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突然ですが、みなさんは以下のようなことを考えていませんか?
会社を辞めたいと思いつつも決断するまでには至らず、今の仕事を続けているのではないでしょうか。
人生の中で仕事に費やす時間は長く、「会社を辞めたい」と感じながら働き続けるのは苦痛です。
実際に、過去に筆者も同じような経験をしました。
当時の筆者は、業務内容に不満があり、「今の仕事を長く続けても自分の市場価値は上がらないので、早めに転職した方がいい」と考えていました。
しかし、他にやりたい仕事もなく、給料自体は良かったので、「このままでは駄目だ…」と思いつつも退職に踏み切れませんでした。
会社を辞めることは悪いことではありませんが、「辞めたい理由」や「次のアクション」が明確でない場合、会社を辞めたいと思いながら働き続けることになったり、会社を辞めてから後悔する可能性が高いです。
逆に、辞めたいと感じる理由を明確にすることで、本当に辞めるべきかどうかの判断ができ、辞めない場合でも今以上に納得感を持って働くことができます。
今回は、キャリアカウンセラーの藤井佐和子さんの解説と、筆者の経験談を交えながら、「会社を辞めたいと感じる理由を明確にする方法」や「辞めたい理由ごとの対処法」を紹介していきます。
この機会に会社を辞めたいとモヤモヤしている気持ちに向き合い、自分がどうすべきかを考えてみましょう。
1.会社を辞めたいのは当たり前!
会社を辞めたいと思うことはおかしいことなのでしょうか?
今の会社を辞めたいと思ったことはありますか?というアンケートに対し、272件の回答に対し、約85%の方が、会社を辞めたいと思ったことがあるという結果になりました。
社員数が100名の会社であれば、85名が辞めたいと思ったことがあるという計算になりますが、辞めたいと感じる理由についても見ていきましょう。
みんなが「会社を辞めたい」と感じる理由
「会社を辞めたいと思ったことがある」という231件の回答の内、会社を辞めたい理由として多いのは、以下の理由になりました。
多くの方が報酬面への不満や、人間関係での悩みから会社を辞めたいと感じているようです。
また、辞めたいと感じる理由は一つではなく、複数の理由に当てはまる方も多いのでしょうか。
実際に過去の筆者も、会社を辞めたいと感じる理由が増えていき、最終的に辞めるという判断に至りました。
【注意】会社を突然辞めると後悔するかも
会社を辞めることは悪いことではありませんが、後先考えずに退職するのはNGです。
実は、筆者は新卒で入社した会社を、転職先が見つかっていない状態でいきなり辞めてしまいました。
結果として以下のような弊害がありました。
【いきなり会社を辞めた筆者の経験談】
- 次にどんな仕事をしたらいいのか分からない状態に
⇨辞めたい理由が明確になっておらず、次のアクションが決まらない - 無職の期間ができてしまった
⇨面接で悪い印象を与えることに - 収入がなくなり、借金生活を送った
⇨金銭的にも精神的にも余裕がなくなった
特に上記①の「次にどんな仕事をしたらいいのか分からない状態」で辞めてしまったことを後悔しています。
当時の筆者は辞めたい理由が明確になっていなかったので、本当に辞めていいのか判断ができず、会社は辞めたいけど次のアクションが決まらない状態でした。
結局辞めたいという気持ちが先行してしまい、突然辞めることに…。
辞めたい理由が明確になってれば退職という判断にはならなかった可能性もありますし、違ったアクションをとっていた可能性が高いです。
今の会社を辞めると決意が固まっている方でも、筆者のように後悔しないように、辞めたい理由を明確にした上で、次に何をするか決めてから辞めるようにしましょう。
会社を辞めるときの手順に関しては、「4.会社を辞める前に考えておくべきこと一覧」をチェックしましょう。
2.あなたは本当に会社を辞めて大丈夫?
