最終更新日:2020/11/16
「飲食店は体力的にも精神的にもきつくなってきた…」
「でも、いざ辞めるにはどうしたらいいんだろう」
人手不足に、長時間の拘束や上司から圧力など、残念ながら飲食の現場ではブラックな労働環境が蔓延しています。
現場の声を聞くと「思い切って辞めたいけど空気的に言いづらい」「辞めた後が不安で一歩を踏み出せない」といった方がとても多いようです。
しかし現状の不安を改善していくには、何かしらのアクションに移さなければ何も変わりません。
まずは一つずつ今の状況を整理し、解決策を見つけていきましょう。
本記事では、「飲食店を辞める時の具体的なステップ」について解説していきます。
最後まで読めば、現状のモヤモヤした状態から、具体的にどのように行動に移していけばよいかが見えてくるでしょう。
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1.飲食店を辞めたい方必見!ブラック飲食店の特徴とは?
「働くのが嫌になってきた…」
こういった気持ちになる原因は、アナタの職場がブラック飲食店だからかもしれません。
残念ながら飲食業界は元々、入れ替わりが激しい業界です。
あまりにも理不尽な環境であれば、辞めたくなるのは人間として当然ですよね。
その中で、ブラック化してしまっているお店にはいくつかの共通点があるので、あなたの職場にも当てはまるかどうか確認してみましょう。
特徴1.長時間労働とサビ残がある
前に2年やってた飲食店のパート、上がり時間になってもタイムカード押してから30分以上サビ残とか当たり前だった。
勤務6時間越えたら休憩してなくても自動的に30分休憩したことになるシステムもあってみんな休憩なしで5時間59分で押してた。
定刻で帰るのが悪みたいな空気。
早く辞めるべきだったな…— ゆっこ (@yucco_1120) November 12, 2020
特徴の一つとしてよく挙げられるのが、長時間労働とサービス残業です。
ブラック飲食店は休みがほとんどありません。
その理由として考えられるのが、慢性的な人手不足や、飲食業界特有の体質にあります。
飲食店を運営していく為に、実際に店舗で働いてる多くは学生などのアルバイトです。
その為、急な都合で辞めてしまったり、そもそも現場を任せられる人が少ないことから、一部の人に負担が大きくなってしまいます。
店長や正社員ともなると、シフトの穴が出た時は何とかして埋めなければいけません。
そういった状態が続いてしまうと気付いたら十連休していた。。なんてことになってしまうのです。
そんな職場で我慢して働き続けても、決してアナタの為にはならないでしょう。
特徴2.パワハラ・セクハラがある
次に挙げられるのがパワハラやセクハラ。
従業員に対して、上の立場の人間が暴力や暴言によって支配しようとする残念な環境の職場が未だに存在しています。
あなたの職場がもしこういった状況であれば、何も迷う必要はありません。
即刻退職を申し出るか、それに応じてくれない場合は、しかるべき所に相談に行くべきです。
特徴3.雑用しか回ってこない
私もソッチ系のバイトしたかったなぁ~~~
飲食系のバイトしても力仕事の雑用しかさせてもらえなかったーーー!w— がるる(プロトタイプ改) (@garuru_mk3) January 29, 2019
料理の道を志し、飲食業界に飛び込んだものの任せてもらえる仕事は来る日も来る日も皿洗いばかり。
こういった職場も要注意です。
最初は正社員登用などと甘い言葉で誘っておいて、実は人手不足を緩和する為のもので、アルバイトとやってることが変わらないなんてこともあります。
そういった職場ではあなたの時間を無駄にしてしまう可能性が高いです。
もし向こうから何のアクションも無く、状況が一向に変わらないとしたら敬遠すべきブラック飲食店と言えるでしょう。
2.飲食店を辞める時の心構えと注意点
今勤めている職場を辞めるのは、やはりそれなりに勇気がいる決断です。
ここでは、飲食店を辞めるときの心構えと最低限注意しておくべき点をお伝えしていきます。
- 第一に必要なことは転職理由もしくは退職理由を明確にすること
現状まだ辞めずに迷っているという方は、心の整理が出来ておらずモヤモヤした状態です。
周りからもその職場を辞めたほうがいいと言われたり、自分の中で辞める方に気持ちが傾いてるにもかかわらず、実際に行動に移せないのは、あなたの中でその部分が曖昧だからです。
なぜ辞めたいと思うのか、今後どうしていきたいのかを一度書き出すなどして整理してみるとよいでしょう。
- 飲食店を辞める際の注意点としては、なるべくお店側にとって迷惑にならない時期に伝える
当たり前ですが、辞めると決めた日に退職してしまってはお店側にも迷惑がかかります。最低でも1ヶ月前に申し出れば問題はないでしょう。
