『CAREER PICKS』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や支払いの有無が影響を及ぼすことはございません。 また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。
東京メトロは知名度が高く、経営も安定しているため、就職・転職先として人気の高い企業です。
本記事では、「転職難易度は高いの?」「そもそも中途採用は募集しているの?」といった疑問に答えるべく、東京メトロの転職難易度や採用情報、社員口コミや面接対策などをご紹介します。
東京メトロへの転職を成功させるために、心強いサポートをしてくれる転職エージェントもご紹介するので、憧れの東京メトロへの転職に役立ててください。
【結論】東京メトロに転職するなら「転職エージェント」を活用しよう
東京メトロの仕事は、駅員や運転手、全体を総括する総合職など多岐にわたります。
そんな東京メトロへの転職を目指す場合、電車・駅の知識だけでは、転職活動を有利に進めることはできません。
幅広く情報を集めて準備するためには、転職エージェントの活用がおすすめです。
(引用:東京メトロ)
転職エージェントは、面接対策・履歴書や職務経歴書などの書類添削・年収交渉まで幅広くサポートしてくれます。
とくに東京メトロの選考では、「人間性」や「性格」などが重視されるので面接対策が重要です。
そのため、利用するエージェントは、面接対策の評判が高い「doda」がおすすめです。
(引用:doda)
dodaの面接対策は、聞かれそうな質問を想定してアドバイスをくれるなど「実践的」と評判です。
面接に自信がない場合は、ぜひdodaを利用してみてください。
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
1.東京メトロの転職難易度は?
東京メトロは都心の地下鉄を運営する企業として有名であり、転職難易度は高めです。
ただし、職種によって難易度が異なるため、あらかじめ事前調査をしておきましょう。
ここでは、東京メトロの転職難易度について詳しく解説します。
新卒採用が多く中途採用の募集が少ない
東京メトロの転職難易度が高い理由は、新卒者を多く採用しているからです。
大手企業の場合、新卒者を採用し、入社してから育てていく方針の企業が多いです。
そのため、必然的に中途採用の募集が少なくなり、転職難易度が高くなりやすいといえます。
東京メトロでは既卒者向けの中途採用も行っていますが、できるだけ若いうちに転職するほうが選考で有利になるでしょう。
応募が殺到して転職倍率が高くなる
東京メトロは人気企業のため、中途採用枠に応募が殺到するケースが多いです。
そもそも中途採用の募集が少ないことから、採用予定人数よりも大幅に応募者数が上回ることが予想されます。
また、東京メトロの採用は1年に1度、決まった時期にしか募集をかけないことから、新卒採用以上に倍率が高くなるでしょう。
年齢・視力などの応募条件が定められている
東京メトロでは、運輸職・技術職の「エキスパート職」で中途採用募集を行っています。
それぞれの職種への応募では、年齢や視力などの応募条件が定められています。
とくに視力に関しては「正常な視力」が求められるため、事前に以下の基準を確認しておきましょう。
- 運輸職種:矯正眼鏡視力が両眼で1.0以上、かつ各眼0.7以上
- 技術職種:各眼0.7以上
(引用:募集要項|東京地下鉄株式会社)
東京メトロでは、信号機の確認作業があるため、視力の良さや正常な色覚が求められます。
また、乗客の安全を守りながら快適な輸送サービスを行うためには、小さな異変にもいち早く気づく必要があります。
詳しい条件に関しては、東京メトロの公式サイトに記載されているので、こまめに情報をチェックしてみてください。
職種によって転職難易度が異なる
東京メトロの転職難易度は高めですが、職種によって転職難易度が異なります。
運輸職種・技術職種のそれぞれの転職難易度について見ていきましょう。
運輸職種は未経験OK
東京メトロのエキスパート職のうち、「運輸職種」に関しては職務経験を問われません。
一定の条件を満たしていれば、業界未経験でも中途採用枠に応募できます。
東京メトロでは、入社後の研修で運転技術や接客スキルなどを習得できるため、未経験者でも採用されるチャンスがあります。
経験やスキルには自信がなくても、東京メトロに転職したい意欲を効果的にアピールすれば、採用される可能性は高まるでしょう。
技術職種は経験・スキルが必要
ここ数年の採用実績によると、運輸職種よりも技術職種(車両・電気)のほうが採用人数が少なく、そのぶん採用倍率が高くなる傾向があります。
そのため、技術職種の応募には経験やスキルのある人が優遇され、激戦になることが予想されます。
狭き門を突破するためには、異業種からの転職であっても、東京メトロで活躍できる経験やスキルが必要です。
職種によって必要な専門知識や求められる経験が異なるため、希望する職種に沿った実績を整理しておくと良いでしょう。
2.東京メトロにはどんな職種がある?
