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昨今の金融業界では、AIやブロックチェーンなどの新しい技術導入が進められています。
そんな背景から、金融業界の将来性に危機感を覚えている人も多いでしょう。
しかし、未経験から異業種への転職となると、不安を感じて躊躇してしまいますよね。
この記事では、金融機関からの転職に役立つ情報を紹介します。
金融機関出身者が評価される「強み」や「有利になる資格」なども紹介するので、異業種への転職を成功させるヒントにしてください。
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1.金融機関からの転職を考える主な理由
昨今、金融業界を取り巻く環境の変化から、金融機関からの転職を考える方も少なくありません。
厚生労働省による「新規大卒者の離職状況」の調査では、金融業・保険業において3年以内に離職した人の割合は24.2%という結果も出ています。(参照:新規大卒就職者の離職状況 平成30年3月卒業者|厚生労働省)
ここでは、金融業界からの転職を考えるきっかけになりやすい理由を、いくつかピックアップしてご紹介します。
ノルマが厳しい
金融機関には営業ノルマがあり、ノルマの達成基準が厳しいという特徴があります。
特に、営業担当は、会社や支店のノルマに毎月追われます。
そのため、「毎月のノルマがプレッシャーに感じる」という方も少なくありません。
激務でワークライフバランスが取りづらい
金融機関はワークライフバランスが取りづらいことを理由に、転職を考えるケースも見られます。
金融機関の業務は「資格ありき」で行うため、入社後から資格取得と業務を並行するケースがほとんどです。
そのため、プライベートな時間を犠牲にして、資格取得を優先する人も多いです。
加えて、金融機関は職種によっては転勤が多くなります。
地域限定や全国など転勤の範囲は部署や人によりますが、異動のたびに新たな人間関係を構築し業務を覚え直すケースがほとんどです。
特に家族がいる場合、急な引っ越しで休みがつぶれたり、転勤先で新しいポジションに慣れるまでは余裕がなくなったりで、家族への負担も大きくなります。
組織体制が古く上司と考え方が合わない
金融機関では、組織体制が古く上司と部下の間で考え方が合わないことがあります。
それは、金融機関が「年功序列」を重んじる風土だからです。
年功序列の組織では、若い世代の裁量が狭く、できることも限られています。
そういった風土に不満を感じて、転職を考える20代・30代も多いと考えられます。
また、年功序列とはいっても、年齢に合わせて必ず役職が上がっていくとは限りません。
上の役職になるほど椅子の数は少なくなり、競争が激化します。
特に、銀行などの金融機関では、支店の再編などによって支店長のポストが減ってしまうことも多いです。
組織内での出世競争が厳しくなることを受け、キャリアに不安を感じた人が転職を考えると予想できます。
顧客本意でない営業に嫌気がさす
金融機関では、顧客本意でない商品だとしても、会社が売りたい商品を提案しなければならない場合も当然あります。
そのため、顧客本位でない営業をすることが苦痛で転職を考えるケースも少なくありません。
顧客と良い関係を築けているからこそ、「顧客のニーズにそぐわない商品は売りたくない」と考える方もいるでしょう。
AI導入による人員削減
新しい技術の導入も、金融機関からの転職の一因となっています。
AI導入によってさまざまな業務が置き換えられ、最低限の人数で業務を遂行できるようになりました。
このような状況もあり、数年前からメガバンクでも人員の削減が始まり、転職を考える人も増えています。
実際、銀行によって違いはあるものの、法人の財務情報を入力すると自動的に貸出の上限額を算出するシステムが導入されました。
そういった業務は、人間よりもAIの方が正確にかつ速くこなせるため、多くの金融機関でAIの導入が進みつつあります。
金融機関からの転職者が多い理由には、金融機関を取り巻く労働環境の変化が大きく関係していると言えるでしょう。
2.金融機関出身者が転職で評価される5つの強み
金融機関の業務は専門性が高いため、経験やスキルが転職を有利に進める強みになります。
ここでは、金融機関出身者の転職で有利になる6つの強みを紹介します。
強み1.コツコツと作業を継続できる力
