【職種別難易度表付き】食品メーカーに未経験から転職するための全知識

化学メーカーに転職するには 一般転職

「食品メーカーに転職したいけど、未経験だから不安」「安定した食品メーカーに転職したい」とお考えの方もたくさんいます。

食品メーカーは、職種によって難易度が異なるので、まずはそれを理解することが大切です。

この記事では、 食品メーカーの職種別の転職難易度から、転職方法、転職するなら知っておきたいことなどを詳しく解説します。

この記事を読むことで、未経験からでも食品メーカーへ転職するためにすべきことがわかりますよ。

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1.食品メーカーに転職するなら知っておきたいこと

まずは食品メーカーが、食品業界のどこに位置するのか確認しておきましょう。

食品業界の仕組み

食品メーカーは、商社から原料を買い付け、それを加工して、スーパーなどの小売店に販売します。

また、メーカーと小売の間に、卸売が入って販売を効率よくする場合も多いです。

例えば卸売店がお菓子メーカーから大量にスナック菓子を購入して、それを小売に販売するようなケースです。

そして小売店から消費者が食品を購入して、消費されるまでが食品業界の一連の流れです。

基本がわかったところで、さらに詳しく食品メーカーについて理解していきましょう。

平均年収

食品メーカーの平均年収は 439万円です。

他の業界と同じく、男性よりも女性の方が平均年収は低い傾向があります。

年齢 男性平均 女性平均 平均年収
20代 410万円 372万円 395万円
30代 553万円 454万円 530万円

(参考:doda

20代〜30代にかけて年収の伸び幅が大きく、男性は約140万円も上がっています。

女性の年収の伸びが少ないのは、結婚や出産などで職場を離れるケースが多いからです。

メーカー全体で比較すると、電機メーカーの平均年収は506万円、自動車メーカーは473万円なので、これらのメーカーと比べると食品メーカーの年収は低く感じます。

しかし、化粧品メーカーは平均年収424万円なので、メーカー全体で見れば決して低い訳ではありません。

食品は常に需要があるジャンルなので、安定した給与が期待できます。

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  • 向いている人

    食品メーカーに向いているのは、以下のような人です。

    • 食べることが好きな人
    • 味、調理法、栄養、素材などに興味・関心がある人
    • 五感が優れている人
    • 感性が高い人
    • 新しい情報に敏感な人
    • 誠実に対応できる人

    食品メーカーで働いている人は、 食べることが好きです。

    食べるだけではなく、味や調理法、栄養価などにもこだわりを持っています。

    自分で調理して食べるのが好きな人は、食品メーカーで働くのも楽しいでしょう。

    実際、食品メーカーで働いている人のTweetではこんな声もあります。

    また、 開発や研究の仕事をするなら、味覚や嗅覚が優れていることも大切です。

    なぜなら、開発や研究職では、試料や製品を五感で分析して評価する「官能評価試験」の仕事があるからです。

    味覚・嗅覚・視覚・聴覚・触覚によって食品を評価します。

    企画や開発担当ならば、感性も大切です。

    食品のパッケージ、書体、商品名などによって売れ行きは大きく違ってくるからです。

    消費者が「食べてみたい」と感じるようなデザインを考える感性は商品の売れ行きを左右します。

    そういった消費者ニーズを掴むには、他社製品の新製品やリニューアルなど、新しい情報への感度が高いことも大切です。

    また、意外かもしれませんが、 誠実さも重要です。

    偽装や異物混入などの不祥事が起こると、食品メーカーは大々的に報道されて大ダメージを受けます。

    その際、誠実な対応ができるかどうかで会社を続けられるかが左右されることも少なくありません。

    何歳まで働けるか

    食品メーカーで活躍しているのは20代〜30代です。

    その後は徐々に役職が上がっていき、60歳で定年を迎える会社がほとんどです。

    ただし、サントリーは65歳を定年とする「65歳定年制」を取り入れています。

    転職可能な年齢でいうと20代の若手は入りやすいですが、30代になると別業界から食品メーカーに入るのは難しくなります。

    もし食品メーカーに転職して長く働きたいというのであれば、早めに転職を決めた方がいいでしょう。

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  • 取得しておくと有利な資格

    食品メーカーで働くために、必須の資格はありません。

    ただし、取得しておけば転職に有利になる資格はあります。

    ここでは、特に役立つ資格を厳選して3つ紹介します。

    • 管理栄養士:栄養のプロとして様々なアドバイスができる
    • TOIEC:企業の海外進出に伴い、英語力が求められる場合も
    • 簿記:事務職で経理をやりたいなら必須の場合もある

