最終更新日:2020/11/08
やりがいのある仕事ってどうすれば見つかるのかわからないですよね。
日々のルーティン業務が続いたり成長を感じられなくなった時、仕事の意欲はなくなるもの。
今回は、「やりがいのある仕事とはどんな仕事なのか」と「やりがいのある仕事の見つけ方」について紹介します。
最後まで読めば、現在の仕事でも転職先でも、「やりがい」をもって働くことができる可能性が高まります。
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1.仕事にやりがいを感じない人は多い
日本は「仕事の満足度・やりがいが世界一低い国」とも言われています。
世界仕事満足調査(Indeed社調べ)では、35ヵ国中最下位の結果が出ています。
ここからやりがいを感じない理由について深掘りしていきます。
やりがいを感じない理由は?
仕事(主に業績管理)にやりがいがありません。
単に社内の部長、役員の自己満足のためだけの無駄な資料を延々と作らされます。
何か意見を言える雰囲気はなく、裁量も小さく、仕事がおもしろくないので、毎日日中はストレスが溜まります。
引用:「Yahoo!知恵袋」
やりがいを感じない理由としてよくあるのが、「ルーティンワークに飽きる」というものです。
同じことの繰り返しでやりがいを感じなくなるのは仕方のないことですが、本当に「ルーティンワーク」だけが原因でしょうか?
上記の口コミでは、「ルーティンワーク」だけがやりがいを感じない理由ではなさそうです。
「やりがい」ではなく「不満」の可能性
「仕事にやりがいがない」とは「不満が溜まっている」状態である可能性があります。
やりがいが何なのか分かっていないため、やりがいと不満を取り違えてしまうのです。
例えば、「上司に怒られた」「毎日同じ業務」「職場の関係がうまくいかない」など、不満がたまった結果「やりがい」という言葉で語られることがあります。
自分の「やりがい」とはなんなのか、今一度見直してみましょう。
2.やりがいのある仕事とは?
やりがいのある仕事の定義はなんでしょうか?
「やりがい」とは抽象的な言葉のため、自分がどうすればやりがいを感じるのか理解していないと、転職をしたとしてもやりがいを感じられる可能性が低くなります。
やりがいのある業務内容としてよくあるものをご紹介します。
業務内容に変化がある
業務内容自体が楽しく、つねにクリエイティブな仕事をしている場合、やりがいを感じる人は多いです。
ルーティンワークをしていると、どうしてもやりがいがなくなってしまいます。
経験を積み、裁量権の大きい仕事を任されたり、ベンチャー企業で挑戦する場合はやりがいを感じるでしょう。
周りから認めてもらえる
人間は「承認欲求」が強い生き物です。
他者から認められることや必要とされることで「やりがい」を感じる仕事になる可能性があります。
例えば、親友からどうしても手伝って欲しいことがあるといわれた仕事など、自分が必要とされ誰かのためになる仕事であれば、資料のコピーでも進んで行うでしょう。
人は、誰かに必要とされ、自分で意味を見出せる仕事にやりがいを感じます。
給料が高い
給料が高いことにやりがいを感じるパターンです。
業務内容が忙しかったり、逆にルーティンワークの場合でも、「給料」をもらえれば良いという人もいます。
旅行や買い物など、休日にお金を使うことが目的の場合、給料がやりがいに直結することもあるでしょう。
業績に応じたインセンティブがある会社であれば、さらにやりがいを感じるでしょう。
社会への貢献
社会課題を解決したい想いが強い方は、「社会への貢献」というやりがいを感じるでしょう。
少子高齢化や保育所問題など、多くの社会課題があり、それを解決するために事業をしている企業はたくさんあります。
SDGsの名目を解決する会社を探してみると良いでしょう。
【SDGsとは】
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
貧困や飢餓、健康や教育、エネルギーの話、働きがいや経済成長の話も出てくれば、まちづくりの話、気候変動の話、海の話や陸までそれぞれの課題を解決するための目標とターゲットが書かれています。
副業とマッチしている
副業をしている人であれば、「本業」と「副業」がどちらもいい影響を与える状態だと、やりがいを感じるポイントになります。
人材会社に入ることでさまざまな経営者と関わり、自分の人脈を広げる目的をもって働いている人もいます。
コミュニティの運営や人材紹介など、副業との関わりを持つことで、働く意味を見つけることができるでしょう。
3.「やりがい」には3つのポイントがある
人がやりがいを感じるポイントは3つあります。