細かな業務をこなすスキルや、資格取得に向けてコツコツと努力し続けた経験は、転職で有利になります。
金融機関出身者にとっては当たり前に感じる部分かもしれませんが、正確性や真面目に取り組む姿勢は転職で評価されやすいです。
実際に、金融機関では資格を取得しなければ商品販売ができないため、日々の業務と並行しながら資格取得を目指します。
しかし、仕事をしながら資格取得の勉強もするのは、簡単なことではありません。
根気と熱意がなければ続けられないため、コツコツと継続できる力は評価されるポイントとなるでしょう。
また、訪問やこまめな連絡など、顧客との信頼関係を築いた経験もアピールできます。
強み2.数字を読み解くスキル
どのような組織であっても、企業では数字の扱いに長けた人材が必ず求められます。
例えば、銀行員は出納管理で日々さまざまな数字を処理しています。
そのため、企業の管理部門といった、お金や数字を扱う部署では、金融機関出身者が歓迎されやすいです。
なかでもコンサルティング会社では、数字から顧客の状態を読み解くスキルが求められるため、銀行員の経験を活かせます。
このように数字を読み解き、論理的に話す技術はどこの業界・職種でも重宝されるため、強みとしてアピールできるでしょう。
強み3.仕事を通して取得した資格
たとえ転職先の業務に資格が必要なくとも、すでに保有している資格は一定以上の知識とスキルを持つ証明になります。
資格によっては、直接的に転職先や希望職種へ活かせる場合もあるでしょう。
例えば、簿記があれば経理、宅地建物取引士があれば不動産会社の営業などへの転職の際に有利に働きます。
なかでも転職で評価が高くなる資格は、公認会計士や宅地建物取引士といった難易度の高いものです。
これらの資格を取得しておけば優秀な人材とみられ、転職が有利に進む可能性があります。
転職で活かせる資格は企業によって異なるため、業界や職種を幅広く確認しましょう。
資格について具体的に知りたい方は、「6.金融機関からの転職に有利な資格」をご覧ください。
強み4.経営者との折衝経験
金融機関の業務で経営者との折衝経験がある人は、転職で有利になります。
特に若手の金融機関出身者の場合、経営者との商談や折衝経験は大きな強みとしてアピールできます。
例えば、銀行員の融資業務では、企業の状況を踏まえて経営者へアプローチをします。
そのため、転職活動では「経営課題について、どうアプローチし成果へ結びつけたか」などの折衝経験を話すと良いでしょう。
また、経営者と信頼関係を築いた経験やスキルについてもアピールしましょう。
強み5.ストレス耐性
業務や社内に対してストレス耐性があることが、転職の際の強みになる場合もあります。
金融機関は上下関係を重んじる古い風土が残っており、その特殊な環境にいたことが武器になります。
例えば、激務の中での資格取得、営業ノルマ達成への取り組み、数年おきの転勤などは、ストレス耐性が高いことをアピールできる材料となるでしょう。
仕事に対する柔軟性の高さ
金融機関出身者は、度重なるジョブローテーションへ柔軟に対応できるスキルも強みになります。
採用する企業にとって、配属先を選ばず仕事へ柔軟に対応できるジェネラリストは、扱いやすい人材と認識されるからです。
このように柔軟性の高い金融機関出身者は、幅広い仕事を任せられるため他の業界へ転職する際にも有利と言えます。
強み6.リスクを見抜くスキル
金融機関で養われた、リスクを見抜くスキルは転職の強みとなります。
例えば、投資銀行員は投資先の経営状態や将来性などを見据えて、取引するか否かを判断します。
今までに自分がどのような分析してきたか、どのようにリスク回避してきたかをアピールするといいでしょう。
先見の明をもち、リスクを見抜くスキルは他業界においても重宝されます。
3.金融からの転職で有利な業界・転職先
金融業界出身者のスキルや業務への対応力は、業界を問わず歓迎されます。
就職の競争率が高い金融機関へ就職できた人は、優秀な人材と捉えられる傾向があるからです。
また、金融機関で身につけたスキルや経験は、別の業界へ転職する際にも有利です。
ここでは、金融機関出身者のスキルや経験を活かせる転職先について紹介します。
銀行や保険会社などの同業種
同じ金融機関へ転職する場合、金融機関出身者は転職が有利になります。
金融業界では、中途採用募集で即戦力を求める企業が多く、業界経験が活かせるからです。
特に銀行から銀行、保険会社から保険会社など、同じ金融機関へ転職するケースでは、即戦力と見なされ採用が有利になります。
