最終更新日:2021/02/14
「今の仕事が辛い」「もっと楽な業務を」という人は、コールセンターへの転職を検討してみませんか。
コールセンターは、自由度が高く、残業が少ないなどの環境が整っている職場です。
当記事では、そんなコールセンターが転職先としておすすめの理由や、転職するコツなどを取り上げます。
本ページに目を通すことで、コールセンターについて理解を深められ、転職成功が近づくでしょう。
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1.転職先としてコールセンターがおすすめの理由
コールセンターは残業が少なく、未経験でもチャレンジでき、しかも自由度の高い職場です。
この章では、転職先としてコールセンターがおすすめの理由を詳しく紹介します。
それほど残業が多くない
コールセンターは、他の仕事と比較して残業の少ない職場として知られています。
dodaによる「残業時間が少ない職種TOP10」では、コールセンターの業務である「オペレーター」が4位にランクインされていました。
このランキングによると、1ヶ月あたりの残業時間は9.3時間ですので、1日30分程度しか残業しないことがわかります。(月20日間勤務で計算)
そのため、「長時間労働は避けたい」「できるだけ残業したくない」という人には、おすすめの職場です。
バイトなどの非正規から正社員を目指せる
コールセンターで働く場合、アルバイトや派遣社員などといった非正規雇用の求人が多い傾向にあります。
非正規雇用から正社員になる道もありますので、無理して最初から正社員を目指さなくても問題ありません。
たとえば次の求人は、契約社員からの正社員登用を行っています。
(画像引用元:JCB採用情報|SA職(契約社員)採用情報)
正社員になれば非正規雇用よりも手厚い福利厚生を受けられるため、腰を据えて働くことができるでしょう。
未経験でも挑戦できる
20代後半・女性
カスタマーサポート
コールセンターはそういうものなのかもしれませんが、研修体制は、しっかりと設けられていました。入社後、一定期間研修を受け、その後、手厚いサポートを受けながら実施(後略)
コールセンターの業務は、経験がなくても挑戦できる仕事です。
「話すことが好き」という人であれば、特別なスキル・経験がなくても挑戦できます。
入社後の研修制度も充実していて、マニュアルも完備しているため、誰でもスムーズに仕事を進められるでしょう。
比較的仕事が楽だという声も
コールセンターの仕事は他の業務よりも楽、といった口コミも散見されます。
基本的には、電話で問い合わせ対応したり、データ入力などが主な業務内容なので、「仕事が楽」と感じる人もいるでしょう。
仕事内容の詳細は、「2.コールセンターの転職事情は?」で詳しく紹介します。
自由度の高い職場環境
コールセンターでの仕事は、社外の人に会うことがほとんどなく、服装が自由な職場も多いです。
以下のように「服装自由」な求人も見られます。
(画像引用元:フロム・エー ナビ|2020年5月21日時点求人)
服装自由だけではなく、自由シフト制などを導入しているオフィスもあり、自分でスケジュールを決められます。
こうした自由度の高い職場環境だからこそ、ストレスなく働けるでしょう。
別の仕事にも活かせるスキルが身につく
コールセンターでは人と話したり、パソコンを使用する場面もあることから、次のスキルを磨けます。
【身につくスキル】
- ビジネスマナーや言葉遣い
- コミュニケーション・トークスキル
- タイピングなどのパソコンスキル
こうしたスキルは他の仕事にも活かせるため、コールセンター後のキャリアにもプラスの影響があるでしょう。
2.コールセンターの転職事情は?
転職活動を始める前に、コールセンターの仕事内容や有名な業者について知っておきましょう。
また平均年収や将来性について理解すれば、転職すべきかどうか判断できます。
この章では、コールセンターの転職事情について解説します。
具体的な仕事内容
コールセンターの仕事は大きく分けて、インバウンド、アウトバンド、事務という3つの役割があります。
それぞれの仕事内容は、次の通りです。
役割 | 仕事内容・特徴 |
インバウンド |
|
---|---|
アウトバウンド |
|
事務 |
|
職場によっては、役割を分けることなく、すべての業務を行う場合もあります。
コールセンターで有名な企業は?