2021年4月現在、既卒者向けの中途採用に関しては、10月入社の募集が開始されています。
ここでは、新卒・中途採用に分けて、それぞれ応募できる職種についてご紹介します。
東京メトロの新卒採用に関しては、エントリー受付が終了しましたが、次回の募集に向けてチェックしておきましょう。
新卒で就職するなら「総合職」と「エキスパート職」を選べる
東京メトロに新卒で就職する場合、募集職種は「総合職」と「エキスパート職」に分かれます。
東京メトロの採用情報サイトによると、両方の職種を併願することも可能です。
ただし、仕事内容が全く異なるため、自身の希望に合った職種を選択して応募することをおすすめします。
東京メトロの「総合職」の仕事内容
東京メトロの総合職は、企画・営業・開発など経営に関わる仕事です。
具体的には、以下のような職種があります。
- 一般管理
- 経営企画
- 運輸営業
- 機電系(車両・電気)
- 事業開発
- 建築・土木
(参照:東京地下鉄株式会社)
1つの仕事を続けるのではなく、ジョブローテーションによって多くの仕事を経験し、将来的には東京メトロの経営を担うポジションです。
東京メトロの「エキスパート職」の仕事内容
東京メトロのエキスパート職は、より鉄道運営に近い場所に関わる仕事です。
具体的には、以下のような職種があります。
- 建築
- 車掌
- 運転士
- 駅員
- 変電・電機・信通
- 工場・検車
- 保守土木・改良土木・軌道
(参照:東京地下鉄株式会社)
より安全に鉄道を走らせ、多くの人の生活を支える輸送サービスとして、現場で働くのがエキスパート職です。
専門性が必要な職種のため、プロフェッショナルなスキルやキャリアを磨いていくことができます。
中途採用で募集のある「運輸職種」の仕事内容
東京メトロの中途採用は、「エキスパート職」のみ募集しています。
エキスパート職は「運輸職種と技術職種」に分かれており、「運輸職種」はおもに駅係員・車掌・運転士のことを指します。
車掌と運転士を目指すなら、まずは入社後に駅係員として勤務し、乗務員登用試験に合格する必要があります。
そのため、車掌や運転士を志望している人は、通常業務と並行して試験勉強に取り組まなければいけません。
しかしながら、東京メトロは研修体制や設備が充実しているため、未経験の人でも努力次第で運輸職としてキャリアアップできます。
運輸職種は「鉄道に直接かかわる仕事がしたい」と考えている人に向いている仕事です。
駅係員の仕事内容
駅係員は、鉄道を利用するお客さまに最も近い場所でサービスを提供する仕事です。
ホームでの安全管理はもちろん、インフォメーションカウンターで乗車券などの案内をするのも業務の1つです。
お客さまと直接関わる職種のため、接客業の経験があると転職で有利になるでしょう。
車掌の仕事内容
車掌の仕事は、おもに乗客の安全管理です。
車内アナウンスで行先や注意喚起などを呼び掛けたり、ドアの開閉操作を行ったりします。
また、緊急時には乗客を非難誘導したり、けが人が出た場合には応急処置などを行う役割もあります。
運転士の仕事内容
東京メトロの職種の中でも、運転士は非常に人気の高い職業です。
運転士は業務中に気を配ることがたくさんあり、気を抜けない仕事です。
乗客を安全に目的地へ輸送することはもちろん、時間通りに目的地に着くための速度管理なども必要です。
天候などによるダイヤの乱れが生じた場合には、運行状況を管理する部署と連携を取りながら、臨機応変に対応することが求められます。
中途採用で募集のある「技術職種」の仕事内容
エキスパート職の1つである「技術職種」は、おもに「車両」と「電気」に分かれます。
技術職種は「鉄道が走るための下支えをしたい」と考える人に向いています。
職種によって学歴や経験などの応募条件が変わるため、事前に確認しておきましょう。
車両の仕事内容
車両の仕事内容は、おもに車両のメンテンナンスです。
メンテナンスも大きく分けて2つあり、1つは「工場」、もう1つは「検車」があります。
- 工場:車両を分解するような大規模な検査や修繕のこと
- 検車:日々行われる車両の点検や整備のこと
車両の点検や修繕は鉄道会社の大事な業務の1つのため、責任感のある人に向いています。
電気の仕事内容
電気の仕事内容は、点検や検査を日々行う電気の保守管理全般です。
それぞれ3種類の仕事に分かれています。
- 変電:電力会社から受電した電力を変換・変圧する設備を保守管理する
- 電機:架線や駅施設の電気設備を保守管理する
- 信通:信号・通信設備を保守管理する