また、銀行から保険会社への転職といった金融業界内の別業種への転職も、このパターンに含まれます。
金融業界はその他にも、リース会社、証券会社やノンバンクなど多様な形態の企業があります。
どの分野においても金融業界の経験があれば、アピールできるでしょう。
そのため、異業界への転職と比較して、同じ金融機関への転職の難易度は低いと言えます。
コンサルティングファーム
金融機関出身者は、コンサルティングファームへの転職が有利になります。
コンサルティングファームでは、金融機関で培ったスキルや経験を活かしやすいからです。
例えば、数字を読み解くスキルや、顧客の問題解決へ向けた提案などが活かせます。
コンサルティングファームの仕事は、顧客の経営上の課題を見つけて解決することです。
企業のデータから、顧客の抱える問題の原因を見つけるスキルが求められます。
そのため、法人営業経験の商談や折衝経験も強みとなるでしょう。
監査法人
金融機関出身者にとって、監査法人も人気の転職先です。
監査法人では、企業の財務状態を監査する業務に加え、クライアントの財務コンサルタントの業務もあるため、金融業界の知識が役立つためです。
銀行や証券会社出身であれば、今までにも多数の会社の財務情報を分析してきています。
財務状況からクライアントの課題を見つけ、改善するスキルは強みになるでしょう。
フィンテック業界のベンチャー企業
金融業界の知識をいかし、フィンテック業界のベンチャー企業もおすすめです。
古い組織体制を重んじる銀行などと違い、ベンチャー企業は常に新しい方法を取り入れ、変化が目まぐるしい企業が多いと言えます。
近年、投資商品の自動売買や暗号資産など、比較的新しい金融商品も増えてきました。
金融×IT技術を取り入れたフィンテック業界は、今後ますます盛り上がっていくでしょう。
金融業界の知識をしかしつつ、新しい技術やアイディアに触れていきたいという人にはおすすめです。
公務員
金融機関出身者には、公務員へ転職する人も多く、人気の転職先です。
金融機関と公務員は、上下関係を重んじる風土や職業の安定性など共通点が多く、転職後もなじみやすいと言われています。
特に市役所や区役所、都道府県庁などの役所では多くの個人情報を扱うため、金融機関での経験を活かせます。
金融機関出身者は「コンプライアンスを厳守し情報を取り扱う」という認識があるので、公務員へ転職してもギャップが少ないはずです。
なお、公務員の中途採用募集は、筆記試験が必須であり時期が限定されています。
金融機関の業務を行いながら試験対策を行うため、転職するまで厳しい状況が続くと心づもりしておきましょう。
一般企業の経理・財務・人事などの管理部門
金融機関出身者は、一般企業の経理や人事などの管理部門への転職が有利です。
銀行経験者であれば、お金の流れや決算書のチェックなどの経験が、一般企業での経理・財務の仕事で役立つためです。
その他にも、会計知識や証券知識、金融法制の知識など、金融の知識は経理・財務でも活かせる部分があります。
人事においても、金融機関で養われたリスクマネジメントスキルや、給与計算などの労務知識があれば、一般企業においても即戦力と見なされるでしょう。
4.金融機関からの転職を成功させるポイント
ここでは、金融機関からの転職を成功させるポイントを紹介します。
ポイント1.業種を絞りすぎずスキルを活かせる場所を探す
金融機関から転職する際は業界を絞りすぎず、今までの経験やスキルを活かせる場所を探しましょう。
異業種への転職は不安がつきまとうものですが、金融機関出身者を求めている業界はたくさんあります。
IT・WEBなど今までとは違った業界でも、金融機関で得たスキルを活かし、キャリアアップを目指せるポジションであれば積極的に応募してみましょう。
ポイント2.社風や仕事のやり方が変わることを想定しておく
会社にもよりますが、「金融機関は年功序列であり、上司の指示は絶対である」といった社風が多いです。
金融機関の営業職に就き、課せられたノルマを必死にこなすことに全力を注いできた方もいるでしょう。
現行のやり方を守ってきた企業から、新しいやり方を推奨したり、改革力を求める社風のところへ転職するとギャップを感じるかもしれません。
転職後は、社風や仕事のやり方が変わることを想定しておきましょう。
ポイント3.年収が下がる可能性があることを覚悟しておく
金融機関から転職する場合、年収が下がるケースがあると覚悟しておきましょう。