会社を辞める際は、会社を辞める理由を明確にしておくことが大切です。
辞めたい理由が明確になっていれば、会社に残る・辞めるどちらの選択をした場合でも、自分の中での納得感が持てます。
また、「会社を辞めたい理由」を明確にすることにより、転職するよりも今の会社で辞めたいと感じる理由を解消してしまった方がいいケースもあります。
- 例1)業務内容が難しくてついていけないので辞めたい
⇨慣れや知識のキャッチアップでカバーできそうなら、仕事への取り組み方を変えたり、今の会社でもう少し頑張った方がいいかも。
- 例2)残業時間が常態化している
⇨会社として長時間労働が普通で、改善も見込めないなら辞めた方がいいかも。
例1のように今の会社でも改善が見込めそうなケースもあれば、例2ように今の会社では改善が難しいケースもあります。
藤井佐和子さん
現役キャリアカウンセラー
目的や理由なしに転職してしまうと、後で説明ができなくなります。
面接で「なぜこういう職歴なのですか?」と聞かれた際に説明ができなくなったり整合性が取れなくなったりするためです。
また、明確な理由がなく転職してしまうことで、転職先でも同じような問題に直面して辞めたくなってしまうことも。
筆者は、会社を辞めたこと自体は後悔しておらず、今となっては辞めて正解だったと感じています。
しかし、当時の筆者は辞めたい理由を明確にせず、とにかく会社が嫌なので突然辞めるという決断をしたため、次に何をするか(どんな仕事がやりたいのか)分かりませんでした。
会社を辞める理由を明確にすることで、次の求める条件などが見えてきたり、場合によっては今の会社でも改善ができることに気付けるので、退職前に考えておくことを強くおすすめします。
ここからは会社を辞めてから後悔しないためにも、会社を辞めたい理由を明確にした上で、会社に残っることのメリットなどについても考えてみましょう。
会社を辞めたいと感じている理由を明確にしよう
あなたは今、自分が会社を辞めたいと感じている明確な理由を理解できていますか?
会社を辞めたいという方の中には、会社を辞めたいと感じる理由が自分で分かっていないケースもあります。
また、なんとなくの理由は分かっている方でも、辞めたい理由の深掘りができていないと結局次に何をしたらいいのか分からないことも。
【理由の深掘りができていない例】
- 例1)今の仕事が合っていない
⇨どういった部分が合っていないと感じるのか? - 例2)人間関係が良くない
⇨誰との関係か?良くない原因は?
理由を深掘りすることで、どんな仕事であれば合いそうなのか、どうすれば人間関係に悩まされずに済むのかなどが見えてきます。
とはいえ、自分1人で会社をなぜ辞めたいかを考えてみても、なかなか答えは出づらいです。
藤井さんに伺った、会社を辞めたいと感じている理由を明確にする方法をもとに、あなたも会社を辞めたい理由を明確にしてみましょう。
藤井佐和子さん
キャリアカウンセラー
まずはいつから辞めたいと思い始めたのか、考えてみましょう。
例えば入社時には気にならなかったことでも、会社の状況や周りの人間が変わったことによって居心地が悪くなっているケースなどがあります。
辞めたいと感じ始めた時期の前後に何があったのかを思い出しましょう。
自分が意識していなかった出来事が、心の底では会社を辞めたいと感じる理由につながっている可能性があります。
辞めたいと感じる原因がわかったら、それを深掘りをしてみましょう。
深掘りの方法としては、「どうなるのが理想か」「なぜ嫌なのか」を自問自答するのがおすすめです。
次のアクションを考えよう
STEP1からSTEP4を考えることで、会社を辞めたいと感じている原因が見えてきました。
最後に、深掘りした理由を元に「次のアクション」を考えてみましょう。
主に「今の会社で改善できるかどうか」という視点で考えてみることがおすすめです。
上記の例だと、次のアクションとしては次のようなものが考えられます。
- 評価されなかった理由を考える
⇨評価の基準を確認する。評価者に評価の根拠について質問してみる。 - 他社の求人をチェックしてみる
⇨他社に転職した場合の年収について情報収集してみる。
上記のようなアクションを行った結果、今の会社に残るのか、転職するのかを考えることで納得感を持って行動できるでしょう。
