『CAREER PICKS』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や支払いの有無が影響を及ぼすことはございません。 また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。
転職には成功したが、その転職先が実際に自分には合わなかったなんてことはよくあることです。
その際のひとつの選択肢として考えられるのが、「出戻り転職」。
「今回は出戻り転職とはどういうことなのか?」という疑問から、出戻り転職をする方法まで紹介しています。
また、出戻り転職のメリット・デメリットまで触れています。
ぜひ本記事を参考に出戻り転職を考えてみてください。
1.そもそも出戻り転職とは?
出戻り転職とは、転職をする際に、やめた会社にもう一度戻ることを意味します。
転職すれば成功するだろうと少し軽い気持ちで転職をしてしまい、結局元いた会社の方が良かったなんて思うことはよくあります。
一見珍しいケースに思えますが、実は最近出戻り転職をする人が増加中です。
素朴な疑問として、出戻り転職を企業側は受け入れるのかと感じる人は多いです。
出戻り転職を受け入れる企業は多い
一般的な視点から見ると出戻り転職は一度辞めているということもあり、良いイメージではありません。
企業側も受け入れないだろうと思えますが、実は受け入れてくれる企業が多いです。
「エン人事のミカタ」が行ったアンケート調査によると、7割以上の企業が出戻り転職の受け入れを行ったことがあると回答しました。(参考:「エン・ジャパン)
企業側は、出戻り転職へのマイナスイメージを持っていないことが分かります。
2.出戻り転職の方法3ステップ
次は、出戻り転職をする方法を紹介していきます。
方法は以下の3ステップです。
ステップ①会社の状況を事前に確認する
まずは、事前に会社が社員を募集しているかという状況を把握するところから始めましょう。
なぜ最初のステップで会社の状況を確認するのかというと、既に募集が埋まっていた場合だと選択肢が他になくなってしまうからです。
どうせ戻れるだろうと、先に退職してしまうと後戻りができません。
そうならないように事前に、元いた会社が求人を出しているか確認してみましょう。
ステップ②以前の上司や同僚に事前相談する
出戻りしようとする会社に空きポジションがあると確認できたら、以前の上司や同僚に事前相談しましょう。
事前相談することで、会社に話をつけてもらえる可能性もあります。
もしかしたら今は社員を募集していないけど、考えてくれる可能性や次の求人情報がわかる場合もあります。
可能な限り選択肢や手段を増やすのは、出戻り転職を成功させるために大切です。
ステップ③人事に直接応募する
人事に直接応募することは、転職の成功率を上げる1つの手段です。
なぜなら、転職サイトなどから普通に応募をしてしまうと、自分の存在に気付いてもらえない可能性があるからです。
人事に直接応募の旨を伝えることで、意思が伝わりやすくなり、採用の確率は上がるでしょう。
気まずいからといってサイトから応募するのではなく、人事に直接応募をしてみてください。
3.出戻り転職のメリット
出戻り転職はあまり良いイメージを持たれないかもしれませんが、出戻り転職にもメリットがあります。
以下3つを順番に解説していきます。
転職活動の負担が軽減する
1度転職をした人がまた転職活動を行うのは、面接や履歴書作成など大変なことも多いです。
出戻り転職は一から転職活動を行わなくても良いため、活動の手間が省けます。
書類選考が無くなったり、面接の回数が少なくなったりするでしょう。
転職活動はメンタルや体力的にもかなり負担がかかりますので、負担を軽減するのは大切です。
ミスマッチが起きる可能性が低い
転職を繰り返す人の中には”もう二度と失敗したくない”と考えている方もいるのではないでしょうか?
出戻り転職をすることで、新しい転職先でのミスマッチが起きる可能性を下げることができます。
なぜならば、社内の雰囲気や人間関係などの情報をあらかじめ知っているためです。
ただ、転職から時間が経過していると異動や退職などで、前築いた人間関係が役立たなくなってしまうこともあるので注意も必要です。
今までのスキルや経験を活かすことができる
出戻り転職は一見すると、転職先でついていけなかった、社風に馴染めなかったなどネガティブなイメージでとらえられがちです。
しかし、転職先で得られたものが一つでもあれば、今後に活かすことが可能です。
例えば、人脈やスキル、そこでしか学べないノウハウなどが前の会社に戻ってきてからは転職先でも共有できる可能性があります。
このように考えると、マイナスだったイメージの出戻り転職も予想も付かなかった良いイメージに切り変わります。
4.出戻り転職のデメリット
出戻り転職に対して良いイメージを持っていない方もいるくらいですので、デメリットもあります。
出戻り転職のデメリットを3つ紹介します。
給料など労働条件が悪くなる可能性がある
一般的にはどんな理由であれ、辞められた会社側からすると、一度会社を退社した人に良いイメージはありません。
出戻り転職をして給料が上がった、労働条件が前よりよくなった、なんてことは相当なことがない限り起こり得ません。
ですが、メリットでもお伝えした今までのスキルや経験を活かすことで、悪いイメージを無くすことは可能です。
自分の持っている最大限の武器を使って、以前より労働条件が悪くならないように対策を立てましょう。
社内の人間から冷たい目で見られる可能性もある
出戻り転職は賛否両論分かれる行動には違いないと、覚えておきましょう。
自分では前向きな理由の転職のつもりでも、社内の人間からしたら理解してもらえない可能性もあります。
今まで仲良かった同僚や上司の人でも冷たい目で見られる可能性も少なくはありません。
もしも円満退職が出来ていたからといっても安心せず、連絡をこまめに取るなど関係性持続のための努力が必要です。
出世が遅れる
出戻り転職者は、出世が遅れるケースがほとんどです。
現代の社会も年功序列の制度がある企業は多くありますが、やはり同じ企業で長く続ける社員は大きな信頼を得ています。
長くいるために信頼を得られ、上司に認められ出世していきます。
出世が遅れることを念頭に置き、出戻り転職本当にここで良かったのかと自分に問いかけてみるのもポイントです。
5.企業側のメリット
出戻り転職をする人にとって様々なメリットやデメリットがありましたが、企業側にとっては何かプラスになることはあるのでしょうか。
出戻り転職による企業側のメリットも3つ紹介します。
即戦力が期待できる
やはり会社に優遇される条件として、即戦力かどうかは非常に重要なポイントです。
もしも面接で業務未経験のAさんと経験者であるBさんの2択を選ぶとしたら、後者を選ぶのは当然です。
これは出戻り転職をしてるかしてないか以前の問題であり、会社は常にすぐに仕事が出来る人材を欲しています。
採用コストがかからない
いくら転職と言っても求人を募集するのにはお金がかかります。
もし一度入社したことのある人を採用した場合どうでしょう?
