電気工事士になる方法とは!資格の種類や勉強方法についても徹底解説

資格

電気工事士になりたい。でもどうすればいいのかわからない…資格はいるの?

電気工事士には第1種と第2種があるので、それぞれの資格ではどう違うのか、資格を取る方法は異なるのかわかりにくいですよね。

電気工事士は第1種と第2種で試験内容や試験の難易度、勉強する時に使うテキストなどが変わるので注意しましょう。

そこで、本記事では電気工事士の第1種と第2種の違いについて解説した後に、 電気工事士資格の取り方や試験内容、難易度などを解説していきます。

この記事を読んでいただければ、電気工事士の第1種と第2種の違いについて理解した上で電気工事士資格の取り方を知るのに役立ちますよ。

ぜひ、最後までご覧ください。

スポンサーリンク

1.電気工事士になる方法

電気工事士とは、 電気工事を行うために必要な資格です。

電気工事士は国家資格であり、電気工事士の資格を持っていないと電気工事の仕事をしてはいけないと「電気工事法」に定められています。

ここからは電気工事士になる方法として、以下の3つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

1-1.電気工事士の資格を取る

第1に電気工事士になるための方法は、 電気工事士の資格を取ることです。

電気工事士の資格を取る方法には、大きく分けると試験を受ける方法と、養成施設に通う方法があります。

10代の方であれば養成施設に通う方法がおすすめですが、仕事に忙しい社会人には養成施設に通うのは難しいです。

そのため、社会人であれば試験を受けて資格を取得しましょう。

スポンサーリンク

1-2.就職する

第2に電気工事士になるための方法は、 電気工事の会社に就職をすることです。

電気工事士は国家資格なので、資格がないと電気の配線を扱う電気工事の仕事はできませんが、電気工事の補助の仕事をすることはできます。

電気工事士の補助の仕事とは、具体的には電気の配線を扱う仕事以外の業務で、例えば電気工事士の人に道具を渡したり、荷物を運んだりといった作業のことです。

電気や工学系の学校に通っておらず、仕事をしながら資格の取得を目指したいのであれば、一度就職することをおすすめします。

1-3.学校へ通う

第3に電気工事士になるための方法は、 学校へ通うことです。

経済産業大臣が認定する電気工事士養成施設を卒業すると、第2種電気工事士の資格を無試験で取得することができます。

また、工業高校の電気科や専門学校、大学などで特定の科目を修めると電気工事士の筆記試験が免除されるので、すでに社会人の方は自分が卒業した学校を確認しましょう。

2.電気工事士の資格について

電気工事士資格には第1種と第2種の2種類があり、それぞれ以下のように扱える電気設備が異なります。

第1種電気工事士 事業用電気工作物で最大電力500キロワット未満の設備+一般用電気工作物
第2種電気工事士 一般用電気工作物

参考:「一般財団法人電気技術者試験センター

第1種電気工事士では住宅や小規模な店舗などの「一般用電気工作物」に加えて、「事業用電気工作物」を扱うことができます。

そのため、第1種電気工事士は 工場やビルなどの大規模な場所で仕事をすることが可能です。

しかし、第2種電気工事士は「一般用電気工作物」しか扱えないので、第1種電気工事士と比べると仕事の幅や就職先が限られてしまいます。

そのため、電気工事士として仕事をしていくなら、 第2種を取得した後に第1種の取得を目指すのが一般的です。

ここからは電気工事士の資格について、以下の5つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

スポンサーリンク

2-1.電気工事士の受験資格はなし

電気工事士試験は 第1種も第2種も受験資格がありません。

そのため、年齢や性別、学歴、職歴等に関係なく誰でも受験することができます。

2-2.電気工事士資格の試験内容

電気工事士資格の試験は、筆記試験と技能試験に分かれています。

筆記試験と技能試験の内容は、以下の通り 第1種と第2種で異なるので、違いに気をつけましょう。

  第1種 第2種
筆記試験
  1. 電気に関する基礎理論
  2. 配電理論及び配線設計
  3. 電気応用
  4. 電気機器・蓄電池・配線器具・電気工事用の材料及び工具並びに受電設備
  5. 電気工事の施工方法
  6. 自家用電気工作物の検査方法
  7. 配線図
  8. 発電施設・送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性
  9. 一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安に関する法令
  1. 電気に関する基礎理論
  2. 配電理論及び配線設計
  3. 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
  4. 電気工事の施工方法
  5. 一般用電気工作物の検査方法
  6. 配線図
  7. 一般用電気工作物の保安に関する法令
 
