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臨床開発モニター(CRA)は、新薬開発に重要な治験に関われるやりがいのある仕事であり、薬剤師の専門知識を活かすことができます。
ただし、求人数は少なく難易度・競争率が高いので、転職するのは決して容易ではありません。
薬剤師から臨床開発モニターになるためには「どんな能力が必要なのか」しっかりと把握しておくことが大切です。
そこで本記事では、薬剤師が臨床開発モニターの仕事内容・求められるスキル・ポイント等について詳しく解説します。
本記事を読めば、未経験でも転職活動を有利に進められるはずですよ。
ライバルと差をつけ、内定率を高めるためにも、ぜひ参考にしてください。
薬剤師の免許を活かせる副業7選!兼業禁止の薬剤師やダブルワークで稼ぐコツを解説
1.臨床開発モニター(CRA)とは
薬剤師は、臨床開発モニター(CRA)として、治験に携わることが可能です。
しかしCRAは、調剤薬局やドラッグストアといった薬剤師に多い業種と、業務内容・年収が大幅に異なります。
転職後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、CRAの業務内容や年収、メリット・デメリットなどを把握しておくことが大切です。
ここでは、「CRAとはどのような仕事なのか」詳しく解説していきます。
CRAの主な仕事は治験のモニタリング
CRAの主な仕事は治験のモニタリングです。
CRAには、治験が計画通りに進行しているかをチェックする、重要な役割があります。
以下に、具体的な業務内容をまとめたので、目を通してみてください。
治験開始前 |
|
---|---|
治験実施中 |
|
治験終了後 |
|
(参考:CRA(臨床開発モニター)の仕事内容・働き方||Answers(アンサーズ))
おもに、治験がスムーズに進行するようにサポートしたり、データや進捗状況を管理することがCRAの大切な業務。
CRAは、治験が確実かつ円滑に進行するようサポートする役割を担っています。
【補足:CRAとCRCの違い】
記事をご覧の方の中には「CRAとCRCの違いがよく分からない」という方もいらっしゃいますよね。
以下に、CRAとCRCの違いをまとめたので、参考にしてください。
CRA(臨床開発モニター) | CRC(治験コーディネーター) | |
---|---|---|
主な勤務先 |
|
|
業務内容 | 治験を実施する医療機関を訪問し、臨床試験の内容が適正に行われているか、モニタリングする | 治験を実施する医療機関で製薬会社・医療機関・被験者等の間にたち、治験の業務全般をサポートする |
CRAの年収は400万円~600万円程度
カカクコムが運営する「求人ボックス」のデータによると、CRAの平均年収は約550万円。(出典:CRAの仕事の年収・時給・給料情報|求人ボックス)
個々の年収は、勤続年数や役職などにより差があるため「450万円~600万円程度が相場」といえるでしょう。
ちなみに、CRAの年収は薬剤師の主な職場(調剤薬局・ドラッグストア・病院」と比較し、やや高い傾向にあります。
調剤薬局 | 約490万円 |
---|---|
ドラッグストア | 約510万円 |
病院 | 約435万円 |
(出典:薬剤師の平均年収(給料)はいくらぐらいですか?|マイナビ薬剤師)
ただし、キャリアを積んでいたり、年収が高い傾向にあるドラッグストアなどで勤務している場合は、一時的に年収が下がることも少なくありません。
また、大手と中小では年収に差があるため、中小に転職した場合は年収が下がってしまう可能性もあります。
経験を積み、実力が評価されれば昇給も可能ですが、未経験転職の場合、一時的に年収が下がってしまう可能性があることを把握しておきましょう。
薬剤師がCRAに転職するメリット・デメリット
比較的年収が高い傾向にあるCRCですが、働き方にはデメリットもあります。
以下に、CRAとして働くメリット・デメリットをまとめたので参考にしてください。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
CRAは新薬開発に携わることができるというやりがいがあり、実力次第では昇級して高収入を実現することが可能です。
