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プラントエンジニアに転職したいけれど、その需要と専門性の高さから下記のように思っている方も少なくないはずです。
「未経験でもプラントエンジニアに転職できる?」
「プラントエンジニアになるにはどのようなスキル・資格が必要なの?」
「年収はどれくらい?将来性は?」
そこで本記事では、「プラントエンジニアとは?」「業務内容は?」といった基礎はもちろんのこと、業界の現状・将来性に加え、年収や転職のお役立ち情報までをご紹介します。
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(引用:doda)
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1.プラントエンジニアとは?
プラントエンジニアとは、生産設備(プラント)の設計や管理を担当する技術者のことです。
プラントは、機械・化学・電気・土木など各領域に分かれており、担当業務も分野ごとに異なります。
ここでは、専門領域ごとに存在するプラントエンジニアの仕事内容や必要スキルについてご紹介します。
機械系プラントエンジニア
機械系エンジニアは、プラントの企画立案、基本・詳細設計から構築・保守までの幅広い範囲を担当するプラントエンジニアです。
プロダクトの規模によって細かい担当範囲は異なりますが、動的機械が使用される場所で食品工場や運送会社、自動車、IT系など、機械系の製品が関わる分野全般になります。
具体的な業務内容としては、以下の通りです。
- 企画立案:クライアントの要望や課題を解決するためには、どんな性能・デザインの機械を製造すべきか?コンセプトを決定するためのフェーズ。
- 基本設計:使用パーツや素材、技術など現実的なイメージを作成し、具体的な構造を決定していきます。CADを使用して設計の細かな製図を起こしたり、耐久度について問題はないかなどの強度計算もこのフェーズに含まれます。
- 詳細設計:基本設計をもとにより詳細な構造や部品・接合箇所の寸法を決めます。このフェーズでは、生産品質を保障するための寸法公差・幾何公差を設定します。これらは量産時に生産される部品の精度を保つため、非常に重要な工程です。
- プロトタイプ作成:詳細設計完了後、シミュレーターで問題ないことが確認できれば、性能評価を行うために必要なプロトタイプを作成します。性能評価で企画立案にて起こされた要件を満たせば合格となり、量産を行う準備に取りかかります。
前述したように、機械系エンジニアはプラント内で使用する機械装置に関する業務を行うため、機械工学系の知識が必須になります。
化学系プラントエンジニア
化学系エンジニアは、石油や鉱物といった原料から製品化するまでのプロセスマネジメントを行うプラントエンジニアです。
具体的には、ゴムやプラスチック、金属、薬品、素材などの材料開発、環境・物性・材料の分析、生産技術や生産管理、プラントのエンジニアリングなどを行います。
輸送機や電化製品といった、一見化学とは無関係に思える分野でも、素材やエネルギーなどの面で化学系エンジニアが活躍しています。
また、新素材を用いた製品などは、化学系エンジニアが開発に携わっているからこそ出来るといえるでしょう。
医療関係でいうと医薬品、製造でいえば建築素材といったように、化学系エンジニアの活躍幅は特定分野には収まらず、技術と能力を活かす場は限りなく広いです。
化学系エンジニアに必要な要素は、分野ごとの基礎・専門知識はもちろんのこと、分析や研究において大雑把な仕事では対応できないことから細かい点までしっかり仕事をすることです。
電気系プラントエンジニア
電気系エンジニアは、各所にあるプラントに対する電力供給システムやプラント全体を統括する制御システムなどを構築するプラントエンジニアです。
また、私たちが日々使用する家電やスマホなどのデバイスの開発や制作、修理なども行います。
端的にいうと、電子・電気に関する回路の仕組みなどに特化した深い知識や技術を持つエンジニアといえるでしょう。
具体的に携わる分野としては、電気自動車のおける回路・モーターの設計から、コネクテッドカーや医療用機器にわたるまで多種多様です。
電気系エンジニアは、担当業務によって必要な経験や知識は異なりますが、共通して必要な要素として電気工学・電子工学の知識が必須になります。
土木系プラントエンジニア
土木系エンジニアは、プラントとそれに付随する港湾施設や道路などの設計・施工管理業務を担当するプラントエンジニアです。
具体的には、お客様と実作業をする人の間に立ち、仕事全体を納期や安全、品質、要件などを考慮した上で最適なプランニングを行っていきます。
また、請け負う仕事の大体が公共事業のため、世界中や国内企業と競争のある一般消費者向け事業と比較して、安心して働けることが魅力の1つだといえます。
土木系エンジニアは、担当業務によって必要な経験や知識は異なりますが、共通して必要な要素として土木工学科系の知識は必須になります。
2.未経験でもプラントエンジニアに転職できる?