    管理栄養士

    管理栄養士の資格を持っていると、以下のような仕事の役に立ちます。

    • メニュー開発、新商品開発:レシピ作成、試作、試食
    • 加工食品の品質管理・品質保証:残留農薬やアレルギー物質などの検査
    • 加工食品会社の学術的サポート:消費者の疑問に科学的根拠を持って答えることで、信頼を得られる

    最近では トクホや機能性食品の開発など、科学的データを元にした商品開発が盛んに行われているので、有効成分に関わる文献収集、特許取得手続きなどの知財関連の業務に役立つこともあります。

    管理栄養士について詳しく知りたい方は「栄養士の資格取得方法!通信講座や通信制大学では資格は取れる?」で解説しているので参考にしてみてください。

    TOIEC

    少子高齢化に伴う人口減少の影響で、食品市場へのニーズは減少傾向にあります。

    これに対して、食品メーカーでは海外に進出する企業が増えています。

    アジア、インド、中国などアジア系への進出が特に多いため、 共通言語として使える英語の力があると有利です。

    最低でも、TOIEC600点以上を取っていれば転職にプラスになります。

    企業によっては英語を必須スキルとしている場合もあるので、求人票でチェックしておきましょう。

    簿記

    簿記は 事務の経理に転職するときに有利な資格です。

    仕事によっては、簿記3級以上を取得していないと応募できない場合もあります。

    経理職はもちろん、簿記の資格があると数字に強いことをアピールできるので、営業など他の仕事でも役立ちます。

    業界の動向

    食品メーカーの動向を天気に例えるなら、 曇りベースです。

    農林水産省が公開している「食品製造業をめぐる市場経済動向」を見てみると、伸び率が悪いことがわかります。

    農林水産省 食品製造業をめぐる市場経済動向

    (参考:農林水産平成30年/食品製造業をめぐる市場経済動向

    食品メーカーは比較的景気の影響を受けにくいと言われていますが、 少子高齢化や円安の影響で1990年代後半から縮小傾向にあります。

    しかし、 平成30年はバランスのとれた成長になっています。

    理由としては、以下の3つが挙げられます。

    1. 企業利益が改善し、給与が改善されてきた
    2. 設備投資が増えた
    3. 世界経済が回復してきた

    ただし、市場規模は短期的には拡大傾向にありますが、長期的には縮小傾向にあるので、楽観視はできません。

    理由は、流通の効率化、小売業態の変化(コンビニやネット通販の増加)、円安により輸入が減ったことなどです。

    また、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)も今後食品メーカーに影響を与えると危惧されています。

    それに対して、今後の対策としては、以下のようなことが行われています。

    • 健康食品の製造・販売に力を入れる
    • 人口が増えているアジア、インド、中国などへの海外進出

    転職するときは、これらの対策に力を入れている企業かどうかも確認しておきましょう。

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  • 大手食品メーカー一覧

    食品メーカーといっても、製品分野が分かれています。

    ここでは、 代表的な製品8ジャンルを取り上げ、食品例と代表的な企業を紹介します。

    製品ジャンル 食品例 代表的な企業
    調味料 マヨネーズ、醤油、味噌、香辛料 味の素、キューピー、エスビー食品
    乳製品 チーズ、バター、ヨーグルト 明治、森永乳業、ヤクルト
    冷凍食品 冷凍唐揚げ、冷凍餃子、冷凍グラタン ニチレイ、日本水産、マルハニチロ
    食肉・水産加工品 ハム、ウィンナー、魚肉ソーセージ 日本ハム、伊藤ハム、日本水産、マルハニチロ
    菓子 スナック、チョコレート、ガム 明治、ロッテ、カルビー、おやつカンパニー
    パン 食パン、ロールパン、菓子パン 山崎製パン、フジパン、敷島製パン
    即席麺 カップラーメン、カップ焼きそば、カップうどん 日清食品、東洋水産、エースコック
    酒類・飲料 ビール、ワイン、コーラ、野菜ジュース アサヒ、キリン、サントリー、コカ・コーラグループ

