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日本のアニメ産業は非常に発展しており、「君の名は」や「鬼滅の刃」など、世界的に大ヒットを記録している作品も少なくありません。
「こんな素晴らしい作品の制作に関わりたい!」とアニメ業界への転職考える人も多いでしょう。
しかし、いざ転職を考えると、必要なスキルや労働環境など、気になる部分も多く出てくるのではないでしょうか。
本記事では、アニメ業界に転職する方法や仕事内容、年収などについて詳しく解説しています。
アニメ業界に関する正しい知識を身につけ、憧れのアニメ業界への転職の夢を叶えましょう。
1.アニメ業界に未経験・中途でも転職できる?
アニメ業界への転職を考える際にまず気になるのが、「未経験でも中途採用で転職できるのか?」ということでしょう。
ここでは、未経験からのアニメ業界への転職について解説します。
異業種からアニメ業界に転職することは可能
異業種からアニメ業界に転職することは可能です。
アニメ業界では専門的な技術を必要とする職種が多いため、異業種からの転職は難しいように思えますが、未経験からチャレンジできる職種も存在します。
業界内で経験を積んでいくことで、よりアニメの根幹近くに携われるようになるでしょう。
詳しくは、【アニメ業界の仕事内容】未経験でも転職できる仕事は?をご覧下さい。
中途採用には即戦力が求められることが多い
アニメ業界は未経験からでも転職は可能ですが、即戦力が求められる求人が多いです。
例えば、アニメーターは納品の速さや納品物のクオリティが重視される職種なので、未経験の状態で現場で活躍するのは難しいでしょう。
企画や脚本等に関しても、全くの未経験から素晴らしい作品を作り出すのは簡単ではありません。
アニメのクオリティに直結する以上、どうしても専門職には即戦力が求められます。
未経験からアニメ業界へ関わるためには、専門スキルの不要な職種を目指すか、完成度の高いポートフォリオでアピールすることも必要になるでしょう。
ポートフォリオについては、「ポートフォリオを元に自分のスキルをアピールする」にて詳しく解説しています。
正社員だけでなくフリーランスとして活躍する道もある
アニメ業界で活躍する人の中には、そもそも正社員が少ないというデータもあります。
下記のグラフは、「アニメーション制作者実態調査報告書」にある、アニメに関わる人たちの主な就業形態の比率を表したものです。
上記のデータでは、アニメ業界の就業比率の内、フリーランスと自営業が合わせて約70%となっています。
例えば、「けものフレンズ」で一躍有名になったたつき氏も、フリーランスとして活動していました。
ひとつの企業で正社員として働くだけではなく、フリーランスや自営業など、アニメ業界に対する様々な関わり方が存在することを理解しておきましょう。
アニメ業界は人手不足なので人材を求めている
アニメ業界は慢性的な人手不足が発生しており、常に新しい人材を求めています。
アニメは日本のみならず、世界中で人気のあるコンテンツとなっており、制作本数も多いです。
「一般社団法人 日本動画協会」が発表した「アニメ産業レポート2020」によると、1年間で314本のアニメが制作されたのことです。
しかし、作品数と人材のバランスが取れず、多くの人が人手不足に不満を抱えているのが実情と言えます。
一般社団法人日本アニメーター・演出協会(JAniCA)が調査した「アニメーション制作者実態調査報告書2019」においても、人手不足に関する悩みが寄せられています。
このようにアニメ業界は人手が不足しているため、新たな人材を求めている企業も少なくありません。
2.【アニメ業界の仕事内容】未経験でも転職できる職種は?
