最終更新日:2020/11/08
会社が合わないと感じると、仕事のモチベーションが低下します。
やる気がないまま頑張り続けるのは難しく、退職することを考える人も多いです。
今回は会社が合わないと感じるよくある理由と、退職する時の注意点をまとめました。
自分に合った仕事を見つける時のポイントも紹介しているので、会社が合わないために転職を検討している人はご一読ください。
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1.会社が合わない理由とは?
会社が合わないと感じる、よくある理由について紹介します。
会社に不満を感じながら仕事を続けると、ストレスが増えて業務に支障が出てしまうこともあるでしょう。
社風に問題がある場合もありますが、自分の能力不足が原因になっていることもあります。
合わない人が会社にいる
仕事の内容は好きだけど、人間関係が合わない。と転職する人が圧倒的に多い。私も当時は、人間関係の苦痛に耐えられなくて退職しました。
今思えば、仕事のスキルアップも大事だけど、人間関係スキルのほうが大事だった。それがあれば、もっと楽に働けたと思う。— タマちゃん@人生を変えるルーン占術師 (@Tamanoya_rune) July 17, 2019
職場に性格が合わない人がいると、会社そのものが自分に合っていないように思えます。
特に上司や先輩など、自分より立場が上の人と仲良くなれないと、業務上厳しい立場に立たされることも多いです。
思うように仕事を進められず、能力を発揮しづらくなるでしょう。
頑張っても社内評価に反映されない
頑張った甲斐はあったみたい。
でも、これが社内評価されないと意味ないんだよな、されてなさそうだな、社長には。— たきゅー(TQ)びにゃー (@takyuuu_) December 23, 2018
自分の仕事が社内評価に反映されていない場合、不満がたまり、会社が合わないと感じます。
正当な社内評価が受けられなければ、どんなに努力しても昇進や昇給は難しいでしょう。
人事評価は社員のモチベーションに大きな影響を与えるため、会社員にとって重要な要素です。
仕事内容が合わない
(前略)今、入社3ヶ月ほどになりますが、この職業についたことが間違いでは?と悩んでます。
今の職業は技術職なのですが、やってみて自分の能力の低さや知識の足りなさに、毎日打ちのめされます。
それに加え、自分の理解力が無く動きも鈍い。
もう、いっそのこと首にしてもらったほうが楽かもしれないとさえ思いました。(後略)
(引用:Yahoo!知恵袋)
仕事内容が合わず、転職して勤める会社を変えたくなる人は多いです。
自分が想像していた仕事内容と実際の仕事内容が異なる場合、理想と現実のギャップにモチベーションが下がります。
また、能力以上の成果を求められる時も、プレッシャーから会社が合わないと感じてしまいます。
ほかにやりたい仕事ができた
早上がりになるくらいなら最初からシフト入れないでほしい。そしたら他の仕事だって入れられるし、1日を無駄にした感がないのに。早急に退職して派遣で新しくやりたい仕事で確実に給料と知識得て、ネイルは個人でやる一本にした方が合理的だなって考えが確固たるものになっていく〜💩
— Mai (@maaaaai722) December 12, 2019
ほかにやりたい仕事が見つかると、今勤めている会社が合わないと感じやすいです。
仕事に身が入らず、注意散漫になってしまったり、仕事仲間とコミュニケーションをとるのが面倒になったりすることもあります。
すぐに退職する決心がつかない場合、今の会社に勤めながら知識を増やしたり、副業として新たな一歩を踏み出したりすることをおすすめします。
会社の雰囲気が合わない
向上心とかやりがいとかどうでもよくてただ金と休みのために仕事してるんでまじ社風に合わない。辞めるべき?だけど今以上の条件の会社あんのか
— ゆうぺ🐧の死因は江の軽装†┏┛墓┗┓† (@ar2nignep) December 2, 2018
自分と合わない会社の雰囲気の中で、一日中仕事をしなければならないのは、かなりのストレスです。
勤続年数が長くなると社風や雰囲気に染まっていくため、似たタイプの社員が多くなる傾向があります。
会社の雰囲気を変えるのは難しいので、なじめなければ転職を視野に入れることをおすすめします。
2.合わない会社と敬遠されやすい社風とは?
