最終更新日:2020/11/08
若い頃から肉体労働をしている人でも、年を取ったらきついと感じることが多くなりますよね。
40代くらいになると疲労を回復させるのが難しくなり、転職を検討する人も少なくありません。
しかし、肉体労働のキャリアは他の職種で活かすのが難しく、なかなか転職先が見つからなずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
長年のキャリアがあるのなら、転職するよりも続けることをおすすめします。
上手に疲労を回復させて強靭な体をつくれば、同世代よりも元気で若々しく見せることも可能です。
これから肉体労働の仕事に就こうと考えている人も、ぜひ肉体労働のメリットや疲労回復方法をチェックしてみてください。
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1.肉体労働がきつい理由
肉体労働にもいろいろな種類がありますが、共通するのは体力が必要で肉体的にきついということです。
では、どのようなところがきついと感じるのか、肉体労働がきつい理由について見ていきましょう。
年を取ると体力的にきつくなる
若い頃は問題なく働けていた人も、年を取ると体力的にきつくなる場合が多いです。
肉体労働は体力が必要であり、職種によっては重い物を持ち上げる必要があります。
体力の低下でついていけなくなったり、腰を痛めたりして辞めてしまう人も多い仕事です。
低賃金でモチベーションが上がらない
肉体労働は、比較的低賃金である場合が多いです。
体を酷使する仕事にも関わらず、収入が少ないとモチベーションは上がらないでしょう。
少しでもモチベーションを上げるためには、自分にとってのメリットを見つけることが大切です。
人と関わる機会が少ないことや、ルーティーン作業で慣れると楽になることなど、金銭以外のメリットを見つければモチベーションを維持できるでしょう。
ケガなどで働けなくなるリスクがある
肉体労働の中には、危険を伴う仕事もあります。
もし仕事中にケガをしてしまったら、働けなくなるリスクがあることがデメリットです。
業務遂行上のケガにおいて労災が適用された場合は、給料の一部が支給されて一時的な休職になります。
しかし、最悪の場合には、仕事を続けられなくなるリスクもあるという点はきつい要素だと言えるでしょう。
2.年を取っても肉体労働を続けるメリット
肉体労働はきついですが、人と接することが苦手な人にとってはメリットが多い職種です。
また、長年のキャリアがある人なら、年を取っても肉体労働を続けるメリットがあります。
健康的な体を維持できる
肉体労働のメリットは、仕事をしながら体を鍛えられることです。
お金をかけてスポーツジムに通わなくても、仕事をしているだけで健康的な体を維持できるのは大きなメリットと言えます。
時間を取って運動をしなくても良いので、デスクワークをしている人のように運動不足になる心配もありません。
同世代の人よりも体力があり、元気で若々しくいられるのも特徴です。
職人系の技術職は高収入の可能性がある
肉体労働の中でも、職人系の技術職は高収入を得られる可能性があります。
たとえば、現場で働く整備工や修理工、建設作業員や土木作業員などです。
AIが普及しても、人間の手作業による仕事が求められる職種は替えがききません。
また、資格が必要なドライバーや重機オペレーターなども、現時点では機械の手が行き届いていないこともあり、比較的高収入だと言える仕事です。
技術職は仕事がなくなる心配がないうえに、高収入の可能性もあるので狙い目の仕事と言えるでしょう。
ベテランになれば管理職の道もある
肉体労働を長年続けているベテラン世代は、管理職になれば肉体労働から離れられます。
たとえば建設作業員であれば、現場監督の仕事にシフトチェンジできる可能性があるのです。
基本的にはゼネコンが現場監督を務めますが、現場によっては現場監督を任されることもあります。
現場で長年のキャリアがあるからこそ管理職という道も開けるため、年を取っても続けるメリットはあると言えるでしょう。
3.肉体労働からの転職は難しい?
