最終更新日:2020/12/24
キャリアコンサルタントの資格を取って「キャリアアップしたい!」「年収を上げたい!」と考えていませんか?
キャリアコンサルタントは、近年誕生した新しい国家資格で、就職・転職のアドバイスを行えるやりがいのある仕事です。
しかし、いざ転職しようと考えると「未経験でも転職できる?」「資格取得の難易度は?」といった不安や疑問も出てくるでしょう。
この記事では、キャリアコンサルタントの仕事内容や資格の取り方、未経験から転職するコツについて解説しています。
おすすめの転職エージェントも紹介しているので、ぜひ参考にして転職活動をスムーズに進めましょう。
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1.キャリアコンサルタントとは?
まず、転職方法の解説を行う前にキャリアコンサルタントの基本情報について確認しておきましょう。
キャリアコンサルタントの仕事への理解を深めることで、本当に転職すべきなのか適切に判断できます。
ここで解説する内容は、以下の通りです。
それでは見ていきましょう。
仕事内容
キャリアコンサルタントは、個人の就職や転職などのキャリア形成についてサポートすることが仕事です。
転職活動だけでなく、就職や起業、キャリアアップなど仕事に関わるあらゆる悩みに対応します。
顧客の相談内容に合わせて求人の紹介や資格取得の助言、起業に向けた専門的なアドバイスなどが必要になるので、キャリアに関する深い知識が求められます。
具体的な仕事内容について、下記の表にまとめたので参考にしてください。
【キャリアコンサルタントの仕事】
- キャリアアップや起業、転職に関する情報提供・アドバイス
- 求職者の適性の見極め、適職探しの相談対応
- 履歴書・職務経歴書の作成、面接に関する助言
- 出産からの社会復帰に関する助言
キャリア形成は、人の人生を大きく左右するものです。
キャリアコンサルタントのアドバイスによって、相談者のその後の人生も大きく変わってくるので責任の重い仕事といえるでしょう。
年収
キャリアコンサルタントの年収は「労働政策研究・研修機構」のデータによると、専任キャリアコンサルタントの50%が年収200万~400万未満となっています。
国税庁の民間給与実態調査によると日本人の平均年収が441万円なので、キャリアコンサルタントの年収は平均よりも低めです。
しかし、人の人生に深く関われる仕事ということもあり、年収以上のやりがいを感じられることも多いでしょう。
将来性
現在の日本の雇用は転職によるキャリアアップも一般的になりつつあり、終身雇用の慣行が崩れてきています。
また、コロナによる影響も強く、在宅勤務やリモートワークなど働き方も多様化している時代です。
このような時代背景の中、今後はキャリアに関する柔軟な考え方が必要になるのでキャリアコンサルタントの将来性は高いといえるでしょう。
厚生労働省が2014年に作成した「キャリア・コンサルタント養成計画」では、今後のキャリアコンサルタントの重要性を鑑み、以下の目標が発表されました。
【キャリア・コンサルタント養成計画】(抜粋)
4 数値目標
標準レベルのキャリア・コンサルタント及びキャリア・コンサルティング技能士の累積養成数について、平成36(2024)年度末に10万人とすることを数値目標とする。
集中養成期間の終期である平成31年度末においては、当該累積養成数を7万9千人とすることを目指す。
この計画では、2013年度末に約4万5千人であったキャリアコンサルタントを2024年度末までに10万人にまで増やすことを目標にしています。
キャリアに関する専門家の育成を国が後押ししているので、今後も活躍が見込める職業といえるでしょう。
転職エージェントとの違いは?