技能試験
    1. 電線の接続
    2. 配線工事
  1. 電気機器・蓄電池及び配線器具の設置
  2. 電気機器・蓄電池・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
  3. コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
  4. 接地工事
  5. 電流・電圧・電力及び電気抵抗の測定
  6. 自家用電気工作物の検査
  7. 自家用電気工作物の操作及び故障箇所の修理
  1. 電線の接続
  2. 配線工事
  3. 電気機器及び配線器具の設置
  4. 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
  5. コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
  6. 接地工事
  7. 電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
  8. 一般用電気工作物の検査
  9. 一般用電気工作物の故障箇所の修理

 

参考:「一般財団法人電気技術者試験センター

2-3.電気工事士資格の試験の難易度

電気工事士資格の試験の合格率は、第1種と第2種で以下のように異なっています。

  第1種 第2種
筆記試験 47%  57%
技能試験 63% 69%

おおむね半数以上の受験者が合格できるので、資格試験としては 比較的難易度は低いです。

スポンサーリンク

2-4.電気工事士資格の申し込み方法

電気工事士資格試験に申し込む方法は、以下の2つあります。

  1. ゆうちょ銀行で申し込む
  2. インターネットで申し込む

ゆうちょ銀行に振り込む場合は、受験申込書に必要事項を記入し、 ゆうちょ銀行の窓口に提出します。

インターネットで受験を申し込む時は、 試験センターのホームページにアクセスして受験申込を行いましょう。

2-5.電気工事士資格の取得にかかる費用

電気工事士資格の 取得にかかる費用は以下の通りです。

  • 受験手数料:9,600円(インターネットでの申し込み:9,300円)
  • 筆記試験用テキスト:2,000円
  • 技能試験用テキスト:2,000円
  • 技能試験の工具:11,500円
  • 練習キット:17,000円
  • 免許申請用費用:5,600円
  • 合計:47,400円

3.電気工事士資格の独学の勉強方法

ここからは電気工事士の独学の勉強方法として、以下の2つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

スポンサーリンク

方法1.筆記対策は過去問を解く

電気工事士の筆記試験は、過去問と同じ問題が出題されることが多いです。

そのため、筆記試験対策としては、 過去問を繰り返し解くことが重要になります。

過去問はできるだけ年数が多い方がいいですが、 できれば5年分以上は解くようにしましょう。

過去問さえ完璧にすれば、問題集を解かなくても十分に合格することは可能です。

方法2.実技は時間よりも正確さを意識して練習

電気工事士の実技試験は、電線を切ったり被覆を剥いたりといった作業を行います。

この作業では、線に傷がないかどうかを細かくチェックする試験官もいるため、 素早く行うよりも正確に行うことを意識しましょう。

正確さを意識すると最初は時間がかかってしまいますが、練習しているうちにだんだん早くこなせるようになります。

4.電気工事士資格を目指せる通信講座と学校

ここからは電気工事士の資格取得を目指せる方法として、以下の2つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