肉体労働がきついと転職を考える人も多いですが、転職にはスキルが必要です。
肉体労働はルーティーン業務が多く、スキルが身につきにくい仕事です。
そのため肉体労働からの転職は難しいのが現実ですが、道がないわけではありません。
肉体労働のスキルを活かせる職種は少ない
肉体労働から転職を希望する場合、事務職をイメージする人も少なくありません。
しかし、肉体労働のスキルを事務職で活かすことは難しく、転職できる機会が少ないのです。
そのため、なかなか転職先が見つからずに悩んでいる人も多いでしょう。
未経験OKの職種なら転職も可能
肉体労働からの転職を希望するなら、未経験OKの職種に転職するのがおすすめです。
未経験OKなら、スキルが無くても採用されやすいからです。
実際、「年齢・学歴不問、未経験OK」などと書かれた求人もたくさんあります。
ただし、ゼロから仕事を覚えなければいけないため、精神的にきつくなる場合があります。
肉体労働のキャリアが長いなら、慣れた仕事を極めるほうがメリットが多いと言えるでしょう。
資格を取得して専門職に就く方法もある
肉体労働から転職をするなら、専門的な資格を取得したほうが転職しやすくなります。
現場での業務を活かしてステップアップするためには、クレーンやリフト、施工管理技士などの資格を取得するのがおすすめです。
とくに、建設現場や営業所に配置が義務付けられている「施工管理技士」は企業が必要とする人材のため、資格を活かして転職することも可能です。
また、異業種にチャレンジするなら「宅地建物取引士(通称、宅建)」の資格を取得するのも良いでしょう。
不動産業は「宅地建物取引士」の資格保持者がいなければ営業できないため、資格があれば転職しやすいのです。
お客様に営業をする場合にも、宅建の資格を持っている人のほうが信頼されます。
4.肉体労働のための疲労回復方法で強靭な体づくりを
肉体労働から転職するには、いくつかの壁を乗り越えなければいけません。
慣れない仕事でストレスをためるよりも、慣れた仕事を極めることをおすすめします。
しかし、人間の体は年齢とともに衰えていくものなので、年を取っても肉体労働を続けるためには強靭な体づくりが必要です。
肉体労働による疲労を上手に回復させ、年齢に負けず元気に仕事をしていきましょう。
筋トレで強靭な体をつくる
肉体労働で体力を使っているのに、さらに筋トレをするなんて想像できない人も多いことでしょう。
しかし、肉体労働には「パワー」と「スタミナ」が必要です。筋トレで筋肉をつければ、仕事で動くのが格段に楽になります。
仕事内容 | 鍛える部位・効果的なトレーニング |
---|---|
重い物を持ち上げる仕事 | 腕や胸の筋トレ |
高い場所に上る仕事 | 体幹トレーニング |
走ることが多い仕事 | ランニング |
すべての肉体労働 | 下半身の筋トレ |
プロテインを飲んで疲労回復
年を取っても肉体労働を続けるためには、その日の疲労を翌日に残さないことが大切です。
肉体労働は「筋肉労働」とも呼ばれ、1日働くと筋肉疲労がたまります。
筋肉の疲労を回復させ、より強い筋肉をつくるためにはプロテインを飲むのがおすすめです。
プロテインとは「タンパク質」のことで、粉末状のサプリメントです。
タンパク質は体に必要不可欠な栄養素で、疲労を回復するとともに、筋肉をつきやすくする効果もあります。
今よりもっと強靭な体をつくるには、プロテインを飲んで疲労を回復させましょう。
休息を十分に取る
肉体労働による疲労を回復させるには、十分な睡眠をとることがもっとも効果的です。
ぬるめのお風呂で温まると安眠効果が高まるので、疲労を回復しやすくなります。
また、お風呂で温まると血行が促進され、筋肉疲労を癒す効果が高まります。
さらにお風呂上がりにストレッチをすれば、体のコリが解消されたり、筋肉痛を回復しやすくなったりという効果が期待できます。
仕事から帰って寝るだけではプライベートが楽しめず、ストレスがたまるかもしれません。
しかし、元気に仕事を続けるには休息を十分に取りましょう。
5.どうしても肉体労働を辞めたい人におすすめの転職先
肉体労働についてご紹介してきましたが、どうしても転職したい人におすすめの職種をご紹介します。
肉体労働を辞めたい人におすすめの転職先は、以下の4つです。
営業職
人と関わることが得意なら、営業職に転職するのがおすすめです。
営業職は入れ替わりが激しいため、求人が多いのも特徴です。
営業職は未経験でも採用されやすく、肉体労働経験者なら根性があると評価されることも多いでしょう。
飛び込み営業がないルート営業なら、営業未経験でも比較的働きやすい職種です。
テレフォンアポインター
