「ご自愛ください」の意味と使い方は?春夏秋冬使える例文集も紹介!

ご自愛くださいの意味とは ビジネス用語

「ご自愛ください」は「ごじあいください」と読み、「自分を愛する= 自分の体を大切にする」という意味で、手紙やメールの文末に添えられるのが一般的です。

上司や目上の人を気遣う表現として使われますが、間違った使い方をしている人も少なくありません。

今回は「ご自愛ください」の正しい意味と使い方、手紙やメールで使える表現方法について詳しく解説します。

1.「ご自愛ください」の意味

意味は「体を大切にしてください」

ご自愛ください

読み:ごじあいください

  1. 自分の体調に気をつける
  2. 自分を大切にする

漢字に分解してみましょう。

・ご:相手の行為や所有物に対する尊敬語

・自:自ら、自分の体

・愛:愛する、大切にする

・ください:くださるの尊敬語

「自愛」に尊敬語の「ご」「ください」をつけた丁寧な表現なので、 上司や目上の人に使うのが一般的です。

逆に、自分より目下の人や同僚に使うと丁寧すぎて他人行儀になってしまうので、目上の人に対してだけ使った方がいいでしょう。

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  • 「お体にご自愛ください」は間違い

    「お体にご自愛ください」は間違った表現です。

    「自愛」には「 自分の体を大切にする」という意味があるため、「お体」をつけると 「体」という意味が二重になってしまうからです。

    「ご自愛ください」を使うときは「お体に」は不要と覚えておきましょう。

    「ご慈愛ください」は反対の意味

    「ご慈愛(ごじあい)ください」は相手に対して 「自分へ愛情を注いでください」という意味です。

    ご自愛ください:(相手に)自分の体を大切にしてくださいという表現

    ご慈愛ください: (自分に対して)愛情を求める表現

    間違って「ご慈愛ください」と書いてしまうと「自分を大切にして、愛情を注いで」という逆の意味になってしまうので注意しましょう。

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  • 2.「ご自愛ください」の使い方

    上司や目上の人に使える

    「ご自愛ください」は 上司や目上の人にも使うことができます。

    「自愛」という言葉に尊敬語の「ご」と「ください」が2つついた尊敬語だからです。

    ・「ご」:尊敬語

    ・「くださる」:くれるの尊敬語を命令形にして

    くださるは命令形ですが、尊敬語として成り立っているので目上の人に使っても全く問題ありません。

    どうしても気になるのであれば、命令形の語尾を和らげる「ませ」をつけて 「ご自愛くださいませ」「ご自愛くださいますよう」などとするといいでしょう。

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  • 文章の最後に添える

    「ご自愛ください」は主に 手紙やメールの文末に用いられます。

    手紙の終わりには、 相手の健康を気遣う一言を添えるのがマナーだからです。

    「ご自愛ください」の前の部分に、時候を表す言葉や「〜なので」などの理由を入れて使います。

    <例文>

    寒さ厳しい折、何卒ご自愛ください

    風邪が流行っているようですので、ご自愛ください

    元気な人に使う

    「ご自愛ください」は 怪我や病気で体調を崩している人に対しては使えません。

    「体調を崩さないように健康を維持してください」という意味が込められているからです。

    病気や怪我で体調を崩している人に対しては、以下のフレーズを使いましょう。

    回復を願う

    休養を勧める

    ①回復を願うフレーズ

    • 一日も早いご回復を心よりお祈り致しております。
    • 一日も早く○○さんのお元気なお顔を拝見したいと存じます
    • 一日も早く怪我(病気)から回復されることをお祈り申し上げます。
    • 一日も早く職場に復帰されることをお祈り申し上げます。

    ②休養をすすめるフレーズ

    • どうか焦らず、じっくりと治療に専念してください。
    • ゆっくりご静養ください。
    • この機会に十分体を休めてください。
    • 仕事のことは忘れて、ご静養に専心されてください。