一般的に、金融は平均年収が高い業界です。
転職する目的が、ワークライフバランスやポジションアップなどの年収以外であれば、たとえ年収が下がったとしても転職成功と言えます。
年収が下がる可能性も覚悟しつつ、今後のキャリアビジョンについて考えておきましょう。
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ポイント4.転職について家族と相談する
家族を持つ方が金融機関から転職をする場合は、必ず家族に相談してから転職活動を始めましょう。
金融機関は年収水準が高く、転職後に年収が下がれば家計への負担が大きくなる可能性があります。
家族からの支援が得られなければ、転職そのものが難しくなってしまいます。
「転職したい」と強く考えているなら、一人で決めずに事前に家族とすり合わせをするのが望ましいです。
転職は人生設計にも影響を与えるため、家族でしっかり話し合い、お互いに納得できる転職を目指しましょう。
ポイント5.転職エージェントを活用する
金融機関から転職を考えているなら、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントとは、キャリア相談をはじめ、求人紹介や選考対策などを行ってくれる転職支援サービスです。
専任のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしてくれるため、一人では不安の多い転職活動も安心して進められます。
転職エージェントの利用には、多くのメリットがあります。
特に初めての転職に臨む方には、ぜひ活用してほしいサービスと言えるでしょう。
5.金融機関からの転職におすすめの転職サービス
転職活動をスムーズに進めるためには、転職エージェントなどの転職支援サービスを活用しましょう。
転職エージェントのサポートを受けることで、入念な選考対策が可能になります。
また、ヘッドハンティング型のサービスを利用すれば、経歴やスキルを登録してスカウトを待つだけなので、効率的に求人を探せるうえ、思わぬ優良求人に出会えるチャンスも生まれます。
金融機関への転職におすすめの転職サービスは、以下の3社です。
金融業界での経験を活かしたいなら「マイナビ金融エージェント」
(参考:マイナビ金融エージェント)
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
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対応地域 | 全国 |
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公式サイト | https://mynavi-agent.jp/finance/ |
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たくさんの求人から選びたいなら「リクルートエージェント」
(参考:リクルートエージェント)
リクルートエージェントは、業界トップの求人数を保有する転職エージェントです。
人気企業や大手企業の求人も多数保有しており、多くの案件の中から様々な転職先を紹介してもらえるため、転職活動をスムーズに進めることが可能です。
選考対策も充実しているので、どの転職エージェントを使ったら良いか迷っているならば、まずはリクルートエージェントに登録しておくと良いでしょう。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約176,100件(2022年4月時点) |
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約226,400件(2022年4月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
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公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「リクルートエージェントって実際どうなの?気になる評判と利用前の全注意点」 |
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市場価値を確認したいなら「ビズリーチ」