プラントエンジニアは分野が分かれてはいるものの、専門的な知識・技術が求められる職種です。
専門的な知識・技術というとハードルが高く感じますが、未経験でも転職は可能なのでしょうか?
ここでは、未経験でもプラントエンジニアに転職できるのかについてご紹介してきます。
経験者採用が多い
プラントエンジニアの求人募集の中心は、経験者採用なのが実情です。
習得に時間を要する専門知識と技術があってこそのプラントエンジニアなので、経験者を採りたいという企業が多くなるのはどの業種でも必然といえます。
企業によっては、計画から設計、施工管理などさまざまな業務がある中で、自分が行いたい業務を担当できない場合もあります。
そのため、まずは経験・技術を積み重ねてから、行いたい職種や業務を行うために転職するという経験者も多いようです。
未経験者を積極採用している企業もある
では、経験者だけしかプラントエンジニアになれないのかというと、そういう訳ではありません。
中には、基礎研修を設けて未経験者を採用している企業もあります。
(引用:doda|2020年11月時点)
この背景には、現在のプラント業界で人材不足がささやかれていることが関係しています。
これは、バブル崩壊後に大規模プロジェクトが減少したため、経験値の少ない層が高い役職の立場になり、それ以降の人材が育っていないことが一因としてあるようです。
また、世の中に新たな技術・エネルギーが生み出されるごとにプラント建設の需要が高まるため、その節目ごとに業界でエンジニアが必要になります。
そのため、未経験でもプラントエンジニアに転職する機会は充分にあると言えるでしょう。
理工学部卒か機械系高専卒を条件にしているところが多い
プラントエンジニアの求人には、理工学部卒か機械系の高専卒を対象にした案件が多いです。
(画像引用:doda2020年5月時点)
また、海外との取引が多く国外に滞在することも多いため、TOEIC・TOEFLの点数を募集要項に記載している企業もあります。
「未経験可」であっても、募集条件が整っていないと応募できないので注意が必要です。
3.プラントエンジニアの将来性と年収
プラントエンジニアへの転職を考えている方の中には、本当にプラント業界で食べていけるだろうかと悩みや疑問を抱く方も少なくないはずです。
そこでここでは、プラントエンジニアの将来性と年収をご紹介します。
プラント業界の現状・将来性
国内プラント業界の現状は成熟していると言われており、右肩上がりの成長とは呼べない状況です。
しかし、国内需要は落ち着きを見せているものの、中東諸国や東南アジアではプラント建設が活発化しており、日本のプラント業界各社は海外プロジェクトへの積極参入に取り組んでいます。
また、新エネルギーの発見によって生まれる新たなプラント需要にも注目が集まっています。
従来のエネルギーの中心といえば石油でしたが、現在は液化天然ガスや風力・水力・バイオマスといった新エネルギーへ移行しつつあります。
例えば、プラントエンジニアリング企業として有名な日揮ホールディングス株式会社は、新エネルギーや環境・資源開発分野に積極的な事業投資を行っており、プラント業界の新たな活路を見出しています。
時代に沿ったプラント開発を行うという意味では、業界の先駆者として未来を切り開いており、プラントエンジニアへは将来性があるといえるでしょう。
プラントエンジニアの年収
業界情報紹介サイト「業界動向サーチ」によると、プラントエンジニアの平均年収は2020年11月時点で約739万円です。
さらに、プラントエンジニアリングを行う大企業のプラントエンジニアとなると年収800~1,000万円以上になることもあります。
この給与の高さは、1回のプロジェクトで動く金額が大きいことだけが要因ではありません。
プラントの正常稼働への責任はもちろん、従業員の円滑な業務遂行へのサポートも必要なため、人間力・マネジメント力を求められることから高めの年収となっています。
以下は、プラントエンジニアリング業界の企業別平均年収ランキングトップ5です。
順位 | 企業名 | 年収 |
1 | 三井海洋開発 | 913万円 |
2 | 日揮 | 865万円 |
3 | 東芝プラントシステム | 859万円 |
4 | タクマ | 858万円 |
5 | 千代田化工設 | 848万円 |
(参考:各企業2019年度有価証券報告書)
(※東芝プラントシステムは2020年1月27日上場停止したため、2018年度の年収です)
