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震災・自然災害の復興事業によって、建設エンジニアの需要が高まっています。
しかし、建設エンジニアに興味がある人の中には、以下の疑問を感じている人も少なくないはずです。
「建設エンジニアになるのに何か資格は必要なのか?」
「建設エンジニアってどんな仕事をするのだろう?」
そこでこの記事では、建設エンジニアの仕事をする上で必要になる資格や、その資格を使ってできる仕事内容について解説します。
記事後半では、建設エンジニアに転職する際に利用したい転職エージェントも紹介します。
この記事を参考にして、建設エンジニアへの転職活動にお役立てください。
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(引用:ワークポート)
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1.建設エンジニアの転職に有利な資格6つ
建設エンジニアは、ほとんどの仕事において資格が必須です。
資格を取得していれば、転職活動を有利に進められます。
まずは、転職に有利な代表的な資格を6つ紹介します。
資格1.一級建築士
一級建築士は、二級建築士や木造建築士とともに、建築士法に基づいて設けられている国家資格の一つです。
建築士の資格を取得していれば、建設エンジニアの仕事の一つである設計業務に携わることができます。
一級建築士は、二級建築士や木造建築士と違い、設計できる建造物の制限が存在しません。
つまり、すべての建造物の設計業務に携われます。
建築士の試験は、選択問題を解く学科試験、与えられた課題に対して建造する建物の設計図を作成する設計製図試験の2つに分かれています。
建築技術教育普及センターのホームページに過去数年分の過去問が公開されているため、試験勉強時に参考にできます。
特に設計製図試験では、採点する際に気にするポイントについて載っているため、受験の際は必見です。
資格2.二級建築士
二級建築士は、一級建築士と同じく、取得していれば建造物の設計業務に携われます。
一方、一級建築士と異なるのは、設計できる建造物の高さや広さに制限がある点です。
二級建築士が携われる建造物の制限は、以下の通りです。
面積 | 木造 1階 |
木造 2階 |
木造 3階以上 |
木造以外 2階以下 |
木造以外 3階以上 |
---|---|---|---|---|---|
30㎡以下 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
30㎡超え100㎡以下 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
100㎡超え300㎡以下 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
300㎡超え500㎡以下 | ○ | ○ | ○ | × | × |
500㎡超え 1000㎡以下(一般) |
○ | ○ | ○ | × | × |
500㎡超え1000㎡以下(学校、映画館など) | × | × | × | × | × |
1000㎡超え(一般) | ○ | × | × | × | × |
1000㎡超え(学校、映画館など) | × | × | × | × | × |
(参考:建築技術教育普及センター)
学校や映画館などの公共施設・娯楽施設の設計業務に携われないため、二級建築士は専ら戸建住宅の設計業務が中心となります。
試験内容については、一級建築士の場合よりも高度な専門知識を問われないので、一般的に一級建築士より難易度が低いのが特徴です。
資格3.木造建築士
木造建築士は、その名の通り、木造建造物の設計業務が中心となる資格です。
一級建築士、二級建築士よりもさらに設計できる建造物に制限が設けられています。
面積 | 木造 1階 |
木造 2階 |
木造 3階以上 |
木造以外 2階以下 |
木造以外 3階以上 |
---|---|---|---|---|---|
30㎡以下 | ○ | ○ | × | ○ | × |
30㎡超え100㎡以下 | ○ | ○ | × | × | × |
100㎡超え300㎡以下 | ○ | ○ | × | × | × |
300㎡超え500㎡以下 | × | × | × | × | × |
500㎡超え 1000㎡以下(一般) |
× | × | × | × | × |
500㎡超え1000㎡以下(学校、映画館など) | × | × | × | × | × |
1000㎡超え(一般) | × | × | × | × | × |
1000㎡超え(学校、映画館など) | × | × | × | × | × |
(参考:建築技術教育普及センター)
試験内容については、二級建築士と大きな差はなく難易度も二級建築士と同程度です。
資格4.建築施工管理技士
建築施工管理技士は、建設工事における監理業務をするうえで必要になる資格です。
1級と2級の2種類が存在し、それぞれの業務範囲が以下のように異なります。
級 | 業務範囲 |
---|---|
1級 | すべての建設工事に携われる |
2級 | 建設工事の請負金額が4,000万円未満の建設工事にのみ携われる |
試験内容については、選択問題を解く学科試験と与えられた設計図書・自身の経験を基に施工管理について論述する実地試験の2種類があります。
実地試験では、実際に現場での実務経験について問われるため、日々の業務から知識を吸収していかなければなりません。
資格5.CAD利用技術者
建設エンジニアの設計業務は、CAD(computer-aided design)と呼ばれるツールを用いて設計図を作成するのが主流です。