(参考:ビズリーチ)
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6.金融機関からの転職に有利な資格
最後に、金融機関出身者が転職する際に有利になる資格について解説します。
各資格が歓迎される職種についても紹介するので、併せて確認してみてください。
日商簿記
日商簿記検定は、経理系の資格として定番の一つです。
保有していると、経理に関する一定の知識とスキルを持っている証明になります。
経理の求人では、応募資格で「日商簿記〇級以上」といった条件を定められていることが多いです。
ただ、転職で有利に働くのは簿記2級以上を持っている場合がほとんどです。
簿記3級は入門レベルの資格なので、2級まで取得しておくと転職で活かせます。
【歓迎される職種】
- 経理事務
- 財務担当
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーの資格を取ると、資産運用や相続、保険などお金にまつわる助言を行えます。
保険会社や証券会社など、同じ金融業界で転職する際に有利になります。
ファイナンシャルプランナーには3級から1級まであるものの、3級だけでは転職で評価されないことが多いです。
転職に活かしたい場合は、ファイナンシャルプランナー2級以上の取得を目指しましょう。
【歓迎される職種】
- 保険営業
- 証券営業
- 銀行員
公認会計士
公認会計士は、国家資格の中でも有数の難易度を誇る資格です。
取得していれば、業界に関わらず管理部門で財務のスペシャリストとして歓迎されます。
また、企業監査は公認会計士にしかできない独占業務です。
そのため、公認会計士の資格を持っていると、監査法人へ転職することもできます。
【歓迎される職種】
- 財務担当
- 法人監査
- 会計コンサルタント
- 税務コンサルタント
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産業界への転職が有利になる資格です。
不動産取引を行う事業所で、「5人に対して1人の宅地建物取引士を配置しなければいけない」と法律で定められています。
そのため、宅地建物取引士は、常に一定の需要がある資格です。
銀行が不動産の担保評価を行う際にも、宅地建物取引士の知識が必要になるため、銀行へ転職したい場合も資格を活かせます。
【歓迎される職種】
- 不動産営業
- 宅建事務
- 銀行員
中小企業診断士
中小企業診断士はコンサルティング会社をはじめ、企業の管理部門への転職が有利になる資格です。
資格があれば、経営コンサルティングに関する知識があると証明できます。
また、中小企業診断士は科目数が多く難易度も高い資格のため、持っていると転職の際に高い評価が得られます。
他の業界へ転職する場合であっても、経営者の視点で物事を考えられる人材として求められるでしょう。
【歓迎される職種】
- 経営コンサルタント
- 管理部門
証券外務員
外務員資格は、証券会社や銀行、保険会社など金融機関への転職が有利になる資格です。
資格があれば、資産運用のリスクや有効性に関する知識があると証明できます。
証券外務員は一種・二種とあり、扱える商品の幅が異なります。
専門的な資格であるものの、証券外務員は誰でも受験ができる資格で、二種の合格率が50%ほどです。
そのため転職で有利になるのは、より幅広い証券商品を扱える一種証券外務員と言えます。
【歓迎される職種】
- 外務員(証券外務員)
- 銀行員
- 保険営業
- 金融コンサルタント
まとめ
金融機関で身につけたスキルや経験は、別の業界へ転職する際にも有利に働きます。
金融機関からの転職を目指すならば、以下のポイントを押さえたうえで転職活動に臨みましょう。
【金融機関からの転職を成功させるポイント】
- 業種を絞りすぎずスキルを活かせる場所を探す
- 社風や仕事のやり方が変わることを想定しておく
- 年収が下がる可能性があることを覚悟しておく
- 転職について家族と相談する
- 転職エージェントを活用する
転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしてくれるため、一人では不安の多い転職活動も安心して進められます。
金融機関からの転職におすすめの転職サービスは、以下の3社です。
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