キャリアコンサルタントと聞くと、「転職エージェントと何が違うの?」と思う人もいるでしょう。
転職エージェントにはキャリアアドバイザーと呼ばれるスタッフが在籍し、転職者にアドバイスを行います。
確かに両者とも相談者のキャリア形成に深く関わる職業ですが、最大の違いは国家資格の有無です。
キャリアコンサルタントは、名称独占資格となっているので国家資格を有している人しか名乗ることができません。
また、アドバイスできる業務範囲にも違いが見られます。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、転職相談のみ対応するのが仕事です。
しかし、キャリアコンサルタントは転職だけでなく、起業や社会復帰、仕事と家庭のバランスといったキャリア全体に関わる悩みに対応できます。
より包括的な内容についてコンサルティングを行うので、幅広い知識が必要になるでしょう。
未経験からでもキャリアコンサルタントになれる
キャリアコンサルタントという仕事について、「未経験者からでもなれるのか?」というのは気になるところでしょう。
結論から言えば、未経験からキャリアコンサルタントになることは十分可能です。
そもそもキャリアコンサルタントという資格は、2016年に新設された国家資格のため未経験者の参入が予想されていた職種です。
そのため、試験に合格すればキャリアコンサルタントを名乗ることができます。
国家試験に受かることはそれほど簡単ではありませんが、「絶対にキャリアコンサルタントになりたい!」という熱意があれば叶えられるでしょう。
また、未経験の職種への詳しいチャレンジ方法は、以下の記事でも解説しているので参考にしてください。
2.キャリアコンサルタントの転職先
キャリアコンサルタントの仕事について、様々な角度から解説しました。
ここではキャリアコンサルタントが活躍できる場として、おすすめの転職先を紹介します。
労働政策研究・研修機構の調査(調査時点2017年)によると、キャリアコンサルタントの主な活躍の場は、下表の通りです。
【キャリアコンサルタントの主な活躍の場】
現在の主な活躍の場(単数回答) | 度数 | % |
---|---|---|
企業 | 1,119 | 34.2 |
需給調整機関(派遣、ハローワーク、転職・再就職支援) | 661 | 20.2 |
学校・教育機関(キャリア教育、キャリアセンター) | 563 | 17.2 |
地域(地域若者サポートステーション、女性センター等 | 169 | 5.2 |
その他 | 271 | 8.3 |
なし | 490 | 15.0 |
(引用:労働政策研究報告書No.200 | 労働政策研究・研修機構)
就業先として、企業が全体の34.2%と多く、次いで需給調整機関の20.2%、学校・教育機関の17.2%と続きます。
また、「なし」と回答した人は20代が多く、15%と少し多めです。
これは、キャリアコンサルタントの仕事にある程度の経験が求められるためだと考えられます。
しかし、たとえ未経験であっても、資格以外の様々なスキルを身につければ転職先を見つけることは可能でしょう。
上記の表を踏まえ、ここではキャリアコンサルタントの転職先について以下の内容で解説します。
それでは、具体的に見ていきましょう。
需給調整機関や地域の公的就労支援機関
キャリアコンサルタントの転職先としてまず挙げられるのが、ハローワークなどの需給調整機関や地域の公的就労支援機関です。
これらの機関は、厚生労働省や経産省から運営を委託されたNPO法人や地方自治体、企業などの組織を指します。
企業の人材確保や雇用の安定のため、職業紹介や就労支援を行うのが仕事です。
需給調整機関や公的就労支援機関の代表的なものを下表にまとめたので、ご覧ください。
名称 | 設置・運営者 | 業務概要 |
---|---|---|
ハローワーク(公共職業安定所) | 厚生労働省の指導のもと都道府県の労働局が運営 | 職業紹介・雇用保険・雇用対策 |
ジョブカフェ |
経済産業省が支援し都道府県が主体となり設置 |
若者の就職支援 |
サポステ(地域若者サポートステーション) |
厚生労働省からの委託を受けたNPO法人や株式会社などが運営 | 15~49歳を対象に職業相談などによる就労支援 |
上記機関へ転職する場合は、キャリアコンサルタント業務の専任になることが多いため、経験や関連する資格があると有利です。
大学など教育機関の就職相談窓口
キャリアコンサルタントの転職先として次に挙げられるのが、大学などの教育機関の就職相談窓口です。
雇用形態は派遣やアルバイトが多いですが、非正規で経験を積んだのちに正社員として採用される可能性もあります。
教育機関のキャリアコンサルタントは、キャリア相談に関する仕事以外にも学生に対してキャリア教育を行うこともあります。
キャリア教育の一環として、授業を実施することもあるので、教育に関する基礎的な知識も必要になるでしょう。
一般企業の人事職
キャリアコンサルタントの資格は、一般企業の人事職にも活かすことができます。
人事職と聞くと、従業員の雇用や年収管理などを想像する人が多いでしょう。
しかし、人事の仕事はそれだけでなく従業員のキャリア支援を行うこともあります。
特に2016年に「改正職業能力開発促進法」が施行されたことで、その重要性も高まっています。
この法律によって企業が雇用する従業員に対し、キャリアコンサルティングを受ける機会を提供するよう規定されました。
今後はこの流れが加速していくことが予想されるので、一般企業の人事職への転職にキャリアコンサルタントの資格は大いに役立つでしょう。
人材紹介会社
人材紹介会社への転職にも、キャリアコンサルタントの資格を活かすことができます。
人材紹介会社は、厚生労働大臣の許可を受けて職業紹介を行うことを仕事としており、いわゆる転職エージェントのことを指します。
転職エージェントは求職者の転職をサポートするため、キャリアコンサルタントの資格を大いに役立てることが可能です。
転職エージェントになるためには、必ずしも資格が必要というわけではありません。
しかし、キャリアコンサルタントの資格を持っていることで面接において即戦力になることをアピールできるでしょう。
3.キャリアコンサルタントの資格を活かした転職成功例
キャリアコンサルタントの転職先を紹介しました。
キャリアコンサルタントの資格を活かした転職は、未経験でも実現することが可能です。
しかし「本当に未経験からの転職事例なんてあるの?」と不安になることもあるでしょう。
ここでは、キャリアコンサルタントの資格を活かした転職成功例を紹介します。
未経験から人事に転職
■どうやって?(高尾)
・キャリアコンサルタントの資格を取得し、労務やメンタルヘルスを含めた勉強をした(おすすめ!)
