最終更新日:2021/02/14
日々淡々と仕事をする中で「ただ会社で働いているだけでなく、自分の強みや職を持ちたい」と考える方も多いのではないでしょうか?
インテリアコーディネーターの仕事は、手に職を持って働きたいと考える女性の間で人気の仕事です。
しかし「インテリアコーディネーターになりたい」と思っても、どのように転職活動を進めるべきか分からないですよね
今回は、そんな悩みを解消するために、インテリアコーディネーターへの転職方法について解説していきます。
ポイントを押さえ、転職を成功させましょう。
【結論】インテリアコーディネーターへの転職はエージェントを利用しよう
インテリアコーディネーターへは未経験からでも転職することは可能です。
ただし、独りで転職活動を進めた場合、業界の知識や面接の特徴など、入手できる情報が少なく非効率になりがちです。
インテリアコーディネーターへの転職を効率良く進めるためには、求職者を多角度から支援してくれる『転職エージェント』を利用しましょう。
転職エージェントには、求人情報の紹介はもちろん面接対策や書類対策など様々なサポートが充実しています。
とくに「マイナビエージェント」「リクルートエージェント」「doda」の3社がおすすめなので、ぜひ利用してみてください。
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1.インテリアコーディネーターの仕事内容
インテリアコーディネーターの仕事内容をご紹介していきます。
まずは、インテリアコーディネーターに求められる仕事内容がどのようなものか、具体的にイメージしてみましょう。
勤務先
インテリアコーディネーターとして転職する場合、主に次のような勤務先となります。
住宅メーカー |
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---|---|
リフォーム専門会社 |
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設計事務所 |
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デザイン事務所 |
|
インテリアコーディネーターは不動産業界からデザイン業界まで、就業先の幅は広く、様々な業界で活躍できる仕事です。
一級建築士やインテリアデザイナーと組んで仕事をする場合もありますので、非常にクリエイティブな仕事といえるでしょう。
平均年収
インテリアコーディネーターとして企業で働く場合、年収は会社によりますが、一般的なサラリーマンと同様に300万円〜450万円程度が平均です。
ただし、勤務先での経験や人脈を使い独立することもできる仕事なので、独立した場合はもっと年収を伸ばすことは可能です。
独立して仕事をとることは簡単ではありませんが、人気のインテリアコーディネーターともなれば年収1,000万円を超える場合もあります。
求められる役割
インテリアコーディネーターには、具体的には次のような役割が求められています。
-
インテリア選びの専門家として、照明器具やカーテン、調度品などを組み合わせて、お客様の希望に合う住空間を提供すること
-
インテリアデザイナーがゼロからインテリアを創り出すのに対して、すでに存在するインテリアを使って、お客様の要望に応えること
-
モデルルームのコーディネートや販売店舗のコーディネートなどを通じて、コンセプトに合った空間を演出すること
上記のように、センスだけでなく、設計や建築などの様々な知識が必要となります。
インテリアコーディネーターには、仕事に応じて幅広い役割が求められるのです。
2.インテリアコーディネーターは未経験でも転職できる
インテリアコーディネーターへの転職は未経験でも可能であり、資格や特別なスキルは必ずしも必須ではありません。
そのため、「転職してからスキルを身につける」こともひとつの手段です。
ここでは、インテリアコーディネーターになりたいあなたに向けて「どんな人が向いているのか」「どんな経験を活かせるのか」を解説していきます。
インテリアコーディネーターに向いてる人
お客様の要望や希望の空間を実現するのがインテリアコーディネーターです。
お客様とのコミュニケーションや希望・要望などをしっかりと汲んで実現することが求められます。
したがって、次のような方はインテリアコーディネーターに向いています。
人と接することが好き
コーディネートする空間は、人の居住空間や商業施設など、いずれも人との関わり無しに仕事はできません。
人と接することが好きな方は、インテリアコーディネーターに向いているでしょう。
相手の考えを汲んで提案できる
自分の望む空間ではなく、お客様が実現したい居住空間を提案することがインテリアコーディネーターです。
したがって、相手の考えをしっかり汲んでコーディネートを提案することが必須です。
相手の考えをしっかり汲んで行動できる人も、インテリアコーディネーターに向いている人の特徴といえます。
フットワークが軽く行動的
会社や事務所などで考えるだけが仕事ではなく、実際に現場に足を運んで、現場を見る機会が多いのもインテリアコーディネーターの仕事の特徴。
自分の足で現場に出て行くフットワークが軽さも、インテリアコーディネーターには大事な要素です。
活かせる経験
今までの経験を活かして、インテリアコーディネーターになることも可能です。
インテリアコーディネーターは、自分の考えやコーディネートを提案する機会がたくさんあるため、次のような経験が役立ちます。
営業の経験
他の仕事と同様に、お客様に商品やサービスを提案する点はインテリアコーディネーターも変わりません。