未経験からアニメ業界の専門職に転職するのは難しいですが、職種によっては未経験でも転職できる可能性があります。
ここでは、アニメ業界の仕事内容とそれぞれの転職難易度も併せて解説します。
アニメ制作のフロー
アニメ業界は、様々な職種によって支えられています。
詳しい職種の解説を行う前に、まずはアニメ制作のフローを確認しておきましょう。
全体の流れを掴むことで、多くの職種がアニメ制作にどう関わっていくのかが理解できます。
【アニメ制作のフロー】
①企画提案 | プロデューサーや監督が企画を立案する。テレビ局や映画配給会社に対してプレゼンテーションを行い、放送枠や上映枠を確保する |
---|---|
②脚本 | アニメの脚本を作成する。テレビシリーズの場合は、全体のプロットを作成した後に各話の脚本執筆を行う |
③設定 | キャラクターの設定や作品コンセプトを固める。視聴者のターゲット層など、マーケティング施策も考える |
④絵コンテ | 監督や演出家が脚本イメージをビジュアル化する。カット割りやカメラワーク、セリフなど制作スタッフに共有すべき内容も記載される |
⑤レイアウト | 大まかな背景やキャラクターの位置を作成 |
⑥原画 | キャラクターの動きの起点やキーフレームとなる絵を作成 |
⑦動画 | 原画と原画の間の動きを繋げるための絵を作成 |
⑧仕上げ | 色指定に従って、キャラクターをペイントする |
⑨撮影・特殊効果 | 作成した画像を合成し動画化。エフェクトを加える |
⑩編集 | 合成した動画を放映時間に収まるよう編集 |
⑫アフレコ・音響制作 | 声優によるアフレコやBGMを設定 |
⑬ダビング | 映像と音声を合成し、完成 |
アニメ作品は、上記のような流れの中で、様々な職種の人たちが活躍します。
アニメの仕事は「制作進行系」と「アニメーター系」に分かれる
アニメの仕事は、主に「制作進行系」と「アニメーター系」に分かれます。
上の表で言えば、①~③が「制作進行系」、④以降が「アニメーター系」と言えます。
「アニメーター系」の仕事は専門スキルが必要であり、転職の場合も即戦力が求められます。
そのため、未経験から転職するなら「制作進行系」を目指すのが良いでしょう。
①~③以外にも、アニメの販促やイベント運営、グッズ企画など、制作進行系の仕事内容にはたくさんの種類があるため、根気よく探せば求人が見つかる可能性もあります。
専門スキルが必要な仕事に転職するなら専門学校に通う
「アニメーター系」など、専門スキルが必要な仕事で働きたいという人は、専門学校に通うことをおすすめします。
アニメ業界に転職するなら、専門スキルが必要な以下の仕事にチャレンジしたいという人も多いでしょう。
【アニメ業界の専門スキルが必要な仕事】
アニメーター | アニメを実際に作成する仕事。原画を繋げていく動画マンと、原画を書く原画マンに分かれる。若手は動画マンからスタートすることが多い |
---|---|
彩色 | アニメーターの絵に、色を塗っていく仕事 |
声優 | 映像ができた後に、キャラクターに声を吹き込む仕事 |
音響 | BGMや効果音作成など、アニメの音に関する仕事 |
これらの仕事は、全て専門的なスキルが必要となるため、専門学校で実践的な技術を身につけるのがおすすめです。
また、専門学校によってはアニメ制作会社と強いパイプを持っているので、卒業後に転職を有利に進められる可能性もあります。
ただし、専門学校で学ばなくても、専門的な仕事につける場合も稀にあります。
例えば、「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎の声優を務めた花江夏樹氏は、専門学校に通わず直接事務所にメールを送り、見事声優デビューを果たしています。
挑戦すること自体にデメリットはないので、声優にしろアニメーターにしろ、自分の技術に自信があるのであれば、直接企業にアピールするのも良いでしょう。
アニメのプロジェクトに関わる仕事
次に、アニメのプロジェクトに関わる仕事を紹介します。
【アニメのプロジェクトに関わる仕事】
プロデューサー | アニメの企画の立案や、作成のための人員補填、モチベーション維持などアニメ作品の総責任者 |
---|---|
監督 | アニメ作品に対する技術的な責任者。作品全体のクオリティをコントロールし、アニメーターに細かい指示を出す |
演出 | 監督が制作した絵コンテや脚本を基に、各シーンに割り当てるCGや色彩などを細かく作り込んでいく |
脚本 | 監督と共に、アニメ全体のストーリーを考える |
制作進行(デスク) | プロデューサーや監督指揮の下、予算管理や人員、スケジュールを管理する |
アニメのプロジェクトに関わる仕事は、アニメ制作そのもの立案はもちろんのこと、プロジェクト全体を管理することになります。
アニメーターのモチベーション維持やスケジュール調整なども行うため、マネジメント能力や管理能力が求められます。
一般的には制作進行(デスク)から始まり、演出家や助監督を経て、監督やプロデューサーにキャリアアップしていきます。
また、脚本家は、アニメのストーリーを作成する仕事です。
制作進行から脚本家にキャリアアップしていくことも可能ですが、シナリオコンクールなどで入賞し、アニメ制作会社に引き抜かれる場合もあります。
アニメ業界未経験でも転職しやすい仕事
アニメ業界には、専門スキルの要・不要によって様々な仕事があります。
この中で、未経験でも転職しやすい仕事は制作進行(デスク)です。