CAD利用技術者は、設計業務の定番であるCADツールを利用できる人に認定されます。
取得していれば、転職を有利に進められるだけでなく、実際に設計業務にも応用できます。
CAD利用技術者はいくつか種類がありますが、建設エンジニアを目指すなら以下の順番で取得するのがおすすめです。
【建設エンジニア向けのCAD利用技術者の取得ステップ】
- 2次元CAD利用技術者基礎
- 2次元CAD利用技術者2級
- 2次元CAD利用技術者1級(建築)
試験内容は、選択問題を解く筆記試験と実際にCADを利用して設計図を作成する実技試験の2種類があります。
資格6.電気工事施工管理技士
電気工事施工管理技士は、建造物の建築において必須な電気工事について、施工計画の作成・工事の管理・監督業務に携わる際に必要となります。
建築施工管理技士と同様に1級と2級が存在し、担当できる業務が以下のように異なります。
級 | 業務範囲 |
---|---|
1級 | すべての電気工事に携われる |
2級 | 請負金額が4,000万円未満の電気工事にのみ携われる |
試験内容も建築施工管理技士と同様に、筆記試験と実地試験の2種類があります。
2.【設計編】建設エンジニアの仕事内容
建設エンジニアの主な仕事は、建物の設計と建物の監理の2つがメインです。
転職情報サービスdodaの調査結果によると、設計業務がメインである建設エンジニアの2019年の平均年収は516万円でした。
設計業務は、一級建築士・二級建築士・木造建築士の資格を有しているとできるようになります。
設計業務を細かく見ていくと、目的に応じて3種類に分けられます。
設計1.意匠設計
意匠設計では、建物の外装や内装をどのような見た目にするのかを考えます。
クライアントから要望をヒアリングし、部屋・天井の大きさはどのくらいにするのかなどを決めていき、設計図にまとめていきます。
クライアントの要望を満たすことはもちろんのこと、建物を美しくデザインするための芸術的センスも問われる重要な作業です。
設計図の作成においては、CADを利用するのが主流となっているため、CAD利用技術者の資格を持っていると仕事で活かせます。
設計2.構造設計
構造設計では、デザイン性を損なうことなく、安全な建物を建立するための土台や柱などの骨組みを考えます。
特に日本は地震や台風が多い国なので、自然災害に耐えられる建物を設計する作業は欠かせない要素です。
部屋の広さや天井の高さなど、あらゆる計算をする必要があるため、細かい数字を使った作業をそつなくこなせることが求められます。
設計3.設備設計
設備設計では、水道・照明・空調など、建物内に備えるべきインフラをどのように配置するかを考えます。
建物を利用者が快適に利用できるよう利便性を考えつつ、ランニングコストがかかりすぎないよう適切に配置しなければなりません。
特に電気については、電気工事施工管理技士の資格を持っていると仕事に活かせます。
3.【監理編】建設エンジニアの仕事内容
建設エンジニアのもう一つの業務は、建物の監理です。
「監理」とは、設計業務で作成した設計図通りに工事が行われているかを確認することです。
dodaの調査結果によれば、監理業務がメインである建設エンジニアの2019年度における平均年収は457万円でした。
監理業務を行うには、建築施工管理技士の資格が必要です。
一口に監理と言っても、大きく分けて4種類の業務が存在します。
管理1.スケジュール管理
スケジュール管理では、その名の通り、建設工事が当初決めたスケジュール通りに進めているか、進捗具合を管理します。
また、作業員の体調や工事現場の天候変化によってスケジュールにも影響が出るため、適宜スケジュール調整します。
管理2.予算管理
予算管理は、建設工事の利益を得るために、人件費・材料費など建設工事の予算を管理します。
管理3.品質管理
品質管理は、建物のデザイン・寸法・設備などが設計書の通りに建築されているかを管理します。
管理4.安全管理
安全管理は、建設工事を安全に進めるために、建設工事で使う機材の点検、作業員の体調管理などを行います。
4.建設エンジニアに向いている人の3つの特徴
建設エンジニアに向いている人には、3つの特徴があります。
特徴を理解すれば、自分自身が建設エンジニアに向いているかどうかを判断可能です。
3つの特徴について、それぞれ解説していきます。
特徴1.勉強が苦にならない人
1つ目の特徴は、勉強することが好きであること。
建設エンジニアの仕事のほとんどが建築士などの資格を必要としています。
資格取得のためには、建築学を始めとした建設関係の学問、建設に関わる法律などを勉強して身に付けなければなりません。
したがって、継続的な勉強が苦痛にならない人は、建設エンジニアに向いていると言えます。
特徴2.コミュニケーションが得意
2つ目の特徴は、コミュニケーションが得意であること。
建設エンジニアは、クライアントとの打ち合わせ、現場作業員に対する工事の説明など、さまざまな場面で人と接します。
特に現場作業員に対しては、設計図通りに作業を進めたり、作業中の安全管理を徹底したりするためにも、密なコミュニケーションが欠かせません。
建設エンジニアは、コミュニケーションが適切にとれる人に向いていると言えます。
特徴3.細かいところまで気にする
3つ目の特徴は、細かいところまで気にすること。
設計業務では、柱の長さが適切であるか、強度に問題はないかなど、あらゆる点を細部まで考慮しなければなりません。
また監理業務では、現場作業員一人ひとりが設計図通りに仕上げているかを注視する必要があります。
建設エンジニアは、あらゆる作業において細かいところまで気を配れる人にふさわしい職業です。
5.建設エンジニアに向いていない人の3つの特徴