インテリアコーディネーターのお客様は、一般住宅に住む個人だけでなく、店舗の運営者や建築士、設計士など幅広いです。
営業で経験したコミュニケーションスキルは、インテリアコーディネーターとして転職する際に十分なアピールポイントとなりますよ。
プレゼンの経験
ショールームや商業施設でのコーディネートでは、自分のコーディネートの良さを売り込む必要があります。
資料などを用いて先方にアピールするためのプレゼン力は、非常に重要なスキルになります。
これまでの仕事でプレゼンの経験があれば、それはインテリアコーディネーターの仕事に十分に活かせる経験です。
Excel、PowerPointの使用経験
どんな業界でも、ExcelやPowerPointの使用経験は必須といえます。
インテリアコーディネーターの仕事でも、営業やプレゼンをする際の資料はExcelやPowerPointでの作成がメインです。
これまで使ってきた経験は十分に活かせますので、どんな操作が可能かしっかり棚卸ししておきましょう。
3.インテリアコーディネーターへの転職を有利にするコツ
次に、インテリアコーディネーターへの転職を有利にするコツをチェックしていきます。
未経験から転職するのであれば、しっかりポイントを押さえて転職活動を進めることが重要です。
ただし、必ずしもこれらの資格やスキルが必要な訳ではありません。
あくまで有利になるポイントとしてご参照ください。
資格
インテリアコーディネーターの資格を取得してしまうことが、転職時にもっともわかりやすくアピールできるポイントになります。
資格を取得することで、一定の知識とスキルを持っていることをアピールできますので、明確な転職ポイントとなるでしょう。
【資格概要】
試験は一次試験と二次試験に分かれており、それぞれに合格することで資格を取得できます。
<一次試験>
受験資格 | |
---|---|
基本タイプ |
同一年内に一次試験と二次試験を受ける方が対象 14,850円 |
一次試験<先取り>タイプ |
一次試験のみ受験する方が対象 11,550円 *合格しても同一年度内の二次試験の受験申込はできません |
試験科目 | マークシートによる択一試験 |
一次試験免除制度 | 一次試験に合格した方は、次年度から3年間、一次試験が免除され、二次試験のみ受験できる |
<二次試験>
受験資格 | |
---|---|
二次試験<一次免除>タイプ |
同一年内に一次試験と二次試験を受ける方が対象 11,550円 |
試験科目 | プレゼンテーション・論文(記述式) |
(参照:公益社団法人インテリア産業協会)
産業能率大学のHPによると、通信講座の学習期間が7ヶ月となっていることから、半年〜1年程度の学習期間が必要と考えられます。
合格のためには、しっかり学習時間を確保することが大切です。
有利なスキル
インテリアコーディネーターは、設計や建築の知識が必要となる仕事もあります。
特に、設計事務所やデザイン事務所へ勤務する場合には、ある程度の設計や建築の知識があるとアピールポイントになるでしょう。
また、CADなどのソフトが使えるように勉強しておくだけでも良いアピールポイントになります。
【有利になりそうなスキル一覧】
CAD |
製図や建築パース図を作成できるソフト。 CADが使えることで即戦力として期待できる。 |
---|---|
Illustrator |
デザイン画の作成だけでなく、製図作成などにも使われる。 CADと同様、一定の知識を持っていることで即戦力として期待される。 |
建築に関する知識 |
内装や壁、柱の材質など一定の建築に関する知識。 建築士ほどの深い知識は不要だが、対象の建築物の特徴を把握したうえでコーディネートを考える必要がある。 |
CADやIllustratorなどのPCソフトのスキルは、ネットなどに様々な学習サイトがありますので、独学でも十分に学習できます。
転職エージェントの活用
未経験から転職するのであれば、転職のプロである転職エージェントを使い倒すことが重要です。
転職エージェントは、業界に特化した面接や書類の対策、転職に関わる悩み相談などプロの転職エージェントがしっかりサポートしてくれます。
転職エージェントには、サービスによって特徴がありますので複数の転職エージェントに登録しておくことがおすすめです。
未経験で転職する場合、業界の知識や情報が少ないので、転職エージェントをしっかり活用して効率よく転職活動を進めていきましょう。
4.インテリアコーディネーターにおすすめの転職エージェント
ここでは、インテリアコーディネーターにおすすめの転職エージェントをご紹介していきます。
20代で転職するなら「マイナビエージェント」
(引用:マイナビエージェント)
マイナビエージェントは、就職や転職、人材派遣などの情報を提供するマイナビが運営する転職エージェントです。
遅い時間帯での問い合わせ対応など、初めての転職を活動を進める方でも安心できるようなサポート体制が整っています。
20代向けの転職情報が充実しているため、インテリアコーディネーターを目指す若い人におすすめの転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約23,500件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
約15,700件 (2021年3月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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豊富な求人情報から選ぶなら「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
