証券アナリスト資格の取得方法とは!試験の難易度や就職先も徹底解説

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資格

証券アナリストとは、金融市場を分析し、調査する仕事です。

証券アナリスト資格を取得することで、金融業界への就職や転職が有利になります。

本記事では 証券アナリストの難易度や合格率、取得方法、試験内容などについて解説していきます。

この記事を読んでいただければ、証券アナリストという資格について詳しくなることができますよ。

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1.証券アナリストとは

ここからは証券アナリスト資格について以下の6つを解説していきます。

  1. 証券アナリストの仕事内容
  2. 証券アナリスト資格を取得する方法
  3. 証券アナリスト資格の取得費用と合格後の維持費
  4. 証券アナリスト資格の難易度と合格率
  5. 証券アナリストの年収
  6. 証券アナリストの英語表現

それぞれ解説します。

それよりも、証券アナリストの資格試験について知りたい場合は、先に「3.証券アナリストの資格試験」をご確認ください。

証券アナリストの仕事内容は「金融市場を分析し調査すること」

証券アナリストの仕事内容は、 金融市場を分析し、調査することです。

証券アナリストが専門とするのは株式市場だけでなく、債券市場や商品市場なども分析・調査を行います。

株式市場、債券市場、商品市場とはそれぞれ以下のような市場のことです。

株式市場:株式会社が発行する株式の流通市場

債券市場:国債や地方債、政保債、普通社債、外債などの債券が流通する市場

商品市場:金やプラチナ、商品ファンド、商品先物取引の流通市場

商品ファンドとは、多くの投資家から集めた資金をまとめて、貴金属や農産物、原油など幅広い商品に分散投資し、その収益を投資家に分配する金融商品のことです。

商品先物取引とは、将来のある時期に、貴金属や農産物などの商品を渡すことを約束して、その価格を現時点で決める取引のことを言います。

また、市場分析・調査だけでなく、 景気動向など経済全般の分析も専門としているのです。

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  • 証券アナリスト資格を取得する方法は試験合格+実務経験

    証券アナリスト資格を取得する方法は、 「日本証券アナリスト協会」が実施する試験に合格することです。

    試験は二段階あり、一次試験に合格したあと二次試験にも合格する必要があります。

    ただし、ここで注意していただきたいのは、受験をするには「日本証券アナリスト協会」の 通信講座を受講しなければならないことです。

    通信講座を受講しないと、試験を受けること自体が不可能なので、必ず受けてください。

    また、二次試験に合格しても、 実務経験が三年未満である場合、すぐには証券アナリストに登録することはできません。

    二次試験の合格者で実務経験が三年未満の場合、「検定会員補」に登録し、三年の実務経験を積んだ上で証券アナリストに登録することができます。

    以下が実務経験の例です。

    • 金融機関等における資産運用・証券投資相談業務(個人顧客、法人顧客とも含む)
    • 金融機関等におけるリサーチレポートの作成
    • 証券、債券、株式、不動産への投資業務
    • 債券、株式等発行による資金調達業務
    • 法人向け投融資、ならびに与信審査
    • 金融機関等における金融関連商品のITシステム開発
    • 経済、産業、金融に関する調査・分析業務
    • 事業会社における財務管理・分析・企画業務
    • IR業務
    • 監査法人における監査業務

    これらの実務経験を積む、「日本証券アナリスト協会」の講座を通しての勉強で、一次試験、二次試験共に合格するという条件で証券アナリストの資格を得ることができるのです。

    証券アナリスト資格の取得費用と合格後の維持費

    証券アナリストは受験費用だけでなく、 合格後も年会費の支払いが必要なので、維持費がかかります。

    証券アナリスト資格を取得費用と合格後の維持費は以下の通りです。

    1. 一次試験通信講座:55,500円
    2. 一次試験受験料:12,400円(証券:6,200円、財務:3,100円、経済:3,100円)
    3. 二次試験通信講座:52,500円
    4. 二次試験受験料:8,200円
    5. 入会費:10,000円
    6. 年会費:18,000円

