最終更新日:2021/02/12
現職の塾講師を辞めたいけれども、どんな職種・職場に転職すればよいのかわからないと困っていませんか。
塾講師から別職種の転職は、年齢次第では不可能ではありません。
当記事では、塾講師からの転職を成功させるコツについて解説します。
また、塾講師が転職する理由、転職で活かせるスキル・経験、おすすめの転職エージェントなども取り上げます。
このページを読めば、塾講師から他の職種に転職できる可能性も高まるので、ぜひ参考にしてください。
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1.塾講師からの転職は難しいのか
塾講師からの転職は不可能ではありませんが、他の業種や職種とは少し違った苦労があると知っておきましょう。
また、年齢によってはなかなか転職できない可能性があります。
ここでは、塾講師からの転職の難易度はどうなのかを、年代別に詳しく紹介していきます。
若手の方が転職しやすい
塾講師からの転職でも、20代前半での転職であれば、さまざまな職種にチャレンジできます。
会社側は、若手であればポテンシャル採用する傾向にあり、塾講師の経験やスキルが少なくても内定を取りやすいです。
講師のスキルが転用できる業種・職種であれば、さらに歓迎されるでしょう。
転職は早ければ早いほど、成功する可能性が高まります。
30代以上は厳しい
30代以上になってしまうと、転職は簡単ではありません。
なぜなら、この年代になると高い専門性を求められることが多いのですが、塾講師の経験やスキルは民間企業の職種に転用できるものが少ないためです。
塾講師であれば別の塾への転職は比較的簡単ですが、まったく別の職種への転職は、相当ハードルが高いでしょう。
30代以上の人は、「そう簡単に転職できない」と覚悟を持ち、腰を据えて転職活動してください。
2.塾講師が転職する理由とは?
塾講師は、低年収や激務を理由に辞めることが多いです。
ノルマを課せられることに嫌気が差し、退職する人も少なくありません。
ここでは、こうした塾講師が転職する理由について紹介します。
年収が高いとは言えない
塾講師の年収は、400~500万円程度のため、それほど高いとは言えません。
勤続年数が増えるごとに年収アップを見込めますが、「みなし(固定)残業制」を採用して、残業代が発生しない塾もあります。
こうした状況だからこそ、自身のキャリアプランを考えて、若いうちから転職活動する人も少なくありません。
塾講師の年収についてもっと知りたい人は、「塾講師の年収は400~500万円!勤務形態や収入アップの方法を解説」も参考にしてください。
休みが取れなくて激務
塾講師は、普通のビジネスパーソンとは違った時間帯で働きます。
- 夕方から夜にかけての勤務
- 夏期・冬期講習は午前出勤あり
- お盆・お正月も働く
また、休日出勤も珍しくないため、ハードワークといっても過言ではありません。
「プライベートの時間を作れない」「長時間労働のわりには薄給」といった理由で、塾講師を辞める人もいるでしょう。
社内体制がしっかりしていない
塾によってはすぐに人が辞めてしまい、しっかりと引き継ぎも行われません。
こうした環境だと、新人教育も疎かになってしまいます。
社内体制が整備されていない上に、通常業務も忙しい場合、仕事に嫌気が差してしまいます。
ノルマを課せられる
塾講師は、授業するだけではなく、新規顧客獲得なども業務に含まれます。
新たなコマを増やすといったこともあり、ノルマが厳しいです。
そのため、「教えることだけに特化したい」という人は、塾講師を長く続けられない傾向にあります。
3.塾講師が転職で活かせるスキル・経験
塾講師をやっている場合、コミュニケーション能力やコーチングスキルを身に付けられます。
他にも、チームワーク力などが得られる仕事です。
この章では転職のときにアピールできる、塾講師が身につけられるスキル・経験をご紹介します。
コミュニケーション能力
塾講師をやっていると、自ずとコミュニケーション能力が高くなります。
学生の学力をアップさせ、希望の進路に進ませるためには、日頃から生徒とコミュニケーションしなければならないからです。
さらに、生徒だけではなく、保護者対応も業務に含まれています。
保護者ともしっかりとコミュニケーションしなければ、トラブルに発展してしまうかもしれません。
コミュニケーション能力が必須の職種だからこそ、続けていくうちに、コミュニケーション能力はアップします。
コーチングスキル
塾講師の仕事そのものが、コーチングスキルアップにつながります。
コーチングは、問題の解き方を解説するのではなく、生徒の中にある答えを引き出すことです。
適切にコーチングするためには、生徒一人一人と向き合わなければなりません。
生徒それぞれの強みを理解し、適切なアドバイスができるようになっていれば、コーチングスキルは高いと言えるでしょう。
チームワーク力