■会社を辞めていない理由も考えてみよう
今の会社を辞めてから後悔しないように、辞めたい理由や次に何をしたいかを考えた上で、今の会社に残るメリットについても一度考えてみましょう。
藤井佐和子さん
現役キャリアカウンセラー
会社を辞めたいと思いつつも、実際に辞めていないということは「辞めない理由」もあるはずです。
今の会社に居続けるメリットを考えることで、会社を辞めていない理由が見つかるケースもあります。
総合的に判断して、会社を辞める・辞めないを決断するのはあなたです。
どちらの選択肢にもメリット・デメリットやリスクがあったりするので、自分にとってどちらの選択肢がいいか、自分で決めることが重要です。
3.会社を辞めたいときの対処法を理由ごとに紹介
会社を辞めることで今の悩みからは解放されるかもしれませんが、中には転職するよりも今の会社で頑張りたいと考えている方もいるでしょう。
また、辞めたい理由や今の会社に残るメリットを考えた結果、今の会社に残るという判断になったかもしれません。
ここからは、会社を辞めたいと感じる理由ごとに、今の会社で状況を改善していく方法を紹介していきます。
今の会社で頑張りたいという方は、自身の状況と重ねてチェックしてみましょう。
理由1.給料が安い
辞めたい理由で多いのが、「給料が安い」「自分の働きに給料が見合っていない」といったお金に関する理由です。
転職したいんすよ…もう会社に12時間もいる生活やめたい。給料低いくせに拘束時間が長いのに休みが少ない。
— いちる (@01ro_hmki) 2019年6月16日
大手ではあるけど給料低いし会社のストレスがやばいのでやめたい^q^
— 許されたしちや🦊 (@k_sitiya) 2016年11月17日
給与が低いと自分が評価されていないと考えてしまい、仕事に対するモチベーションが下がってしまう方も多いです。
また、給料は生活の質にダイレクトに影響するだけに、シビアな問題です。
今の仕事を辞められず、追加で収入が必要な場合は副業を考えてみましょう。
今は、クラウドワークスなどで仕事を受注することで、比較的簡単に副収入を得ることが可能です。
本業で給与を増やしたいのであれば、昇給・昇格を狙うか、他社の求人を確認してどのくらい給与アップの可能性があるのかを確認してみるのも良いでしょう。
専門家からのアドバイス
藤井佐和子さん
現役キャリアカウンセラー
自分の働きに対する評価が低く、給与が安いと感じるのであれば「どのあたりを評価されたいのか」を明確にしましょう。
面談などで自分の出した成果を元に、なぜこの評価になるのかなどを確認してみることで給与を上げるために必要なことが見えてくるでしょう。
具体的に欲しい金額を元に、評価を得るために何をすべきかをはっきりと聞いたうえで、しっかりと会社に自分の働きをアピールすることも重要です。
給料が安いかどうかの判断基準を知りたい方は、【給料安い】の基準はいくら?少ない人にありがちな理由と5つの対策!も併せてご覧下さい。
理由2.人間関係が悪い
「上司とうまくいっていない」「同僚と合わない」などの人間関係に関する悩みも、仕事を辞めたいと思ってしまう理由のひとつです。
会社辞めたいのは、
業務そのものよりも社内の人間関係がほんまに無理なのが理由やわ。— 証券やめたいマン (@himotenageki) 2019年11月16日
特に上司との人間関係に悩んでいるという人が多く、悩みも深刻です。
積もり積もった人間関係のストレスが限界に達し、「辞めよう」という考えに至るというケースも。
人間関係を改善したいのであれば、仕事以外のコミュニケーションをとってみるのも良いでしょう。
- 持ち物や趣味について話を振ってみる
- 飲み会のタイミングで話しかけてみる
仕事以外の話をきっかけに関係性が良くなり、仕事がしやすくなったというケースも多いです。
また、人間関係に左右されないように、仕事に目標を持って取り組むことで改善に繋がる可能性もあります。
監修者からのアドバイス
藤井佐和子さん
現役キャリアカウンセラー
人間関係は良い時もあれば、悪い時もあります。
人間関係に振り回されないように、「目標を持つ」ようにしてみましょう。
