最終更新日:2020/11/08
上司が仕事をしなくて困り果てているという方は多いもの。
上司という立場もあって常に一緒に仕事をしなくてもいけないので余計にストレスが溜まりますよね。
実は仕事をしない上司は民間・公務員を問わずどの職場にもいるものです。
本記事では、仕事をしない上司の特徴やどのように関わっていけば良いか解説します。
実践で使えるような対処法が見つかると思うので、ぜひ最後まで読んでください。
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1.仕事をしない上司の特徴5選
まずは、仕事をしない上司に見受けられる5つの特徴をご紹介します。
あなたも思わず「分かる~」と頷くような、仕事をしない上司の特徴が見つかるかもしれません。
部下に仕事を丸投げ
仕事をしない上司は部下に仕事を丸投げする傾向があります。
その際に、部下の状況はお構いなしです。
なぜなら、自分に仕事が降りかかってこないことが最優先事項であり、部下の状況は二の次だからです。
部下からすれば、「少しは現状を把握してくれ」と言いたいところですが、あなたの心の声が上司に届くことはありません。
上司からの理不尽が度を過ぎていると感じているなら、仕事の理不尽で辛いと感じたらこう対処しよう!段階別の理不尽対処法も合わせてご覧ください。
まったく教育しない
仕事をしていない上司は部下を教育しません。
より正確にいうと教育できません。
自ら仕事をしていないので、教えようがないからです。
そのくせ、部下が失敗すると「なぜこんなことも出来ないんだ」と叱責するのが最悪のパターンです。
現場の意見を聞かない
仕事をしない上司は、面倒なことは引き受けたくないので現場の意見を聞こうとしません。
また、現場の意見を聞いたとしても適切なアドバイスが出来ません。
その状態が長く続けば続くほど、ますます現場のことが分からなくなるので余計に意見を聞かなくなります。
ただし、追加発注が決まったなど、自分にとって都合のよい報告には敏感です。
上層部だけにはペコペコする
仕事をしない上司が急に人が変わったように仕事をしだすことがあります。
それは、上層部からの指示が下った時です。
自分が仕事をしていない事がバレてはいけないので、上層部から指示が来たときのみ素早く行動するのです。
しかし、現場のことを考えずに命令を出すので、現場はむしろ混乱してしまいます。
給料だけやたら高い
年功序列が根強い会社では、仕事をしなくても勤続年数に応じて給料が高い人がいます。
この状況を見て部下は「なんであんな仕事しない奴の給料が高いんだ」とますます不満を募らせるのです。
まるで、自分が直接上司に搾取されているような気分になることもあります。
仕事しない上司が高い給料をもらい幅を利かせている姿を見ると、この会社にいること自体が馬鹿らしくなるでしょう。
2.あなたの上司が仕事をしない理由
仕事をしない上司は困りものですが、はたして最初から仕事をしなかったのでしょうか。
実は、以前はバリバリ働いていた可能性も高いです。
しかし、何らかの事情により、仕事をしなくなってしまったのです。
この章では、上司が仕事をしなくなった理由をご紹介します。
頑張っても無駄だと思ってしまった
上司が若い頃にはやる気があった可能性もあります。
ただし、長年働く中で「頑張っても報われない」と感じて、仕事をしなくなったかもしれません。
特に大企業では、出世をしていくのに運も重要な要素の1つです。
初めの頃はやる気があっても、徐々に組織の仕組み上、自分の頑張りだけでは出世できないと感じてしまった可能性があります。
誰しも無駄な努力は避けたいものですから、上司も無駄な努力をすることを止めてしまったのです。
手抜きが習慣になっている
自分が頑張らなくても会社は回ると勘違いして、手抜きが習慣になってしまっているケースもあります。
人間は習慣の動物と呼ばれるくらいですから、一度身に着いた習慣は簡単には変えられません。
手抜きをする習慣が長く続けば続くほど、努力することに対する嫌悪感が強くなります。
【見極めが大事】実は影で仕事をしてる
中には一見仕事をしていないように見えても、上司としての仕事(マネジメント)に精を出しているケースもあります。
部下からすると自分たちがやっている仕事と性質が異なるため、理解しがたいこともあるでしょう。
仕事をしている、していないを見極めるポイントとしては部門が困っている時の行動を見るとよいでしょう。
仕事をしている上司なら、部門が困っている時に真っ先に手を打ちます。
実は陰でマネジメントに徹している上司がいたら、良い部分はドンドン学び取りましょう。
3.仕事をしなくても上司が会社から評価されるたった1つの理由
部下としては仕事をしない上司が評価されるのは納得いかないでしょう。
では、仕事をしていなくても会社から評価される上司がいるのはなぜなのでしょうか。
仕事をしない上司が評価されるたった1つの理由
答えは、組織としては部門の数字が上がってくれればOKだからです。
会社は目標達成のために、各部門に目標数値を割り振ります。
そして、上層部にとっては各部門が目標を達成したかどうかが最大の関心事です。
つまり、上司が仕事をしているか・していないかは極論を言えばどうでもよく、部門の目標が達成されたかどうかが大切ということです。
だからこそ、「目標を達成している部門の上司=優秀」ということで評価されます。
4.仕事をしない上司への5つの対処策
ここからは上司が仕事をしてくれないと思った時に役立つ5つの対処策を解説していきます。
あなたの周りに仕事をしない上司がいたら、ぜひ試してみてください。
ボスマネジメントを駆使して上手く使う
最近は、部下から上司という下からのマネジメント手法(ボスマネジメント)が注目されています。