電気系統が正常に作動しなければ、列車を正常に走らせることはできません。
そのことから考えても、非常に重要なポジションといえるでしょう。
電気・電子系学科を卒業していて、電気に関する知識を有していることが応募条件です。
3.東京メトロの求人情報
東京メトロは決まった時期にしか募集をかけないため、それ以外の時期は求人が出ていません。
2021年の中途採用募集はすでに開始されているので、東京メトロの公式サイトに載っている募集要項をチェックしておきましょう。
ここでは、新卒と中途採用に分けて求人情報をご紹介します。
新卒の求人情報
東京メトロに新卒で就職するには、東京メトロの採用サイトよりマイページに登録し、応募するのが一般的な流れです。
2021年4月現在、新卒採用のエントリーは終了しているため求人は出ていません。
2022年卒業予定の新卒者は、マイページより登録できます。
新卒採用希望者は、時期を逃さないようにしっかりチェックしておきましょう。
総合職の人材要件
東京メトロの総合職の新卒採用では、人物重視の採用を行っています。
人材要件として、以下のような能力のある人材を求めています。
- 戦略的構想力
- 高い実行力
- 豊かな人間力
(参考:総合職募集要項|東京メトロ)
エキスパート職の人材要件
東京メトロのエキスパート職でも、人物重視の採用を行っています。
具体的には、以下のような要件を挙げています。
安全で快適な輸送サービスをお客様に提供できる適性と能力を有した人財
(引用:エキスパート職募集要項|東京メトロ)
エキスパート職にはさまざまな仕事がありますが、どれも鉄道に関する業務です。
それぞれの角度は違っても、最終的に見据えているのは「お客様の安全と快適さ」なので、それを追求できる人材を求めています。
中途採用の求人情報
中途採用も募集時期が限られているため、時期を逃さないように随時チェックしておくことが大切です。
ここでは、東京メトロの「運輸職種」と「技術職種」の募集要項から抜粋してご紹介します。
応募資格
東京メトロの運輸職種・技術職種に中途採用で転職するなら、以下の応募資格を満たしている必要があります。
- 既卒の人
- 高等学校卒業以上で、1986年4月2日以降に誕生の人
- 両眼で1.0以上かつ各眼0.7以上であること
(引用:募集要項|東京地下鉄株式会社)
つまり、高卒以上の学歴で、2021年現在で35歳未満であることが応募条件です。
さらに、視力が両眼で1.0以上、片眼で0.7以上であることも必須です。
上記の学歴や身体条件に当てはまらない場合には、残念ながら東京メトロの募集に応募することはできません。
中途採用の月収例
鉄道に憧れて東京メトロへの転職を検討している人も、やはり給与は気になるでしょう。
東京メトロの採用ページに記載されている月収例は、以下の通りです。
【月収例】
- 23歳入社の場合:189,200円以上
- 25歳入社の場合:205,160円以上
- 30歳入社の場合:232,800円以上
- 35歳入社の場合:261,520円以上
(引用:募集要項|東京地下鉄株式会社)
福利厚生
東京メトロの福利厚生は、一般的な制度はひと通り揃っています。
休日は完全週休二日制で、曜日は配属先によって異なるようです。
基本の休日以外にも、有休や慶弔休暇、リフレッシュ休暇などがあります。
募集要項に記載されている福利厚生は、以下の通りです。
【福利厚生】
独身寮、家族社宅、健康支援センター、カフェテリアプラン、都内クラブ、地方クラブ、産前産後休暇制度、育児休職制度、子の看護休暇制度、短時間勤務制度、育児介護等退職者再雇用制度、リフレッシュ休暇
(引用:募集要項|東京地下鉄株式会社)
選考フロー&スケジュール
東京メトロの中途採用は、以下の選考フローとスケジュールで行われます。
- プレエントリー
- エントリー選考 ※WEB
- 1次選考(5月中旬頃)※WEB
- 最終選考(6月下旬頃)※対面
- 内定通知(6月下旬頃)
- 入社日(2021年10月1日)
(引用:募集要項|東京地下鉄株式会社)
東京メトロの選考はエントリーシートの他、適性検査や面接を経て健康診断を行い、内定が決定されます。
1次選考は5月中旬頃を予定しているので、エントリーは毎年その数ヶ月前に開始します。
1年のうち、決まった時期しか募集していないため、東京メトロの採用ページを随時チェックしておきましょう。
4.東京地下鉄株式会社の社員口コミ・評判
東京メトロの社員口コミや評判も、転職に役立つ情報の1つです。
転職した後でミスマッチが起こらないためにも、事前にチェックしておきましょう。
