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「お世話になりました」は、人から何かしてもらったことに対する感謝の気持ちを表す言葉です。
日常会話からビジネスシーンまでで、さまざまな場面で使えます。
しかし、いざ使おうとすると「目上の人に失礼ではないかな….」「贈り物も送るべきなのかな….」など不安に思うこともあるでしょう。
そこで今回は、「お世話になりました」正しい使い方や、使う際の注意点をご紹介します。
使う場面が多い言葉なので、ぜひ使い方をマスターしてください。
1.「お世話になりました」の意味
意味|面倒を見てもらったこと
まずは、「世話」の意味からご紹介します。
世話という言葉には、以下の5つの意味があります。
世話
読み:せわ
意味:
面倒をみること。尽力すること。
間に立って斡旋(あっせん)すること。取り持つこと。
手数がかかってやっかいであること。面倒であること。
世間の人がする話。世間の言いぐさや慣用の言葉。また、日常語や俗語。
通俗的、また庶民的であること。
(引用:weblio辞書)
「お世話」には面倒を見ること、中に入って取り持つこと、手数がかかって面倒なことなどの意味があります。
そのため「お世話になりました」の意味は、これらの世話をしてくれた相手に対して、感謝を表現する言葉です。
「お世話になりました」は目上の人に使える言葉
「お世話になりました」は丁寧な表現なので、 目上の人や上司などが面倒を見てくれたときなどに使えます。
上司の異動の挨拶などで使う場合は、話の最後に「今後のご活躍をお祈り申し上げます」などの一言を付け加えると、より丁寧な印象を与えることができます。
2.「お世話になりました」の正しい使い方【例文】
「お世話になりました」は過去形のため、一区切りとして 既に世話をしてもらったことに対する感謝の気持ちを表すときに使います。
ここでは、メールや手紙で伝える場合と、口頭で伝える場合に分けて、「お世話になりました」の使い方を解説していきます。
お礼の気持ちをメールや手紙で伝える場合
比較的多く使われるのが、勤めていた職場の部署が移動になったときや、退職したりする場合です。
<例文>
- この度辞令により△△部へ異動することになりました。○○部では大変お世話になり、ありがとうございました。
- この度、一身上の都合により退職させていただくことになりました。これまで、大変お世話になりました。
お礼の気持ちを口頭で伝える場合
口頭でいう場合も手紙やメールで使う場合とそれほど違いはありません。
以前の職場の人と久しぶりに会ったときや、年末の挨拶などでお世話になった人に使います。
<例文>
- その節は大変お世話になりました。
- 今年一年、本当にお世話になりました。
次は「お世話になりました」の類語と使い分けを解説していきます。
3.「お世話になりました」の類語と使い分け
「お世話になりました」は以下のように 表現を変えて使われることもあります。
どれも、一度は聞いたことがある表現だと思います。
しかし、正しい使い分けができていない人も多いので、一度確認しておくとよいでしょう。
それぞれの意味と使い方を説明いたします。
「お世話になります」
これからお世話になるであろうまだ面識がない人に対して使う表現です。
<例文>
- お世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
- メールでのやりとりする場合の文頭に「お世話になります」と入れます。
「お世話になっております」
相手との関係が確立されていて、 現在もお世話になっている状態に対しての感謝を表すときに「お世話になっております」を使います。
<例文>
- いつもお世話になりっております。
- メールでのやりとりする場合の文頭に「お世話になっております」
「お世話様です」
「ご苦労様です」というニュアンスが含まれているため、目上の人に使うと失礼になるので気をつけましょう。
社内の目下の人や同僚、いつも顔を合わせる配達の人などに使うのが一般的です。
4.ここだけは注意!「お世話になりました」の失礼な使い方
「お世話になりました」は便利で使いやすい言葉ですが、以下の点に注意して使う必要があります。
初対面では使わない
「お世話になりました」や「お世話になっております」は、 初対面の人や、初めてメールを送る場合には基本的に使いません。
まだお世話になっていない状況で使うと違和感があります。
もし初対面の人に使う場合には、「はじめまして」などを使いましょう。
また、初対面でもこれからお世話になる相手には、以下のような使い方ができます。
<例文>
これからお世話になると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
「お世話になります」と混同しないようにする
- 「お世話になりました」はお世話いただいた過去
- 「お世話になります」はお世話になるであろう未来
- 「お世話になっております」現在お世話になっている
それぞれ微妙に使われるケースが違うため、 時系列を考えながら混同しないように使ってください。
5.「お世話になりました」以外の挨拶
「お世話になりました」の他にも、ビジネスの取引先や顧客に対して使われる挨拶がありますのでご紹介します。
「ご愛顧頂きありがとうございます」
ビジネスで顧客や取引先に対して 「お世話になりました」よりも多少かしこまった言い方になります。
常連客や、より関係性の深い取引相手に対しての感謝の言葉です。
「お引き立て頂きありがとうございました」
企業や小売店の人が、顧客に対して使うなら「お世話になりました」よりも「お引き立て頂きありがとうございました」のほうが良いでしょう。
常連客や、より関係性の深い取引相手に対しての感謝の言葉ですが、「ご愛顧」と同様に使えます。
まとめ
「お世話になりました」の使い方や例文、類語表現などをご紹介しました。
「お世話になりました」や「お世話になっております」という表現は、ちょっとした感謝の気持ちを表すのにとても便利な言葉です。
人間関係をより円滑にするためにも「お世話になりました」を上手に使っていきましょう。