スポンサーリンク

4-1.学校

電気工事士を目指せる学校として、大きく分けると以下の2つがあります。

  1. 経済産業大臣が認定する養成学校
  2. 工業高校、専門学校、大学

①の経済産業大臣が認定する養成学校を卒業すると、無試験で第2種電気工事士資格を取得することができます。

経済産業大臣が認定する養成学校は日本全国に120校あり、例えば東京に限定すると以下の11校です。

  • 東京電気技術高等専修学校
  • 日本電子専門学校
  • 東京都立中央・城北職業能力開発センター赤羽校
  • 東京都立城東職業能力開発センター
  • 東京都立多摩職業能力開発センター
  • 東京都立多摩職業能力開発センター八王子校
  • 東京都立城南職業能力開発センター 1
  • 読売理工医療福祉専門学校
  • 東京工学院専門学校
  • 日本工学院専門学校
  • 日本工学院八王子専門学校

また、②の工業高校の電気科を卒業したり、専門学校・大学で特定の科目を修めると、電気工事士試験の筆記試験が免除になります。

4-2.通信講座

電気工事士資格は、通信講座で勉強することができます。

ただし、通信講座はあくまでも試験対策の勉強ができるだけなので、通信講座を受講したからといって、 試験科目が免除されたり、無試験で資格を取得できたりしないことに注意しましょう。

電気工事士資格の勉強ができる通信講座として有名なのは、以下の3つです。

  1. 翔泳社アカデミー
  2. JTEX
  3. ユーキャン

それぞれの通信講座の特徴は以下の通りです。

通信講座名

翔泳社アカデミー

JTEX

ユーキャン

受講料 55,000円 46,660円 63,000円
サポート 郵便、FAX、メールで質問可能 レポートの添削、質問券を使って講師に質問可能 添削8回、郵便・FAXで質問可能
特徴 DVDの教材が充実している コスパが高い  スマホで学習できる

5.電気工事に関連する資格一覧

電気工事に関連する資格は、電気工事士以外にもあります。

そこで、ここからは電気工事士に関連する資格として、以下の3つを解説していきます。

それぞれ見ていきましょう。

スポンサーリンク

5-1.家電製品エンジニア

家電製品エンジニアは、 家電製品などの不具合を発見し、修理したり、安全点検などを行う資格です。

家電製品エンジニアの資格を持っていることで、修理会社や家電製品の販売店などへの就職に有利になります。

受験資格 なし
試験の内容
  • 基礎技術(論理、動作原理の知識と理解度)
  • 応用技術(実践的な知識、ソリューション能力)
合格率 44%
試験日程 年二回(3月、9月)
受験手数料 9,230円

5-2.電気主任技術者

電気主任技術者は 発電所や工場、ビルなどの施設で電気を扱う技術者となるための資格です。

電気主任技術者の資格を取ることで、発電所や工場、ビルなどの事業用の電気設備の取り扱いの仕事ができるようになります。

受験資格 なし
試験の内容
  • 論理(電気論理、電子論理、電気計測及び電子計測)
  • 電力(発電及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計及び運用並びに電気材料)
  • 機械(電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、証明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理)
  • 法規(電気法規及び電気施設管理)
合格率 10〜30%
試験日程 年1回電気技術者試験センターで試験日の発表があります。
受験手数料
  • 第1種・第2種:12,800円(郵便申し込み)、12,400円(インターネット申し込み)
  • 第3種:5,200円(郵便申し込み)、4,850円(インターネット申し込み)

5-3.電気通信主任技術者

電気通信主任技術者は、 電気通信ネットワークの工事や施工、運用などを行うための資格です。

電気通信主任技術者の資格を取ることで、インターネットや電話などの通信回線の管理をしている会社への就職で有利になります。

受験資格 なし
試験の内容
  • 電気通信システム
  • 専門的能力
  • 伝送交換設備及び設備管理
  • 路線設備及び設備管理:(線路主任技術者のみ)
  • 法規
合格率 23%
試験日程 年2回(詳細は日本データ通信協会で発表しています)
受験手数料 18,700円

スポンサーリンク

まとめ

電気工事士の資格がすでに学校を卒業しているなら、養成施設などに入学し直すか、独学で資格を取得することになります。

電気工事士は合格率が高いので、 独学でも十分に合格することが可能です。

もし電気工事士資格に興味があるなら、ぜひ挑戦してみてくださいね。

  • スポンサーリンク