未経験の募集が少ないアニメ業界ですが、制作進行に限っては未経験の募集も見られます。
アニメ業界における制作進行の主な仕事は、アニメ制作の具体的なスケジュールの作成、アニメーターやスタッフの確保などのプロジェクト管理です。
そのため、専門的な技術は特に必要なく、マネジメント能力やスケジュール管理能力が求められます。
技術的なスキルではなく、ヒューマンスキルが重視されるため、未経験でも採用される可能性はあるでしょう。
声優のマネージャーなど制作以外の仕事もある
「アニメに関わる」という視点をもう少し広げてみると、アニメ制作に関わる人々をサポートすることもアニメに関わる立派な仕事と言えるでしょう。
例えば、声優事務所のスタッフの求人に応募して、マネージャーになるという方法もあります。
昨今の声優業界は競争が激化しており、歌やダンスの上手さ、トークスキルが重視されたり、事務所の公式youtubeチャンネルを運営するなど、様々な営業手法をとっています。
声優事務所のスタッフは芸能プロダクションに近い仕事をすることになり、アニメに関われるだけではなく、他にもメディアへの出演など様々な経験を積めるでしょう。
他には、アニメ関連の専門学校に通うのではなく、その専門学校自体に就職するといった方法も考えられます。
未来の名作アニメが誕生する手助けになれる他、イベント等でアニメ会社や声優を起用する場合もあるため、アニメに深く関わる仕事と言えるでしょう。
テレビ局でアニメ制作に関わる方法もある
テレビ局の中には、テレビ東京のようにアニメに力を入れている企業もあります。
そのため、テレビ局のアニメ制作部を目指すことでアニメ業界に関わる方法もあるでしょう。
しかし、テレビ局に入れば確実にアニメに関われるという訳ではありません。
テレビ局は、アニメだけでなくニュースやバラエティなど、数多くの番組を放送しています。
転職後は会社の意向に合わせて、これらの番組のADとして配属されることが多いです。
確実にアニメ担当になれる訳ではないので、テレビ局に転職した場合は、キャリアアップをしながらアニメ制作部を目指すことになるでしょう。
3.アニメ業界で働いている人の口コミ・評判
ここからは、実際にアニメ業界で働いている人の口コミをご紹介します。
アニメ業界の給料は安い
20代前半・男性
制作・技術
【気になること・改善した方がいい点】専門卒で入りましたが手取りが16万程度でした。入社して一年目の昇給は500円。2年目での昇給は3,000円。(後略)
「給与が安く、昇給も少なかった」という口コミです。
JAniCAが公表している「アニメーション制作者実態調査報告書2019」からは、アニメーション制作者の約5割以上が年収400万円以下であることが分かります。
国税庁が発表している民間給与実態調査(令和元年分)によると、日本の平均年収は436万円なので、アニメ業界は平均よりも年収が低い傾向にあると言えます。
しかし、全体の約2割の人は年収600万円を超えているので、キャリアアップや働く企業の選択によっては、平均以上の年収を稼ぐことも可能でしょう。
一部大手は年収が高い
アニメ業界で働く人の多くは、平均年収が低い傾向にあります。
しかし、一部の大手企業においては平均以上の年収を稼ぐことも可能です。
下表は、アニメ業界の中でも上場している大手企業の平均年収をまとめたものです。
会社名 | 平均年収 | 有名作品 |
---|---|---|
東映アニメーション | 758万円 (引用:東映アニメーション|四季報) |
・ONE PIECE ・デジモンシリーズ ・プリキュアシリーズ |
KADOKAWA | 833万円 (引用:有価証券報告書|KADOKAWA) |
・Re:ゼロシリーズ ・SAOシリーズ ・キノの旅 |
マーベラス | 593万円 (引用:マーベラス|四季報) |
・東京喰種 ・プリキュアシリーズ(製作は東映) |
上記の3社は、アニメ業界の中でも株式上場している大手企業です。
作品のプロデュースや企画を行う「製作」と、実際のアニメを作る「制作」の両方を担当していることもあり、利益が高い傾向にあります。
【アニメ業界における「製作」と「制作」の違い】
大手企業は「アニメ製作」を担当し、大手から委託を受けた制作会社が「アニメ制作」を行います。
- アニメ製作…企画立案、宣伝や配給など、プロデュースやマーケティングを行う
- アニメ制作…絵を描き、動画を作成し、アニメ作品を作ること
他にも、書籍やゲームの販売、動画配信サービスの提供など幅広く事業を展開していることもあるので、アニメ制作以外の収益もあります。
プロデューサー経験などの高いスキルや実務経験があれば、大手企業への転職を狙ってみるのも良いでしょう。
「市場価値」とは、あなたの経験やスキルが、企業からどれくらい必要とされているかという評価のことを言います。
実は、約7割のビズリーチ会員が市場価値を確かめるために利用しています。
「ビズリーチ」は、企業やヘッドハンターからのスカウトで転職ができる仕組みです。
思いもよらない大手企業や年収が大幅にアップできる企業からのスカウトが直接来ることがあるので、早めの登録が転職を成功させるための鍵になるでしょう。
すでに、あなたの経験やスキルを求めている企業がいるかもしれないので、まずはスカウトを受け取れる状況を作っておくことが重要です。
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アニメ業界は激務の会社が多い
20代前半・男性
その他の映像・音楽・イベント・芸能関連職