東京メトロの社風
東京メトロは穏やかな人が多く、社内の雰囲気が良いことがうかがえます。
これは東京メトロが企業として安定しているため、社員にも精神的な余裕が生まれているからと考えられます。
また、東京メトロは主力事業の「鉄道事業」に従事する人が多いため、「鉄道運営で人々の生活に貢献する」という信念があります。
同じ想いを持つ社員の連帯感が、社内の雰囲気を良くしているのでしょう。
さらに、「休日に同僚と出かける」といった口コミもあり、人間関係や職場の雰囲気が良いことが感じられます。
東京メトロの中途採用は「人物重視」のため、「社員インタビュー」にも目を通し、社員の雰囲気を確認しておきましょう。
東京メトロのワークライフバランス
東京メトロのワークライフバランスは、職種によって差があることがわかります。
東京メトロは、本社勤務と現場勤務で業務スケジュールが異なるため、どうしても労働環境が異なってしまうのです。
希望職種や入社後の配属先によっては、生活が変則的になる可能性もあることを念頭に置いておいたほうが良いでしょう。
とくに、車掌や車両点検などの現場業務は泊まり勤務もあり、労働時間が変則的になる可能性もあります。
そのため、体力的にきつくなる可能性があることも覚悟しておいたほうが良いでしょう。
また、「配属先によって有休の取りやすさが違う」という口コミもあるため、急な体調不良を起こさないように体調管理をしっかり行う必要もありそうです。
東京メトロの年収・給与
男性30代前半
一般事務(主任クラス)
年齢と役職で給料が決まり、一定の期間毎に供給はする。仕事のできや能力ではほとんど差がつかず、同期入社、同年齢であれば基本給は変わらない。(後略)
東京メトロでは、年収に満足している社員が多いと見受けられます。
東京メトロの給与体系は、毎年昇給する年功序列型で年収の変動がなく、安定性が高いからです。
ただ東京メトロでは、35歳を区切りに昇級の条件が変わります。
35歳以降に昇給を望む場合は、社内試験に合格しなければなりません。
日々の残業代やボーナス支給はありますが、さらに年収を上げたいなら社内試験に合格するための対策が不可欠です。
そのため東京メトロは、大幅な昇級よりも、安定した年収を希望する人に向いています。
「市場価値」とは、あなたの経験やスキルが、企業からどれくらい必要とされているかという評価のことを言います。
実は、約7割のビズリーチ会員が市場価値を確かめるために利用しています。
「ビズリーチ」は、企業やヘッドハンターからのスカウトで転職ができる仕組みです。
思いもよらない大手企業や年収が大幅にアップできる企業からのスカウトが直接来ることがあるので、早めの登録が転職を成功させるための鍵になるでしょう。
すでに、あなたの経験やスキルを求めている企業がいるかもしれないので、まずはスカウトを受け取れる状況を作っておくことが重要です。
職歴を入力して待つだけで転職できる受け身型の転職サイトなので、自分の市場価値を確かめるためにも、隙間時間を利用して登録を行っておきましょう。
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
東京メトロの福利厚生
男性20代前半
一般事務
他の鉄道会社同様、自社線が乗り放題のほか、家族寮の設備やカフェテリアプランなど、福利厚生は充実している。男女問わず、育児・介護休職も取得しやすい環境である(後略)
男性20代後半
正社員
共同保険や持ち株制度、財形貯蓄など比較的充実している。育休産休も近年は男性社員でも取る人が増えてきており、働きやすくはなっていると思う。(後略)
口コミから東京メトロの福利厚生は、非常に手厚く社員の満足度が高いとうかがえます。
東京メトロの福利厚生には、独身寮・家族社宅・健康支援センター・カフェテリアプラン・都内クラブ・地方クラブなどがあります。
中でも、自社線が乗り放題になる制度は、鉄道会社ならではの福利厚生といえるでしょう。
他にも、独身寮や家族向けの社宅もあり、社員の生活を手厚くサポートしてくれます。
最近は、男性社員でも育休産休を取得する人も増えており、男女問わず働きやすい環境が整っています。
口コミサイト「転職会議」に登録すると、東京メトロのさらに詳しい口コミが見られるのでチェックしてみてください。
5.東京メトロの企業情報から転職について考察
東京メトロの企業情報は、以下のとおりです。
社名 | 東京地下鉄株式会社 |
---|---|
設立年月日 | 2004年4月1日 |
本社所在地 | 東京都台東区東上野三丁目19番6号 |