「こうなりたい」「これを達成したい」という目標を持ち、社内の人間関係をプラスに活用できるようになることが重要です。
他にも、人間関係改善のために仲裁者を探してみることも効果的です。
例えば、直属の上司との関係がイマイチな場合は、部長に相談するなどしてみてください。
相談する際には、愚痴っぽくならないように、前向きに関係改善を考えていることを伝えた上で相談に乗ってもらうといいでしょう。
例)仕事を頑張りたいのに、〇〇さんと▲▲な状況になっている
例)〇〇さんとの関係性で悩んでおり、何かアドバイスをして欲しい
仲裁者を探しておくことで、自分1人で抱え込んでしまうことなく、いざというときに助けてもらうことも可能です。
それでも改善が見込めない場合、部署移動を検討するのも一つの手ですが、移動先の部署でやりたい仕事ができるかどうかをセットで考えておきましょう。
人間関係が辛いという理由だけで移動すると、新しい部署でも同じ問題が発生するかもしれないので注意が必要です。
職場での人間関係改善について詳しく知りたい方は、会社の人間関係に悩むあなたへ!悩みを解消するためにできることを紹介も併せてご覧ください。
理由3.仕事内容に不満がある
仕事の内容に不満を感じていると、「この仕事なんの意味があるの?」「自分の人生はこのままでいいのか…?」と不安や焦りが生じてしまうことも。
あー仕事やめたい〜〜今の会社が嫌いとかじゃなくて、うん、まぁ嫌いなところもあるけど、単純に仕事内容合ってない気がする〜〜飽き性な私に研究職はまじ向いてない説
— 白銀(しろがね)@♦️🏰💔 (@vetrag_sub) 2019年9月22日
おかしい、会社説明会でも面接でも説明された仕事内容と、与えられた仕事内容の半分が全く違う。半分ていうか7割くらい。
なんなのよこれ。一言も説明にはなかった仕事なんですけど。
こういうのやりたくないから、違う職種を選んだのに。
2日目にしてもうやめたい_:(´ཀ`」 ∠):— 未冬 (@mi_fuyou) 2019年2月6日
「お金のために働いている」と割り切れるのであれば、合わない仕事でも続けることができるかもしれません。
しかし、仕事にやりがいや自己成長を求める方や、仕事に物足りなさを感じるような場合、会社を辞めたいと考えてしまうでしょう。
今の仕事内容に不満を感じている方は、その仕事が何故必要なのか、どんな仕事だったらやりたいと思えるのかを考えましょう。
もし、将来的に今の会社でやりたいと思える仕事ができるのであれば、今の仕事内容に不満があっても頑張る価値があるかもしれません。
他にも、「仕事に目標を持ってみる」と、仕事にやりがいを感じられることもあるので、簡単に達成できそうな目標から難しい目標など、複数の目標を設定して仕事をしてみるのも良いでしょう。
監修者からのアドバイス
藤井佐和子さん
現役キャリアカウンセラー
同じような経験をしているであろう先輩や上司に、「新人の頃ってどんな仕事してましたか?」「その経験って何に生かされていますか?」などの質問をしてみることで、嫌だと思っている仕事にも意味が見出せることがあります。
また、他部署の先輩や社外の先輩に意見やアドバイスを求めてみるのも効果的です。
もし情報を集めた上で、今の会社だと成長できないと感じるのであれば、会社を辞めるのも一つの手だと思います。
辞めるという判断をした場合でも、やりたいことを見つけてから辞めるようにしましょう。
理由4.労働時間が長い
長時間労働が続くと、徐々に疲弊していき「仕事を辞めたい…」と思ってしまうでしょう。
休日出勤分労働時間に加算されてなかったので会社やめたい
— すぽーんさむ (@kz501_spawn) 2017年11月27日
今日は全力で仕事やめたいと思った…。
やること多すぎだし、労働時間多すぎだし…。
さすがに他のことやる時間無さすぎだし…。
真面目に転職活動がんばろ…。
いい会社に入りたい…。— 神威恋音@GLAYER ワーママ (@john_rilakkuma) 2015年9月4日
まずは労働時間を短くできないか考えてみましょう。
【労働時間を短くする方法】
- 勤務中の無駄な時間を削減する
- 仕事を効率化する
因みに、労働基準法では1カ月に45時間以上の残業は禁止、月80時間以上の残業は「過労死基準」に相当します。