多くの人から敬遠されやすい社風について紹介します。
感じ方は人によって異なるので、今回紹介する社風が「自分に合っている」と感じる場合もあるでしょう。
会社の社風が合わないと、心身ともに負担が大きくなり、会社に行くのが嫌になってしまうことがあります。
自分がもし働くとしたら、どのような社風なら働きやすいか、1度しっかり考えてみることをおすすめします。
体育会系
体育会系の社風は、人によって合う・合わないがかなり分かれます。
部活やサークルなどに所属し1つのスポーツに打ち込んだ経験がある人にとっては、逆になじみやすい社風と言えるでしょう。
体育会系の社風の会社は次のような特徴があります。
- 上下関係が厳しい
- 礼儀に厳しい
- 精神論を語る人がいる
- 飲み会などの社内イベントが多い
会社になじむことができれば、先輩からの指導が手厚く、チームワークが高い環境で仕事ができる可能性が高いです。
一方、合わない人は孤立して、仕事がしづらいと感じてしまうでしょう。
男尊女卑
実力に関係なく、男性ばかり優遇される社風が合わないと感じる人は多いです。
特に、仕事ができて上昇志向が強い女性は、男性ばかり優遇される会社に不満を感じやすいです。
男女平等の考え方が広がっているため、男性の中にも男尊女卑の社風に疑問を感じる人は増えてきています。
プライベートに干渉しすぎる
業務時間内だけでなく、プライベートに必要以上に干渉してくる会社を、苦手とする人も多いです。
例えば社員同士の心理的な距離が近すぎて、家族関係や恋愛について話すよう強要される場合です。
業務時間外に頻繁に社内イベントを行う場合も、プライベートの時間を削っていると言えるでしょう。
社内イベントが好きな人や職場内の人間関係がうまくいっている人なら、楽しめるかもしれません。
ただ、性格や仕事に対する考え方は人それぞれなので、好き嫌いが分かれる部分です。
挑戦させてもらえない
新しい仕事を任せてもらえないなど、挑戦させてもらえない社風は敬遠されがちです。
今までのしきたりを踏襲し、会社をより成長させるための新たな試みや改善案を受け入れてもらえないことも多い傾向があります。
理にかなっていないルールを嫌う合理主義の人や、新しいことにどんどん挑戦したい人は、避けた方が良い社風です。
3.会社が合わないため退職したほうがいい場合
会社が合わないとの理由で、退職しても良いものなのか、悩む人は多いです。
衝動的に辞めるのはおすすめできませんが、我慢しすぎると体にも毒です。
会社が合わない場合、退職してもよいケースと退職しないほうがよいケースが存在します。
まずは退職しても良いケースを紹介するので、状況に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
ストレスで心身に不調が出ている
合わない会社で働くストレスが影響して、ずっとイライラしたり、憂鬱な気持ちが長期間続いたりしているなら、退職を検討しましょう。
精神的な影響だけでなく、胃腸の調子が悪い、不眠気味になるなど体調に悪影響が出ているなら要注意です。
心身のSOSを見逃してしまうと最終的に体を壊してしまいます。
精神的な疲労を感じる人は、次の記事が参考になると思うので、ご覧ください。
キャリア形成できず、自己成長が見込めない
今の会社に勤めていても学べることがなく、自己成長が見込めないなら転職を考えることをおすすめします。
20代・30代の若いうちは気にならない場合も多いですが、40代以降の中堅社員になると、同世代に圧倒的な差をつけられてしまいます。
専門的な技術や仕事の知識・経験を、確実に積める会社への転職を視野に入れてください。
結果を出しても評価してもらえない
成果を出して会社に貢献したにもかかわらず、適正な社内評価を得られていないと感じるなら、転職を考え始めるとよいでしょう。
