最終更新日:2021/02/09
どんな人生を送ってきた人でも、後悔のひとつやふたつはあるものです。
過去のことを悔やんでも仕方がないと分かっていても、「あの時、ああすれば良かった」と考えてしまいますよね。
しかし、「後悔」は必ずしも悪い感情ではありません。
意外に感じるかもしれませんが、後悔から学べるものはたくさんあり、上手く活かすことで未来をより良く生きるためのヒントを得られます。
<後悔を未来に活かすヒント>
この記事では後悔で悩んでいる方の助けになるよう、「ポジティブな方向へ転換するための方法」や「よくある後悔のパターン」について解説します。
後悔をヒントに変え、前向きな気持ちにシフトしましょう。
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1.後悔のなかに未来へのヒントがある
「後悔」とは、過去にしてしまった行動を失敗だったと思い、気に病むこと。
以下のように、「後悔して人生やり直したい」と思うことは誰にでもあります。
人生やり直したい、人生後悔だらけ(´・ω・`) これからも後悔しかしない気がするw
— うけたまわbot (@uketamawa_bot) 2018年11月2日
「過去に戻ってやりなおしたい…」と悩んでいる人も多いですが、後悔の中には「これからの人生を幸せに生きるためのヒント」が隠れています。
まずは、「なぜ後悔が未来を変えるヒントになるのか」確認していきましょう。
パターン別の立ち直り方を今すぐチェックしたい場合は「3.よくある後悔のパターンと立ち直り方」をご覧ください。
後悔は人生の経験になる
後悔は、言い換えれば「過去の失敗」です。
ミスをすると落ち込んでしまいがちですが、失敗は未来を変える経験となります。
つまり「あの時○○しなければ良かった」「あの時○○を選べば良かった」という後悔も、長い人生における経験のひとつとなるのです。
「後悔は消えないけれど、将来を変える人生経験のひとつ」と考えれば、何だか気持ちがラクになりませんか?
後悔と上手に付き合っていくことで、これからの人生を大きく変えられますよ。
間違いを認められる人は成長できる
人が後悔をするのは、「過去の自分の行動が間違っていた」と認識しているからです。
自分の間違いを自覚できる人は、その間違いを正すことができます。
今後悔をして悩んでいるあなたは、間違いを自覚している時点で、以前より一歩成長できているということ。
これから先後悔する出来事があったとしても、都度間違いを認めて正していけば、どんどん自分を成長させることができますよ。
未来を変えるヒントをチェックしよう!
ここまで、「なぜ後悔が未来を変えるヒントになるのか」お伝えしてきました。
ここからは、後悔した経験をプラスに変える具体的な方法を解説していきます。
<未来を変えるヒント>
順番に読み進めていっても良いですし、気になるヒントだけチェックしてもOKです。
それでは、ヒントをひとつずつチェックしていきましょう。
2.後悔から学んで行動しよう
意外に感じるかもしれませんが、後悔から学べることはたくさんあります。
後悔を自分の糧にするためには、以下の2点を意識して行動することが大切です。
後悔の原因を探る
後悔の原因をあやふやな状態にしていては、いつまでたっても成長できません。
「なぜ後悔をしてしまったのか」、原因を探りましょう。
原因が良く分からない場合は、紙に自分の思いを書き出してみるのがおすすめです。
<後悔の原因の探り方:例>
- 後悔した出来事は?
⇒本当にやりたいことにチャレンジできなかった - 本当はどんな行動をとりたかった?
⇒会社を辞め、転職をして好きな仕事がしたかった - なぜ後悔した出来事が起こってしまった?