4.プラントエンジニアへの転職に役立つ資格
プラントエンジニアになるために必須の資格はありません。
職場によっては「CAD」や「TOIEC○点以上」などを条件にしているところもありますが、この資格がないと仕事ができないというケースは少ないです。
ただ、持っていると転職に有利になる資格もあります。
ここでは、分野別におすすめの資格を紹介します。
CADの資格については「」で詳しく解説しているので参考にしてください。
機械系エンジニアなら「機械設計技術者」
機械系プラントエンジニアへの転職を考えている方は、『一般社団法人日本機械設計工業会』が実施する「機械設計技術者」が転職活動に役立ちます。
この資格は、安全で効率のよい機械を経済的に設計する機械設計技術者の総合能力を認定し、未経験からベテランまで幅広い年代の機械設計技術者の技術力向上を図るための試験です。
- 試験レベルに応じて1級から3級まである
- 3級は実務経験不問、2級以上は実務経験必須
- 未経験者はまず3級取得を目標とするのがオススメ
- 経験者はキャリアアップ転職に向けて2級、3級を取得しておくと◎
電気系エンジニアなら「電気工事施工管理技士」
電気系プラントエンジニアへの転職を考えている方は、『一般財団法人建設業振興基金』が実施する「電気工事施工管理技士」が転職活動に役立ちます。
この資格は、建設工事に従事する技術者に向けた試験で、建設工事現場に必ず置かなければならない主任技術者を担当できる資格です。
- 試験レベルに応じて1級と2級があり、どちらも実務経験が必須
- 第一種電気工事士資格を有する人は実務経験を問わず受験可能
- ただし第一種電気工事士も実務経験必須
- 未経験者はプラント企業で実務経験を積みながら資格取得がオススメ
電気工事士の資格について詳しく知りたい方は「電気工事士資格の取り方!資格の難易度や種類、勉強法なども解説」をご覧ください。
土木系エンジニアなら「土木施工管理技士」
土木系プラントエンジニアへの転職を考えている方は、『一般社団法人全国建設研修センター』が実施する「土木施工管理技士」が転職活動に役立ちます。
この資格は、公共工事で必置となる主任技術者または監理技術者になるために必須の資格であり、東日本大震災後、除染工事や造成工事などの復興工事において需要が高まったこともある資格です。
- 試験レベルに応じて1級と2級がある
- どちらも実務経験必須
- 未経験者は実務経験を積みながら取得する
- 経験者はスキル・キャリアアップ転職に役立つので取得しておくと◎
化学系エンジニアなら「化学工学技士」
化学系プラントエンジニアへの転職を考えている方は、『公益社団法人化学工学会』が実施する「化学工学技士」が転職活動に役立ちます。
この資格は、化学工学に関する知識、化学分野の中で1つ以上の専門性を有し、事故の判断で業務遂行できる能力を有することを客観的に証明できる資格です。
- 試験レベル別に「化学工学技士(基礎)」と「化学工学技士」の2つに分かれている
- 化学工学技士(基礎)は実務経験不問
- 化学工学技士は実務経験10年以上必須
- 未経験者は化学工学技士(基礎)の取得がおすすめ
5.プラントエンジニアの転職におすすめの転職エージェント
プラントエンジニアに転職したいという方は、早速プラントエンジニアの転職情報を探していきましょう。
ここでは、未経験からの転職はもちろん、経験者がキャリアアップするための転職にも役立つ転職エージェントをご紹介します。
転職エージェント | 特徴 |
doda |
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マイナビエージェント |
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JACリクルートメント |
|
手厚いサポートを受けたいなら「doda(デューダ)」
(引用:doda)
doda(デューダ)は、パーソルキャリアが運営する大手転職エージェントです。
「未経験からプラントエンジニアになりたいけど、転職先の企業をどう選んだら良いかわからない!」
「プラントエンジニアとして働いてきたけど次の転職先はどう探せば良いの?」
など、転職という重要な選択を1人で決めるのは難しいという方は、「doda」がおすすめです。
dodaはカウンセリングや電話対応もレスポンスが早く丁寧なため、手厚いサポートを受けられます。