「過労死基準」とは、労働者が過労死したり、脳・心臓疾患や精神疾患を発症した場合「その原因が仕事にある」とみなされやすくなる基準のことです。
万が一、残業時間が長すぎる場合や体調不良になっている場合、現職での改善が難しいなら早めに転職を検討すべきでしょう。
他にも、働く時間帯を変えて、朝早くから働いてみるなどの方法も試してみましょう。
監修者からのアドバイス
藤井佐和子さん
現役キャリアカウンセラー
労働時間が長いかどうかというのはその人の感覚によるものなので、一概には言えません。
毎日2時間の残業でも短いと感じる方もいますし、週に1時間の残業ですら嫌がる人もいます。
自分にとって合う労働時間を考えてみるのもいいですし、今の業務が嫌だから労働時間が長いと感じてしまっているのではないか、ということについても考えてみましょう。
もし、自己成長に繋がらないであろう長時間労働が続く場合、頑張っても自分の市場価値は上がらないこともあるので気を付けましょう。
労働時間を見直した方が良さそうな方は、残業の平均時間はどのくらい?日本のサラリーマンの残業事情も併せてご覧下さい。
理由5.社風が合わない
上下関係が厳しすぎたり、意味のわからない社内ルールがあったりと、社風が合わないことでストレスを抱えて、会社を辞めたいと思っている方は少なくありません。
仕事は良いんだけど会社やめたい。社風に合わないどころかきつい
— えむおー (@krad05) 2017年2月23日
会社が(恐らく)線香花火の最後の輝きみたいな感じなんだけど、輝いてく過程でずいぶん社風が変わり、肌似合わなくて辛い。少人数で社畜してた頃のほうがよかった。正直やめたいけどやめさせてもらえん。
最近3年くらいではいった部署の後輩たちが嫌いだから会社いきたくない。— たます (@ethicso) 2016年9月1日
まずはどういった点で社風が合わないと感じているのか、具体的に考えてみましょう。
例えば、「上司と合わない」「同僚と合わない」など、関わる相手が変われば改善できそうなケースであれば、部署移動などをすることで改善できる可能性はあります。
しかし「会社としての方針」や、「仕事の進め方」などが原因で社風が合わないと感じている場合、改善が望めないことも。
監修者からのアドバイス
藤井佐和子さん
現役キャリアカウンセラー
「人間関係が悪い」「社風が合わない」という2つがセットになり、辞めたいと思われる方は多いです。
残念ながら社風に関しては、変えることが難しい場合があります。
社風が合う人たちが集まり、会社に残っているケースが多いので、社風が合わないと感じる場合、自分に合う環境を求めて転職した方が良いという判断になるでしょう。
理由6.会社に将来性がない
会社の先行きに不安を感じて仕事を辞める人もたくさんいます。
危機感があって会社に将来性が無いから前の会社を辞めました。内部にはもう良い人材はいないと思うなー
— タカナカ(原宿クエストホール→ベルサール渋谷ファースト) (@eijitakanaka) 2013年9月27日
朝6時に家を出て夜12時に帰宅強制労働の様な45歳の息子が給料3万円下げられたと聞いた時、即座に辞めた方が良いといいました。身体が壊れる事とこの会社に将来性が無いからです、社長と中間職員の給料を下げ現場で働く人の給料を上げるのが正しい経営方法です。蛸が自分の足を食べている様な物。
— 片野貴夫 (@katanota) 2012年12月18日
「うちのビジネスモデルではこの先不安だ…」「優秀な人が次々と辞めたていく…」という現実が見えてしまい、転職を考え出す人もいるでしょう。
万が一、本当に会社の経営状況が悪い場合、なるべく早めに将来のことを考えておきましょう。
監修者からのアドバイス
藤井佐和子さん
現役キャリアカウンセラー
会社の将来の展望が不安な方は、経営方針を聞いてみるのも良いでしょう。
社員レベルには伝わっていないだけで、会社として方針を考えている場合もあります。
少し話は変わりますが、もし転職する場合、転職先の会社の将来性をしっかりとチェックするようにしましょう。
将来性がなく、安易に人を採用している企業に転職をしてしまうと、結果として転職回数が増えてしまい経歴に悪い印象を持たれてしまう可能性もあります。