⇒金銭面で不安が大きくて、転職に踏み切れなかった
根本原因を探る場合は、「後悔した出来事」「とりたかった行動」「後悔した出来事が起こった理由」の3つを書き出しましょう。
上記の場合は、『金銭面で不安が大きくて、転職に踏み切れなかった』ことが後悔の原因であると分かりますね。
「後悔の原因なんて、とっくに分かってる」という方も、紙に書き出してみることで、より客観的に自分の感情と向き合えますよ。
まずは、後悔の原因を突き止めましょう。
間違いを正す
後悔の原因を特定した後は、自分の中で「間違いだった」と感じているものを正しましょう。
とは言え、過去を変えることはできません。
間違いを正した結果「何を変えられて、何を変えられないのか」しっかりと把握し、行動することが大切です。
変えられるもの | 変えられないもの |
---|---|
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当然ですが、起こってしまった出来事や、感じたことは変えられません。
また、自分の力で他人をコントロールすることは不可能です。
しかし、「間違った」と感じる自分自身の行動や考え方を正すことで、これから起こる出来事を変えることは可能です。
やらなくて後悔した出来事にチャレンジしてみたり、やめられなかった悪習慣を断ち切れば、未来を大きく変えられますよ。
3.自分と他人は違うと認識しよう
他人と自分を比べて、過去を悔やんでしまうケースはとても多いです。
誰もが羨むような生活を送っている知人を見て、「今までの自分の生き方は間違っていた」と後悔するのはよくあること。
しかし、他人と自分を比べるのは、まったく意味のないことです。
「どうしても他人と自分を比べてしまう…」という方は、以下の2つ点を意識してみてください。
人生は自分自身のもの
他人と自分の生活を比べて、今まで過ごしてきた人生を後悔する方は多いですが、他人の人生はあなたのものではありません。
同時に、人生はまぎれもなく自分自身のものであり、他人のものではありません。
つまり、あなたが歩めるのは自分の人生であり、他人の人生ではないのです。
他人の人生を変えることはできませんが、あなたの人生は自分自身で好きなように歩むことができます。
他人の人生ばかりに視点がいく場合は、一度自分の人生にフォーカスを切り換えてみましょう。
過去は変えられないので「これからの人生、どう過ごしたいのか」じっくり考えてみてください。
<人生の楽しみを見つける方法>
- 今やりたいことを考えてみる
- 将来チャレンジしたいことを考えてみる
- 短期間で達成できそうな小さな目標を立ててみる
少しでもワクワクすることが見つかれば、過去にとらわれず、これからの未来を前向きに生きられるはずですよ。
比べるのなら「過去の自分」と「今の自分」を
人生に限らず他人と自分を比べてしまう癖がある方は、比べる対象を「自分自身」にシフトしましょう。
環境や価値観が異なる他人と自分を比べるのは意味がないことですが、「過去の自分」と「今の自分」を比較することは成長の糧になります。
今一度、5年前の自分と今の自分を比べてみてください。
<変わったこと>
- 5年前の自分より、考え方がポジティブになった
- 5年前の自分より、仕事ができるようになった
- 5年前の自分より、消極的になった
<変わらないこと>
- 5年前も今も、片付けが苦手
- 5年前も今も、強い意志がある
比較するのは、どんなことでもOK。
変わった部分と変わらない部分をまとめることで、自分が成長できた点や、今後の改善点が見えてきます。
「自分は5年前よりも成長できている」と実感できれば、きっと過去の後悔も『自分にとって必要なことだった』と受け入れられるでしょう。
4.どうにもならない事を受け入れよう
大切なことなので何度もお伝えしていますが、過去は変えられません。
「後悔」から学んで未来を変えることはできますが、起こってしまった出来事をなかったことにはできないのです。
つい「あの時をもう一度やり直せれば…」と考えてしまうものですが、潔く『もうどうにもならない』と受け入れることも大切です。
過去の自分の選択を認める
現時点から見れば「間違った選択」でも、当時のあなたはそれが正しいと思って選択をしたはずです。
世の中には後になってみなければ分からないことも多く、年齢を重ねて初めて「間違いだった」と気づくケースも少なくありません。
同時に、もっと年月がたって「やはり間違っていなかった」と思いなおすケースも多いです。
今は後悔しているかもしれませんが、その時のあなたにとってはベストな選択だったはず。
過去のあなた自身を認めることができれば、後悔の気持ちも軽くなるでしょう。