・未経験人事は枠が少ないので、とにかく情報収集+自分から取りに行く動きもしていた+信頼できるエージェントの人に合いそうな会社はどこか聞いたりした#なるにはトーク pic.twitter.com/74EN0BTPqm— たかお(ありぱん)🍞パン好き人事 (@arisa_takao) June 10, 2020
キャリアコンサルタントの資格を活かし、人事職に転職した人もいます。
人事職は従業員のキャリア支援だけでなく、メンタルケアの施策を講じるなど労働環境の整備が必要になることもあります。
人事職を目指す人は、キャリアコンサルタントの資格と併せて、労務やメンタルヘルスの勉強もしておきましょう。
また、未経験から人事職への転職については、以下の記事でも解説しているので参考にしてください。
専業主婦からキャリアコンサルタントに転職成功
10年間、専業主婦をしながら
自分の価値を見出したくて
プロ専業主婦を目指しました。でも、なれませんでした。
なぜかというと、
仕事内容が合わなかったからです。仕事内容が合わないので
キャリアコンサルタントに転職しました。— 専業主婦専門キャリコン/金子千鶴 (@dYJa1FSjTz13h2G) May 21, 2020
専業主婦をされていた人が、キャリアコンサルタントへの就職を成功させた事例もあります。
キャリアコンサルタントの資格取得には、年齢制限がありません。
下表は、労働政策研究・研修機構の調査(2018年)結果から、キャリアコンサルタントの年齢構成を並べたものです。
【キャリアコンサルタントの年齢】
年代 | 全体(%) | 男性(%) | 女性(%) |
20代 | 1.2 | 0.9 | 1.5 |
30代 | 11.3 | 8.3 | 13.8 |
40代 | 29.7 | 21.6 | 36.4 |
50代 | 38.6 | 36.6 | 40.3 |
60代以上 | 19.2 | 32.6 | 8.0 |
(引用:労働政策研究報告書No.200 | 労働政策研究・研修機構)
この表からもわかる通り、キャリアコンサルタントとして活躍されている人たちは、40代や50代といったミドル世代が圧倒的に多いです。
「年齢的に無理かな」と諦めたりせず、チャレンジすることが大切です。
4.キャリアコンサルタントの国家資格の取り方
それでは、キャリアコンサルタントの国家資格はどのように取得すればいいのでしょうか。
キャリアコンサルタントになるためには、国家試験に合格することが必要です。
国家試験に合格することで、キャリアコンサルタント名簿に登録され活動することができるようになります。
ここでは、キャリアコンサルタントの国家資格の取得方法について、以下の内容で解説します。
それでは見ていきましょう。
受験資格
まず、キャリアコンサルタントの受験資格について確認しておきましょう。
詳しい受験資格は、以下の通りです。
キャリアコンサルタント試験は、次のいずれかの要件を満たした方が受験できます。
- 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者(講習カリキュラムは別表(略)に記載)
- 労働者の職業選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験(5(略)を参照)を有する者
- 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
- 上記の項目と同等以上の能力を有する者
キャリアコンサルタントの受験資格を得るためには、厚生労働大臣が認定する講習を受けるか、3年以上の実務経験が必要です。
厚生労働大臣が認定する講習は、全部で21講習(2020年12月22日現在)あり、全国各地で年に数回開催されています。
試験の免除規定
また、キャリアコンサルタントの国家試験には免除規定が設けられています。
キャリアコンサルティング技能検定の1級または2級の保持者は、キャリアコンサルタントの学科試験と実技試験が免除され、資格を取得できます。
【国家検定キャリアコンサルティング技能検定】
区分 | 求められるレベル |
---|---|
1級キャリアコンサルティング技能士 | 相談者への高い支援能力と企業との連携・調整力があり、キャリアコンサルタントにも指導・アドバイスができる |
2級キャリアコンサルティング技能士 | 相談者と関係を構築し、課題などを見極めて相談支援を的確にできる |
キャリアコンサルティング技能士について詳細を知りたい人は、「国家検定キャリアコンサルティング技能検定」をご覧ください。
試験科目
キャリアコンサルタント試験は、学科試験と実技試験(論述試験・面接試験)にわかれています。