その人の情報も知っているのに加え、面接をする手間もかからずコストもかかりません。
出戻り転職は自分が思っている以上に企業にとってプラスになることもあります。
人柄がわかっているので安心
職場においてストレスの大きな要因となるのは、人間関係です。
初めて話す相手だと、とにかくお互いぎくしゃくしながら気を使って何を話したらいいか困ってしまいます。
人間関係をいちから築いていくことはかなり大変なことで、それだけでも体力を使います。
一方、出戻り転職なら面識がありその人の情報が事前に分かっているため、安心して業務に取り掛かれます。
6.出戻り転職を成功させる人の特徴
これから出戻り転職をしようと考えている方は成功事例を参考に行動することもおすすめです。
細かな理由は以下3つで紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
前の会社で実績を残していた
前の会社で実績を残していた人は、出戻り転職が成功しやすいです。
先ほどの出戻り転職のメリットで紹介した3つ目の今までにスキルや経験を活かすことが出来るかということに深く関わってきます。
やはり一度やめてしまったというバックグラウンドを持っているため、それに相当する武器を持っていなくては有利に転職はできません。
「営業成績でトップを獲得していた」「珍しい資格を保有しており、替えの効かない人材だった」など実績がある人は、転職を成功させる人の特徴です。
退職後も前の職場の人間と連絡を取り合っている
退職した後も、同期や上司など前の職場の人と連絡を取り合っていると、出戻り転職が成功しやすいです。
連絡を取り合っていると採用に有利に働くこともあるためです。
辞めてしまったけど別の会社で頑張っていると思われるだけでもその人の印象は全然違います。
退職後でも前の職場の人間とこまめに連絡を取ることは出戻り転職だけでなく、これからの人生にも大きく影響してきます。
せっかく繋がれた人間関係を大事にしておきましょう。
円満退職だった
出戻り転職を成功させるには、円満退職をすることが大切です。
退職の仕方にも様々なパターンがありますが、マイナスな理由でやめてしまった場合は出戻り転職には不利になってしまいます。
逆に、「自分の視野を広げるため」「成長したい」といった前向きな理由であれば、評価にはあまり影響しないでしょう。
前向きな理由であれば後味も悪くなく、社内に良い関係性が生まれます。
むしろ自分がスキルや経験を身につけて前の会社でも貢献してやるぞという前向きな気持ちで気持ちでいましょう。
7.出戻り転職を失敗してしまう人の特徴
本記事の最後は出戻り転職を失敗してしまう人の特徴について3つ紹介していきます。
退職時にいざこざがあった
退職時に会社側といざこざがあった人は、出戻り転職が失敗しやすいです。
円満退職をするなどスムーズに退職することで、印象を悪くさせないことが大切です。
もし再度転職する場合でも、退職する際は円満退職を心がけましょう。
今回のケースと同様、もしもの時の手綱になる可能性があるためです。
勤続年数が少ない
やはり会社に長くいるのといないのとではかなり対応が違い、勤続年数が少ない場合はその人の信頼性や交友性が極めて低くなってしまいます。
すると、あの人は戻ってきてもまた別の会社に転職するんだろうと思われがちです。
信頼を構築していくためには時間がかかるので、一定の勤続年数を積む必要があります。
戻ってきた理由がネガティブ
出戻り転職の場合は、退職時にいざこざがなかったり、前の職場の人と連絡をとっていて信頼されていても、戻ってきた理由がネガティブでは採用されないリスクが高ま士ます。
転職先ではうまくいかなかったのか、都落ちだな」などと、仕事ができない人との烙印を押されるためです。
出戻り転職に限らず普通の転職をしたとしても、正直にネガティブな理由を言ってしまうといくら頑張ってもイメージはだだ下がりになります。
前向きな理由を伝え、ポジティブなイメージを相手に与えてあげましょう。
まとめ
今回は出戻り転職をする方法からメリットやデメリットについて解説してきました。
出戻り転職では退職前と退職後どちらにおいても、対策を打つことや出来ることが色々あります。
退職前だったら極力いざこざがないように努力したり、既に会社を辞めてしまっている人の場合は前の職場の人に連絡をしてみたりと打つ手は様々です。
最初の方で紹介した出戻り転職をする方法3ステップについて、もう一度見てみましょう。
- 会社の状況を事前に確認する
- 以前の上司や同僚に事前連絡する
- 人事に直接応募する
これらを参考に今日から出来る行動を1つずつ実践して行きましょう。