努力だけでは限界があることを理解する
努力は大切ですが、 努力だけではどうにもならないことはたくさんあります。
例えば、受験や就職活動などは努力だけではなく、その時の運や状況も大きく関係します。
過去に思い通りならなかった出来事があるからと言って、いつまでも「自分の努力が足りないからだ」と悩む必要はありません。
努力をしてもどうにもならなかった出来事については、潔く気持ちを切り換え、前に進みましょう。
「物事を諦めるのが難しい…」と感じている方は、以下の記事も参考にしてみてください。
5.【実例】よくある後悔のパターンと立ち直り方
ここでは、よくある後悔の5パターンをご紹介します。
ここまでで解説した3つのヒントをもとに、後悔から立ち直る方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
やりたいことをやらなかった後悔
「なりたい職業に就かなかった」「本当にしたいことに挑戦できなかった」など、やりたいことをやらなかった後悔を抱えている方は多いです。
20代のうちに転職しなかったのマジで後悔しかない
— ファミ吉 (@famikichi1013) 2019年6月29日
チャレンジしなかった後悔の方が、チャレンジして失敗した後悔の何倍も辛い。後々、自分を苦しめる。
— コッピー@キャラクタープレナー (@nomad08nk) 2013年10月14日
リスクや失敗を恐れて物事にチャレンジできない人は、不満を抱えながらも現状にしがみつく傾向があります。
やりたいことをしなかった後悔が多い方は、次のように考え方や行動を見直してみましょう。
- 現状維持から1歩踏み出す
- ある程度のリスクはあるものと思う
まずは「挑戦できなかったファッションにトライしてみる」「食わず嫌いだった料理を食べてみる」など、日常の小さな物事にチャレンジしてみてください。
時間やお金を無駄にした後悔
「学生の時にしっかり勉強しなかった」「無駄遣いしてお金を無駄にした」など、時間やお金に関する後悔も少なくありません。
若い頃はわりとやりたいようにやって来たつもりだけど、その殆どが何の役にも立たない無駄な時間だったと思う
自分の為にならない系の遊びに極振りしないで、もう少し限りある時間を有意義に使ってたら今よりはマシな人間になってと思う
今更何言ってもどうにもならないから後悔しないようにしないとな— 喋る人形 (@ez8ball) 2018年6月19日
無駄なお金を使ったことに後悔をしている お金を使うなら自分が満足するように使わないとなー 久しぶりに後悔したわ
— kimagureseito (@kimagureseito) 2012年2月11日
時間やお金に関する後悔は、今からでも挽回が可能です。
「あの時勉強していれば」「あの時貯金をしていれば…」と後悔している時間こそ、無駄な時間です。
過去の後悔が新たな後悔を生まないよう、今から行動を起こしましょう。
「1日30分だけ勉強する」「月に1万円でも貯金する」など、小さな行動を継続していくことで、徐々に後悔の気持ちが和らぐはずですよ。
間違った選択をした後悔
「結婚相手を間違えた」「就職する会社を間違えた」など選択を間違えた後悔は、時に深刻な悩みとなります。
人生イージーモードってなんなん。そんなん俺には無縁。辛いことだらけやし、自分から辛いことに向かって歩いてる気がする。いつも選択ミス。後悔しかない人生。やり直したいなぁ。
— お茶投げ小僧 (@ochaocha2222) 2015年10月25日
まじで就職する会社を間違えた!
( ̄^ ̄゜)
残業30時間分しか支払わない!
(月に約80時間は残業してる)
出張が多い!
(費用は後払いか、払われない!)
出勤簿の改竄!
マジでブラック企業だわ!?(╬^∀^)— オヴェイロン(狩夜) (@QULNTvxnKOG8uRh) June 21, 2017
過去にした選択を覆すことはできません。
間違った選択を後悔している場合は、視点を「過去」から「現在」に切り替えることが大切です。
どうにもならい過去は振り返らず、『今、未来のためにできること』を考えてみましょう。
「結婚相手を間違った」と後悔しているのであれば、離婚も手段。
「就職先を間違った」と後悔しているのであれば、転職することだってできます。
過去を悔やむのではなく、前向きに将来について考えることが大切ですよ。
会社選びを後悔しているなら!「リクナビNEXT」のご紹介
我慢しながら仕事を続けて心と身体を病んでしまった場合、より後悔を深めてしまうことになりかねません。
「会社に行くことがストレス」「嫌々働いている」と感じているのなら、思い切って転職を検討してみてはいかがでしょうか?