代表者 | 山村明義 |
従業員数 | 9,881人 |
資本金 | 581億円 |
株主 | 政府(53.4%)、東京都(46.6%) |
(引用:会社概要|東京メトロ)
東京メトロの中途採用は募集そのものが少ないため、転職希望者が殺到し、採用倍率が高まりやすい傾向にあります。
そのため、ライバルと差をつけるためにも、自己アピールポイントをしっかりと確認し、面接などに備える必要があります。
ここでは、東京メトロの企業情報に基づいて、以下6つを紹介します。
東京メトロの特徴
- 大別して運輸職・技術職で中途採用を行っているが、募集時期が限られている
- 都心の地下鉄運営を手掛ける会社で営業利益は関東私鉄で首位
- メインの鉄道事業は売上の88%を占めている
- 平均年収は745万円と高め
- 勤務スタイルは職種によって異なる
- 有休消化率が高く、休みが取りやすい環境
- 2020年の健康経営優良法人ホワイト500に選出
東京メトロの特徴は、政府と東京都が大株主である特殊会社であることです。
東京メトロが設立されたのは、公共性の高い鉄道事業の運営を国や東京都ではなく、企業として運営した方が良いと判断されたからです。
実際、東京メトロの売上は、鉄道事業が88%を占めています。
売上割合から見ても、東京メトロは都市機能を支えるために作られた鉄道会社であることがわかります。
企業理念・ビジョン
東京メトロのグループ理念は、以下のとおりです。
東京を走らせる力
私たち東京メトログループは、鉄道事業を中心とした事業展開を図ることで、首都東京の都市機能を支え、都市としての魅力と活力を引き出すとともに、優れた技術力と創造力により、安全・安心で快適なより良いサービスを提供し、東京に集う人々の活き活きとした毎日に貢献します。
(引用:経営ビジョン|東京メトロ)
東京メトロでは、「鉄道事業で都市機能を支え、利用客に対して安全で安心なサービスを提供する」ことを理念にかかげています。
このグループ理念を実現するため、東京メトロでは以下の行動指針を示しています。
行動指針
- 安全の大切さを心に刻み、社会からの揺るぎない信頼を獲得します。
- 首都東京のネットワークを支える者として、強い「自覚」と「責任感」を持って行動します。
- 常にお客様の視点に立ち、創造的で心に響くアイデアを形にします。
- 自由な議論とチームワークを大切にし、オープンで活き活きとした企業グループを構築します。
- 自主自立意識を強く持ち、新たな利益を創造しグループ価値の向上を図ります。
(引用:経営ビジョン|東京メトロ)
行動指針からわかるとおり、東京メトロでは社会インフラの1つとして、人々への安全・安心な鉄道利用の提供に努めています。
東京メトロの中途採用は「鉄道事業」に関する職種の募集となるため、グループ理念を理解し自分の考えをアピールしましょう。
また、行動指針にある「責任感」「チームワーク」など、各キーワードに対するスキルや経験を持つ人は、面接でアピールすれば転職が有利になるでしょう。
事業内容
東京メトロでは、運輸業を中心に幅広い分野で事業を展開しています。
事業名 | 事業内容 |
---|---|
運輸業 | 都心を中心に、9路線の地下鉄を運営・保守。鉄道の運行は東京メトロが行い、駅の運営管理や設備の整備などは、関係会社が行う。 |
流通事業 | 地下鉄駅において「Echika」「Metro pia」などの商業施設を運営。電子マネーの導入を進め、PASMO機能付きクレジットカードの発行を行う。 |
不動産事業 | 鉄道事業と相乗効果が期待できる事業を中心に展開に、オフィスビルやホテルなどの不動産賃貸を行う。 |
広告・情報通信事業 | 広告事業はグループ企業の「メトロアドエージェンシー」が運営。情報通信事業ではインターネット回線の賃貸を行う。 |
(参考:2020年有価証券報告書|東京メトロ)
東京メトロは、鉄道関連の事業のイメージが強いですが、正確には「運輸業」が主力事業です。
東京メトロの有価証券報告書によると、連結総従業員数は11,742名(2021年3月時点)で、そのうち10,875名が運輸業に従事しています。
最近はコロナ禍で通勤需要が変化し、鉄道事業で苦戦を強いられる企業が増えてきました。
しかしながら、都心をメインに走る東京メトロは1キロ当たりの平均収入が高く、新しい生活様式でも他の鉄道会社と比べて効率よく業績を上げています。(参考:大手民鉄データブック|日本民営鉄道協会)
東京メトロでは、テレワーク需要の高まりやコロナ終息が見えないことを受け、駅構内へのワーキングスペース設置といった「非鉄道事業」にも取り組み始めました。