ほかの会社であれば、あなたの能力を高く評価し、給料に反映されて、さらに活躍の場を与えられる可能性があります。
適正な社内評価をしない会社は、あなたの可能性もつぶしてしまいます。
社風や経営者の方針と合わない
社風が合わず、経営者の考え方に賛同できないなら、転職を考えましょう。
自分と合わない社風と職場環境で仕事をすると、能力を存分に発揮できず、評価されにくいです。
いくら変えようと努力しても、会社全体に関わることですからうまくいかないでしょう。
会社を変えて自分にマッチする環境で働いたほうが力を発揮しやすいですよ。
4.会社が合わなくても退職せず様子を見てもいい場合
会社が合わないと思っても、すぐに退職を決断しない方がいいケースもあります。
一時の感情や状況に流されて退職し、後悔しないよう注意が必要です。
次のような場合、長期的に様子を見ることをおすすめします。
異動などで職場環境が変わる可能性が高い
異動や転勤で問題が解決する可能性があるなら、次の異動・転勤を待ってから退職を検討しましょう。
例えば、苦手な人がいるために、会社が合わないと感じている場合に効果的です。
転勤や異動で職場が変わり、人間関係が一新されてストレスの原因がなくなることもあるでしょう。
今は辛いかもしれませんが、一生一緒に仕事をするわけではないと気持ちを切り替えることも大切です。
やりがいを感じることが少しでもある
仕事にやりがいを感じる部分が少しでもあるなら、退職も選択肢に入れつつ、じっくり検討することをおすすめします。
人によってやりがいを感じるポイントは異なります。
どんなことにやりがいを感じるか掘り下げて考えると、今勤めている会社で仕事を深めるきっかけになるでしょう。
例えば、次のようなことにやりがいを感じる人が多いです。
- お客様や取引先に感謝される
- 自分の仕事が社会で役に立っている
- 入社時に比べて自分の成長がはっきりわかる
また、掘り下げて考えておくと転職する時も、どのような会社で仕事をしたいか、はっきりと目標を定めやすいです。
自分の努力次第で状況を改善できる可能性が高い
自分のミスや工夫不足が原因で、仕事がしづらいと感じているなら、退職を決意する前に改善を試みることをおすすめします。
あなたの努力次第で、会社を変えずして、働きやすい環境を手に入れることも可能です。
改善する努力ができなければ、転職したとしても新しい会社でまた「会社が合わない」と感じてしまう可能性が高いです。
人間関係に恵まれている
人間関係が良好だと感じるなら、退職は慎重に検討することをおすすめします。
人間関係が上手くいかないために、転職する人はとても多いです。
社員の雰囲気や仲の良さは求人票だけでは分からず、転職先で人間関係に恵まれない可能性もあります。
恵まれた環境にあると思考を転換して、転職をする時は慎重に検討しましょう。
入社して1年未満
勤続年数が1年未満なら、会社が合わないと思っても、少し様子を見ることをおすすめします。
1年未満の退職は「すぐ辞めてしまう忍耐力のない人」との評価を受ける可能性もあるためです。
入社してすぐは人間関係や職場環境に慣れる必要があるので、とても疲れます。
また、覚えることも多く、初めて挑戦する業務も多いことから、自然とミスも増えるでしょう。
仕事に慣れるまで、できれば1年間は様子を見てください。
ただし、ストレスが多く、心身の健康が崩れていて事態が切迫している場合は、退職がやむを得ないケースもあります。
5.合わない会社を合うものにするために!自分でできることを紹介
会社が合わないと感じたら、すぐに退職するのではなく、次に紹介するようなことを試してみてください。
状況が改善する可能性も高いため、退職するか迷っている人はぜひ、ご一読ください。
仕事を頑張り評価を高める
仕事を一生懸命頑張り、社内評価が高まるよう努力してみませんか?