    証券アナリスト試験に合格するまで、最低でも 合計で128,600円かかります。

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  • 証券アナリスト資格の難易度と合格率

    証券アナリストの合格率は、一次試験と二次試験でそれぞれ以下のようになっています。

    1. 一次試験:53%
    2. 二次試験:48%

    ただ、二次試験は一次試験の合格者しか受験できないので、 証券アナリストの合格率は25%程度だと考えることができます。

    難関国家資格であれば合格率は10%を切るので、それに比べると、証券アナリストは難関資格とまでは言えません。

    証券アナリストの年収

    証券アナリストの平均年収は 600万円から700万円です。

    ただし、勤務する会社が外資系(外国が出資している日本企業)なのかそうでないのかで年収は大きく変わってきます。

    外資系企業の場合、年収は 800万円から1,500万円とより高額になります。

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  • 証券アナリストの英語表現

    証券アナリストの英語表現は以下のように2つあります。

    1. Financial Analyst
    2. Securities Analyst

    「Financial Analyst」は直訳すると「金融アナリスト」主に米国で使われている表現です。

    「Securities Analyst」は直訳すると、「有価証券アナリスト」で、日本国内で使われている表現です。

    海外の人に対しては「Financial Analyst」、国内では「Securities Analyst」と使い分けましょう。

    2.証券アナリスト資格を取得するメリットは就職・転職に有利なこと

    ここからは証券アナリス資格を取得するメリットとして、以下の3つを解説していきます。

    1. 金融機関への就職・転職に有利
    2. 一般企業のIR部門への転職・異動に有利
    3. 他の経理部門の社員と差別化ができる

    それぞれ見ていきましょう。

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  • メリット1.金融業界への就職・転職に有利

    証券アナリスト資格は、 金融業界への就職や転職に有利です。

    金融業界の求人には、「証券アナリスト資格保持者のみ」「証券アナリスト資格は尚可」といった条件が書かれている場合があります。

    ただ、金融業界でも実務経験が重視されるので、証券アナリスト資格を持っていればどこにでも就職や転職ができるというわけではありません。

    しかし、証券アナリスト資格を持っていることで、金融についての基本的な知識を持っていることは証明できます。

    そのため、証券アナリスト資格を持っていることで、就職や転職には有利に働くのです。

    メリット2.一般企業のIR部門への転職・異動に有利

    証券アナリスト資格は、金融業界に限らず、 一般企業のIR部門への転職や異動にも有利です。

    IR部門とは、企業が投資家に向けて経営状況や財務状況などの情報を伝える部門のことを言います。

    IR部門では企業の窓口となり、外部の専門家からの会社の財務などに関する質問に回答するのも仕事の1つです。

    窓口となる人は金融や財務の知識がなければ質問に答えられないので、証券アナリスト資格の保有者は重宝されます。

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  • メリット3.他の経理部門の社員と差別化ができる

    経理部門に所属している人は、証券アナリスト資格を取得することで 他の経理部門の社員との差別化が可能です。

    経理部門では日商簿記が定番資格ですが、定番資格であるだけに持っている人がたくさんいます。

    そこで、証券アナリスト資格を取得すれば、他の経理部門の社員と差別化することができるのです。

    他の社員との差別化は、経理部門の中で生き残っていく確率を高めることにつながります。

    3.証券アナリストの資格試験

    証券アナリストの資格試験について、以下の4つを解説していきます。

    1. 試験日程
    2. 試験科目
    3. 証券アナリスト試験には数学の知識が必要
    4. 証券アナリスト試験には期間制限がある

    それぞれ見ていきましょう。

    3-1.試験日程

    証券アナリスト資格の試験は、 一年の間に春試験と秋試験で2回受けることができます。

    証券アナリスト試験を受けるには、通信講座を受講しなければなりません。

    しかし、 1回通信講座を受講すれば、翌年以降3年間で実施される試験(合計6回)を受けることができます。

    翌年以降3年間で実施される試験で証券アナリストに合格できなければ、また通信講座を受講し直さなければなりません。

    3-2.試験科目

    証券アナリスト資格の試験科目は、一次試験と二次試験で異なります。

    一次試験の試験科目は以下の 3分野8科目に分かれています。

    一次試験

    1. 証券分析とポートフォリオ・マネジメント(計量分析と統計学、ファンダメンタル分析、個別資産の分析・評価、ポートフォリオ・マネジメント)
    2. 財務分析(会計学、財務諸表分析)
    3. 経済(マクロ経済学、ミクロ経済学)

    二次試験の試験科目は、以下の 4分野12科目に分かれています。

    二次試験

    1. 証券分析とポートフォリオ・マネジメント(計量分析と統計学、ファンダメンタル分析、個別資産の分析・評価、ポートフォリオ・マネジメント)
    2. コーポレート・ファイナンスと企業分析(財務会計、財務諸表分析、コーポレート・ファイナンス、コーポレート・ガバナンス)
    3. 市場と経済の分析(マクロ経済学、ミクロ経済学、経済・金融の諸問題)
    4. 職業倫理・行為基準

    3-3.証券アナリスト試験には数学の知識が必要

    証券アナリスト試験には数学の科目はありませんが、 数学の知識が必要になります。

    なぜなら、証券アナリストの試験科目では、どれも数学の知識がないと解けない問題が出題されるからです。

    証券アナリスト試験で必要になる数学の知識は以下の3つです。

    1. 一次関数
    2. 二次関数
    3. 統計(平均、分散、標準偏差、相関)