4.会社を辞める前に考えておくべきこと一覧
会社を辞める前に「考えておくべきこと」「知っておくべきこと」はたくさんあります。
その中でも特に大切な3つのことについて紹介します。
退職後に困ることのないように、それぞれ確認した上で退職するようにしましょう。
【会社辞めたいなら考えておくべきこと】
収入が無くなる
会社を辞める上での一番のリスクは、収入が無くなることです。
転職先がすでに決まっている場合は心配ありませんが、そうでない人は収入が無い期間が発生してしまいます。
失業保険も3カ月の給付制限期間というものがあり、自己都合退職の場合は退職後3ヶ月は失業保険をもらうことができません。
その間の生活費などで困らないように、予め貯金をしておく必要があるでしょう。
転職先を探しておく
転職先が決まっていない状態で会社を辞めてしまうと、キャリアが途絶えてしまいます。
すぐに転職先が見つかれば良いですが、長期間のブランクができてしまうと、転職する際に不利になることがあります。
転職成功を目指すなら、在職中に転職活動を始め、転職先を決めてから退職するようにしましょう。
保険等の手続きが必要になる
転職先を決める前に辞めてしまうと、保険や年金などの手続きをすべて自分で行わなければいけません。
転職先が決まっていない状態で会社を辞める可能性のある方は、前もって必要な手続きを確認しておきましょう。
【必要な保険等の手続き】
- 国民健康保険への切り替え
⇒ 市町村の保険窓口で手続き - 国民年金への加入
⇒ 市町村の年金窓口で手続き - 住民税の納付
⇒ 退職時に一括納付か普通徴収かを選択。普通徴収の場合、送付された納付書を使って納付
国民健康保険への切り替えをしなければ、無保険の状態になってしまい、怪我や病気になった時の医療費が全額自己負担となるため注意が必要です。
5.会社を辞める時の手順
会社を辞めると決めたら、退職のための手続きを進めましょう。
円満に退職するためには、報告や手続きを正しい手順で行う必要があります。
一般的な退職の手順は、以下の通りです。
【退職の手順】
STEP1.上司に退職の意志を伝える
まずは、直属の上司に退職したいという意志を伝えましょう。
タイミングで注意すべきなのは、以下の2点です。
【退職を伝えるタイミングの注意点】
- 会社の繁忙期は避ける
- 退職の2カ月前には伝える
繁忙期に退職の相談してしまうと、退職の話がスムーズに進まない可能性もあるため注意しましょう。
また、業種や職種にもよりますが、 引き継ぎの時間を十分にとるためにも、出来るだけ早めに伝えるようにしましょう。
一般的には、何度かの面談を経て退職を認めてもらえるのですが、身体的・精神的な問題ですぐに退職したいという場合、2週間前に退職の意志を伝えればOKです。
それでも辞められない場合は、労働基準監督署への相談や退職代行の利用を検討してみましょう。
■おすすめの退職代行サービス「退職代行ガーディアン」
「仕事を辞めたいと言えない…」「人間関係が嫌で、もう会社に顔を出したくない…」
そんな場合は、あなたの代わりに退職の旨を伝えてくれる「退職代行」を利用しましょう。
「退職代行ガーディアン」は、退職の手続きをすべて代行してくれるサービスです。
サービスに申し込んだ時点で、退職の手続きを全て代わりに行ってくれるので、会社に一切出向かずに辞めることができます。
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STEP2.退職届を提出する
退職の意思を伝えた後は、「退職届」を提出します。
いきなり退職届を突き付けるようなシーンを、テレビなどで目にすることもありますが、それは社会人のマナーとしてNGです。
しっかりと上司への相談を経てから、就業規則にしたがって退職届を提出してください。
退職届に関して更に詳しく知りたい方は、【例文アリ】退職届を出すタイミングと円満退職の方法を徹底解説も併せてご覧下さい。
STEP3.引き継ぎを行う
会社を辞める上で一番大切なのが、引き継ぎです。
引き継ぎをおろそかにしたまま辞めるのは、社会人としてマナー違反であることはもちろん、会社に残った人にも多大な迷惑がかかります。
引き継ぎの際は、社内だけではなく社外の取引先への挨拶も忘れないようにしましょう。