    相手がちょっとした体調不良で休んだ場合は、「病気(怪我)の具合はいかがですか?」「その後の容態(具合)はいかがですか?」など状態を聞くケースもあります。

    しかし、 相手が重病・重症で休んでいる場合は具合を聞くことで辛く感じさせてしまう可能性があるので、避けたほうがいいでしょう。

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  • 季節に関係なく使える

    「ご自愛ください」は年賀状や暑中見舞い、残暑見舞いでよく使われる表現ですが、 季節に関係なく使うことができます。

    以下のように、時候の挨拶や理由を変えるだけでOKです。

    <例文>

    ・体調を崩されませんようご自愛ください。

    ・暑い(寒い)毎日が続いておりますが、どうぞご自愛ください

    ・暑さ(寒さ)厳しき折、くれぐれもご自愛ください

    ・天候不順の折、何卒ご自愛くださいませ。

    男女問わず使える

    「ご自愛ください」は 男女問わず使うことができます。

    男性は「自愛」の「愛」は女性っぽくて抵抗を感じてしまうかもしれませが、 「自愛」は「体を大切にする」という意味なので男性が使っても全くおかしくありません。

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  • 3.「ご自愛ください」を使った例文

    ここでは「ご自愛ください」を使った例文を4つ紹介します。

    1. どうぞご自愛ください:より丁寧に
    2. くれぐれもご自愛ください:忙しい相手や体調を崩しやすい時期に
    3. 〜ので、ご自愛ください:体を気をつけてほしい理由づけ
    4. 何卒ご自愛のほどお願い申し上げます:取引先や上司など改まった表現をしたい相手に

    どうぞご自愛ください

    「ご自愛ください」だけだと素っ気ない感じがするなら、 「どうぞ」をつけるとより丁寧な表現ができます。

    <例文>

    厳しい寒さが続きますが、どうぞご自愛ください

    朝夕の寒暖差が激しい季節柄、どうぞご自愛ください

    くれぐれもご自愛ください

    「くれぐれも」をつけると 「より一層体を大切にしてください」と強調することができます。

    例えば忙しい時期や、気候の影響で体調を崩しやすい相手に対して使うといいでしょう。

    <例文>

    ・ご多忙の折ではありますが、くれぐれもご自愛ください

    ・残暑厳しい時期柄、くれぐれもご自愛ください

    〜ので、ご自愛ください

    「〜ので」をつけると、 相手の健康を気遣う理由を示す表現になります。

    <例文>

    ・季節の変わり目ですので、ご自愛ください

    ・厳しい暑さの毎日ですので、くれぐれもご自愛ください。

    何卒ご自愛のほどお願い申し上げます

    取引先の方や、よく気にかけてくれる上司に対しては、「何卒(なにとぞ)〜のほどお願い申し上げます」をつけるとより丁寧になります。

    <例文>

    ・秋の長雨が続いております。風邪など召されませぬよう、何卒ご自愛のほどお願い申し上げます

    ・向寒の折柄、何卒ご自愛のほどお願い申し上げます

    次は季節ごとに使える、「ご自愛ください」の例文を解説します。

    4.「季節柄ご自愛ください」の季節別例文集

    「ご自愛ください」は年賀状や暑中見舞い、残暑見舞いによく使われる表現ですが、 1年通して使うことができます。

    「ご自愛ください」の前につける理由や時候の挨拶によって使い回しが可能です。

    季節の暦は昔のものでも現代のものでも、どちらを使っても間違いではありません。

    手紙で季節の話をする場合は暦の季節を使いますが、現代の暦(気象庁の定義)を使う人も増えているからです。

    まずは春夏秋冬の暦の定義と、時候の挨拶を表で確認しておきましょう。

    季節 時期(暦/現代) 時候の挨拶
    2月初旬(立春)〜5月初旬/3〜5月

    ・春もたけなわの頃となりました。

    ・風薫る季節となりました。

    ・梅雨に入り、うっとうしい毎日が続いています。

    5月初旬(立夏)〜8月初旬/6〜8月

    ・暑中お見舞い申し上げます。

    ・残暑お見舞い申し上げます。

    ・朝夕はめっきりしのぎやすくなりました。

    8月初旬(立秋)〜11月初旬/9〜11月

    ・いよいよ秋も深まって参りました

    ・朝晩はめっきり寒くなって参りました。

    ・師走に入り、あわただしい毎日が続いております。

    11月初旬(立冬)〜2月初旬/12〜2月

    ・寒中お見舞い申し上げます。

    ・立春とは名ばかりでまだまだ寒い日が続いております

    ・寒さの中に春の気配を感じる頃となりました。

    立春、立夏、立秋、立冬は年によって日にちが1〜2日変わりますが、大体の目安は以下のようになっています。

    • 立春:2月4日頃
    • 立夏:5月6日頃
    • 立秋:8月8日頃
    • 立冬:11月7日頃

    以下では昔の暦(4ヶ月ずつ)に合わせて春夏秋冬の「ご自愛ください」の例文を紹介していきます。

    春(2月初旬(立春)〜5月初旬/3〜5月)

