『CAREER PICKS』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や支払いの有無が影響を及ぼすことはございません。 また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。
「シラフ」は 「お酒を飲んでいない状態」や「普段・普通の状態」を意味します。
お酒が嫌いな人だと、飲み会では常に「シラフ」の状態というわけです。
もちろん、お酒の場以外でも「シラフ」は使います。
ここでは、「シラフ」の意味や使い方、さらには漢字やその由来、英語での表現の仕方について解説しています。
1.「シラフ」の意味とは?漢字も紹介
「シラフ」の意味
「シラフ」には以下の意味があります。
つまり、「 お酒を飲まず酔ってもいない普通の状態のこと」を「シラフ」と言います。
「シラフ」の漢字表記
「シラフ」を漢字で書くと、以下の2つになります。
- 素面
- 白面
どちらにも「顔」の意味を持つ「面(つら)」という漢字が使われています。
「シラフ」に「素面」「白面」という漢字があてがわれたのには、それぞれ由来があります。
「素面」の由来
「素面」は元々「すめん」と読んでいました。
「すめん」には 「 剣道や能で、面をつけていないこと」「化粧していない顔・すがお」という意味があります。
ここから転じて、「素の顔」=「酒に酔っていない顔(その状態)」という意味ができ「素面」の漢字が使われるようになりました。
(引用:weblio辞書)
「白面」の由来
「白面」は、 お酒を飲んでいない人は顔が白いことから「白」という漢字を当てはめ「白面(シラフ)」となりました。
お酒を飲むと顔が赤くなったり、青くなったり、色が変化するからです。
お酒を飲んでいない人は、顔の色に変化がないので、「白い顔」と表現され、「白い顔のままの人」=「お酒を飲んでいない人」となり、「白面」の漢字が使われるようになりました。
(引用:weblio辞書)
2.「シラフ」の使い方や例文
シラフの使い方
「シラフ」のよくある使い方としては下記のようなものがあります。
- 「シラフじゃ言えない」
- 「シラフのテンションに見えない」
この使い方は、以下のようにそれぞれ言い換えることができます。
- 「お酒を飲んでいない状態じゃ言えない」
- 「普通のテンションには見えない」
お酒の場以外でも、 「お酒を飲んでいない状態」である「普通の状態」を指すときに「シラフ」は使えます。
②のように「普通のテンションじゃない」=「まるでお酒を飲んでいるようなテンション」という意味で「シラフではない」と言うこともあります。
「シラフ」の例文
使い方がわかったところで、「シラフ」を使った例文をもっと見ていきましょう。
- 「シラフの状態でそんなこと言えるねなんておかしい」
- 「酔いが覚めて、もうシラフだよ」
- 「実はあの時シラフだったから、みんなの発言はよく覚えている」
- 「今日はシラフで話し合おう」
- 「シラフに戻ったら、お礼のメールを送りなさい」
- 「彼女はいつもシラフなのにテンションが高い」
- 「お酒を飲んでいるのに、シラフのようだね」
「シラフ」の意味や使い方がわかったところで、次に「シラフ」の言い換え表現や対義語について見ていきましょう。
3.「シラフ」の類語・言い換え表現
「シラフ」の意味や漢字の由来などが、わかってもらえたかと思います。
では「シラフ」と同じように使える表現を見ていきましょう。
「シラフ」を別の言葉に言い換えられる表現は、以下の2つがあります。
「シラフ」が「お酒を飲んでいない状態」や「普段・普通の状態」という意味のため、 「異常のない」「ありのままの状態」という「普通」を表現する言葉に言い換えられます。
それぞれの言い換えの例文を紹介します。
- なんとか正気を失わずにいる
- あなたにはずっと素顔でいてほしいな
4.「シラフ」の対義語
「シラフ」の対義語は、以下が挙げられます。
- 泥酔(でいすい)
- 酩酊(めいてい)
- 酔狂(すいきょう)
「シラフ」が「酒に酔っていない状態」なので、その対義語は「お酒」に関する言葉が多いです。
対義語について、それぞれ解説していきます。
泥酔(でいすい)
「泥酔(でいすい)」は 「正体をなくすほど、ひどく酔うこと」を意味しています。
「泥のように酔う」と漢字で書くので、その酔いは「何もわからなくなるほど」とかなり深いレベルを指しています。
酩酊(めいてい)
「酩酊(めいてい)」は、「歩行が安定しない・めまいや吐き気がするなどの酔いの症状が起きること」を意味しています。
漢字の「酩」にも「酊」にも「ひどく酒に酔う」という意味しかなく、酒に酔った状態を表すにふさわしい漢字です。
「泥酔」は知っていても「酩酊」という言葉は馴染みが浅いかもしれません。
(引用:weblio辞書)
酔狂(すいきょう)
「酔狂(すいきょう)」には2つの意味があります。
-
好奇心から人と異なる行動をとること。物好きなこと。また、そのさま。酔興。
例文:「真冬に水泳とは—なことだ」「だてや—で言うのではない」 -
酒に酔ってとりみだすこと。
例文:「酒に酔って—でもすれば自らいましめるということもあろうが」
(引用:weblio辞書)
漢字の「酔」には「酒に酔う・意識をなくする・心を奪われる(引用:weblio辞書)」という意味があります。
そこへ「狂」を付けることで、「酒で狂う様」がよく表れている漢字です。
「シラフ」が普通の状態を指すので、反対の 「風変わり」「常軌を逸する」など、「普通じゃない状態」を表しています。
まとめ
「シラフ」について、意味や使い方をお伝えしました。
「シラフ」は「お酒を飲んでいない状態」や「普段・普通の状態」という意味です。
お酒の場では、「シラフなんてつまらない」と言われる可能性がありますが、お酒を飲んで前後不覚になるのはとても危険です。
「シラフ」を保てるよう、無理にお酒を飲もうとせず、ほどほどにしましょう。