リクルートエージェントは、求人数では業界No1を誇り、転職実績の高い転職エージェントです。
インテリアコーディネーターについても、しっかりとした業界の情報に基づいてサポートしてくれるので未経験からの転職におすすめの転職エージェント。
転職活動を進めるなら、最初に登録しておきたい転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
---|---|
公開求人数 | 約107,200件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
約144,800件 (2021年3月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】リクルートエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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面接対策をしっかり行いたいなら「doda」
(引用:doda)
dodaは、面接対策や書類対策などしっかりとしたサポートに定評のある転職エージェントです。
インテリアコーディネーターとしてアピールできるような書類の書き方や面接対策などサポートしてくれるため、転職が初めてで不安を感じている方におすすめ。
初めての業界への転職や面接、書類に不安がある方は登録しておくべき転職エージェントです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約75,000件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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5.インテリアコーディネーターとして働く人の声
実際にインテリアコーディネーターとして働いている人の声も気になりますよね。
ここでは、実際にインテリアコーディネーターとして働いている人の声をご紹介しつつ、以下の内容についてチェックしていきます。
将来性について
洋服屋さんの照明、家具などの
什器を見ると、すごくセンスがいいです。
什器としてではなく、
洋服と一緒に家具や雑貨を
販売するお店も増えています。
単体で商品を売るのではなく、
ライフスタイルを売る時代。だからインテリアコーディネーターとして洋服屋さんとも
コラボしたいです。— Kunika Kishida (@KunikaKishida) 2015年9月4日
【インテリアコーディネーター】住宅や店舗、オフィス、公共施設などのインテリアを依頼主からのオーダーに応じて、アドバイスをする仕事。リフォーム需要が高まる中で、その存感は高まりつつある。キーワードはBOX&NEEDLE。平均年収は450万。#業界研究 #就活 #美女 #仕事
— 業界ハシゴ (@365works) November 7, 2019
近年、様々な商品やサービスはそれ単体で販売していく時代ではなく、様々な商品やサービスを組み合わせてライフスタイルを提案していく時代になりました。
インテリアコーディネーターは、家具単体を提案する仕事ではなく、世の中にある様々な家具や照明などを組み合わせ、お客様の未来のライフスタイルを構築して提案する仕事です。
そのような意味で、インテリアコーディネーターは、今後も必要とされる仕事といえるでしょう。
キャリアプランについて
結婚して仕事と家事の両立に断念し、仕事を辞めてから1年。
今週の金曜日から仕事に復帰します。
インテリアコーディネーターとして働きますが、ずっと興味があった仕事で、この1年で資格も取得できて、無事に就職することができました。
不安も多いけど、いまは新しい仕事が楽しみです
— ころ@10年後のキレイのために (@10nengo_motto) October 28, 2019
独立して1ヶ月くらいですが、多くの人に支えられて受注が続いています(^^)
人の繋がりは本当に宝物ですね!
期待を良い意味で裏切り続けていこう#独立 #インテリアコーディネーター #フリーランス #リノベーション #中古住宅 #中古住宅でもお洒落にしたい
— 杉まさふみ (@FumiSafumi) 2019年2月23日
インテリアコーディネーターは、会社に所属して会社員として働くだけでなく、フリーランスとして独立することも可能な仕事です。
独立することで、柔軟なキャリアプランを描けるでしょう。
特に女性であれば、結婚や出産などのライフイベントに合わせて働くことも可能です。
自ら手に職をつけて働きたいと考えている方には非常におすすめです。
まとめ
インテリアコーディネーターに転職する際のポイント
- 人と接することが好き、相手の考えを汲んで提案できる、フットワークが軽く行動的な人はインテリアコーディネーターに向いている
- インテリアコーディネーターの資格を取得することで知識とスキルがあることをアピールできる
- CADやIllustrator、建築に関する知識を持っていると即戦力としてアピールできる
- 転職活動を進める際は転職エージェントを使い倒す
インテリアコーディネーターへの転職は、未経験からでも十分可能です。
また、転職の際に利用すべきエージェントは以下の通りです。
- 20代で転職するなら「マイナビエージェント」
- 豊富な求人情報から選ぶなら「リクルートエージェント」
- 面接対策をしっかり行いたいなら「doda」
転職エージェントをしっかり活用して、インテリアコーディネーターへの転職を実現させましょう!