駅構内に、個室型のワーキングスペース「Coco Desk」の設置を拡大しています。
他にも、東京メトロは小田急電鉄と共同で、新宿駅西口に超高層ビルを建設予定です。(参照:日本経済新聞)
このことからも、東京メトロの事業は今後も伸びしろがあるといえるでしょう。
業績
東京メトロの業績は、以下のとおりです。
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | |
---|---|---|---|---|
営業収益 | 4,154億円 | 4,258億円 | 4,348億円 | 4,331億円 |
従業員数 | 9,475名 | 9,574名 | 9,741名 | 9,865名 |
東京メトロの業績は、順調に推移してきました。
2020年はコロナウイルスの影響で減収となりましたが、業績は安定しています。
東京地下鉄株式会社2020年有価証券報告書によると、持続的な成長を実現するために、以下のような方針で事業展開を行うことが示されています。
【事業展開の計画】
- 関連事業の拡大:鉄道事業との相乗効果が見込める事業を強化
- 海外での事業展開:国際協力の経験を活かした海外への事業展開
- 新規事業の創出・推進:社内提案制度を充実させ、積極的に新規事業を創出する
今後も鉄道事業に注力していくとともに、非鉄道事業の拡大も強化していくと予想できます。
同業他社との比較
東京メトロへの転職を考えるならば、同業他社との比較が重要です。
なぜならば、各鉄道会社の特徴を理解することで、東京メトロに転職するための志望動機が明確化されるからです。
社名 | 平均年収 | 営業収益 | 特徴 |
---|---|---|---|
東京メトロ | 745万円 (引用:2020年有価証券報告書) |
4,331億円 | 都心の地下鉄運営。政府と都が大株主で上場を目指している。 |
JR東日本 | 719万円 (引用:四季報) |
2兆9,464億円 | 路線以外にも不動産、小売りでも事業を展開している。 |
JR東海 | 736万円 (引用:四季報) |
1兆8,446億円 | 東海道新幹線が主な収益。2027年リニア中央新幹線の開業が遅延。 |
近鉄グループHD | 742万円 (引用:四季報) |
1兆1,942億円 | 大阪から名古屋までをカバーする私鉄。あべのハルカスを建設。 |
鉄道業界は各社で得意分野が異なり、それぞれの事業比率もさまざまです。
東京メトロのように鉄道事業が多くの売上を占める企業は少なく、ほとんどはホテルや駅の商業施設、建設業など複数の事業で売上を支えています。
非鉄道事業への取り組み
例えば、同じ私鉄大手の「近鉄グループHD」の鉄道事業は、売上割合の13%ほどです。
近年、鉄道業界では人口減少で利用者減を見越して、非鉄道事業の展開へ注力し売上アップを目指す企業が増えてきました。
今後は、売上に繋がる事業の強化や新規事業の展開など「非鉄道事業」への取り組みが望まれます。
このように、鉄道業界といえども企業によっては「鉄道に直接かかわらない業務」をする可能性が否めません。
東京メトロ含め、鉄道業界へ転職したい人はネームバリューだけで判断せず、募集職種の業務をよく知る必要があるでしょう。
東京メトロの将来性
東京メトロは、地下鉄運営をする私鉄の中で、営業利益が首位の企業です。
これからも「東京を走らせる力」を人々へ提供するため、主力事業の「運輸業」を中心に事業を展開していくと考えられます。
現在は、コロナウイルスの影響で通勤客や訪日客が減少したため、しばらくの間は減収減益が続くとみられます。
そのため、拡大に限度のある運輸業よりも、「非鉄道事業」への取り組みが今後の課題となるでしょう。
特に、不動産事業や広告・情報通信事業は堅調に売り上げが伸びているため、東京メトロは将来性が期待できます。
6.東京メトロの中途採用情報
東京メトロの中途採用は倍率が高く、激戦が予想されます。
東京メトロは中途採用を行っているものの、募集時期が限定されているからです。
激戦を勝ち抜くためにも、東京メトロの募集時期や選考方法などの中途採用情報をチェックしておきましょう。
中途採用で募集しているのは「エキスパート職」のみ
東京メトロの中途採用で募集している職種は、「エキスパート職」のみです。
新卒採用では、「総合職」と「エキスパート職」の募集がありますが、中途採用では専門職である「エキスパート職」のみ募集を行っています。