一方、治験のスケジュールによってはプライベートが犠牲になることがあったり、求人の少ない地方では転職が難しいというデメリットもあります。
メリット・デメリットを踏まえた上で、CRAを目指すか検討する必要があるでしょう。
薬剤師がCRAに転職するのは簡単ではありません。
記事後半「3.【必見】薬剤師が臨床開発モニター(CRA)を目指す際の注意点 」では、デメリットについてさらに詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
中途からはCRO(開発業務受託機関)への転職が一般的
中途からのCRA勤務先として、もっとも一般的なのがCRO(開発業務受託機関)。
「マイナビ薬剤師」をはじめとした転職サイトでは、以下のようなCROの求人が掲載されています。
(引用:臨床開発モニター(CRA)の求人検索結果|マイナビ薬剤師|2021年5月22日時点)
※勤務地等にモザイク加工を施しています
CROに所属するCRAは製薬会社から依頼を受け、治験を実施する医療機関で臨床試験の内容が適正に行われているか、モニタリングします。
なお、治験期間中は、治験実施医療機関がる地域へ出張することも多いです。
また、CROに勤務するCRAは、一般的に複数の製薬会社から業務依頼を受けます。
製薬会社に所属するCRAの場合は、携わる治験薬の領域がある程度限定されますが、CROの場合は「幅広い治験薬に関わることができる」というメリットがあります。
<製薬会社への転職は難易度が高い?>
CRAとして働く方法としては、製薬会社への勤務も挙げられます。
ただし、製薬会社のCRAの中途採用では経験者が採用されることが多く、未経験での転職はかなりハードルが高めです。
未経験から転職する場合は、「CROへの所属」を検討したほうが良いでしょう。
なお、大手CROとしては以下が挙げられます。
会社によって、得意分野や教育体制が異なるので、あらかじめホームページで情報を把握しておきましょう。
2.薬剤師が臨床開発モニター(CRA)になる際に求められるスキル
薬剤師は未経験であっても臨床開発モニター(CRA)になることが可能ですが、薬の専門的な知識のみならず、倫理観など治験を進める上で必要な要素が求められます。
ここでは、「薬剤師が臨床開発モニター(CRA)になる際に求められるスキル」をご紹介します。
薬の専門的な知識
薬剤師が臨床開発モニターになる際には、薬の専門的な知識が求められます。
CRAになるために特別な資格は必要ありませんが、採用側が薬剤師を採用する場合、「薬に関する知識や経験を活かして仕事をしてくれる」と期待していることが多いです。
たとえば、以下のような知識や経験はCRAの業務で活かすことができます。
- 薬の作用機序、薬物動態、相互作用などに関する専門知識
- チーム医療の経験
- 薬の管理業務経験…など
CRAには「治験計画書に沿って治験がスムーズに進行するのをサポートする」という重要な役割があります。
「新薬のメカニズムを理解した上でのデータ解析」「薬理作用を把握した上でのアセスメント」が出来る点は、薬剤師ならではの強みと言えるでしょう。
<転職後も自己学習は必須>
新しい治験薬の情報は随時更新されます。
もちろん、現在持っている知識や経験も重要ですが、CRAは治験薬や疾患に関する知識など、常に新しい情報を習得する必要があります。
高いコミュニケーション能力
CRAには、高いコミュニケーション能力が求められます。
CRAは業務中に、製薬会社はもちろん、医師・看護師・事務員・臨床検査技師など多くの医療機関のスタッフと関わるためです。
他職種と関わる中で、仕事を依頼したり、トラブル発生時の対応をしたりと、コミュニケーションをとる場面が数多く発生します。
たとえば、以下のような業務では他職種との連携が重要になり、CRAだけでは進めることができません。
- 治験実施医療機関や治験担当医師などの選定
- 治験実施医療機関への治験実施依頼
- トラブル発生時の対応
- 治験実施状況の把握・報告……など
CRAは製薬会社の人のみならず、医療従事者ともコミュニケーションをとることになるので「病院での臨床経験」「チーム医療経験」があると役立つでしょう。