仕事に向かう意識の高さによって「やりがい」を感じるポイントは違ってきます。
次の項目を確認して、自分がどんな仕事や、仕事をしている状態にやりがいを感じるのか、確認しておきましょう、
ジョブ
「ジョブ」の状態は、ルーティンワークなどで仕事をこなしている状態です。
アルバイトなど、「お金」をもらうことを目的として決められた業務を行う仕事が「ジョブ」にあたります。
この場合、「給料」や「職場でのおしゃべり」など、仕事以外のことがやりがいになります。
キャリア
「キャリア」の状態は、成長のために頑張る状態です。
「成長=やりがい」と感じ、自分が成長できる仕事がやりがいになります。
「ルーティンワーク」や「やらされる仕事」には苦痛を感じやすいです。
裁量が大きかったり壁を乗り越えたりと刺激がないと、仕事にやりがいを感じなくなっていくでしょう。
コーリング
「コーリング」は聞き慣れないかもしれまんが、「仕事をすること」そのものがやりがいの状態です。
仕事をしている状態自体がやりがいに繋がり、ルーティン業務でも、新しい仕事でも、自分の中で仕事に意味をつけることができます。
ボランティアやベンチャー企業など、その仕事をすること自体がやりがいになり、給料が少なくても働くことに意味をもって行動することができます。
4.やりがいのある仕事をみつける方法
やりがいのある仕事を見つける方法とはなんなのでしょうか?
ここから、現在の職場でやりがいをみつける方法と「やりがい」を求めた転職の考え方についてご紹介します。
やりがいのある仕事には当事者意識が必要
結論から言うと、やりがいをもてる仕事とは「当事者意識」をもてる仕事です。
やらされている、指示だけを聞いている、そんな状態だとどれだけメンタルが強い人でもやりがいを感じられなくなってしまいます。
自分の業務の先に何があるのか、その業務をすることでどん会社の利益になるのかを考え、「仕事の意味」をもっておくことが大切です。
なんのための仕事なのか「目的」と「結果」を先に確認
今やっている仕事で次の問いに答えられるでしょうか?
- なんのためにあるのか
- 仕事を完了することで誰が助かるのか
- さらにできることはないか
なんのためにやっているのかわからない仕事は、どんな人でも長続きしません。
目標があるから、自分の現在地がわかり、業務をやる意味がわかってきます。
「なんのための仕事なのか」を考えると、1つ1つの仕事に「意味」をもたせることができ、やりがいを感じることができる可能性が高まります。
また、その業務をすることによってどんな結果に繋がるのかを確認しておくことで、仕事をする意味を理解でき、前向きに仕事に取り組みやすくなるでしょう。
業務改善を1つでもやってみる
同じ業務を繰り返しているなら「無駄な部分はないか」「自動化できる部分はないか」など、ちょっとした改善をしてみると良いでしょう。
仕事をこなすのではなく、より効率的にする方法を考えながら仕事をすることで、仕事をする意味を見つけることができます。
業務改善のために「Excel VBA」などを学び、スキルを身につけて市場価値を高めることもできます。
日々の業務をいかに効率よく行うか考えるのが簡単にやりがいを見つける方法です。
モチベーションは待っていても上がらない
モチベーションはどこからくるかご存知でしょうか。
様々な研究結果がありますが、脳のドーパミンという物質が排出されることで、モチベーションが上がる研究結果があります。
ドーパミンは、「報酬が得られるとわかること」や「行動を起こすこと」で排出されます。
「めんどくさくて、業務改善のことを考えるなんてしたくない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、モチベーションは待っていてもでてきません。
やる気が出ない時は「今、こころのハードルが高く設定されてるだけなんだな」と自分を俯瞰してみて、まず行動を起こしてみてください。
疑問に思ったことは、上司に提案・質問する
業務改善にも近いですが、「効率の悪い業務体制」や「やる意味がわからない仕事」については、上司に相談してみるのも良いでしょう。
業務改善の提案をすることで、しっかりと筋が通っていれば、採用されることもあります。
仕事を振っている上司、経験してきている上司であれば、「なぜその業務が必要なのか」「なぜ自分に業務を渡したのか」を説明できるはずです。
自分の視点ではみえなかった業務の意味を確認することで、当事者意識をもって仕事に取り組むことができるようになります。
5.やりがいを求めて転職する時の注意点
ここから、やりがいを求めて転職する際の注意点について解説していきます。