STEP4.有給をとる
退職前には、残っている有給休暇を消化して辞めるのが一般的です。
上司や同僚に対する申し訳なさから有給を消化せずに退職する人もいますが、有給は社会人として当然の権利なのでしっかりと消化しましょう。
また、退職日を決める際には有給の残り日数を確認して、スケジュールを立てておきましょう。
6.会社を辞めたい方におすすめの転職エージェント3選
在職中の転職活動を、自分の力だけでこなすのには限界があります。
転職活動にはそれになりの時間と手間がかかり、限られた時間では思うように進まないからです。
そこでおすすめなのが、あなたの代わりに転職に関する面倒な手続きをすべて代行してくれる「転職エージェント」の活用です。
転職エージェントを利用するメリットは、以下の通りです。
【転職エージェントを利用するメリット】
- キャリアの相談に乗ってくれる
- 希望や適性に合った求人を紹介してくれる
- 転職のノウハウを教えてくれる
- 内定獲得率が上がる「書類添削や面接対策」
- 給与・待遇などの条件交渉を代行してくれる
上記以外にも、退職のサポートもしてくれたり、内定後も定期的に問題点が無いかフォローしてくれるエージェントもあります。
転職エージェントは、転職活動を行う上で心強い味方になってくれる非常に心強いサービスです。
おすすめの転職エージェント3選
ここからは、数ある転職エージェントの中でも、おすすめの大手転職エージェントをご紹介します。
取り扱う求人数が豊富で、大手の手厚いサポートを受けられるエージェントは以下の3社です。
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まとめ
会社を辞めるのは非常に大きな決断です。
辞めたいと感じながらも行動を起こせない気持ちは分かりますが、その気持ちを放置せず、辞めたい理由を明確にした上で次のアクションを考えてみましょう。
最終的に会社を辞めると決断した場合は、在職中に転職活動を進めたり、しっかりとスケジュールを組んで退職の手続きを進めるのがおすすめです。
転職活動に不安がある方は、様々なサポートを受けることができる転職エージェントの利用を検討してみましょう。
藤井佐和子さん
現役キャリアカウンセラー
会社を辞めること自体は悪いことではありません。
大切なのは、辞めた後に何をするかです。
将来を少しでも明確にした上で、会社の会社に残るのか、辞めるのかの判断をしましょう。
残るという判断をした場合でも、先のことが明確になっていれば「今の会社でこういう風に頑張ろう」という目的・目標が見えてくると思います。
また、情報が足りない中で、抽象的にうやむやと悩んでいても、答えが見つかりづらいので、転職する・しないに関わらず転職活動をしてみるのもおすすめです。
求人情報などを見たり、世の中にどんな会社があるのかを知るだけでも、今の会社とのが比較できます。
転職活動をした結果、自社の良さが分かって納得感を持って今の会社で働らく方もいらっしいます。
視野を広げ、正しく比較検討をするためにも、情報収集はしておきましょう。
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転職サイトとしても利用できる |
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【参考サイト】
- 画像引用:マイナビエージェント公式サイト
- 画像引用:リクルートエージェント公式サイト
- 画像引用:退職代行ガーディアン公式サイト
藤井佐和子さん
現役キャリアカウンセラー
「給与が安い」という理由に関しては、「正しく評価されていない」「自分の労働に対しての対価としてふさわしくない」という声が多いように感じます。
また、「人間関係が良くない」については、上司との関係性を指している場合が多いです。
最近では、リモートワークになった中で、上司との画面上の2人だけの密なコミュニケーションが辛い、という方が増えています。
20代の若手の方は、人間関係が社内で構築出来ていない中でリモートワークに突入し、孤独感を感じたり、自由に質問ができない・面倒をみてもらえていないと、不満感じることも多いようです。