
仕事で集中力を発揮するためには、仕事の優先順位を意識してタスク管理をすることが大切です。
無計画に仕事を始めると効率が悪くなり、時間がかかりすぎてしまうことがあります。
まずは朝一番に1日の仕事の計画を立て、紙に書き出しておきましょう。
そして計画を立てたら「間に合うか」「ミスしないか」などの余計なことを考えず、すぐ取りかかることが大切です。
終わったら二重線で消していくことで仕事がはかどっていることを実感でき、やる気や集中力がアップします。
十分な睡眠と栄養バランスの良い食事を心がける
集中力を高めるには、「十分な睡眠」と「栄養バランスの良い食事」を心がけることが大切です。
睡眠は体の疲労を回復させるとともに、脳の疲労も回復させて集中力を高める効果があります。
7時間の睡眠が適切だと言われているため、できるだけ毎日確保するようにしましょう。
また、栄養バランスの良い食事を心がけることは、脳に必要な栄養が補給されるとともに、体調管理にも役立ちます。
集中力は体調が大きく左右するため、毎日の生活習慣を見直して健康管理を怠らないようにしましょう。
自分に合った仕事なのか考える
「興味が持てない仕事」や「向いていない仕事」をしていると、やる気や向上心を持つことはできません。
仕事への意欲がなければ集中力を保つことは難しく、目標を達成しようと努力することもできないでしょう。
努力をせずにダラダラ仕事をしていると、充実感や達成感を味わうこともできず、仕事がつまらないと感じるはずです。
自分に合った仕事なのかをじっくり考える時間をつくり、自分に合っていないなら転職を検討するのも1つの方法です。
4.職場環境に問題があるなら転職を考えよう
自分に合った仕事ではなかったり、職場環境に問題があったりする場合には、転職を考えてみるのがおすすめです。
人生の中でもっとも多くの時間を費やすのが仕事なので、できるだけ快適な職場環境で働きたいですよね。
体調管理ができていないことや、計画を立てるのが苦手なことが集中できない原因なら、改善の余地はあります。
しかし、職場の人間関係やオフィス環境などが問題で集中できない場合には、仕事もしくは職場が合っていないと言えるでしょう。
限界まで我慢するとメンタルに異常をきたす場合があるため、決断したら早めに転職活動を始めることが大切です。
転職するなら転職エージェントに登録するのがおすすめ
転職する決断をしたら一刻も早く退職したくなりますが、転職活動は仕事を辞める前に始めることがおすすめです。
仕事を辞めてから転職活動をすると「早く就職しなければ」と焦ってしまい、自分に合わない職場に転職してしまうことも少なくありません。
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まとめ
仕事に集中できないとミスが増えて自信をなくしたり、まわりからの信用を失ったりすることにつながります。
まずは仕事に集中できない原因を解明し、適切な対処法を実践していくことが大切です。
【仕事に集中できない原因】
- プライベートに悩みを抱えている
- 人間関係がうまくいっていない
- 雑音など周囲の環境によって気が散る
- ノルマや残業が多すぎる
- 計画を立てることが苦手
- 業務内容に不満がある
- 能力に不安がある
- 収入が少ない
- 睡眠不足で眠い
- 偏った食生活で脳が働かない
- 飽きっぽい
このように、仕事に集中できない原因にはさまざまな要素が絡んでいます。
本当の原因を見つけることで、これから何をすれば良いのか明確になります。
「そもそも何のために仕事をしているのか」「自分に合った仕事は何なのか」を探り、仕事をする目的を思い出しましょう。
仕事をする目的がはっきりと定まれば、充実した人生を送ることができます。
【参考サイト】