転職を考える前に、ここでご紹介するポイントを確認してみてください。
やりがいと不満を同じに考えていないか
やりがいがないと思っている仕事でも、原因を深ぼりしてみると、「不満が溜まっているだけ」の場合もあります。
上司や業務の不満、お客様との関係や給与など、自分でコントロールできないものにやりがいを感じていない場合、転職して本当にその不満を解消できるのか考える必要があります。
マイナス思考で転職をしてしまうと、同じ現象に陥りかねないので、注意が必要です。
転職先で本当に「やりがい」を満たせるのか
「自分が求めているやりがい」が転職先で本当に満たせるのかは転職前にしっかりと考えておく必要があります。
自分が「何にやりがいを感じるのか」と「どうしてやりがいを感じていないのか」を明確にしておかないと、転職しても同じ状況になる可能性があります。
同業種への転職の場合、事務仕事の多さや、ルーティンワークなど、業界で共通する業務に追われる可能性は大いにあります。
キャリアチェンジした場合も、転職先の業務が、自分にあっているのか知人などに確認するようにしましょう。
6.やりがいを感じやすい仕事
やりがいを感じやすい仕事について解説していきます。
価値観の違いによって「やりがい」は違うので一概には言えませんが、キャリアチェンジの参考にしていただければ幸いです。
WEBエンジニア
WEBエンジニアの仕事は、WEBアプリケーションを開発することです。
さまざまな業界のサービスを開発したり、自身の技術を磨いていけることから、やればやるほど自分の成長を実感できる仕事です。
様々な業種からエンジニア職への転職も増えており、人気の職業になっています。
人事
人事の仕事は、優秀な人材の採用から働きやすい環境づくりまで幅広い業務を担当します。
人事担当者が労働環境の改善に取り組むことで、社員のワークライフバランスや生活の質、業務への意欲は大きく向上します。
多くの社員の職場環境や生活に関わる業務になるので、大きなやりがいを感じる方も多いです。
講師
講師の仕事は、人に教えることです。
業界の専門知識などを自分でコンテンツを作り込み、人に伝えていくことになります。
教育の分野に興味があったり、他人への貢献意欲が強い方であれば、やりがいを感じるでしょう。
広報・PR
広報という仕事の役割は、自社と一般層の関係性を作ることです。
広報は企業のブランディングを手掛け、企業の「顔」として動くことが求められます。
SNS運用やマーケティング戦略の立案など、常にクリエイティブな思考を求められるため、大きなやりがいを持って仕事をすることができるでしょう。
MR(医療営業)
MRの仕事は、自社の医薬品のプロモーションと、副作用や安全性に関する正しい情報の提供、医療機関との信頼関係の構築などが主な仕事です。
少子高齢化が進む日本では、医療機関が担う役割がこれまで以上に大きなものとなっていきます。
MRは営業という立場から、医療の未来を支える存在と言えるでしょう。
社会貢献度の強い仕事をしたい方には、大きなやりがいを感じる可能性が高い仕事です。
弁護士
弁護士は、法律の知識を駆使して、人の基本的人権や利益を守るのが仕事です。
人の人生を左右する裁判の場で、本気で人と向き合い、働く仕事と言えます。
時には、弁護人から心ない言葉を投げかけられることもありますが、そのくらい「人の人生」を左右する職業と言えるでしょう。
責任が重い分、やりがいのある仕事だと言えます。
7.やりがいのある仕事を見つける際におすすめの転職エージェント
あなたが求めている「やりがい」が本当に転職先にあるのか、面接では聞きにくいこともあるでしょう。
転職エージェントを使えば、企業側とのやりとりや、「自分では聞きにくいこと」を企業にきいてくれるので、求めている「やりがい」があるのか確認するのに役立ちます。
※こちらの転職エージェントは、「【9割が間違える】人気の転職エージェントおすすめ一覧と1,102人の口コミ・評判で分かった賢い選び方」の記事で、利用者からの評価が高かった転職エージェントです。
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まとめ
この記事では、やりがいのある仕事とは何かと、見つける方法をご紹介しました。
- やりがいのある仕事とは「当事者意識」をもてる仕事
- 「やりがい」と「不満」を別にして考えないと、本当のやりがいは見えてこない
- やりがいを求めて転職する際は、特に「やりがい」と「不満」の勘違いに注意
- やりがいのある仕事を見つけるには、よく相談に乗ってくれる転職エージェントに相談
自分にとっての「やりがい」とはなんなのかを分析して、有意義な仕事の時間にできるよう参考になれば幸いです。