    どれもスーパーやコンビニ、自動販売機などで目にする企業名なので、親しみやすいですね。

    「日本水産」や「マルハニチロ」のように、冷凍食品と食肉・水産加工品の複数のジャンルを取り扱っているメーカーもあります。

    食品メーカーの魅力は「仕事の安定性」

    少子高齢化などの影響はありますが、食品の製造は人にとって必ず必要なので 仕事は安定しています。

    自動車や書籍は景気や、消費者ニーズに左右されやすいですが、食品メーカーは変動が少ないのが特徴です。

    ただし、大手食品メーカーの場合は「仕事が安定しているから就職したい・転職したい」という人が多くて競争率が高いのが難点です。

    次の章では、「食品メーカーに入るにはどれくらい難易度が高いの?」と不安なあなたのために、転職難易度を解説します。

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  • 2.【職種別】食品メーカー転職難易度

    食品メーカーは「営業・販売」「事務」「企画」「開発・生産」といった職種別に仕事が分かれています。

    ここでは、「この職種って転職するのはどれくらい難しいの?」と不安な方のために、職種別の転職難易度と仕事内容を求人票付きで紹介します。

    あなたが転職したい職種の難易度を確認して、チェックしたい項目を選んでくださいね。

    職種 転職難易度
    営業・販売 ★★☆☆☆
    事務 ★★★☆☆
    企画 ★★★☆☆
    開発・生産 ★★★★★

    営業・販売:★★☆☆☆

    食品メーカーの職種の中では、営業・販売の仕事は最も転職難易度が低いです。

    もともと営業職は他の職種でも「未経験歓迎」の求人が多いからです。

    例えば以下のような求人があります。

    食品メーカー営業doda求人例

    (参考:doda/2019年7月時点

    中小企業だけではなく、大手の「サントリー」からも未経験歓迎の、自動販売機の営業・販売の仕事が募集されています。

    食品メーカー営業doda求人例

     

    (参考:doda/2019年7月時点

    仕事内容

    営業・販売の仕事は、自社商品を売ることです。

    スーパーやコンビニなどの量販店、外食企業や店舗などに営業活動を行い、自社商品を置いてもらうように働きかけます。

    部署は商品ジャンルや地域別で分けられることが多いです。

    仕事相手をまとめると、以下の3つに分けられます。

    • 卸売店・メーカー:食品を扱っている卸売店、メーカーへの仕入れ担当者に対して、自社商品の発注をしてもらうように交渉
    • 小売店:スーパーなど食品を扱っている店に営業をかけて、お客さんの目につきやすい場所に自社商品を陳列してもらうように交渉
    • 飲食店:レストランや居酒屋などの飲食店に食品を営業販売する

    営業方法で分けると、 「未経験歓迎」求人のほとんどは「ルート営業(ルートセールス)」です。

    既存顧客に対して営業を行うの営業方法なので、新規顧客に対する飛び込み営業などよりもハードルが低いからです。

    食品メーカー営業doda求人例

    一度も営業の経験がない場合は、「ルート営業」で仕事を探してみましょう。

    営業職が転職しやすい理由を詳しく知りたい方は、「営業職に未経験からでも転職しやすい理由は?おすすめの業界も紹介!」で解説しているので読んでみてください。

    未経験から営業職になるには

    食品メーカーの営業・販売職は求人数が多いので、 求人を探すのに困ることは少ないです。

    ただし、給与や待遇などに納得いかない場合もあるでしょうから、その場合は「3.未経験求人が見つからないなら転職エージェントに相談しよう」で紹介している転職エージェントを利用してみてください。