ボスマネジメントとは、部下が仕事の目的を達成するために上司を動かすための考え方を指します。
言い方を選ばなければ、自分の出世のために上司を上手く使う手法です。
上司が何を求めているか理解して、できる部下として信頼を勝ち得てしまいましょう。
ボスマネジメントを行うための4ステップ
1.信頼関係を築く
全ての根幹は信頼関係です。
いくら仕事をしない上司とはいえ、仕事ができない部下を信頼する事はありません。
納期を守るなど基本中の基本は徹底しましょう。
2.上司の性格に合わせて行動する
上司と付き合っていくうちに性格を読み取りましょう。
話をする事が好きな上司なら自ら話しかけに行く、逆に雑談を好まない上司なら静かにすることを心がけるなど、その上司の性格に合わせて行動を変えていきます。
3.上司の好みに合わせて仕事をする
性格に合わせるのと同時に、仕事のやり方も上司の好みに合わせましょう。
例えば、同じ内容を伝えるにも口頭で聞きたい上司もいれば、紙で事実だけ記載しておいてほしい上司もいます。
ここまで出来れば、あなたの信頼度は一気に上がります。
4.上司に提案する
あくまでも上司をマネジメントすることが目的ですから、あなたから提案をする必要があります。
注意するポイントとしては、その提案が上司にとってもメリットがあるという点を伝えることです。
おだてて上手く使う
仕事はしなくても権力・決済権だけは持っている上司もいます。
その場合、上司を上手くおだてて自分には無い部分(権力・決済権)だけ補わせてもらいましょう。
組織として活動する以上、決裁権を持っている人が強い立場にいることは間違いありません。
おだてたくない気持ちは分かりますが、仕事だと割り切りましょう。
より上席の人に相談
我慢のしすぎも良くないので、さらに職責上位の人に相談するのもおすすめです。
ただし、この方法を使うのは、前に紹介したような上司を味方にする手法を試しても埒が明かない場合にかぎります。
なぜなら、より上席の人に相談することで、場合によっては上司があなたの敵になる可能性があるためです。
伝えるにしても言い方は考慮した方が、結果的にあなたのためです。
部署異動を申し出る
職種へのこだわりが強くなければ、部署異動を打診してみてもよいでしょう。
仕事をしない上司の下にずっといても学ぶことはありません。
長期的な視点で考えた時に、仕事ができる上司の下で働いた方が良いことは言うまでもありません。
職種へのこだわりが強い場合、上司が複数いるなら上司を変えてもらうという手もあります。
転職する
「何を言ってもダメだ」と思ったら、転職して環境をガラリと変えてしまうことも選択肢として考えておきましょう。
時間は有限ですから、無理してダメな上司の下にい続ける必要はありません。
ただし、一時的な感情だけで転職を決断しても良い結果は得られません。
転職を決断したら、キチンとした下準備は必要不可欠です。
転職エージェントの利用がおすすめ
転職の際は、転職エージェントの利用がおすすめ。
キャリアアドバイザー自身が企業に足を運ぶことも多く、その場に踏み入れたことで感じたリアルな情報を入手できる可能性が高いです。
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5.上司が仕事をしないと感じた時におすすめの考え方
上司が仕事をしないと感じた時に、すぐに環境を変えられる人ばかりではないでしょう。
また、仕事しない上司はどこの職場でもいるものなので、ある程度妥協するのも必要です。
そこで、職場の上司が仕事をしないと感じたら、ぜひ以下のように考えてみてください。
気にしない
そもそも仕事をしない上司には何を言っても無駄です。
そのため、気にせずあなたがやるべき事をやりましょう。
上司のことを気にしすぎて、あなたのやるべき事に集中できないことの方が問題です。
上司は仕事をするべきという考えを捨てるだけで、だいぶ気持ちは楽になるでしょう。
上司のことに限らず、仕事でイライラすることが多い人は仕事のイライラから解放されたい!イライラの根本原因と対処法を解説が役立つでしょう。
半面教師として学ぶ
「自分はこうはならない」と心に決めて、反骨精神で仕事に熱中しましょう。
「賢者は愚者に学び、愚者は賢者に学ばず」という言葉あるように、本当の賢者は愚者からも学べます。
ダメな例を自ら体験することで、自分が上司になった時にやってはいけない事がハッキリと分かります。
なかなか味わえない貴重な体験をさせてくれているくらいに考えて、深く悩まないようにしましょう。
自分の人生には関係ない人と割り切る
上司は上司、自分は自分と割り切って、あなたのキャリアを進めていくうえで重要な事柄にだけ集中して仕事をしましょう。
具体的には、以下のようなことがあげられます。
- 上司が持っている決裁権を活用する
- 自分のキャリアにつながる仕事をボスマネジメントを駆使して回してもらう
- 大変な上司に上手く対応している事で周りからの信頼を得る
逆に言えば、あなたが出世することに関係ない事柄に関しては無視しましょう。
まとめ
今回は、仕事をしない上司の特徴や対策法について解説してきました。
仕事をしない上司の特徴
- 部下に仕事を丸投げ
- まったく教育しない
- 現場の意見を聞かない
- 上層部だけにはペコペコする
- 給料だけやたら高い
仕事をしない上司でお悩みの方は、ぜひ今回紹介したような対処策や考え方を試してみてください。
対処策 | ボスマネジメントを駆使して上手く使う |
おだてて上手く使う | |
より上席の人に相談 | |
部署異動を申し出る | |
転職する | |
考え方 | 気にしない |
半面教師として学ぶ | |
自分の人生には関係ない人と割り切る |
仕事をしない上司はどこに職場にもいるものです。
それ自体を嘆くのではなく、仕方のない事だと割り切って自分の仕事に集中しましょう。