未経験でも始めやすく、年齢制限が比較的少ないのがテレフォンアポインターです。
カード会社や保険会社、通販会社などにはコールセンターがあり、お客様からの電話対応をするのがテレフォンアポインターの仕事です。
最初はマニュアルを覚えるのが大変ですが、特別なキャリアがなくても就きやすい職種のため、肉体労働からも転職しやすいでしょう。
警備員
警備員も体を使う仕事ですが、力仕事ではないので体力的には楽になるはずです。
人と関わることも少ないので、人と関わることが苦手な人にはおすすめの職種と言えます。
ただし、警備員にもさまざまな業種があり、屋外での勤務や夜勤などがあると体力的にはきついでしょう。
独立開業
現在の肉体労働の種類にもよりますが、たとえば清掃業や運送業の場合、独立開業を検討する余地はあります。
作業員を雇って管理職になれば、肉体労働から離れられるため体力的には楽になることでしょう。
また、個人事業主になって従業員を抱えると、経営を存続させるために営業を行う必要が出てきます。
経営者になることで、肉体労働では得られない知識や経験を増やすチャンスがあるのです。
6.肉体労働からの転職は転職エージェントを利用しよう
肉体労働からの転職を考えている人は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントとは、転職希望者がより良い転職先を見つけるためのサポートをしてくれる会社です。
転職エージェントを利用するメリットには、以下のようなことが挙げられます。
- 無料で利用できる
- 非公開求人を紹介してくれる
- キャリアや適正に合った転職先を探してくれる
- 書類選考や面接に合格しやすい
- 転職先との条件交渉をしてくれる
- 内部情報を知ることができる
- 転職に関する悩みなら何でも相談に乗ってくれる
転職サイトやハローワークを利用すると自分で求人を探しますが、転職エージェントでは転職先の紹介までしてくれます。
非公開求人も多く、転職サイトなどでは見つからない転職先に出会える可能性もあります。
また、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策などのサポートもしてくれるため、採用されやすいことがメリットです。
転職エージェントの利用の流れ
転職エージェントを利用する場合には、以下のような流れが一般的です。
- 無料登録
- キャリアアドバイザーとの面談
- 求人紹介
- 応募書類の作成
- 面接のシミュレーション
- 内定・退職・入社
まずは転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーと呼ばれる担当者と面談をします。
転職者の希望を踏まえて最適な求人を紹介してくれるので、後は応募するだけです。
希望先企業に受かるための書類添削や面接対策もしてくれます。
内定が決まったら、退職から入社までスケジュール調整をしますが、円満退職のための相談にも乗ってくれます。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントを利用したことがない人は、どこに登録すれば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そんな人のために、おすすめの転職エージェントをご紹介します。
さまざまな求人を比較したいなら「リクルートエージェント」
「リクルートエージェント」は求人数が多く、さまざまな求人を比較したい人におすすめの転職エージェントです。
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キャリアアドバイザーがさまざまな相談に乗ってくれるので、転職を希望している人は、まずは登録をしてみてください。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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まとめ
若い頃は体力があり、肉体労働でも健康を維持できたものの、年を取るときついと感じる人も多いことでしょう。
しかし、肉体労働のキャリアは他の職種で活かせるものが少なく、転職するのが難しいと言えます。
肉体労働で長いキャリアがあるのなら、年齢に負けない肉体づくりに励んだほうがメリットは多いはずです。
【肉体労働のための疲労回復方法】
- 筋トレで強靭な体をつくる
- プロテインを飲んで疲労回復
- 休息を十分に取る
これからも健康に気をつけながら、バリバリと仕事をしていきましょう!