もちろん登録・利用料は無料で、案件数も豊富かつ質も高いことから、安心して転職活動を行えます。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約130,200件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
約36,200件(2022年4月時点) |
おすすめ年代 | 20代,30代 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「doda(デューダ)って実際どうなの?気になる評判と利用前の注意点|口コミ一覧あり」 |
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未経験可の転職先を探すなら「マイナビエージェント」
(引用:マイナビエージェント)
マイナビエージェントは、未経験歓迎の求人が多い転職エージェントです。
20代、第二新卒を対象とした求人が多いため、初心者向けの案件を見つけたい人に向いています。
比較的転職しやすい中小企業の案件も豊富なので、中小企業のプラントエンジニアへの転職を考えている方は登録しておくのがおすすめです。
サポートも丁寧に行ってくれるので、初めての転職でも安心して転職活動を進められるでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 |
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対応地域 | 全国+海外 |
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公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビエージェントの気になる評判と全注意点」 |
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経験者のキャリアアップ転職相談なら「JACリクルートメント」
(引用:JACリクルートメント)
JACリクルートメントは、担当のキャリアコンサルタントが直接企業を訪問して、内部事情を確認している場合が多いことに加え、年収の高いハイクラス案件のみを扱う求人の質が高い転職エージェントです。
そのため、プラントエンジニア経験者がキャリアアップ転職する際に最適のエージェントであり、今後のキャリアプランを描くにあたっても大いに役立ちます。
また、コンサルタントからは何度でもアドバイスをもらえるうえ、電話や仕事場の近くでの面談など、希望に合わせてアレンジ可能です。
キャリアアップを目指すミドル世代の方には、優先的に活用してほしい転職エージェントと言えるでしょう。
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
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公開求人数 | 約8,600件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | http://www.jac-recruitment.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!JACリクルートメントの気になる評判と全注意点」 |
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まとめ
ここまで、プラントエンジニアの基本知識から転職事情についてまでご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
プラントエンジニアのまとめとしては以下の通りです。
- 中途採用に関しては経験者が優先される
- 「未経験者でも歓迎」という求人もある
- 平均年収は750万円前後と高め
- 職種ごとに推奨資格・スキルが異なる
プラント業界でキャリアを歩んでいきたいという方は、転職エージェントに相談しながら未経験OKの企業に入って経験・技術を積み、大手企業のプラントエンジニアへ転職することでさらなる給与とキャリアアップが望めるでしょう。
転職エージェント | 特徴 |
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