    3-4.証券アナリスト試験には期間制限がある

    証券アナリスト試験は一次試験と二次試験がありますが、 一次試験の合格には期間制限があります。

    一次試験の3科目に全て合格後、合格年を含めて3年以内に二次試験の講座の受講を開始しないと、二次試験の講座の受講資格が失効してしまうのです。

    もし二次試験の講座の受講資格が失効してしまったら、もう一度一次試験の講座からやり直さなければならなくなってしまいます。

    そのため、一次試験に合格したら、三年以内に二次試験の講座を受講することを忘れないようにしましょう。

    4.証券アナリスト資格の短期・独学勉強方法

    証券アナリスト試験の勉強方法の特徴は、 日本証券アナリスト協会の通信講座を受けなけらばならないことです。

    通信講座を受ける際に、勉強するためのテキストも送られてきます。

    そのため、テキストだけで勉強していれば十分だと考えてしまいがちです。

    しかし、短期・独学での合格を目指すなら、日本証券アナリスト協会から送られてくる テキストでの勉強だけでは不十分です。

    実は、証券アナリスト試験は、 過去問と同じ問題が6割以上出題されているのです。

    つまり、証券アナリスト試験では 過去問を繰り返し解くことが非常に重要であることがわかります。

    例年、6割得点できている人は全員受かっているので、 6割得点できているかどうかが合格の目安となります。

    つまり6割以上得点するには、過去問を繰り返し解いて、同じ問題が出た時に確実に正解できることが重要なのです。

    • 日本証券アナリスト協会の通信講座のテキストで勉強する
    • 過去問を繰り返し解くこと

    上記が、証券アナリストの資格を取るために大切な勉強方法になってきます。

    5.資格取得のためのおすすめ通信講座3選

    仕事や、家事・育児をしながら資格を取得するのに欠かせないのが通信講座です。

    ここでは、 キャリアピックスおすすめの通信講座を3つご紹介します

    それぞれの通信講座の特徴を、順にご紹介します。

    ①財務・法律系の国家試験に強い「クレアール」

    資格難易度 クレアール
     
    クレアール」は、1998年設立の資格教育機関です。
     
    公認会計士、税理士、司法書士といった財務・法律系に特に力を入れています。
     
    「クレアール」は、Webに特化した通信学習の専門スクールのため、忙しい方でも時間を効率的に使うことができます。
     
    また、独自の学習法である「非常識合格法」は、勉強時間を圧倒的に減らせるという点で注目されています。
     
    合格に必要な学習範囲だけを徹底的に習得することで、勉強時間は圧倒的に減らすことが可能になるのです。
     

    ②事務系・美容や健康など女性向け資格なら「たのまな(ヒューマンアカデミー)」

    資格難易度 たのまな 資格難易度 たのまな

    たのまな」は、ヒューマンアカデミーが運営する通信講座です。

    『たのしい未来へ導く、学びサポーター』 というコンセプトから、「たのまな」という名前が付けられています。

    事務系はもちろん、女性ならではの美容系やフード系の講座も充実しています。

    「たのまな」の講座は、基本的にテキストとDVDが中心です。

    ただし、学習教材や学習方法は講座によって異なるため、まずは希望の講座ホームページを確認しましょう。

    また、同じ資格取得を目指す者同士のコミュニティがあったり、最寄の校舎でサポートを受けることの出来るコースがあるのも嬉しいポイントです。

    質問無制限、受講延長制度などのサポートも利用者からの評価が高い通信講座です。

    ③教員など公務員資格に強い「東京アカデミー」

    資格難易度 東京アカデミー 資格難易度 東京アカデミー

    東京アカデミー」は、全国に75拠点あり、25万人以上が受講している通学・通信講座最大手です。

    「東京アカデミー」では、公務員をはじめ、教員や看護師の採用・資格試験対策の講座を中心に行っています。

    DVDやWEB講義中心の通信講座が多い中、「生」講義にこだわっていることが大きな特徴のひとつです。

    大手ならではのノウハウと、資格に応じた対策と指導ができることが「東京アカデミー」の強味と言えるでしょう。

    まとめ

    証券アナリストとは、金融市場の分析や調査を行う仕事です。

    証券アナリスト資格を取得することで、金融業界や一般企業のIR部門への就職・転職に有利になります。

    証券アナリストは実務経験が重視されるものの、資格を取得すれば基本的な知識があることを証明することができます。

    近年では金融市場のグローバル化と専門家によって、 証券アナリストの重要性が高まってきています。

    証券アナリストに興味があるなら、ぜひ目指してみてくださいね。

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