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「都合がつく」という言葉は、 「予定や予算を調整する」という意味です。
たとえば、「会議の日程の都合がついた」「納期の都合がつく」のように使います。
ビジネスシーンではよく使う言葉ですが、敬語にするとどのように表現するのでしょうか。
本記事では、「都合がつく」の敬語表現や使い方、言い換え表現についてご紹介します。
1.「都合がつく」の意味
「都合がつく」とは、予定や予算を工面できる・割り当てられるという意味です。
「つく」は「付く」という漢字で表現できますが、一般的には平仮名で表記します。
2.「都合がつく」の敬語表現と使い方
「都合がつく」を敬語に直すと、どのように表現するのでしょうか。
使うシーンによって表現方法が異なるので、使い方の例文も併せて見ていきましょう。
「都合がつく」の敬語は「ご都合がつく」
尊敬語を表す接頭語の「ご」を付ければ、敬語表現になります。
目上の人に使うときは、「ご都合がつく」が好ましいでしょう。
<例文>
- ご都合がつく日程を設定できてよかったです。
- ご都合がつく時間帯を教えていただけますでしょうか。
相手に都合を尋ねる場合の使い方
相手の予定を尋ねる場合は「 ご都合はよろしいでしょうか」「 ご都合はいかがでしょうか」を使います。
「ご都合はどうですか」という言い方もありますが、カジュアルな表現なので目上の人に使うのはおすすめできません。
<例文>
- あさって御社にお伺いしたいのですが、ご都合はよろしいでしょうか。
- 上期のフィードバック面談をお願いしたいのですが、ご都合はよろしいでしょうか。
- △月〇日にお伺いしたいのですが、ご都合はいかがでしょうか。
相手の都合に合わせて誘う場合の使い方
ビジネスシーンにおいて、相手の都合に合わせてイベントや飲み会に誘う場合は「ご都合がつきましたら」と言います。
その後に続く言葉は、「ご連絡をいただけますか」などと謙譲語を使うことで、自分がへりくだって敬意を表すことができます。
また、「ご参加ください」などの敬語で参加を促すことも可能です。
<例文>
- 社内イベントを企画しておりますので、ご都合がつくようでしたらご連絡をいただけますか。
- ご都合がつきましたら、明日の懇親会にぜひともご出席くださいませ。
3.「都合がつくか」と聞かれて断るときの返事の仕方
上司や社外の人に「ご都合はいかがでしょうか」と聞かれた場合、都合がつかないときはどのように断れば良いのでしょうか。
相手に失礼のないように、やんわりとお断りするときの返事の仕方をご紹介します。
以下2つの返事の仕方があります。
- あいにく別の用事がありますので~
- 別の日程で調整してもらう
「あいにく別の用事がありますので~」と断る
別の予定があり断る場合には、「あいにく別の用事がありますので~」とお断りましょう。
「あいにく」の意味は、以下の通りです。
参加したいが、予定が合わずにやむを得ず不参加になる場合には、 「あいにく~」を使うと良いでしょう。
残念な気持ちを伝えることができるため、やんわりとお断りすることができます。
また、「別の用事がありますので~」と理由を付け加えたり、断りの謝罪も付け加えると、失礼にならない表現をすることが可能です。
<例文>
- あいにく別の用事がありますので、不参加でお願いいたします。
- あいにく在庫は切らしております。申し訳ございません。
別の日程で調整してもらう
完全にお断りするのではなく、別の日程で調整してもらう際には、以下のような言い方がおすすめです。
参加の意思を表現できるため、完全にお断りするよりも、相手に不快感を与えずに断ることができます。
<例文>
- 別の用事がありますので別の日程でお願いできますでしょうか。
- 別の用事がありますので時間を変更していただけないでしょうか。
4.「都合がつく」の類語や言い換え表現
「都合がつく」の類語や言い換え表現は以下の通りです。
- 都合が良い
- ちょうど良い
- 差支えない
- 好都合
類語1.「都合が良い」
「都合がつく」の「つく」を「良い」と言い換えることができます。
目上の人に使っても失礼な言い方ではありませんが、フランクな表現のため、親しい間柄の人に使ったほうが良いでしょう。
<例文>
- 私は水曜日なら都合が良いです。
- 会議が延期になったので、都合の良い時間をお聞かせください。
類語2.「ちょうど良い」
「ちょうど良い」は分量や大きさ、時間などさまざまな物事に使える言葉です。
漢字で表記すると「丁度良い」ですが、一般的にはひらがなで表記されます。
目上の人に使っても失礼にはなりませんが、「都合が良い」よりさらにフランクな表現です。
<例文>
- 会議時間は10時だとちょうど良いです。
- ちょうど良い大きさの紙をご用意ください。
- 商品を購入するにはちょうど良い機会です。
類語3.「差支えない」
「差支えない」は、「差支える」という言葉に打ち消し表現が加わった言葉です。
まずは、「差支える」の意味から見ていきましょう。
「差支える」は、支障があることを意味している言葉です。
そのため、「差支えない」は「都合が良いこと」を意味しています。
「都合がつく」よりも丁寧な表現のため、目上の人に使っても問題ありません。
<例文>
- 差支えないお時間をお聞かせ願えますでしょうか。
- 先ほどは~でしたが、会議には差支えございません。
類語4.「好都合」
「好都合」は「条件にかなっていて、都合が良いこと」という意味です。
「好都合な申し出」「好都合に物事が運ぶ」という使い方をします。
目上の人に使うこともできます。
<例文>
- 万事好都合に進みました。
- 私にとっては好都合です。
まとめ
「都合がつく」という言葉は、「予定や予算を調整する」という意味です。
ビジネスシーンでは日程やタスク量を調整するという意味で使われます。
前に「ご」をつけると「ご都合がつく」という敬語表現になります。
「都合がいい」「差支えがない」などの言葉に言い換えることができるので、状況に応じて使い分けましょう。