東京メトロのエキスパート職は、「運輸職種」と「技術職種」に分かれており、それぞれの分野で即戦力となる人材を求められます。
2021年の中途採用は募集が始まっているため、東京メトロの採用サイトをチェックしてみましょう。
募集時期はいつ頃?
2021年4月現在、2021年10月の既卒入社のプレエントリー受付を開始しています。
募集期間は1年に1回を予定しているため、東京メトロに転職を希望する人は見逃さないようにチェックしておきましょう。
募集期間は、毎年3~5月と予想されます。
2021年の応募期間は、3月1日~5月6日正午までです。
東京メトロの「【既卒】エキスパート職募集要項」から詳細をご覧ください。
試験内容は?適性検査はある?
東京メトロの「エキスパート職サイト」の情報によると、選考項目は以下の4つが記載されています。
- エントリーシート
- 適性検査
- 面接
- 健康診断 等
選考はWEB上で実施されるものもあるため、パソコンを準備しておきましょう。
選考項目はあくまでも予定なので、詳しくは選考過程で連絡があります。
順調に選考を通過すれば、晴れて10月1日に入社できます。
7.東京メトロへの転職を成功させる面接対策
東京メトロへの転職を成功させるには、面接対策をしっかりしておくことが大切です。
東京メトロでは人物重視の採用を行っているため、面接での印象が転職成功を大きく左右します。
求められる人物像を把握しておく
東京メトロへの転職を目指すならば、求められる人物像をしっかりと把握しておきましょう。
以下は、新卒のエキスパート職向けの人財要件ですが、中途採用でも共通する部分があるため参考にしてください。
中途採用で募集されている「エキスパート職」は、現場で同僚と共に業務を行うことが多い仕事です。
そのため上記に加え、チームワークを意識して業務に取り組む姿勢が求められるでしょう。
業務外でも、東京メトロでは部活動やスポーツ大会、バーベキューなど社員が一丸となって行うイベントが開催されています。
東京メトロに転職したい人は、「東京メトロの社風に合う人物か」を面接で見られていると覚えておきましょう。
東京メトロの採用は人物重視
東京メトロでは「人物重視」の採用を行っているため、各選考で自分のスキルや経験をいかにアピールできるかが重要なポイントです。
また、東京メトロは人気のある企業で応募倍率が高いため、面接ではライバルと差をつけるポイントが必要です。
志望動機や面接では、東京メトロへの熱い想いをアピールして選考通過を目指しましょう。
東京メトロの面接で聞かれること
東京メトロの面接では、「グループ理念」や「求められる人物像」に基づいて質問に答えられるように準備しましょう。
口コミサイト「転職会議」によると、東京メトロの面接では以下のような質問をされるようです。
- なぜ東京メトロを志望するのか
- 努力していることは何か
- 安全とは何ですか
- 入社したら何ができるか
- お客様への対応で気をつけたいことは何か
「なぜ同業他社ではなく、東京メトロでなければいけないのか」をスムーズに答えるためには、志望動機を明確にしておくことが大切です。
また、東京メトロに入社したらどのような仕事に関わりたいのか、どのようなスキルを活かせるのか、などをアピールすると好印象を与えられるでしょう。
東京メトロの面接対策のポイント
東京メトロの面接対策をまとめると、押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- 求める人物像に当てはまることを裏付けるエピソードを話す
- 同業他社と比較をし「なぜ東京メトロを志望するのか」を明確に伝える
- 東京メトロの経営計画を見据えて、自分が貢献できる人材とアピールする
口コミでは、「なぜJRでなく東京メトロなのか」というように、具体的に企業名を出されて質問されたという声があります。
鉄道会社によって強みや特徴がそれぞれ異なるため、企業研究は東京メトロだけでなく、同業他社についてもしっかり研究しておくことが大切です。
また、面接の雰囲気は「穏やかだった」「圧迫感があった」とさまざまな声があります。
大切なのは、どんな状況でも落ち着いて自分らしく受け答えをすることです。
「選考通過する書類作成が不安」「面接でのアピール方法が知りたい」という人は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントなら、東京メトロ向けの書類作成や面接対策についてアドバイスしてくれます。
転職エージェントからの応募がおすすめ