さまざまな機関と人が関わっている治験業務をスムーズに進めるには、他者とうまく連携する「コミュニケーション能力」が必須です。
スケジュール管理能力
CRAの業務を行う際は、スケジュール管理能力が非常に重要です。
CRAは納期が設けられている業務が多く、業務が遅れると他職種に迷惑をかけたり、治験が遅れる原因にもつながるため、綿密な計画を立てて仕事をする必要があるのです。
たとえば、「モニタリング報告書の作成」などタイムリーにこなさなければならない業務もあります。
また、治験が計画通りに進まなかった場合は、他職種と連携して解決する必要があり、誰に依頼すべきかなどの段取りも必要です。
そのため「進捗と納期を考慮しながらタスク管理を行う」「病院の組織を理解し、効率的に他職種と連携する」など、スケジュール管理を行い効率的に業務を進める必要があります。
CRAとして働く場合は「作業ごとの必要時間を見積もり、スケジュールを適切に管理する能力」が必要です。
<同時に複数の案件を担当することも>
CRAは同時に1~3件の治験を担当するのが一般的です。
なお、治験の単位には、治験薬の効能の数を示した「プロトコール」という単位が用いられます。
通常、1つのプロトコール当たり、10施設以上の医療機関で治験が行われ、CRAは1人当たり3~4施設を担当することが多いです。(参考:CRA(臨床開発モニター)の仕事内容・働き方||Answers(アンサーズ))
複数の治験が同時に進行している場合、納期や業務の進行具合を把握し、優先順位をつけて業務を行う必要があります。
治験を進めるうえでの倫理観
CRAには、治験を進めるうえでの倫理観も必要です。
治験薬は医薬品として承認されておらず、投与に関してはリスクを伴いますし、適切な医薬品が承認されるためには正しいデータを報告しなければなりません。
そのため、「社内ルールや法律を守るコンプライアンス精神」が強く求められます。
なお「日本製薬工業協会」においても、モニタリング業務の基本理念として『高い倫理観を持つこと』が言及されており、理念を満たすための行動基準として、以下が掲げられています。
基本理念 (モニタリング業務を行う目的であり、モニタリング業務の根底にある基本的な考え)
私たちモニターは、高い倫理観を持ち、信頼性が確保されたデータを収集することで、
より良い医薬品を 1 日も早く患者さんに届けることに貢献します(中略)
行動基準 (基本理念及び共有する価値観を満たすための基本となる行動)
1. GCP の本質を見極め、本当に大事な事項に焦点をあて、判断・行動します
2. 被験者の保護を最優先にモニタリングを実施します
3. 治験データの科学的な質や信頼性確保の担い手としての自覚を持ち、モニタリングを実施
します
4. いつでも公正・正直で責任感のある行動を心がけ、実施医療機関との信頼関係を築きま
す
5. 実施医療機関に対し、適切かつ迅速な情報提供を行います
6. 実施医療機関に対し、不必要・過剰な要求は行いません
7. 実施医療機関とともに、リスクの最小化を図ります
CRAがデータ改ざんや副作用の隠蔽など倫理観を欠く行動をした場合、医薬品承認後に健康被害が発生したり、効果が得られないといった不利益が生じる可能性もあります。
CRAの業務では、常に高い倫理観が求められることを把握しておきましょう。
3.【必見】薬剤師が臨床開発モニター(CRA)を目指す際の注意点
CROと薬局等では、労働環境や転職事情が大きく異なります。
臨床開発モニターを目指す場合は「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、労働環境や求人数などに関する注意点を把握しておく必要があります。
ここでは、「薬剤師が臨床開発モニター(CRA)を目指す際の注意点」を解説するので、あらかじめ確認しておきましょう。
注意点1.薬局等とは労働環境が大きく異なる
CRAは薬局等とは労働環境が大きく異なるので、あらかじめ確認が必要です。
CRAは薬局やドラッグストア勤務と比べて残業が多い傾向があり、生活が不規則になりがち。
とくに、CRO(医薬品開発業務受託機関)に勤務するCRAは治験依頼先への出張が多く、疲労が蓄積するケースも多いです。
CRAになる場合は、生活が不規則になる可能性があることを把握しておきましょう。