    転職エージェントは求人票だけではわからないことを教えてくれますし、給与や待遇などの条件交渉を代わりに行ってくれます。

    未経験でさらに希望の条件が揃ったメーカーに転職したいなら、転職エージェント経由の転職も検討してみましょう。

    事務:★★★☆☆

    「事務職は安定している・楽そう」というイメージがありますが、実は 最近転職が難しくなっています。

    理由は、「派遣やアウトソーシングを使う会社が増えて、正社員求人が減っている」「事務作業の自動化などで、人手が足りている」などです。

    一般事務の経験がある人はやや有利ですが、未経験からの転職は簡単ではありません。

    しかし、未経験でも転職のポイントさえ押さえておけば転職は可能です。

    まずはどんな仕事をするか見ていきましょう。

    仕事内容

    食品メーカーの事務の仕事は、 他の社員のサポートです。

    会社の業績に直接貢献する仕事ではありませんが、他の社員がスムーズに仕事が行えるように潤滑油のような役割を果たします。

    事務職全般が行うのは、書類の作成、書類整理、データ入力、電話・来客対応などです。

    こちらが一般的な事務職の求人例です。

    食品メーカー事務求人 リクルートエージェント

    (参考:リクルートエージェント/2019年7月時点

    さらに、 配属される部署によって経理事務や営業事務などの仕事に分かれます。

    食品メーカーの事務仕事の求人で多いのが営業事務で、他には経理事務の募集もあります。

    営業事務

    営業事務は営業職のサポートをする仕事です。

    売った商品が消費者の元にトラブルなく届くように手配して、代金をスムーズに受け取れるようにサポートする仕事です。

    売り上げの元になる商品を売るために、見積書や請求書などの作成や発送、商品の在庫や発送管理などの仕事を担当します。

    例えば以下のような求人例があります。

    事務求人食品メーカー doda

    (参考:doda/2019年7月時点

    経理事務

    経理事務は、毎日の現金の支払い・受け取り、伝票の仕分け、帳簿作成、経費の精算などを行います。

    会社のお金のやりとりが正確に処理されるように、書類を作成・チェック、整理します。

    年次決算などの専門性の高い仕事を任される場合は、簿記や商法、法人税法など会計や法律に関するスキルや知識が求められます。

    例えば、以下のような経理事務の求人が出ています。ステラおばさんのクッキーで有名な会社です。

    食品メーカー事務求人 マイナビエージェント

    (参考:マイナビエージェント/2019年7月時点

    未経験から事務へ転職するには

    食品メーカーの事務求人は経験者採用ですが、 転職エージェントなら未経験歓迎の求人も保有しています。

    未経験求人 食品メーカー事務 マイナビエージェント

    (参考:マイナビエージェント/2019年7月時点

    食品メーカー事務求人例 doda

    (参考:doda/2019年7月時点

    応募条件として大卒以上、簿記資格保有、基本的なパソコンスキルなどが求められる求人が多いですが、それ以外にも条件が緩い案件を保有している場合もあります。

    「どうしても食品メーカーの事務になりたい」という場合は、自分が今持っているスキルや学歴で挑戦できる案件がないか転職エージェントに相談してみてくださいね。

    企画:★★★☆☆

    商品を新しく創り出す企画の仕事は、花形職種なので人気があります。

    大手の企画職の場合は転職難易度はかなり高いですが、 中小企業に的を絞れば転職難易度はそれほど高くありません。

    実際、以下のような「お菓子メーカー」「製麺メーカー」「スムージーや青汁を作っているメーカー」から未経験OKの求人が出ています。

    食品メーカー企画求人 マイナビ転職 食品メーカー企画求人マイナビ転職 マイナビ転職 食品メーカー企画求人例

    (参考:マイナビ転職

    仕事内容

    食品企画は食品開発と混同されやすいですが、 企画の仕事は「商品のイメージやアイデア」を生み出すことです。

    「マーケティング」「商品企画」「営業企画」などの職種がここに属します。

    市場から調査して集めたデータを分析して、顧客ニーズを把握して商品のイメージを決めていきます。

    その後、開発部門や生産部門と調整を行い、具体的な商品を作っていきます。

    商品が出来上がって終わりではなく、消費者に新しい商品を購入してもらえるように、販売促進や宣伝方法など販売戦力も考えます。