詳しい試験科目は、以下の通りです。
【キャリアコンサルタントの試験科目】
- 職業能力開発促進法その他関係法令
- キャリアコンサルティングの理論・実務・社会的意義
- キャリアコンサルタントの倫理と行動
これらの科目を通してキャリアコンサルタントとして必要な知識と実務対応力が測られます。
過去問なども用意されているので、講習を受けつつ学習を進めておきましょう。
試験実施機関
試験は、厚生労働大臣が指定した次の試験実施機関で年2回行われます。
【キャリアコンサルタントの試験実施機関】
- 特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会
- 特定非営利活動法人日本キャリア開発協会
学科試験は上記の2団体にて同日に行われますが、実技試験の日は異なることがあるので注意しましょう。
合格率
次は、キャリアコンサルタントの合格率について見てみましょう
2020年3月実施のキャリアコンサルタント試験の受験者・合格者数・合格率は、下表の通りです。
[第14回キャリアコンサルタント試験結果](2020年3月実施)
区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
学科試験 | 3,329 人 | 2,237 人 | 67.2% |
実技試験 | 3,649 人 | 2,407 人 | 66.0% |
学科・実技同時受験 | 2,771 人 | 1,533 人 | 55.3% |
(引用:第14回キャリアコンサルタント試験結果の概要| 厚生労働省)
合格率は、学科67.2%、実技66.0%、同時受験者が55.3%です。
学科・実技同時受験の合格率が個別受験より若干低いですが、例年ほぼ同様の合格率になっています。
半分以上の人が合格できる試験なので、そこまで難易度は高くないでしょう。
5.キャリアコンサルタントに向いている人の特徴
キャリアコンサルタントの国家資格の取り方について解説しました。
キャリアコンサルタントの資格はそれほど難易度が高くないため、対策をしっかりと行うことで取得できます。
しかし、「そもそも自分にキャリアコンサルタントが向いているのか?」と悩むこともあるでしょう。
ここでは、キャリアコンサルタントに向いている人の特徴について解説します。
詳しい内容は、以下の通りです。
それでは見ていきましょう。
人と関わることが好きな人
キャリアコンサルタントの仕事は、相談者の人柄や適性を知ることから始まります。
絶えず人と接するので、人と関わることが好きな人に向いています。
相談者と密にコミュニケーションを取り、相手の今後の人生について真剣に向き合う姿勢が必要です。
相談者の悩みに寄り添うことが求められるので、誰かの役に立ちたいという気持ちが強い人にふさわしい仕事といえるでしょう。
責任感がある人
キャリアコンサルタントに向いている人の特徴として2つ目に挙げられるのが、責任感がある人です。
キャリアの選択は、相談者のその後の人生を大きく左右するものでもあります。
そのため、キャリアコンサルタントには相手の相談に真剣に向き合い、その人に合ったキャリアの歩み方をアドバイスすることが求められます。
キャリアコンサルタントの言葉1つで相談者の人生が大きく変わる可能性があるので、責任感のある人が向いているといえるでしょう。
幅広い知識の習得ができる人
キャリアコンサルタントに向いている人として、幅広い知識の習得ができる人も挙げられます。
キャリアコンサルタントは、様々な人のキャリアに関する悩みを解決していく仕事です。
例えば、以下のような相談が寄せられます。
- 起業を考えている
- シングルマザーでも働きやすい仕事を探している
- キャリアアップに必要な資格を教えてほしい
相談者によって悩みの種類や境遇も大きく違うので、あらゆる知識を吸収していく必要があるでしょう。
キャリアについてだけでなく、家庭環境の実態についてなども学ぶことが求められます。
自分のキャリアに思い悩んだ経験がある人
自分のキャリアに思い悩んだ経験がある人も、キャリアコンサルタントに向いています。
キャリアについて悩んだり、苦しんだりといった経験がある人は、相談者の気持ちをより深く理解し、寄り添うこともできるでしょう。
悩みに対して親身になれるので相談者も安心感を抱きやすく、信頼関係を築いていくことができます。
また、自分自身の経験を基にキャリアコンサルティングを行えるので、説得力のあるカウンセリングを実施できるでしょう。
6.キャリアコンサルタントへの転職を成功させるためのポイント
キャリアコンサルタントに向いている人の特徴を紹介しました。