3.飲食店を辞めてから転職するまでの具体的なステップ
この章では、退職してから転職に進むまでの具体的なステップを解説していきます。
実際に退職を決意した場合、やるべきことは実はそんなに多くはありません。
具体的な流れは以下の5点です。
①退職する意思を伝える
まずは退職する意思を上司や責任者に伝えます。
ここではしっかりと時間を作ってもらうことがポイントです。
立ち話などでは最悪の場合、なかったことにされてしまうことがあります。
出来るだけお店の営業時間前や営業が終了した落ち着いたタイミングで声を掛けるとよいでしょう。
②退職に向けて話しあいをする
「辞める時になんて言えばいいんだろう?」
ここでは素直に、退職したい意思があることが伝われば大丈夫です。
変に気を遣う必要はなく、しっかりと言いきりましょう。
その上でいつまでシフトに入れるのか、自身の都合とお店側の折り合いがつくところで伝えられれば大丈夫です。
③退職願いを提出する
退職願いに関しては、正直なくても良い職場がほとんど。
仮に形式上、必要がある場合は向こうから提出を求められるので自分から進んで準備する必要性はないでしょう。
退職願いの書き方などについて理解を深めたい方は、以下の記事を参考にしてください。
④年金や保険の切り替えをする
辞めた後に忘れてはいけないのが、年金や保険などの切り替えです。
今までは会社の雇用保険などに加入していた場合、自分で手続きをして支払っていかなければいけません。
ここを疎かにしても後々催促が来て面倒になるので、この部分はしっかりと行いましょう。
もし分からないという場合は、最寄りの市役所などに相談すれば手続きの仕方を教えてくれるので、時間を見つけて行ってみてもいいかもしれません。
⑤転職サービスに登録して転職活動を開始する
辞めたあとは、ゆっくりしたいという気持ちもわかりますが、あまり悠長にしていられる訳ではありません。
少しずつでもいいので、まずは転職サービスを上手に活用していって新たな人生をスタートさせましょう。
上記のステップの中で最もハードルが高くなるのが、②の職場の上司との退職に向けての話し合いになります。
お店側としては少しでも人手を確保すべく、最後は情に訴えて引き留めにかかってくる場合があります。
そういった時に変に踏み止まっても、後々いいことはほとんどないので、押し切る覚悟で話し合いに臨みましょう。
4.辞めることがどうしても難しい方には退職代行サービスがおすすめ
やはり中には上司が怖かったりして、退職することをなかなか言い出せないという方も多くいらっしゃると思います。
そういった方に検討して頂きたいサービスが退職代行サービスです。
「今すぐに会社を辞めたい」「上司に何を言われるか分からないから言い出せない」
こういった方には退職代行EXITがおすすめです。
退職代行サービスの中でも、メディアにも多く取り上げられており、実績の面でも申し分ありません。
早ければ即日にも対応してくれるので、自分ではどうしても言い出せないという方は料金はかかりますが、思い切ってサービスを利用してみると、案外スッと肩の荷が降りるかもしれません。
最終手段としてこういったサービスがあるということを頭に入れておくだけでも、気の持ちようは変わってくるかもしれませんね。
運営会社 | EXIT株式会社 |
---|---|
問合せ方法 | LINE、メール、電話 |
対応時間 | 平日(深夜・休日も一部対応) |
公式サイト | https://www.taishokudaikou.com/ |
詳しくは「EXITの解説記事」をご覧ください |
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5.ホワイトな職場が見つかるおすすめの転職エージェント
退職の目処がたったら、次は転職先をどうするか、ですよね。
「次こそは絶対にホワイトな職場に転職したい」という方には、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、履歴書・面接対策や給与交渉などをしてくれるだけではなく、会社の評判などもわかり、自分に合った職場を見つけられるでしょう。
ここでは、利用者からの口コミや評判が高く、実績も豊富な転職サービスを3つご紹介していきます。
安心かつ信頼性の高い「リクルートエージェント」
リクルートエージェントは求人数No .1の総合転職エージェントです。
コロナの影響で企業の採用が縮小しているにも関らず、なんと求人数は10万件を越えています。
2020年11月15日時点、「飲食・フードサービス」というカテゴリーにて、公開求人数は1,482件、非公開求人数406件もありました。