<情報収集は念入りに!>
転職先のミスマッチを防ぐためには、情報収集が重要となります。
以下のような内容は、しっかりと確認しておきましょう。
- 具体的な仕事内容
- シフトの詳細
- 出張・転勤の有無
- 残業・休日出勤
- 有給休暇の取得状況
- 福利厚生…など
出張や転勤、イレギュラーな勤務形態が多数発生するので、シフトの詳細を念入りに確認しておくのがおすすめです。
ただ、これらの情報は募集要項のみでは把握しきれないので、企業の口コミサイトで調べたり、転職サービスを利用して情報を教えてもらいましょう。
記事後半の「5.臨床開発モニターへの転職におすすめの転職サービス」では、おすすめの転職サービスを紹介しているので、参考にしてみてください。
注意点2.調剤薬局などと比較して求人が少ない
CRAは調剤薬局などと比較して、求人が少ないのが現状です。
調剤薬局やドラッグストアは店舗数が多いので、たくさんの求人があります。
一方、CRAの一般的な就職先であるCRO(開発業務受託機関)は企業自体の数が少なく、薬剤師以外も応募できるので、狭き門となっています。
実際に、薬剤師向け転職サイトのなかで「企業の求人数が多い」と評判の「マイナビ薬剤師」でさえ、CRAの求人は44件しかありません。(参考:マイナビ薬剤師|2021年5月15日時点)
勤務希望地によっては、なかなか求人が見つからないこともあり、転職活動が長引きがちです。
CRAへ転職する場合は、求人探しに難渋しやすいことを把握しておきましょう。
注意点3.未経験の場合は転職難易度が高い
CRAは未経験の場合、「転職難易度はかなり高い」と考えておいたほうが良いでしょう。
とくに、中途採用では経験者が有利になりやすく、異業種・異職種からCRAへ転職する場合、内定を獲得しにくいです。
即戦力を求めている現場では、入社後に教育する手間がかがるので、未経験者をほとんど採用しないケースもあります。
そのため「調剤薬局からCRAへの転職をしたいけれど、なかなか内定をもらえない」と悩むケースも少なくありません。
また、年齢が上がるほど未経験の場合の転職難易度が高くなり、30代以降では採用されにくいのが現状です。
30代以上だったり「CRAの転職は厳しい」と感じる場合は、ほかの仕事に転職することも手段です。
以下の記事では、薬局・ドラッグストア・病院以外の職場を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
4.薬剤師が臨床開発モニター(CRA)への転職を有利に進めるポイント
CRAは転職難易度が高いので、未経験の場合は転職失敗を防ぐために、入念な対策が必要。
薬剤師免許を活かしてライバルに差をつけるためには、採用担当の目にとまるような自己アピールをすることが大切です。
ここでは、「薬剤師が臨床開発モニターへの転職を有利に進めるポイント」についてご紹介します。
ポイント1.これまで身につけてきた知識をしっかり伝える
薬剤師がCRAへ転職する際は、これまで身につけてきた知識をしっかり伝えることが大切です。
応募書類や面接で、活かせる知識や経験をアピールできると、採用の可能性が高まります。
たとえば、以下のような知識や経験は、アピールポイントになり得ます。
- 転職先が取り扱っている分野に関する薬の専門知識
- 病院でのチーム医療経験
- 薬の副作用モニタリング経験…など
CRAは外勤で病院を訪れることも多く、病院勤務の経験を活かせる可能性があります。
病院勤務経験がある薬剤師は、採用側から「病院の組織体制を理解しており、医療従事者と円滑にコミュニケーションがとれる」と判断され、有利になりやすいので積極的にアピールしましょう。
また、CRAに調剤スキルは必須ではありませんが、調剤スキルがあると「薬剤師としての基礎知識が身についている」と評価されやすいです。
求められるスキルを把握し、これまで身につけてきた知識と照らし合わせてアピールしましょう。
ポイント2.「未経験可」の求人を選ぶ
未経験でCRAに転職する場合は、「未経験可」の求人を選ぶのがおすすめです。
CRAは未経験での転職が難しいですが、「未経験可」の求人であれば、CRAの臨床経験がなくても転職できる可能性があります。