ここでは、大手のコールセンター事業者を紹介します。
転職活動の企業研究にお役立てください。
トランスコスモス株式会社
(画像引用元:トランスコスモス株式会社)
トランスコスモス株式会社は、ITアウトソーシングを行っている東証一部上場企業です。
コールセンター業務以外にも、ネット広告の運用やECサイトのアウトソーシングサービスを行っています。
アフターサービス満足度ランキングでは常に上位を占めているほど、万全のアフターサービス体制を整えています。
また、みずほ銀行や松井証券など多くの一流企業と取引していることも特徴です。
なお、トランスコスモスが運営している「Work it!」という求人サイトでは、コールセンターの求人を募集していますので、チェックしてみて下さい。
▼あなたにおすすめ▼
株式会社ベルシステム24
(画像引用元:株式会社ベルシステム24)
株式会社ベルシステム24は、コールセンター業務やカスタマーサポートの請け負いをしている企業です。
ほかにも、顧客管理システムの開発やコンサルティング、人材派遣などのサービスを展開中です。
また「コールセンター運営ノウハウ」を公開し、顧客向けのセミナー・イベントを定期的に開催しています。
株式会社ベルシステム24による「スタボ」という求人サイトでは、コールセンターの求人を探せます。
りらいあコミュニケーションズ株式会社
(画像引用元:りらいあコミュニケーションズ株式会社)
りらいあコミュニケーションズ株式会社は、コールセンター運営代行、コンサルティング、事務作業のアウトソーシングなどを事業にしている企業です。
問い合わせ受付から事務作業まで、ワンストップサービスを提供していることが特徴です。
地方自治体とも取引していることから、公的機関や市町村区などからも信頼されていると言えます。
また、りらいあコミュニケーションズ株式会社にもコールセンターや事務向けの「ジョブポケット」という求人サイトがあります。
株式会社NTTマーケティングアクト
(画像引用元:株式会社NTTマーケティングアクト)
株式会社NTTマーケティングアクトは、NTT西日本グループのコールセンタ―業者です。
民間企業だけではなく、官公庁・自治体もクライアントになっており、介護や医療関連のサポートも手掛けています。
コールセンター以外では、デジタルマーケティングや各種データ分析・コンサルティングなども事業内容です。
株式会社NTTマーケティングアクトのコールセンターで働きたい人は、「お仕事情報」をご覧ください。
株式会社KDDIエボルバ
(画像引用元:株式会社KDDIエボルバ)
株式会社KDDIエボルバは、コールセンター業務・バックオフィス業務のアウトソーシングなどを行っている企業です。
英語・中国語での案内やテクニカルサポートも行っているため「語学力を活かして働きたい」という方におすすめです。
また、グループ会社としてKDDIの業務をサポートするだけではなく、自治体の案件も手掛けています。
そんな株式会社KDDIエボルバで働きたい人は、同社運営の「エボジョブ」をチェックしましょう。
正社員の平均給料
コールセンターの平均年収は職場・仕事内容によって変動しますが、「doda」によると「カスタマーサポート」の平均年収は311万円程度です。
スーパーバイザー(SV)というマネジメントを行う役職につけば、収入が大きくアップする可能性もあります。
外資系のカスタマーサポートであれば、給与水準が高めのため、平均年収を上げられるケースもあるでしょう。
離職率は高い?
コールセンターの離職率は、他の業界よりも高いです。
コールセンターの専門誌「月刊コールセンタージャパン 2019年1月号」によると、入社1年以内の離職率は70%をオーバーしています。
離職率が高い理由は、次の通りです。
【離職率の高い理由】
- クレーム処理に慣れない
- ノルマをクリアすることが大変
- 意外と覚えることが多い
コールセンターへの転職を検討している人は、すぐに離職しないように、しっかりと会社を選ぶ必要があります。
転職を絶対に成功させたい人は、「4.コールセンターに転職する方法」を参考にしましょう。
3.コールセンターの将来性について
コールセンターへの転職を本格的に考えているなら、将来性も気になりますよね。
結論から先に述べると、AIの導入やコストカットのために海外拠点を設けている会社はあるものの、残る仕事はあるでしょう。
この章では、コールセンターの将来性についてについて詳しく解説します。
AIの導入は進んでいる
昨今話題のAIは、コールセンター業界でも導入が進んでいます。
AIは、マニュアル以外の質問でも受け答えできるため、レベルの高い難易度の業務でなければ、対応できるでしょう。
今よりもAIの導入が進んだ場合、人が働かなくても問題ない状況になってしまいますが、すぐに変わるわけではないので、当面は大丈夫です。
海外に拠点を設けている会社もある
コールセンター業務を、海外に委託している会社も少なくありません。
東南アジアなどの海外に拠点を設ける理由は、人件費を抑えるためです。
こうした状況だと、国内のコールセンターの仕事は、減少すると予想できるでしょう。
業務が縮小しても残る仕事は?