上記の解説を読んで「実際にキャリアコンサルタントに転職したい!」という思いが強まった人もいるでしょう。
キャリアコンサルタントへの転職を成功させるためには、いくつかのポイント押さえることが大切です。
具体的には、以下の内容が挙げられます。
それでは見ていきましょう。
自己分析で自分の強みを理解する
キャリアコンサルタントへの転職を成功させるには、自己分析を行うことが大切です。
自己分析が上手くできていないと自分の強みが理解できず、面接の際に上手く自分をアピールできません。
自己分析を通して自分の強みを知るためには、以下のことについて自問自答してみるのがおすすめです。
- 自分はどのような性格か
- 自分の長所は何か
- 自分の長所の根拠となる経験は何か
- 社会人経験の中で得た強みは何か
これらについて紙に書き出し、考えをまとめておきましょう。
また、明確になった自分の強みが、キャリアコンサルタントの仕事でどのように発揮できるかも併せて考えておくといいでしょう。
様々な業界について勉強しておく
キャリアコンサルタントは、様々な人のキャリアに対して専門的なアドバイスを行うことが必要になります。
あらゆる業界に精通していることが求められるので、転職する前から勉強しておくことがおすすめです。
転職してからでも業界について学ぶことは可能ですが、興味のある転職先の知識を学んでおくことは大切です。
転職前から学んでおけば、面接の際にキャリアコンサルタントへの熱意や、即戦力として活躍できる可能性をアピールできるでしょう。
面接での印象がよくなるだけでなく、転職に成功した後も使える知識なので、本などを利用して学ぶのがおすすめです。
転職エージェントを利用する
未経験からキャリアコンサルタントへの転職を目指す場合は、転職エージェントを利用することもおすすめです。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたの転職活動をサポートしてくれます。
自己分析の具体的なやり方や、キャリアコンサルタントへ転職するための勉強方法なども詳しく教えてくれる可能性があるでしょう。
また、転職エージェントでは企業に対して推薦状を出してくれることもあります。
エージェント自身が積極的にあなたをアピールしてくれるので、書類選考を有利に進めていくことも可能です。
模擬面接などもしっかりと行ってくれるので、あなたの転職の心強い味方になってくれるでしょう。
転職エージェントの上手な活用方法は、こちらの記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
7.キャリアコンサルタントへの転職におすすめの転職エージェント
キャリアコンサルタントへの転職には、転職エージェントの利用がおすすめです。
しかし、「転職エージェントってどこを利用すればいいの?」という疑問もあるでしょう。
ここでは、キャリアコンサルタントへの転職におすすめの転職エージェントを紹介します。
具体的には、以下の3つの転職エージェントです。
それでは見ていきましょう。
豊富な案件を保持!「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
「豊富な案件の中から比較検討したい」という人には、リクルートエージェントがおすすめです。
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約14,800件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
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公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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まとめ
今回は、未経験からキャリアコンサルタントへ転職するための方法について解説しました。
キャリアコンサルタントは、未経験でも十分転職することができます。
転職を成功させるためには、以下の点を押さえることが大切です。
- 自己分析で自分の強みを理解する
- 様々な業界について勉強しておく
- 転職エージェントを利用する
これらを正しく行い、キャリアコンサルタントの夢を叶えましょう。
また、夢の実現のために下記の3つの転職エージェントを利用するのもおすすめです。
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