また、「未経験可」の職場は、CRAの業務を行う上で必要となる「治験のモニタリング業務」について方法や知識を詳しく学べる環境であることが多いので、スムーズに業務をスタートできるでしょう。
たとえば、以下のような求人はCRA未経験の方におすすめです。
▼「マイナビ薬剤師」の求人例
(引用:「CRA」「未経験者も応募可能」の求人検索結果|マイナビ薬剤師|2021年5月13時点)
※勤務地等にモザイク加工を施しています。
「未経験可」の職場を選び、「治験薬のデータの見方をじっくり教えてもらえた」「治験報告書の書き方を詳しく教えてもらえた」という方も多くいます。
未経験で転職する場合は、未経験OKの職場を狙うと、働きやすいでしょう。
<未経験可求人の探し方>
「マイナビ薬剤師」など、多くの転職サイトでは「未経験可」のこだわり条件を設定できます。
(引用:マイナビ薬剤師)
効率良く求人を探せるので、ぜひ試してみてください。
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ポイント3.面接対策を十分に行う
薬剤師が臨床開発モニターへの転職を有利に進めるには、面接対策を十分に行うことが大切。
CRAへ応募する人材は薬剤師だけではなく、看護師・MR・臨床検査技師など、高いスキルを持つ人材がライバルとなることも多いのです。
ライバルと差をつけるために説得力のある志望動機・自己アピールを考えることが重要です。
以下に、志望動機の例文を記載したので、ぜひ参考にしてください。
病院薬剤師として働く中で、抗がん剤の効果が思うように得られない症例に複数出会い、現在の医療の限界を感じました。
現時点で治療法のない症例にも適用できる新薬開発のために、治験に携わりたいと感じました。
病院薬剤師として、チーム医療で培った他職種とのコミュニケーション能力には自信があります。
他職種と連携して治験モニタリングを行い、治験がスムーズに進行するようサポートし、効果のある薬を臨床の現場で早く利用できるようにしたいと思います。
CRAを目指した理由や活かせる知識や経験をしっかりアピールすることが大切です。
「具体性のある志望動機でモチベーションの高さをアピールする」など、採用担当の目にとまるよう、あらかじめ面接対策をしておきましょう。
面接対策に関しては、以下の記事も参考にしてみてください。
<ビジネスマナーも重要>
CRAは様々な医療機関や他職種と関わる機会が多いので、ビジネスマナーも求められます。
言葉遣い、電話対応などに不安がある場合は、書籍などで確認しておきましょう。
ポイント4.転職サービスを活用する
薬剤師がCRAへの転職を有利に進めるには、転職エージェントをはじめとしたサービスを活用しましょう。
転職エージェントとは、求人紹介や転職のサポートをしてくれるサービスのこと。
転職エージェントを利用すれば、求人紹介はもちろん、面接対策など幅広いサポートを受けられるため、転職の成功率が高まります。
CRAは求人数が少なく競争率が高いため、転職エージェントのサポートを受け、面接の細かいテクニックを伝授してもらうことが重要です。
転職エージェントを活用すれば、「対策不足で不採用になってしまう」「ミスマッチな企業に転職してしまう」といった失敗を防ぐことができますよ。
相談や利用は基本的に無料なので、ぜひ気軽に利用してみてください。
5.臨床開発モニターへの転職におすすめの転職エージェント
臨床開発モニターの求人は比較的少ないので、効率的に求人をチェックしたい場合は「転職エージェント」の活用がおすすめです。
転職エージェントを利用すれば、一般には公開されていない非公開求人もチェックできるので、効率的に案件を探せます。
ここでは、おすすめの転職エージェントを3社ご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。
サービス名 | おすすめの人 |
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リクルートエージェント |
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doda |
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マイナビ薬剤師 |