    未経験から企画職になるには

    未経験歓迎の企画の求人は比較的多いので、転職難易度はそれほど高くありません。

    企画だけではなく、開発の仕事もしてみたいというのであれば、以下のように企画・開発がまとめてできる職場もあります。

    マイナビ転職 企画求人 

    (参考:マイナビ転職/2019年7月時点

    大手食品メーカーだと、企画は非常に人気が高く倍率が高いので、未経験で転職するのは難しいです。

    どうしても大手を狙いたいという場合は、転職エージェントにいい案件がないか聞いてみましょう。

    隠れた良案件が見つかる可能性があります。

    開発・生産:★★★★★

    開発・生産部門の求人は、 経験者採用がほとんどです。

    食品メーカー開発職 doda 食品メーカー開発職 doda

    (参考:doda/2019年7月時点

    たまに実務経験なしで「未経験OK」という求人もありますが、化学や農学、食品工業などを大学や大学院で専攻していたことが条件になっている企業が多いです。

    また、未経験OKの求人対象は第二新卒や20代の若手を対象にしているため、30代で未経験から開発・生産部門に転職するのは難易度が高いでしょう。

    仕事内容

    開発・生産部門は、 企画部門が打ち出したアイデアをもとに、実際に製品を作り上げます。

    開発担当者が原料選定、資材選定、調合の組み立て、生産方法の検討などを行なった後で、製造工場にて実際に生産が行われます。

    細かく分けると「製品開発を行う研究所」と「開発された製品の生産を行う工場」の2つから成り立っています。

    研究所では研究職、工場では生産管理職が働いています。

    <研究職(研究開発、生産技術、食品分析、安全性試験)>

    • 原材料や添加物の研究
    • 既存製品の味の改良
    • 食品加工技術や冷凍技術の研究

    <生産管理職(工場管理、品質管理)>

    • 工場管理:工場の生産計画の作成、実行、進捗管理、工場現場のサポート
    • 品質管理:細菌検査、各種工程の検査、従業員の衛生管理

    多くの食品メーカーでは研究所を併設していて、そこで基礎研究や新製品の開発を行います。

    食品に密接に関わるバイオやゲノムなど最先端の分野の研究に力を入れている企業も増えています。

    未経験から開発・生産職になるには

    未経験歓迎の求人は少ないですが、加工スタッフからキャリアアップして開発職になれるという求人はあります。

    食品メーカー 開発・生産求人 doda

    (参考:doda/2019年7月時点

    時間はかかりますが、学歴不問なので誰でも挑戦しやすいのが魅力です。

    他の方法で開発職を目指したいという場合は、次章で紹介する転職エージェントを利用するか、「4.未経験者が開発職や企画職になるためには」を参考にしてみてください。

    3.未経験求人が見つからないなら転職エージェントに相談しよう

    「食品メーカーに転職したいけれど、希望職種の未経験求人がうまく見つからない」という方もいるのではないでしょうか?

    そんな方は、 転職エージェントの利用がおすすめです。

    転職エージェントとは、無料で求人紹介や面接対策、条件交渉まで行ってくれる転職サービスです。

    転職サイトと違い、求人の閲覧だけではなく転職活動全般を手伝ってくれるので、働きながらでも転職先を探すことができます。

    利用するには登録が必要ですが、登録しさえすれば、あとはキャリアアドバイザーが対面や電話でなんでも相談に乗ってくれます。

    見つかりにくい職種の未経験求人探しも手伝ってくれるので、未経験からの食品メーカーの転職で悩んだらぜひ使ってみてくださいね。

    ここでは、転職成功者の8割が使っているおすすめの転職エージェントを3つ紹介します。

    業界未経験からの転職なら「doda」

    doda

    doda 面接対策が丁寧と評判の転職エージェントです。

    7日間で集中トレーニングできる「doda面接対策アプリ」も無料で提供しています。

    さらに企業ごとに対策しておきたいなら、dodaに登録してキャリアアドバイザーに面接対策をしてもらうのがおすすめです。

    求人数も多く、事務、営業、企画、開発・生産など部門ごとの求人を網羅しています。

    「キリンビール」や「ドトール」など、有名企業の求人も出ているので、未経験から大手へ転職したい方も利用してみてくださいね。

     