塾講師は、対生徒、対保護者だけではなく、他科目の講師とコミュニケーションをとる仕事でもあります。
教える方法をアドバイスしたり、情報交換したりなど、講師同士のコミュニケーションは活発です。
講師同士のコミュニケーションが多い環境だからこそ、チームワーク力をアップさせられます。
4.塾講師のおすすめの転職先
塾講師の経験やスキルを活かせる仕事は、たくさんあります。
特に、教育関連の仕事、営業、事務職、人材紹介会社はおすすめです。
詳しく塾講師のおすすめの転職先を見ていきましょう。
教育関連の仕事
塾講師の経験があれば、教育関連の仕事に就きやすいです。
教育関連の仕事の中でおすすめなのは、企画・商品開発職です。
現場を知っているからこそ、生徒や保護者の求める商品・サービスを作れます。
以下の求人は、未経験で教育出版の編集を募集しています。
(参考:リクナビNEXT/2019年10月時点)
「クリエイティブな仕事をしたい」「できるだけ塾講師の経験を活かして転職したい」という人は、教育関連の仕事を選びましょう。
営業
コミュニケーション能力を活かしたい人は、営業職もおすすめです。
営業職によって扱う商品や業種などが異なりますが、未経験採用であれば、Web広告の営業を狙いましょう。
インターネット広告は年々市場規模を拡大しているため、さまざまな企業が未経験でWeb広告の営業を採用しています。
例えば、次の求人は、未経験からサービスの提案営業を募集しています。
(参考:リクナビNEXT/2019年10月時点)
こうした営業職の募集は各転職サイトにたくさん掲載されていますので、自分に合ったものを見つけてください。
事務職
「残業したくない」「土日は休みたい」という人は、事務職を選びましょう。
事務職になるためには、ExcelやWordなどのパソコンスキルを求められますが、塾講師のような長時間労働とは無縁になります。
正社員採用かつ未経験歓迎の求人には、次のようなものがあります。
(参考:リクナビNEXT/2019年10月時点)
事務職のようなバックオフィス系業務は、他にも、経理や人事、総務などがあります。
労働時間を減らしたい人は、こうしたバックオフィス系業務に転職しましょう。
人材紹介会社
人の強みを引き出すコーチングスキルを活かしたい人は、人材紹介会社のコンサルタントがおすすめです。
人材コンサルタントは、会社と求職者それぞれの話を聞き、マッチングを提案する仕事です。
また、コーチングスキルだけではなく、コミュニケーション能力も求められるため、塾講師の経験をフルに活用できます。
そんな人材コンサルタントも、未経験歓迎の求人は多いです。
(参考:リクナビNEXT/2019年10月時点)
教育業界から人材業界へ転職する人も多いため、検討してみてはいかがでしょうか。
5.塾講師からの転職を成功させる秘訣とは
塾講師から別の職種に転職するコツは、しっかりと自己PRを考えて、面接の練習を繰り返すことです。
スムーズに転職したい人は、転職エージェントも利用しましょう。
ここでは、塾講師からの転職を成功させる秘訣について紹介します。
入念に自己PRを考える
塾講師は、利益を上げる仕事とは言えないため、別職種への転職は難しい傾向にあります。
しかしながら、現職で新規顧客の獲得などで評価されていた場合、その点をアピールできるでしょう。
会社によっては、コミュニケーション能力やチームワーク力も、アピールポイントになります。
自己PRを考える際、転職先の求める人材に合わせるようにすれば、内定を獲得できる可能性が高まります。
面接の練習を繰り返す
転職の面接では、質問に答えているだけではなく、自分がどのような人材なのかしっかりとアピールしましょう。
面接試験を突破するためには、事前の企業研究と、面接の反復練習が重要になります。
コミュニケーション力の高さをアピールするためにも、面接をしっかりと練習しておきましょう。
転職エージェントの活用
転職エージェントを利用すれば、自分で転職活動するよりも、スムーズに進められます。
転職エージェントは、企業に条件交渉してくれたり、求人を紹介してくれたり、面接の対策をしてくれたりするサービスです。
しかも、無料で利用できるため、登録しておいて損はありません。
専門家に転職に関する悩みなどを相談して、内定を近づけましょう。
6.塾講師におすすめしたい転職エージェント
転職エージェントを利用することで、塾講師から別職種への転職がスムーズに進みます。
自分に合った転職エージェントを見つけられれば、内定を近づけられるでしょう。
ここでは、塾講師におすすめしたい転職エージェントをいくつか選出しました。
豊富な求人数から選択したい人は「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」は、業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェントです。
