『CAREER PICKS』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や支払いの有無が影響を及ぼすことはございません。 また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。
人は恋に落ちたとき、あばたもえくぼになりやすい
このような言葉を聞いたことはありませんか?
「あたばもえくぼ」とは 「好きになった相手なら、短所も長所に見える」という意味です。
恋愛で使われることが多いですが、他にはどんな場面でつかわれるのでしょうか?
今回は「あばたもえくぼ」の意味、使い方・例文を徹底解説していきます。
1.「あばたもえくぼ」の意味
「あばたもえくぼ」とは、 「好きになった相手なら短所も長所に見える」という意味です。
人が見て悪いと思えることも、好きになったらよく見えてしまうという心理状態を表しています。
また、好きになったら嫌なところも好ましく見えるというたとえに使われることもあります。
心から誰かを好きになると、短所さえ可愛らしく見えるため、どちらかというと良い意味で使われることが多いです。
あばたもえくぼの語源
あばたもえくぼは、漢字で表すと 「痘痕も靨」になります。
「痘痕」の「痘」は、世界規模で流行していた「天然痘」のことで、「痕」とは傷跡を意味します。
「あばた」とは、天然痘が治ったあとに出来る小さなくぼみのことです。
「えくぼ」は、笑った時に出来る小さなくぼみです。
「好きな人のあばたさえも、えくぼのように可愛く見える」ということを指して「あばたもえくぼ」という言葉は生まれました。
2.「あばたもえくぼ」の使い方
「あばたもえくぼ」は、 「好きな人の短所さえ、可愛らしく見える」という恋愛心理を表した言葉です。
では、一体どういった場面で使われるのでしょうか?
代表的な場面はこちらです。
- 好きな人のことなら、なんでもよく見えてしまうとき
- 相手の欠点を見ても、微笑ましいと思ったとき
それでは、「あばたもえくぼ」の例文を見ていきましょう。
あばたもえくぼの例文
「あばたもえくぼ」の例文はこちらです。
<例文>
- あばたもえくぼに見えるように、彼の浪費癖も許せるようだ
- 無口で喋らない彼氏も、彼女にとってはあばたもえくぼでクールだと感じるようだ
- 彼女は太っていることを気にしているようだが、僕にとってはあばたもえくぼだよ
- あばたもえくぼに見えるように、惚れた相手は非難の対象にはならない
3.「あばたもえくぼ」の類語と例文
「あばたもえくぼ」は、「好きな人の欠点でさえ愛おしく見える」という意味です。
ですので、 「欠点が愛おしく見える」という意味の言葉が類語になります。
「あばたもえくぼ」の例文はたくさんありますが、一番意味が近かったのはこちらです。
- 屋烏の愛(おくうのあい)
- 惚れた欲目(ほれたよくめ)
では、それぞれの意味と語源、例文をご紹介していきます。
類語1.屋烏の愛(おくうのあい)
「屋烏の愛」とは、 「好きな人が出来たら、その人の屋根に止まっている鳥でさえ愛おしく見えること」という意味です。
好きな人だけではなく、その人の周辺にあるもの全てが愛おしく見える状態を指して使われます。
「好きな人の周辺のものさえも愛おしく見える」ことから、「あばたもえくぼ」より、愛する規模の大きさが違います。
「屋烏の愛」の例文は以下の通りです。
<例文>
- 恋をしてから彼女は、屋烏の愛状態らしい
- 屋烏の愛ほど素晴らしいものはない
類語2.惚れた欲目(ほれたよくめ)
「惚れた欲目」とは、 「惚れた相手を実際以上によく思ってしまうこと」という意味です。
実際は大したことなくても、惚れてしまったら実際以上に好きと思ってしまう状態を指しています。
「あばたもえくぼ」も「欠点も可愛く見え、必要以上によく思ってしまうこと」という点で共通しています。
「惚れた欲目」の例文はこちらです。
<例文>
- 惚れた欲目かもしれないが、彼女のことが愛おしく見える
- 惚れた欲目で気づいていないかもしれないが、彼女はそれほど美人ではない
- 友達にいくら恋人の話をされても、惚れた欲目というものは私には分からない
4.「あばたもえくぼ」の対義語と例文
「あばたもえくぼ」は、「相手の欠点すら好きになる」という意味です。
対義語の場合は、 「相手の全てが嫌い」という意味にならなければなりません。
「あばたもえくぼ」の対義語はこちらです。
- 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(ぼうずにくけりゃけさまでにくい)
- 親が憎けりゃ子も憎い(おやがにくけりゃこもにくい)
それぞれの意味や例文を見ていきましょう。
類語1.坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とは、 「相手を憎むあまり、それに関わるすべてのものが憎い」という意味です。
あまりにも嫌いで、その人に関係するもの全てが憎い状態を例えた言葉です。
「あばたもえくぼ」は、「欠点を含めて好き」という意味なので、全く正反対の言葉ですね。
例文は以下の通りです。
<例文>
- いつも意地悪ばかりしてくるA子。A子が飼っている犬すら憎い。これが「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということか
- 母はいつも厳しくて、嫌いだ。母が持っているもの全てが憎い。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とはまさにこのことだな
類語2.親が憎けりゃ子も憎い
「親が憎けりゃ子も憎い」とは、 「親が憎いと罪のない子どもも憎く思ってしまうこと」という意味です。
親のことが嫌いだと、罪のない子どもすら憎く見えてしまうことを例えています。
「あばたもえくぼ」は、「好きな人の何もかもが好き」という意味なので、全く正反対の言葉と言えます。
例文はこちらです。
<例文>
Aくんママは本当に性格が悪い。なんの罪もないAくんですら憎いと思ってしまう。これが「親が憎けりゃ子も憎い」ということか
まとめ
今回は「あばたもえくぼ」の意味や使い方などをご紹介しました。
「あばたもえくぼ」とは、 「好きな人の短所すら、長所見える」という意味です。
恋に落ちると、欠点すら可愛く見えてしまうという時に使われます。
良い意味で使われることが多いので、覚えておきましょう。