    春は「 まだ寒いこと」「時期の変わり目」「梅雨入り」などの言葉を織り込んで「ご自愛ください」を使います。

    例)

    ・春とはいえ厳しい寒さが続きます。どうかご自愛ください。(2月)

    ・何かと忙しい季節の変わり目かと存じます。くれぐれもご自愛ください。(3月)

    ・花冷えの折、くれぐれもご自愛ください。(4月)

    ・梅雨入りも間近でございます。体調を崩されませぬよう何卒ご自愛ください。(5月)

    夏(5月初旬(立夏)〜8月初旬/6〜8月)

    暑中見舞いは梅雨明け〜立秋まで、残暑見舞いは立秋〜8月いっぱいまでに送るのが一般的です。

    「暑中見舞い(残暑見舞い)申し上げます〜」から書き始めて、以下のような文章を続けます。

    例)

    ・軽暑のみぎり、どうかご自愛ください。(5月)

    ・梅雨明けまで今しばらくの辛抱です。何卒ご自愛ください。(6月)

    ・暑熱耐え難き時節ですが、夏バテなどされませんようご自愛ください。(7月)

    ・立秋とはいえ厳しい暑さが続きます。どうぞご自愛ください。(8月)

    風邪をひきやすい人には、夏風邪への注意も入れてあげるとより丁寧ですよ。

    例:夏風邪など召されませぬようくれぐれもご自愛ください

    秋( 8月初旬(立秋)〜11月初旬/9〜11月)

    秋の「ご自愛ください」は残暑や寒さによる体調不良を考慮します。

    最近は秋といっても暑いので、9月の表現に捉われすぎず、8月頃に使う暑さへの注意を促す文面を使ってもいいでしょう。

    例)

    ・残暑なお厳しき折柄、くれぐれもご自愛ください。(8月)

    ・夏の疲れが出やすい時節、くれぐれも体調を崩されませぬようご自愛ください。(9月)

    ・朝晩日毎に冷え込んできました。風邪など引かれませんようにどうかご自愛ください。(10月)

    ・本格的な寒さに向かう時節、風邪など召されませぬようご自愛ください。(11月)

    冬(11月初旬(立冬)〜2月初旬/12〜2月)

    寒中見舞いは1月5、6〜立春(2月4日頃)までの間に出します。

    立春を過ぎてから出す手紙は「余寒見舞い」です。

    冬の「ご自愛ください」は、 年の暮れで忙しいことによる疲れ、寒さによる風邪への注意を促す文面が似合います。

    <例文>

    ・年末に近づき仕事も一段と忙しくなる時期かと思いますが、くれぐれもご自愛ください。(11月)

    ・あわただしい年の暮れ、くれぐれもご自愛ください。(12月)

    ・寒さひとしお厳しき折、何卒ご自愛ください。(1月)

    ・三寒四温の時節柄、どうかご自愛ください。(2月)

    5.「ご自愛ください」の類語表現

      意味 病気の相手に対して
    ご自愛ください 体を大切にしてください ×
    お大事になさってください 早くよくなって下さい、体を大事にしてください
    お労わりください 体に優しくして(気をつけて)大切にしてください
    おいといください 体を大事にしてください、労ってください
    ご自愛専一 体を第一に考えてください ×
    ご健勝をお祈り申し上げます 健康であることをお祈りします ×

    お大事になさってください

    お大事になさってください」は すでに病気や怪我をしている人に対して「早く良くなって欲しい」という気持ちを込めて使います。

    「治療に専念して早く良くなってください」「病気が悪化しませんように」といった相手の健康状態を気遣い、体調の回復を願う言葉です。

    親しい間柄なら「お大事に」だけでもいいですが、目上の人に対しては「お大事になさってください」と丁寧に言うようにしましょう。

    <例文>

    ・風邪を召されたそうですね。どうぞお大事になさってください

    ・病院に行かれるのですか? くれぐれもお大事になさってくださいね。

    お労わりください

    「お労(いた)わりください」は、 「お大事になさってください」よりも相手を思いやる気持ちが強い表現です。

    「労る」には困っている人に同情する、病気の人などに同情の気持ちを持って優しく接する、などの意味があります。

    「お大事になさってください」はすでに病気や怪我の相手によく使われますが、「お労わりください」は相手に無理をしないようにという敬語表現として 文末の挨拶にもよく使われます。