大量の案件からピッタリの求人を見つけたい場合、最適なエージェントと言えるでしょう。
また、20〜40代などさまざまな世代に対応しており、豊富な求人から選択したい人におすすめです。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
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公開求人数 | 約107,700件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
約137,800件 (2021年2月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【2月最新】リクルートエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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現職が忙しいけれども転職したい人は「doda」
(引用:doda)
「doda」は、転職サイトとしても利用できる国内最大級の転職エージェントです。
ユーザーからのサポートに対する評価も高く、利用しやすい転職エージェントとして知られています。
各会社からから直接オファーを受け取れるスカウトサービスもあるため、現職で忙しいけれど転職したい人におすすめです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約72,000件 (2021年2月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【2月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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非正規雇用から正社員になりたい人は「ハタラクティブ」
(引用:ハタラクティブ)
ハタラクティブは、主に20代のフリーター・既卒・第二新卒向けの転職支援に特化した転職エージェントです。
求人の80%以上が「完全に未経験でも正社員として就職できる求人」であり、学歴・経歴に関係なく、誰でも気軽に転職支援を受けることが出来ます。
実際に、ハタラクティブの40%以上の利用者は社会人経験が無く、また、50%以上の利用の最終学歴が大卒以下という調査結果も出ています。
ハタラクティブの強みは、「短期間で自分に合った仕事に就けること」です。
一人ひとりに合った職種や企業を紹介してくれますし、内定率80.4%と業界最高レベルを誇り、最短2週間で内定を獲得することも出来ます。
ハタラクティブのサービスの流れは、以下の通りです。
登録完了後には、アドバイザーとの面談をする日程を決めるために、0120-979-185から電話がかかってきます。
番号を登録しておいたり、知らない番号を拒否しないように着信設定を確認し、必ず対応しましょう。
また、登録後には面談があり、アドバイザーがあなたのこれまでの経験や希望を聞いた上で、求人の紹介をしてくれます。
面談時には、履歴書や職務経歴書を一緒に作成することも出来ますし、あなたの作成した書類を添削してもらうことも可能です。
聞かれた質問にどうやって答えたらいいのか不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、事前に回答を準備しておくことなどは不要なため、安心して面談に臨んでくださいね。
ハタラクティブは、正社員としての就職を考えている20代の方にとって、安心してサポートを任せられるエージェントと言えるでしょう。
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://hataractive.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「騙されるな!ハタラクティブの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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まとめ
塾講師から別の職種に転職することは可能です。
転職を成功させるためにも、塾講師のスキルや経験を生かせる、おすすめの転職先を探してみましょう。
転職を成功させる方法は、次の通りです。
- 自己PRを練る
- 若手は転職できる可能性が高い
- 面接練習を疎かにしない
- 転職エージェントに登録する
転職を円滑に進めたい人は、「リクルートエージェント」、「doda」、「ハタラクティブ」などの転職エージェントを利用しましょう。
塾講師から転職するために、転職エージェントを利用して、快適な労働環境を見つけませんか。