    食品メーカー求人例 doda 食品メーカー求人例 doda

    (参考:doda/2019年7月時点

    20代・第二新卒の転職なら「マイナビエージェント」

    マイナビエージェント

    マイナビエージェントは、 20代や第二新卒の若手向けの求人が多い転職エージェントです。

    公開されている求人は、営業職と事務職が多めなので、営業や事務職に転職したい20代・第二新卒の方におすすめ。

    食品メーカー マイナビエージェント求人例 食品メーカー マイナビエージェント求人例

    (参考:マイナビエージェント/2019年7月時点

    公開求人だけではなく、登録するとキャリアアドバイザーに紹介してもらえる非公開求人も充実しています(2019年7月時点で180件)。

    もし公開求人の中に希望の求人がなくても、非公開求人で良い求人が見つかる可能性もあるので、ぜひ相談してみてくださいね。

    大手食品メーカーに転職したいなら「リクルートエージェント」

    リクルートエージェント

    リクルートエージェント 人材紹介業界No.1の求人数を保有している転職エージェントです。

    求人数が多いので、たくさん求人を見てから転職先を決めたい方におすすめです。

    例えば、以下のような大手の求人も取り扱っています。

    食品メーカー求人例 リクルートエージェント

     

    食品メーカー求人例 リクルートエージェント

    (参考:リクルートエージェント/2019年7月時点

    転職難易度は高くなりますが、法務経験やビジネスレベルの英語力を持っている人なら、大手キューピー株式会社の求人にチャレンジすることもできます。

    食品メーカー求人例 リクルートエージェント

    (参考:リクルートエージェント/2019年7月時点

    リクルートエージェントはこの他に非公開求人も多く保有しているので、登録しておけば、さらに希望の求人が見つかる確率が高くなります。

    登録は無料で3分ほどでサクッと終わるので、ぜひ登録して利用してみてくださいね。

    4.未経験者から大手食品メーカーの開発職になるためには

    開発職の転職は、経験者を優先して採用するので未経験からの転職は難しいです。

    しかし「どうしても諦められない」「待遇は我慢できるから、なんとか働いてみたい」という方は以下の方法もあります。

    まずは派遣として働く

    開発職は経験が求められるので、まずは 派遣として働いて経験を積むという手があります。

    数は少ないですが、例えば以下のような求人があります。

     

    テンプスタッフ 食品メーカー派遣求人 テンプスタッフ 食品メーカー派遣求人

    (参考:テンプスタッフ/2019年7月時点

    いきなり正社員として転職するのは難しいですが、派遣ならば比較的条件が緩いので求人が見つかる可能性があります。

    探す場合は3〜4社くらいの派遣会社に同時登録しておいて、求人があった時にすぐに応募できるように用意しておきましょう。

    時間はかかりますが、派遣として経験を積めば大手食品メーカーの応募資格を手に入れることができます。

    小規模の会社の求人を探す

    大手や中堅の企業は人気が高く、転職が難しいです。

    それに対して、他社が進出していないような商品を手がけている 小規模の食品メーカーならば、未経験で応募できる食品開発の求人が見つかる可能性があります。

    ただし、小規模企業は従業員が少ないため応募枠の狭く、競争率が高いことは意識しておきましょう。

    ベンダー企業の求人を探す

    コンビニでおにぎりやサンドイッチなどの中食を買う方は多いと思います。

    コンビニに商品を納入する企業のことを、コンビニベンダーと呼びます。

    例えば「武蔵野ホールディングス(ツナマヨおにぎりを発明)」はセブンイレブン系のベンダー、「シノブフード(おにぎりの包みを発明)」はファミリーマートのベンダーです。

    このような ベンダー事業企業は新商品の開発スピードが早いため、開発職の求人が比較的多くなっています。

    ただし、ベンダー企業の開発職も「開発経験」が応募条件になっているものが多いということは理解しておいてください。

    遠回りにはなってしまいますが、まずはベンダー事業でコンビニ食品の開発職としてキャリアを積み、将来的に大手食品メーカーへの転職を目指すという方法もあります。

    5.【職種別】必ず押さえておきたい志望動機の書き方

    「自分が絶対ここでやりたいことがある」という人は、志望動機を書くのは苦労しないと思います。

    しかし、ほとんどの人は「今の会社より給料がいいから」「駅から近いから」など会社に直接言えないような理由で転職を決めているのではないでしょうか?