    <例文>

    ・時期柄、大変ご多忙と存じますので、どうぞお体をお労わりください

    ・残暑厳しい折、どうぞお体をお労わりください

    おいといください

    「おいといください」は漢字で「お厭(いと)いください」と書きます。

    「厭う」は「大事にする」「労わる」などの意味があるので、「おいといください」で 「体を大事にしてください、労ってください」というニュアンスになります。

    「厭う」には「嫌う」「避ける」という意味もあって紛らわしいので、相手の健康を気遣うときに使う場合は、「おいといください」とひらがな表記するのが一般的です。

    相手の体を気遣う気持ちが強い表現ですが、 あまり使われない言葉なので使うなら「お労わりください」のほうが妥当でしょう。

    <例文>

    お仕事などでお忙しい日々を過ごされている頃と存じます。ご無理をされませんように、どうぞお体をおいといください

    暑さの厳しい時節柄、お体どうぞおいといください

    ご自愛専一

    「ごじあいせんいつ」と読みます。

    専一とは「他のことは考えずあることにだけ全力を注ぐこと」です。

    ご自愛とくっつけると 「他のことは考えず、まず自分の体を第一に考えてください」という意味になります。

    疲れていても、無理をして仕事を優先してしまう人などに使う表現です。

    <例文>

    ・何卒ご自愛専一にてお願い申し上げます

    ・時節柄、ご自愛専一ご活躍ください。 

    ご健勝をお祈り申し上げます

    ご健勝をお祈り申し上げます」の「健勝(けんしょう)」とは、「体が健やかで健康な状態であること」という意味です。

    相手が健康で過ごせるようにと願いを込めた敬語で、ビジネス文書や文頭の挨拶、ビジネスや結婚式などのイベントのスピーチの締めによく使われます。

    <例文>

    ・皆ご健勝と、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。(文末に)

    ・(会社名)のますますの発展と皆様のご健勝を祈念いたしまして、乾杯!(乾杯のスピーチで)

    「健勝」は 個人や家族の健康を祈る言葉なので、企業や団体に対しては使うことができません。

    企業や団体に対しては「ご健勝」ではなく「ご発展」を使うのが一般的です。

    例:貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

    「ご自愛ください」の英語表現

    英語で「ご自愛ください」を表現する場合は 「Please take care of yourself」がよく使われます。

    その他、以下のような表現が可能です。

    英語で「ご自愛ください」

    ・Please take care of yourself.

    ・Please look after yourself.

    ・Please take good care of yourself.

    <例文>

    ・Please don’t work too hard, and take good care for yourself.(あまりご無理をされないよう、ご自愛ください。)

    ・Bitterly cold weather is likely to stay with us for a while. Please take care of yourself.(厳しい寒さが続きそうですから、どうぞご自愛ください。)

     

    Pleaseがないと「お大事に」といったカジュアルな表現になるので、 上司や目上の人に使うときはPleaseをつけるようにしましょう。

    例)カジュアル表現(お大事に)

    ・Take care.

    ・Get well soon.

    ・Be well.

    補足.「ご自愛ください」に対する返事の仕方

    では「ご自愛ください」と言われた場合の返事には、以下の2つを入れればOKです。

    気遣いに対するお礼の言葉+相手を気遣う言葉

    <例文>

    温かいお心遣い、心から感謝いたします。◯◯さんもお元気で過ごされますよう、お祈り申し上げます。

    ・◯◯さんのお気遣いの言葉、大変嬉しく思っております。◯◯さんも健康にはくれぐれもご留意ください。

    ・お気遣いいただき、ありがとうございます。○○様も、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください

    あまり難しく考えすぎず、相手の心遣いへのお礼と、こちらから相手を気遣う一言を添えるといいですよ。

    まとめ

    「ご自愛ください」は「自分の体を大切にしてください」という相手の健康を気遣う言葉です。

    「ご自愛ください」だけで敬語として成り立っているので、上司や目上の方にも使えます。

    手紙やメール、口頭で相手を気遣うことができる便利な言葉なので、ぜひとも使えるようにしましょう。

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