幅広く職場を探したい方には、リクルートエージェントがおすすめです。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
---|---|
公開求人数 | 約107,700件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
約137,800件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【2月最新】リクルートエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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キャリアアドバイザーの質が高い「doda」
dodaはパーソルキャリアが運営する国内最大級の転職エージェントです。
求人数もトップクラスで担当者のサポートもとても充実していることから、利用者の満足度も非常に高いです。
本気で転職を考えるなら登録しておくべき転職エージェントと言えるでしょう。
非公開求人も多く保有しており、登録して好条件の求人をチェックするだけでも価値ありです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約72,000件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【2月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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20~30代から高評価の「マイナビエージェント」
こちらも大手の転職エージェントで、サポート力に定評があることから人気のあるマイナビエージェント。
しかし、上記の2社に比べるとコロナ禍の影響からなのか、求人数が減少傾向にあるようです。
とはいえこちらもまだまだ豊富な求人数を持っているので上記のエージェント同様、是非検討してみてください。
また大手だけではなく、中小企業も多く取り揃えており、自分に合った働きやすい職場を見つけられるでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約22,500件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
約14,800件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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6.【補足】飲食店を辞めたい人におすすめの職種
飲食業界で働かれてた方の中には「これから新しい職種での転職は難しいのかな」「未経験でも活躍できるか不安」といった不安を抱えてらっしゃる方もいるでしょう。
結論からいうと未経験からでも活躍できる仕事は世の中にはたくさんあります。
飲食店で培ってきたスキルや経験を活かせる仕事、未経験からでも活躍出来る仕事があることを知っておくことが大切です。
具体的には、以下のような職種は飲食経験を生かせます。
- 営業職
- 事務職
- 食品関係の企業
- 介護職 など
飲食店で培ってきた対人コミュニーケーション力が大きく役に立つからです。
一般的にほとんどの会社では営業職や事務職を必要としています。
特別スキルを始めから求めているという会社は意外と少数派です。
年収をより上げたいと考えるなら営業へ、ライフワークバランスをとるなら事務職というように自分のキャリアに合った形で転職を検討していきましょう。
営業職に未経験からでも転職しやすい理由は?おすすめの業界も紹介!
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一般事務への転職は難しい?受かる人の特徴や転職成功の秘訣を解説!
まとめ
飲食をこの先続けていくのも、思い切って新しい道へ進むのもあなた次第です。
まずは検討するためにも、転職エージェントに登録して他の道を探ってみるのもいいでしょう。
どうしても辞められないという時は退職代行サービスを頼るのも一つの手です。
ご紹介した退職・転職サービス | 特徴 |
EXIT | 即日対応可能な退職代行サービス |
リクルートエージェント | 求人数No.1の転職エージェント |
doda | 担当者のサポート充実の転職エージェント |
マイナビエージェント | サポート力に定評ありの転職エージェント |
今回の記事では、飲食店から次へ踏み出す為のステップを紹介しました。
あなたのキャリアをよりよいものとするためにも、しっかりと考えて決断していきましょう。