AIの導入や海外委託によって、コールセンターの業務が減ってしまう可能性もありますが、残る仕事はあります。
その仕事は、次の通りです。
- 判断・決断:意思を持った判断・決断は、人間以外にできない
- クレーム処理:AIでは人の気持ちに寄り添えない
コールセンターの担当領域によっては、今後も仕事を続けられるでしょう。
4.コールセンターに転職する方法
コールセンターに転職しやすくするためには、コミュニケーション能力・事務処理能力を高める必要があります。
それだけではなく、履歴書・面接対策のために、志望動機も整理しておきましょう。
困ったときは、転職エージェントに相談することをおすすめします。
この章では、コールセンターに転職する方法を詳しく解説します。
コミュニケーション能力を身につける
コールセンターの業務は電話で顧客と話す接客が中心ですので、声と言葉だけで相手の意図・状況などを把握する想像力が求められます。
さらに、問い合わせ内容がマニュアルの範囲外であった場合には、論点を明確にして責任者に報告するためのコミュニケーション能力も必要です。
また、状況に合わせてお客様にお詫びや気遣いの言葉をかける柔軟性も求められます。
コミュニケーション能力に自信のない人は、今の内に磨いておきましょう。
事務処理能力を高める
コールセンターでは、一般事務のような仕事内容も担当します。
そのため、パソコンスキルや細かな入力ルールを守る事務処理能力も求められます。
正確かつ迅速に事務作業できる能力を高めておくことで、コールセンターへの転職が有利になるでしょう。
転職に有利な資格を取得する
コールセンターで働く時に、基本的には必要な資格はありません。
しかし、いくつかの資格を取得しておくことで、面接官にやる気や熱意をアピールできます。
資格取得のプロセスで得た知識も、転職後に活かすことができるでしょう。
コールセンターの転職に有利な資格は、次の通りです。
資格名 | 内容 |
---|---|
コンタクトセンター検定(コン検) | コールセンター業務に必要なスキル・知識があることを認定する民間資格 |
ビジネスマナー検定(ビジネス実務マナー技能検定試験) | ビジネス上で必要なマナーが身についているかどうか問われる資格 |
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) | Microsoftのソフトを使いこなせると証明できる国際的資格 |
秘書技能検定 | 秘書としてのスキルを証明可能な民間資格 |
TOEIC | 英語力を図る国際的な試験 |
ビジネス電話検定 | ビジネス上の電話のかけ方や受け方について問われる試験 |
時間的に余裕のある人は、こうした資格を取得してみてはいかがでしょうか。
▼あなたにおすすめ▼
志望動機を整理する
コールセンターへの内定を近づけるためには、志望動機を整理する必要があります。
志望動機の内容によって、各企業は将来的に活躍できる人材なのか判断しているからです。
そんな志望動機作成のコツは、次の通りです。
【志望動機作成のコツ】
- 志望する会社の魅力的なところを書く
- どうしてその会社に入社したいのかまとめる
- 会社で何を達成したいのか述べる
「絶対に入社したい」という熱意が伝わる内容であれば、より面接官に好印象を与えられます。
わからないことは転職エージェントに相談
上記内容でも転職が不安な人やわからないことがある人は、転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントは、履歴書添削・面接対策などをしてくれるサービスです。
転職エージェントには、専門アドバイザーが在籍しており、転職に関連するさまざまなアドバイスももらえます。
次の章では、コールセンターへの転職に役立つ転職エージェントを解説します。
5.コールセンターへの転職におすすめの転職エージェント
転職エージェントは、登録・利用に費用がかからず、求人紹介もしてくれるサービスです。
この章では、コールセンターへの転職に有利な転職エージェントを紹介します。
20代・第二新卒は「マイナビエージェント」
(引用:マイナビエージェント)
「マイナビエージェント」は、20代の転職希望者に対するサポート体制が充実している転職エージェントです。
転職後のアフターフォローなども整い、入社後の不安を解決してくれます。
「初めての転職でわからないことだらけ」という20代・第二新卒の内に転職したい人におすすめです。
さらに、大手企業だけでなく、中小企業への転職にも強い転職エージェントとして知られています。
またマイナビエージェントにはIT・Web業界の求人が豊富にあるため、自分に合ったコールセンターを見つけられるでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約22,500件 (2021年2月時点) |
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約14,800件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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たくさんの求人から選びたい人は「doda」
(引用:doda)
「doda」は、約10万件ものの求人数を誇る業界トップクラスの転職エージェントです。
企業からオファーを受け取れる「スカウトサービス」もあるため、転職活動をする時間がない人にもおすすめです。
転職サイトとしても利用でき、またユーザーからのサポートに対する評価も高いエージェントで、利用しやすさを実感できるでしょう。
またdodaは、サービス業への転職を得意分野としているため、コールセンターへ転職したい人におすすめです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約72,000件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
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対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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(引用:type女性の転職エージェント)
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運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
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公開求人数 | 約8,600件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
約11,000件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://type.woman-agent.jp/ |
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記事内では、女性でも安心して使える転職エージェントを厳選してまとめているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
まとめ
コールセンターは、自由度が高く、残業が少ないなどの環境が整っている職場です。
また、特別なスキル・経験を必要としない業務も多く、未経験でもチャレンジできるでしょう。
そんなコールセンターへの転職を成功させるコツは、次の通りです。
- コミュニケーション力を磨く
- 正確かつ迅速に事務作業できる能力を高める
- コンタクトセンター検定などの資格を取得する
- 志望動機を整理する
- 転職エージェントを活用する
転職エージェントは、履歴書添削・面接対策などをしてくれるサービスのため、転職が不安な人や分からないことがある人はぜひ活用しましょう。
おすすめの転職エージェントは、次の通りです。
- 「マイナビエージェント」:IT・Web業界の求人が多い
- 「doda」:サービス業の転職にも強い
- 「type(タイプ)女性の転職エージェント」:女性の転職サポートに特化している
コールセンターへの転職を成功させ、マイペースな働き方を実現させませんか。
40代後半・女性
コールセンター運営・管理
シフトによってバラつきがありますが、時間固定の場合は、家事も子育てもやりやすいと感じました。前もって責任者に相談すれば、家庭の事情も考慮してもらえます。(後略)