この業界でよくあるように、深夜作業や休日作業は普通に行われていました。そのためどうしても仕事優先の生活になりやすい印象ではありました。(後略)
「労働時間が長い」という口コミです。
確かに、アニメ業界は激務の会社が多く、月の労働時間も長い傾向にあります。
実際に、「アニメーション制作者実態調査報告書2019」に記載されている、アニメ業界の1ヵ月あたりの平均作業時間は、以下の通りです。
(引用:アニメーション制作者実態調査2019)
上記の表では、月の平均作業時間が160時間~240時間までが44.9%と多く、次いで260時間~300時間が19.6%となっています。
一般社団法人 日本経済団体連合会が発表した「2020年労働実態調査」によると、2019年時点での日本の1ヵ月の平均労働時間は167時間(年間平均労働時間÷12で計算)でした。
つまり、アニメ業界の労働時間は、平均よりも非常に長いと言えるでしょう。
アニメ好きなら仕事のやりがいは大きい
平均年収が低く、労働時間が長いアニメ業界ですが、アニメ好きの人にとってはやりがいが大きい仕事です。
実際にアニメ業界で働き、やりがいを感じている人も多くいます。
20代男性
正社員
アニメ好きには夢がある職場ではある。特に制作意欲がある人はいいかもしれません。自分の好きなシリーズに担当になればモチベーションになると思います。(後略)
20代女性
コンサルタント関連職
たくさんの人と関わりながらひとつの作品を作る面白みがあります。激務ではありますが、皆で頑張った作品を納品したあとの達成感は素晴らしいです。(後略)
アニメ制作は、長時間労働に加えて高いクオリティが求められる仕事のため、たとえ深い情熱を持っていたとしても激務とプレッシャーに耐えられなくなる人もいます。
それでも、自分の「好き」を形にする仕事なので、大好きなアニメ業界に関わっているからこそ頑張れるということもあります。
特に、有名な作品に関われたり、エンディングロールに自分の名前が載ったりと、他の業界では味わえない感動や達成感を得られるでしょう。
4.アニメ業界への転職を成功させるポイント
ここでは、アニメ業界への転職を成功させるためのポイントを解説します。
未経験歓迎の職場の動向を探る
未経験からアニメ業界に転職するためには、まず未経験歓迎の求人を見つける必要があります。
また、未経験歓迎の職場の中でも「教育制度が整っている会社」など、働きやすい環境が整っていることが理想です。
このような求人を見つけるためには、転職サイトや転職エージェントなどを利用して、アニメ業界の求人情報を日ごろから集めておきましょう。
アニメ業界への転職に強い転職エージェントは、記事後半にて紹介しています。
企業口コミサイトで会社の評判を調査しておく
求人情報から気になる企業が見つかった場合は、企業口コミサイトで会社の評判を調査しておくようにしましょう。
企業口コミサイトでは、求人情報や企業のHPからは分からない「社員のリアルな意見」を閲覧できます。
求人票には「残業少なめ」「教育制度あり」と書かれていても、実際に働いてみたら違ったということも珍しくありません。
安心して働き続けるためにも、企業口コミサイトの情報を必ず確認しておきましょう。
17万社以上の企業情報を保有する「転職会議」
「転職会議」には17万社以上の企業の情報があり、「京都アニメーション」や「ufotable」といったアニメ制作会社の口コミを見ることもできます。
(引用:京都アニメーション|転職会議)
(引用:ユーフォーテーブル|転職会議)
無料登録することで口コミを閲覧できるので、ぜひ確認してみてください。
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専門スキルが必要な職種はポートフォリオを作成する
アニメーターなど専門スキルが必要な職種を目指す場合は、ポートフォリオを作成しておくことをおすすめします。
ポートフォリオとは、あなたの作品をまとめたものです。
ポートフォリオがあれば、採用担当者に自分のスキルを一目でアピールできます。
ポートフォリオの作成は、データなどの電子物でも紙に描いたものでも良いですが、確認のしやすさなどを考慮すると電子物にすることをおすすめします。
実際に作品を紹介するウェブページを設立するのも良いでしょう。
自主制作作品は最高のアピールになる
専門スキルを証明する一番良い方法は、自主制作作品を作ることです。
現在活躍している監督やアニメーション会社は、アマチュア時代から多くの自主制作作品を作り、世に発表しているケースも少なくありません。
例えば、「君の名は」や「天気の子」で有名な新海誠氏は、アマチュア時代にたった一人で「星の声」というアニメーション映画を作成しています。
また、「新世紀エヴァンゲリオン」で有名なガイナックスは、元は自主制作アニメを制作するDAICOM FILMという団体でした。
時間と体力、やる気があれば、是非ともチャレンジしてみましょう。
アニメ業界の転職に強い転職エージェントを活用する
アニメ業界に転職したい場合、転職エージェントの利用を強くおすすめします。
転職エージェントは、転職のプロとしてあなたの転職活動をサポートしてくれる存在です。
あなたの経歴やスキルを踏まえたうえで求人を提案してくれたり、履歴書の添削や面接対策なども行ってくれます。
また、アニメ業界の詳しい内部事情に精通しているキャリアアドバイザーから、詳しい業界情報を得られることもあります。
実践的なアドバイスをもらえるため、異業種から転職する場合でも内定獲得率を高められるでしょう。