会社から評価されず不満を抱いている人は、会社が合わないことを言い訳にしてしまっている場合があります。
社内評価があがると、一気に働きやすくなる可能性もあります。
なぜ会社が合わないのか、自己分析をしっかりすることで責任転嫁していたことに気づき、仕事に対する姿勢を変えられます。
社内の人間とコミュニケーションを積極的に取る
人間関係がうまくいかず、会社が合わないと感じている人は、周囲の人との関わり方を考え直す必要があるでしょう。
人間関係を良好にするために、社内で積極的にコミュニケーションを取ることを心掛けてください。
自分から話しかけるのが苦手な人は、毎日明るく挨拶をすることから始めてみるのがおすすめです。
6.会社が合わないと思ったら退職前にするべきこと
退職前にするべきことについて紹介します。
次に紹介することを試せば、冷静に自分の考えを整理できます。
自分自身の考え方を変えることで、今の会社で頑張ろうと思考を転換できる場合もあるでしょう。
上司に相談する
信頼できる上司がいるなら、相談してみましょう。
会社が合わない原因を話すことで、職場環境を改善する方向に働きかけてくれるケースもあります。
退職理由になるほど苦手な人がいる場合、異動や転勤という形で対応してくれる会社もあります。
新しい勉強を始める
新しい勉強を始めて、知識を深め、好奇心を刺激する時間を作ることをおすすめします。
今の仕事に自信を持ち、もっと自己成長したいと考えているなら仕事に関係する資格や勉強会に参加してみるとよいでしょう。
仕事とは全く関係ない分野の勉強でも、リフレッシュ効果があります。
より広い視野で物事を見れるので、いい解決策を思いついたり、くよくよ悩まなくなったりする効果が期待できます。
ゆっくり休む
心身ともに疲れてしまい、一時的に会社に不満がたまっているなら、しっかり休息をとりましょう。
有給消化やリフレッシュ休暇など、会社の福利厚生を利用して思いっきり休める状況を用意してください。
精神的に余裕が生まれて、体も健康であれば、冷静な判断が下せます。
しっかり休息してもまだ不満が解消されず、会社が合わないと感じているなら、退職を検討してもよいでしょう。
転職の準備をする
具体的な退職日は決まっていなくても、転職の準備を始めるのもおすすめです。
求人票を比較したり、気になる会社の企業研究をしたりすることで、本格的に転職するか判断材料となります。
転職準備をする際は、転職エージェントの活用をおすすめします。
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7.自分に合った会社を探すコツ
自分に合った会社を探す時に、気を付けたいポイントについて紹介します。
転職は新しい環境で仕事を始められるチャンスなので、しっかり準備して転職活動に臨みましょう。
企業研究をしっかりする
気になる企業や求人があってもすぐに飛びつかず、どのような企業か徹底的に調べてください。
実際に働き始めてから抱くイメージと、現実のギャップを減らせます。
次のような内容を調べておくと、面接にも役立てることができます。
- 業界内のシェア
- 国内・国外に事業所はあるか
- ライバル企業の名前や業績
企業研究をする際は会社のHPや、次のような業界地図を使った情報収集もおすすめです。
1冊あれば1つの企業だけでなく、競合企業や業界の事情まで詳しく知ることができます。
自己分析をして得意・不得意を明確にする
自己分析すると、自分が得意なこと、苦手なことがはっきり見えてきます。
どのような仕事に向いているかわかるため、自分に合った会社を探しやすいです。
今までの経験も踏まえて、どのような業種・職種が向いているのか、再度検討してみてください。
口コミサイトを利用し企業の評判をチェックする
気になる企業があったら、口コミサイトを利用して企業の評判を隅々までチェックしてみることをおすすめします。
求人票を見れば、初任給や年間休日数などははっきりと書かれています。
しかし、実際の働きやすさや人間関係などは、求人票や企業のHPではわかりません。
個人の感想なので100%口コミが正しいわけではありませんが、実際に働いたことがある人にしかわからない情報は、転職活動に役立ちます。
次のような口コミサイトが活用しやすいのでおすすめです。
まとめ
会社が合わないという理由で、退職するのは悪いことではありません。
しかし、一時の感情で会社を辞めてしまうと、後悔することも多いので注意が必要です。
退職するかどうかの基準は、下記の通りです。
- 会社が合わないストレスで心身に不調が出ている
- キャリア形成できず、自己成長が見込めない
- 正当な評価が得られない
- 社風や経営者の方針と合わない
自分の努力次第で改善できる場合や、働いていて他の会社では得られないメリットがあると感じている場合は、退職を慎重に検討するべきです。
自分に合った会社を探すためには、企業研究だけでなく、自己分析をしっかりするのが大切です。