東京メトロは、中途採用募集時に公式採用サイトからエントリーできますが、応募倍率が上がりやすく選考通過が難しいです。
東京メトロの採用は「人物重視」なので、エントリーの段階から自分のスキルや経験をアピールすることが求められます。
「自分1人で対策する自信がない」という人は、転職エージェントへ登録し、東京メトロに向けた選考対策をするのがおすすめです。
また、転職エージェントを利用すれば、鉄道業界の動向や最新情報などを知ることもできます。
企業研究だけでは知りえない転職先の情報を得られるため、転職活動に役立つでしょう。
転職活動をスムーズに行うためにも、まずは転職エージェントへ登録し、相談してみてください。
8.東京メトロへの転職におすすめの転職エージェント
東京メトロへの転職では、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントのサポートを受けることで、充分な選考対策を練ることが可能になります。
ここでは、東京メトロへの転職におすすめの転職エージェント2社を紹介します。
面接対策が充実している「doda」
(参考:doda)
dodaは、面接対策に力を入れている転職エージェントです。
dodaでは、転職先を想定した模擬面接を実施してくれるため、一人で練習するよりも実践的に面接対策を行えます。
対面・WEB面接など、さまざまなシチュエーションに合わせたサポートも期待できます。
「自分のアピールポイントの伝え方がわからない」と心配な人は、ぜひdodaへ登録して相談してみましょう。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約130,200件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
約36,200件(2022年4月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「doda(デューダ)って実際どうなの?気になる評判と利用前の注意点|口コミ一覧あり」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
どこを使うか迷ったら「リクルートエージェント」
(参考:リクルートエージェント)
リクルートエージェントは、業界最多の求人数を誇る転職エージェントです。
人気企業や大手企業の求人も多数保有しており、多くの案件の中から様々な転職先を紹介してもらえるため、転職活動をスムーズに進めることが可能です。
選考対策も充実しているので、どの転職エージェントを使ったら良いか迷っているならば、まずはリクルートエージェントに登録しておくと良いでしょう。
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
公開求人数 | 約176,100件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
約226,400件(2022年4月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「リクルートエージェントって実際どうなの?気になる評判と利用前の全注意点」 |
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
まとめ
東京メトロへの転職で応募できる職種は、「エキスパート職」のみです。
中途採用募集の時期が限定されていることもあり、応募者が殺到しやすく採用倍率・転職難易度ともに高い傾向があります。
ライバルに差をつけて選考を通過するためには、転職エージェントを活用して事前準備をするのがおすすめです。
東京メトロへの転職におすすめの転職エージェントは、以下のとおりです。
- 面接対策が充実している「doda」
- どこを使うか迷ったら「リクルートエージェント」
また、東京メトロへの転職を成功させるために、以下のポイントも確認しておきましょう。
- 大別して運輸職・技術職で中途採用を行っているが、募集時期が限られている
- メインの鉄道事業は売上の88%を占めている
- 平均年収は745万円と高め
- 年功序列の風土がありチームワークを重視する雰囲気がある
- 有休消化率が高く、休みが取りやすい環境
本記事でご紹介した転職エージェントを上手く活用して、東京メトロへの転職を成功させてください。
男性20代前半
正社員
管理職の方も親切な方が多く、基本的には親切に教えてくれ、理不尽な要求などはあまりない。(後略)