5.アニメ業界への転職におすすめの転職エージェント
転職活動をスムーズに進めるためには、転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントのサポートを受けることで、入念な選考対策が可能になります。
アニメ業界への転職におすすめの転職エージェントは、以下の3社です。
転職サポートが充実「doda」
(参考:doda)
「doda」は、人材業界大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェントです。
豊富な求人案件の中からあなたに最適な企業を見つけてくれるので、自力で転職先を探すよりも効率よく転職活動を進められます。
dodaでは、書類選考や面接で必要となる履歴書・職務経歴書の添削を実施したうえで、応募の代行も行ってくれます。
また、企業との面接日程の調整なども行ってくれるので、在職中で忙しい方でも安心して転職活動を進められるでしょう。
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約130,200件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
約36,200件(2022年4月時点) |
おすすめ年代 | 20代,30代 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「doda(デューダ)って実際どうなの?気になる評判と利用前の注意点|口コミ一覧あり」 |
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クリエイティブ職の転職に強い「マイナビクリエイター」
(引用:マイナビクリエイター)
「マイナビクリエイター」は、大手「マイナビ」が運営するWeb、ゲーム、IT業界専門の転職エージェントです。
イラストレーターや映像クリエイターからエンジニア系の職種まで、幅広いクリエイティブ職の求人情報を保有しています。
また、オリジナルのポートフォリオ作成ツール「MATCHBOX」など、転職活動に役立つサービスも展開しています。
ポートフォリオの作成が初めての方は、ぜひ活用してみましょう。
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
---|---|
公開求人数 | 非公開 |
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対応地域 | 中部+九州+近畿+関東 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-creator.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「マイナビクリエイターって実際どう?気になる評判や注意点を紹介」 |
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業界最多の求人数を誇る「リクルートエージェント」
(参考:リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」は、業界最多の求人数を誇る転職エージェントです。
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運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約176,100件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
約226,400件(2022年4月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
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公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「リクルートエージェントって実際どうなの?気になる評判と利用前の全注意点」 |
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まとめ
アニメ業界は、労働環境が過酷だとも言われますが、やりがいも多い仕事です。
専門職の場合は即戦力が求められますが、職種によっては未経験でも応募でき、働きながら学ぶことも可能です。
アニメ業界への転職を成功させるためには、以下のポイントを押さえたうえで転職活動を始めましょう。
- 未経験歓迎の職場の動向を探る
- 専門スキルが必要な職種はポートフォリオを作成する
- アニメ業界の転職に強い転職エージェントを利用する
特に未経験からアニメ業界への転職を目指すならば、入念な選考対策が必要になります。
本記事でご紹介した転職エージェントを上手く活用し、アニメ業界への転職を成功させましょう。
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- 業界最多の求人数を誇る「リクルートエージェント」
女性・30代
作画監督
アニメの制作本数が多すぎると常々感じています。(中略)
作品の乱立によって分散され、業界内だけでなく社内ですら人手の奪い合いになり、お客を奪い合い、とても効率が悪いと思います。(後略)