    それを志望動機にするわけにもいかないので、何を書けばいいのか悩みますよね。

    志望動機を書くときは 、以下の3つを意識して書くだけで、内容が見違えるように改善しますよ。

    1. 何をしたいのか(what):転職して何がしたいのか
    2. なぜしたいのか(why):①の理由。エピソード、前職の経験
    3. どのように働きたいのか(how):転職したらどのように働きたいのか

    ここでは、上記の3つを取り入れた志望動機を職種ごとに解説していきます。

    書き方の例文も紹介するので、「書き方がわからない」という方は参考にしてみてください。

    営業・販売

    食品メーカーの営業・販売職では コミュニケーション能力が重視されます。

    転職の際、前職で営業経験があると有利になるので経験がある場合はそこをアピールしましょう。

    未経験の場合は、人と話すのが得意・好きなことや、商品を広く伝えたいという気持ちをアピールしてみましょう。

    営業・販売の志望動機例

    ①何をしたいのか(what)

    私は、「欲しい商品がない」というミスマッチが起こらないようにしたいと思っています。

    ②なぜしたいのか(why):エピソード

    私は一人暮らしをしていますが、ある時ひどい風邪をひきました。

    たまたまその時は食料のストックがなく、簡単に食べられるものがありませんでした。

    近くのスーパーに行ったのですが、生鮮食品しか置いておらず、別のスーパーに移動して御社の◯◯という即席のおかゆを手に入れました。

    手軽さが本当にありがたく、心細さが和らいだことは今でもよく覚えています。

    そのことが「欲しい商品がない」というミスマッチをなくしたいと思った原点です。

    転職活動を始めてから、小売店にどんな商品が並ぶかは食品メーカーの営業職によって決まることを知りました。

    ③どのように働きたいのか(how)

    また、御社の企業理念である「◯◯」という部分に深く共感し、ここならば私が目指す働き方ができると感じました。

    食品メーカーは未経験ではありますが、以前保険の営業をしていたためコミュニケーション能力を活かし、御社に貢献できると感じております。

    「あなたが担当なら、商品を置きたい」と言ってもらえるような営業を目指します。

    事務

    事務職では、臨機応変な対応が求められるので、 柔軟性や判断力があることをアピールしましょう。

    経理や問い合わせ関連など食品メーカーの社員をサポートする仕事を行います。

    外部からの問い合わせではマスコミや顧客からのクレーム対応を担当することもあります。

    事務の志望動機例

    ①何をしたいのか(What)

    私は、世界中でダイエットに苦しむ人をなくしたいと考えています。

    ②なぜしたいのか(Why):エピソード

    私は半年前に無理なダイエットで、体調を崩しました。

    何も食べない過激な方法だったため、リバウンドで5kgも太ってしまいました。

    そんな時、御社の◯◯という健康食品を試してみたところ、健康的に痩せることができました。

    その時、食べ物の力というのはすごいものだと感じました。

    そして、転職を考え始めた時、私のような辛いダイエットで悩んでいる人たちを救う仕事がしたいと思うようになりました。

    ③どのように働きたいのか(How)

    健康食品はお客様に対する対応も大切ですが、御社はお客様対応も日本一と言われる企業ということで、非常に魅力を感じました。

    以前クレーム対応の仕事をしていた経験を活かし、お客様が安心して御社の健康食品を使い、辛いダイエットをせずに済むようにしたいと思います。

    企画

    企画職で必要なのは マーケティング力です。

    分析が間違っていれば売れ筋商品ができず、企業にダメージを与えてしまうので消費者ニーズを的確に判断できることをアピールしましょう。

    企画の志望動機例

    ①何をしたいのか(What)

    私は企画の段階からターゲット層も巻き込めるような食のプロデ ュースの仕事がしてみたいです。

    ②なぜしたいのか(Why)

    前職はスーパーへの販売の仕事を担当しておりました。

    しかし、季節によって売れ行きに変動がある商品ではなかったため、仕入れ量や陳列方法は固定されており、営業としての役割に限界を感じることが多々ありました。

    そのような経験の中で、御社の企画の仕事をしてみたいと感じました。

    御社は取り扱い商品の種類が豊富で、様々な消費者のニーズを満たす商品企画ができると考えたからです。

    ③どのように働きたいのか(How)

    もともとその食品が好きな人だけではなく、苦手な人にも「これなら食べてみたい」というニーズを掘り起こし、消費者との食の出会いに貢献して、消費者の数を増やしていきたいと考えております。

