最終更新日:2021/02/11
「これから需要が増える、将来性のある仕事ってなんだろう?」「新しい働き方って具体的にどんなこと?」
こんな風に自分の仕事の将来性が気になった人もいるのではないでしょうか。
AI技術の発展やコロナ渦を受けて、将来性のある仕事を選ぶことは非常に重要です。
そこでこの記事ではこれから需要が増える仕事の詳細や職業一覧、転職やスキルアップのための情報を紹介していきいます。
新しい時代の流れに上手く乗るためにも、ぜひ参考にしてください。
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1.これから需要が増える仕事とは
AIなどの人工知能やIT技術の発展で、私たちの仕事や雇用は大きな変革を迎えようとしています。
10年後、20年後といった近い将来の予測を立てるのが難しいほど、コンピューター技術が加速度的に発達しているからです。
ここでは新しい時代に求められる働き方をはじめ、これから需要が増減する職種の特徴を紹介していきます。
新しい時代に求められる働き方とは
IT技術の発展やコロナショックを受けて、ビジネス市場は否が応でも新しい働き方や雇用の方法を模索しなくてはならないといいます。
そんな先行き不透明の現代社会で求められるのが、どんな将来にも対応できる人間性の獲得と、自分主軸型の職業選択といえるでしょう。
コロナ渦を受けて、FacebookやTwitterをはじめとしたベイエリアの企業は在宅勤務を永続的に許可し、リモート雇用を積極的に推進していく方針を打ち出しました。
日本ではYAHOO JAPANが先陣を切って、無制限リモートワークの導入を予定しています。
このように企業が労働者のライフワークバランスを重視し始めた背景には、自分主軸型の職業選択を重視するミレニアル世代の雇用獲得に向けた取り組みがあったといわれています。
代表的な思想としては、米国ブルックリンに拠点を構えるデザイン事務所、HOLSTEE社が提示するマニフェストが挙げられるでしょう。
“This is your life.(これはあなたの人生だ)”のフレーズから始まる社訓は、愛と夢を持って短い人生という物語を全うしよう、そういった人間として素晴らしい仲間とともに仕事を創り上げようと説いたもの。
自分自身の情熱をコンパスに職業人生を歩もうという姿勢は、技術や情勢が急速に変化する現代で、重要視されるヒューマンスキルといえます。
将来性のある仕事の傾向を解説
オックスフォード大学の、カール・フレイ博士とマイケル・オズボーン准教授が共同執筆した「The Future of Employment: How Susceptible Are Jobs To Computerisation?」という論文があります。
日本語にすると、「雇用の未来:私たちの仕事はどこまでコンピュータに奪われるか?」という意味です。
雇用の大半がコンピューター技術の発達によって失われるとの見解を示し、米国における702の職業をなくなる順にランク付けしたもので、その内容はビジネス界に大きな衝撃をもたらしました。
その論文の中では、以下の3つの特性を必要とする仕事が、将来コンピューターに代替されないものと解説されています。
- 創造的知性
オリジナリティや芸術性が必要とされる職業 - 複雑な社会的交流
交渉力や説得力といったマネジメント能力や、他者のケアといった社会性が必要とされる職業 - 不規則な環境の認知および操作
柔軟な対応力や、手先・身体の器用さが重視される職業
この3つの人間ならではのスキルが求められる職種と、自分主軸の新しい働き方がマッチした業務が、これから需要がある仕事の傾向といえるでしょう。
逆に将来性のない仕事とは
フレイ博士とオズボーン准教授の論文では、コンピューターや人工知能にもできる仕事は、徐々に淘汰されると説明されています。
将来性のない仕事の傾向は、以下の3つといえるでしょう。
- 判断力を求めない仕事
- 人間スキルがいらない仕事
- マニュアルに沿った単調作業
これらはヒューマンスキルを用いた複雑な対応能力が求められない、マニュアル化しやすいタスクといえます。
上司が指示を出し部下が問題なくこなせる業務とは、エンジニアがコンピューターに命令しやすい、言語化可能な業務内容といえるでしょう。
コンピューターが得意とする業務は、人間にとって将来性が低い仕事といえます。
2.これから需要が増える仕事一覧
オックスフォード大学の論文では、コンピューター技術の発展により多くの仕事が淘汰される可能性について言及されていました。
この章では、AIやITの発展を受けても淘汰されにくい仕事をカテゴリー別にまとめています。
マネージメントなどのビジネス職
マネージメントなどのビジネス職には、人やモノの流れをコントロールする管理職が多く挙げられます。
以下のような職種は、コンピューターが不得意とする臨機応変な対応力が求められる仕事です。
- エコノミスト
- 経営コンサルタント
- 商品開発部員
- 中小企業診断士
- マーケティング・リサーチャー
『引用:「野村総合研究所|日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に」』
経験則からその場での最適解を見出す対応力は、交渉力や説得力といったコミュニケーション能力が求められる、人間にしかできない仕事といえるでしょう。
医療・社会福祉職
医療や社会福祉に携わる職業は、国や地域問わず世界中で必要とされるもの。
以下のような職種は、他者の肉体的・精神的ケアといった、複雑な社会交流が必要となる仕事です。
- 医療ソーシャルワーカー
- 学校カウンセラー
- ケアマネージャー
- 言語聴覚士
- 作業療法士
- 理学療法士
- 産業カウンセラー