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ここで紹介する3社のうち、「リクルートエージェント」と「doda」は、様々な職種を対象とした『総合型』のエージェントです。
総合型のエージェントは薬剤師に関する専門性に欠けるものの、CRO、製薬会社など幅広い求人を保有しています。
「臨床開発モニターとして働きたい」という方は、リクルートエージェントやdodaも併せてチェックしてみることをおすすめします。
たくさんの求人をチェックしたいなら「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」 は、転職支援実績が豊富なエージェント。
求人数は業界No.1を誇っており、数多くの案件を比較できます。
また、公式サイトでは「臨床開発・治験(CRA・CRC)」の条件で求人を検索可能。
2021年5月時点では、公開人数428件・非公開求人数1,386件の求人がヒットします。
上記検索結果にはCRAだけでなくCRCも含まれていますが、それを考慮してもダントツで求人が多いです。
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---|---|
公開求人数 | 約176,100件(2022年4月時点) |
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約226,400件(2022年4月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
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(引用:doda)
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6.臨床開発モニター への転職に関するQ&A
最後に、臨床開発モニターに関するQ&Aをまとめました。
臨床開発モニターとして働きたい方は、参考にしてみてください。
Q1.勤務地は選べる?
勤務地は、基本的には選ぶことができません。
CRAは、CRO(開発業務受託機関)に勤務し、依頼を受けた治験を担当するのが一般的です。
また、担当する治験によっては、出張が発生します。
Q2.夜勤はある?
原則として、夜勤はありません。
24時間モニタリングする治験が実施される場合、夜間帯に勤務することもありますが、非常にまれです。
ただし、治験のスケジュールや業務量によっては、夜間帯まで残業が発生する可能性があります。
Q3.土日祝日の勤務は?
求人は「土日休み」となっていることが多いです。
ただし、治験スケジュールによっては、土日祝日に勤務が発生する場合もあります。
Q4.未経験でも転職可能?
CRAは求人が少なく、未経験での転職難易度が高いです。
未経験で転職する場合は、年齢が上がるにつれて難易度が高くなるので、早めに行動するのがおすすめです。
Q5.英語を利用する場面はある?
国内で行うローカル試験の場合は英語を使用する場面は少ないですが、世界で同時に治験を行うグローバル試験の場合は、英語力が求められます。
グローバル試験の可能性がある求人をみると、TOEIC700~800点以上が求められることが多いようす。
なお、ローカル試験でも論文を読む場合など、英語力が必要となることもあります。
まとめ
臨床開発モニターの業務内容、求められるスキルや注意点などについてご紹介しました。
CRAは求人が少なく転職難易度が高いので、薬剤師としてライバルに差をつけられるよう入念な対策をする必要があります。
CRAに転職する際は、以下のポイントをチェックしておきましょう。
- これまで身につけてきた知識をしっかり伝える
- 「未経験可」の求人を選ぶ
- 病院勤務の経験がある場合はアピールする
- 面接対策を十分に行う
また、CRAの求人を効率良く探すためには、「転職サービス」の利用がおすすめです。
以下の3社はサポート面が充実していると評判なので、ぜひ利用してみてください。
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