    開発・生産

    開発・生産職は 専門性が求められます。

    未経験からの求人はほとんどないので、ここでは 経験ありの人を対象に志望動機を紹介します。

    経験者の場合は、常に新しいものを追求する力や、開発や研究の専門知識があることをアピールしましょう。

    開発・生産の志望動機例

    ①何をしたいのか(What)

    私は、今までの製薬会社での食品部門での研究開発の経験を活かし、消費者に安心して提供できる食品の開発を行いたいです。

    ②なぜしたいのか(Why)

    新卒で入社した製薬会社の食品開発部門で、約3年間、食品添加物に関する研究開発に携わっていました。

    基礎研究から応用研究まで幅広く担当していましたが、会社の方針として食品開発部門の縮小が予定されており、今の職場では開発環境に限界を感じるようになりました。

    御社では、近年は研究開発部門に多額の投資をされ、新たなラボを立ち上げられたことをIR情報で知りました。

    御社であれば研究開発に注力できる環境があると考え、志望しました。

    ③どのように働きたいのか(How)

    これまでの経験を活かし、多くの人々に豊かで安心できる食生活を提供する食品の開発に関わっていきたいと考えております。

    6.【転職者向け】知って得する食品メーカーの豆知識

    最後に、転職者向けに知って得する食品メーカーの豆知識を紹介します。

    知っておけば食品メーカーへの転職活動を一歩有利に進めることができますよ。

    • 新規参入が難しいので、大手の方が安定している
    • UターンやIターンも増えている
    • 国内だけではなく世界に広がっている
    • 誰もが知っている商品を目にする事ができる

    新規参入が難しいので、大手の方が安定している

    食品メーカーは参入障壁が高い業界なので、大手メーカーが安定しています

    例えばラーメンなどは「日清」や「東洋水産」などの大企業が独占していて、小さな企業は競走についていけません。

    特別な技術がない限り勝負はコスト競走になりますが、儲からなければコストを下げるのも難しいです。

    トップブランド相手に競走を仕掛ける小さな企業は売り上げが不安定なので、安定性を求めるなら大手食品メーカーに転職したいところです。

    UターンやIターンも増えている

    地方で業績を上げている食品メーカーへU・Iターン転職をする人も増えています

    地元の特産品を生産している企業は、地元の消費者から長く愛されるような有名商品を生み出しているところもあります。

    「U・Iターン転職を考えているけれど、地元の情報が入ってこない」という場合は「リージョナルキャリア」という転職エージェントに相談してみるといいですよ。

    地元の情報に詳しいキャリアアドバイザーが在籍しているので、遠くからでも地元の情報を知ることができます。

    国内だけではなく世界に広がっている

    日本では少子高齢化が進み、それに伴う人口減少が起こっています。

    その対策として、 どの食品メーカーも海外進出を行なっています。

    中でも多いのは人口増加や経済発展が著しいアジアやASEAN諸国への進出です。インド、ベトナム、中国、インドなどに多くの企業が参入しています。

    誰もが知っている商品を目にする事ができる

    食品メーカーで働いていると、 自分が関わった商品をお店やテレビCMなどで見る機会があります。

    人気商品になれば、ネットで大々的に取り上げられてたくさんのコメントをもらうことも。

    Twitterなどでも、そういう声が見られます。

    「あれは自分が作った商品」と思うと、嬉しくてやりがいにつながりますよね。

    まとめ

    未経験からの食品メーカーの転職難易度は、職種によって異なります。

    職種 転職難易度
    営業・販売 ★★☆☆☆
    事務 ★★★☆☆
    企画 ★★★☆☆
    開発・生産  ★★★★★

    最も転職しやすいのが「営業・販売」で、最も難しいのが「開発・生産」の仕事です。

    「どの部門でもいいから、食品メーカーに転職したい」というのであれば営業の仕事がおすすめです。

    開発・生産は経験が求められるので、未経験からの転職はかなり難しいです。

    どうしても転職したい場合は、派遣などで経験を積んでから転職するという手があります。

    未経験からの転職は経験者より難易度が高くなるので、 求人が上手く見つけられない時は今回紹介した転職エージェントに相談してみてください。

    この記事の情報を活用して、ぜひ憧れの食品メーカーへの転職を成功させてくださいね。

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