『引用:「野村総合研究所|日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に」』
医療や社会福祉に関する職業はコンピューターではなし得ない細かなコミュニケーションが必要となる仕事といえるでしょう。
IT・クリエイティブ職
ITやクリエイティブ職は、コンピューター技術の発展とともに形を変えて成長してきた業界です。
以下のような業務は、コンピューターへの司令が必要な業務や、IT技術を使用して創造力を具現化する仕事といえるでしょう。
- コンピューター、情報調査科学者
- コンピューターシステム分析者
- データベース管理者
- 機械工学者
- ゲームクリエーター
- グラフィックデザイナー
- インテリアデザイナー
- フードコーディネーター
『引用:「野村総合研究所|日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に」』
コンピューターに言語化した指示を与える仕事や、言語化できない感情や感性を取り扱う仕事は、今後も淘汰されない職業の代表格といえます。
3.これから需要が増える仕事に就くために必要なこと
オックスフォード大学のオズボーン准教授と野村総合研究所の合同研究をしたところ、日本の労働人口における約49%の雇用が、人工知能やIT技術の発展により脅かされるという結果がでました。
将来は、ITやクリエイティブスキル、ヒューマンスキルが高い人ほどコーンピューター技術の普及による恩恵を受けることができるとされています。
この章では、新しい時代の働き方に適応するために、身に付けたいスキルについて解説していきます。
市場動向を把握して必要なスキルを身につけよう
これから需要が増える仕事に就くには、基本的なヒューマンスキルはもちろん、専門分野の基礎的な技術も身につける必要があります。
ここでは、未経験から異業種へ応募する際にも必要とされる、ベーシックスキルをまとめました。
IT・WEBスキル
IT・WEB業界には幅広い職種があり、各々異なるスキルセットを用いて業務を行っています。
以下は、業界で幅広く求められているスキルです。
転職の際には、以下のような資格もおすすめです。
⇒ウェブデザインにまつわる技能や知識が身につく
- 受験資格:WEBの運営や作成の仕事をしている人、もしくは仕事をしようとしている人
- 受験申請:WEBサイトから申請
- 受験手数料(税抜):学科試験5,000円・実技試験5,000円(35歳未満は3,000円)
『引用:「ウェブデザイン技能検定|試験要項 」』
IT・WEBスキルは、これから需要が増えることが予想されている、一度は身につけておきたい技能といえるでしょう。
クリエイティブスキル
クリエイティブ業界では創造力や発想力といった能力の他に、デザインソフトの操作能力も求められます。
以下は、業界で必要不可欠の能力です。
- Adobe Photoshop
⇒写真の加工や合成などに必要となる画像編集ソフト
- Adobe Illustrator
⇒ロゴやポスターのデザインなどに必要となるベクター画像編集ソフト
幅広い分野に対応するため、以下のような資格もおすすめです。
⇒色彩に関する知識や、配色に関する技能が身につく
- 受験資格:誰でも可能
- 受験申請:WEB・郵送・書店
- 検定料:3級 7,000円・2級 10,000円・1級 15,000円
『引用:「色彩検定|受検案内・試験内容 」』
言語化できない感性を具現化するためにも、ソフトウェアの操作技能やデザインにまつわる知識を身につけることがおすすめです。
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4.将来性のある仕事を転職エージェントで見つけよう
これから需要が増える仕事を効率的に見つけるためには、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントとは、求職者と企業の双方を最適な形でマッチングさせる、人材紹介サービスのこと。
ここでは、おすすめの転職エージェントをピックアップしてまとめました。
※こちらの転職エージェントは、「【9割が間違える】人気の転職エージェントおすすめ一覧と1,102人の口コミ・評判で分かった賢い選び方」の記事で、利用者からの評価が高かった転職エージェントです。
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5.まとめ
新しい技術のめまぐるしい発達や世界的なパンデミックを受けて、これから需要がある仕事とそうでない職業の差が歴然と現れてきました。
この記事では、激動の時代を生き残るために以下のことを解説しています。
これから需要が増える仕事は、次の通りです。
- ビジネス職といった、人や業務を臨機応変に管理する仕事
- 医療・社会福祉職といった、複雑な社会交流が必要な仕事
- IT・クリエイティブ職といった、コンピューターへの司令や創造力が必要となる仕事
新しい時代や働き方が到来した今、自分が進むべき道を迷わないようにするための情報収集は欠かせません。
これから需要が増える仕事を見つけるためには、次の転職エージェントがおすすめです。
転職やキャリアアップのために、この記事を参考にしてもらえたら幸いです。
【参考サイト】
- オックスフォード大学|The Future of Employment: How Susceptible Are Jobs To Computerisation?
- HOLSTEE|THE HOLSTEE MANIFESTO
- 野村総合研究所|日本におけるコンピューター化と仕事の未来
- 野村総合研究所|日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に