自分とマッチする会社に転職できれば、後悔にとらわれることなくイキイキと働けるはずですよ。
とはいっても、いきなり転職活動をするのは勇気が必要ですよね。
少しでも転職に興味があるのなら、まずは「リクナビNEXT」で求人をチェックすることをおすすめします。
感覚的な操作で求人を検索できるので、自分に合う案件を気軽に探せるはずです。
もし、少しでも「転職したい」という気持ちがあるのなら、早い段階から求人をチェックしておくのがおすすめです。
転職サイトの求人は日々更新されているため、タイミングを逃すと自分に合う求人を見逃してしまう恐れがあるのです。
求人のチェックだけでも早めに行っていれば希望に合う案件を見つけやすくなりますし、本格的に転職活動を始めるときもスムーズですよ。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
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対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
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悪い習慣や過ちを直さなかった後悔
「喫煙や飲酒の習慣をあらためなかった」「短所を直せなかった」など悪い習慣や過ちを直さなかった後悔は、人間関係や日々の生活に影響を及ぼすことも多いです。
いままで酒を飲んで良かった〜!って思ったこと一度もねえのになんで飲んでは後悔を繰り返すのか。人間やめたい。
— きんた👈💎👠🐯 (@Virus803) 2019年10月30日
勝ち負け関係なく行った後に後悔…
禁煙も脱ギャンブルも失敗
意志の弱さに自分自身呆れるー
こんなことしとる場合じゃないのに— うー (@xx_u_chaaaaan) February 17, 2020
上記のような後悔は、取り返しのつかない結果になるまで気づけないケースも少なくありません。
悪い習慣を断ち切れない方は、次のように行動を改善してみましょう。
- ライフスタイルを変える
- 付き合う人を変える
「なんとなくやめたい」だけでは、悪い習慣を断ち切ることはできません。
何かを断ち切るためには、生活や人間関係をガラっと変える覚悟が必要です。
お酒を辞めたい場合は「お酒を飲む時間帯にジムに通う」「お酒好きな友人とは辞められるまで距離を置く」などの行動をとりましょう。
悪い習慣は、身のまわりの環境を変えることで改善できるケースが多いですよ。
虚しさや不安からくる後悔
「あの時結婚しておけば良かった」「もっと家族を大切にすれば良かった」など虚しさや不安からくる後悔は、大きなわだかまりとなって残ることが多いです。
勉強終わって、目標だった修士がとれたのは、26の時に結婚しなかったからなんだけど、それでもあの時にYESと言わなかったことを後悔しているのは事実だ。
— Mym (@mymlondon) 2011年10月10日
奥さんが認知症とか病気で入所しているという旦那さんたちって9割は毎日のように会いに来るんだよね。
「家の事は任せっきりだった」「もっと家族との時間を過ごせばよかった」という後悔を持つ人が多い。— 後輩ちゃん (@ko_haichan2) 2019年5月25日
これらの後悔の多くは、 自分の人生を振り返った時に、他人と自分を比べてしまうことで起こります。
価値観や生きがいは、人それぞれ。
人生をどう生きるかには正解がないため、後悔から抜け出すには気持ちの切り替えが必要です。
過去の自分の選択を認め、「結婚しなかったおかげで趣味に打ち込めた」など前向きに考えましょう。
また、過去は変えられませんが、未来は変えられます。
変えたいことがあるのなら、今この瞬間からアクションを起こしましょう。
まとめ
「後悔=悪」と考えてしまいがちですが、後悔は未来に活かすことができます。
後悔を成長の糧にするためには、以下3つのヒントを意識することが大切です。
<後悔を未来に活かすヒント>
- 後悔から学んで行動しよう
- 自分と他人は違うと認識しよう
- どうにもならないことを受け入れよう
起こってしまった過去は変えられませんが、これからの未来はいくらでも変えることができます。
後悔から教訓を得て、ぜひ自分自身の将来に活かしてくださいね。
会社選びで後悔しているなら…
「就職する会社を間違った!」と後悔しているのなら、嫌々働く時間が無駄にならないよう、早めに転職を検討するのがおすすめ。
まずは転職サイト「リクナビNEXT」を利用して、気になる求人をチェックしてみてはいかがでしょうか?