建設エンジニアに向いていない人の特徴は、以下の通りです。
特徴1.肉体労働が好き
建設エンジニアという響きから、資材を運んだり重機を動かしたりと力仕事がメインと思われがちです。
しかし、実際にはほとんどの仕事で体を動かしません。
強いて言えば、建設現場に赴いて順調に工事が進んでいるかを確認するために見回る程度です。
もし肉体労働をしたいのであれば、現場作業員として働くのがおすすめです。
特徴2.協調性に欠ける
建設エンジニアは、クライアントや現場作業員など多くの人とともに工事を進めていきます。
多くの人とコミュニケーションをとることが前提のため、周囲と協調して仕事に臨めない人にはふさわしくない職業です。
特徴3.大雑把である
設計業務では、品質や安全性が担保されているかを確認するため、設計図を細かいところまで精査する必要があります。
監理業務においても、設計図の通り作業が進んでいるか、作業員一人ひとりをしっかり見回ります。
細かい作業が多い建設エンジニアは、大雑把に仕事を進める人には向いていません。
6.建設エンジニアに転職するなら転職エージェントがおすすめ
建設エンジニアに転職する方法としては、転職サイトで仕事を探したり、コネを使って仕事を紹介してもらうなどがあります。
しかし、働きながらなので仕事を探す時間がない、コネもない、という場合は転職エージェントを使うのがおすすめです。
転職エージェントは、業界に精通したアドバイザーが転職に関するサポートをしてくれます。
【転職エージェントが提供する主なサービス】
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ここでは、建設エンジニアに転職したい人向けて、おすすめの転職エージェントを3社紹介します。
ワークポート |
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doda |
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リクルートエージェント |
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大手転職サイト「リクナビNEXT」によると、転職成功者は平均4.2社のエージェントを併用しています。
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なるべく多くのエージェントで情報収集をして、失敗を防ぎましょう。
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(引用:ワークポート)
ワークポートは、利用申込みから転職成功までサポートが素早いのが特徴です。
転職活動を長引かせたくない人は、ワークポートを利用すればスムーズに転職活動を進められます。
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(引用:doda)
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7.建設エンジニアの転職先
建設エンジニアは、幅広い転職先がある職業で転職先にはそれぞれ特徴があります。
それぞれの転職先がどのような特徴があるのか、詳しく解説します。
転職先1.ゼネコン
1つ目の転職先は、ゼネコンです。
ゼネラルコンストラクターや総合建設業者ともいい、建設工事や土木工事を一式で請け負う会社です。
建設工事においては、実際の工事を他の会社に請け負ってもらい、ゼネコンは工事の施工管理を行います。
ゼネコンは一般的に、高年収な会社が多いのが大きな特徴です。
特に、鹿島建設や大林組などは売上高が1兆円を超えており、スーパーゼネコンと呼ばれています。
会社の規模が大きいので、公共施設や商業施設などさまざまな建造物に関われます。
高年収を目指したい人やさまざまな案件に関わりたい人におすすめです。
転職先2.住宅メーカー
2つ目の転職先は、住宅メーカーです。
その名の通り、戸建住宅の建設を主な事業としている会社です。
地域密着型の住宅メーカーは工務店ともいいますが、戸建住宅の建設においては大きな違いはありません。
家を建ててみたい人や地域に密着して働きたい人におすすめです。
転職先3.不動産会社
3つ目は、不動産会社です。
家・マンションなどの不動産の紹介や販売、開発を主な事業としています。
建設エンジニアと接点が無いように思えますが、不動産の開発では建築士の資格を活かすことができます。
不動産における開発では、仕入れた土地についてどのような街をしたいかを考えていきます。
建設業界で働くよりも、どのような建物を建設したいかを考えられるのが大きな特徴です。
企画の段階から街づくりをしたい人は、不動産会社に転職するのがおすすめです。
転職先4.設計事務所
4つ目は、設計事務所です。
ゼネコンから建物の設計を請負い、設計業務を遂行する会社です。
会社によって規模が異なり、規模が小さいほど業務内容が特化しています。
設計業務を極めたい人は、設計事務所がおすすめです。
転職先5.自治体
5つ目は、都道府県や市区町村などの自治体です。
自治体が管理するような公共施設の建設は、自治体が主導となって設計や施工管理を行うのが一般的。
他の転職先と違って公務員として働くため、雇用や給料が安定しています。
景気に左右されない安定した仕事に就きたい人におすすめです。
8.建設エンジニアの将来性は?
今後も建設エンジニアは、活躍が期待される職種であり続けます。
特に、一級建築士をはじめとした建築士の資格を保持していると、仕事が無くなる心配はありません。
将来性がある理由は、大きく分けて3つあります。
理由1.新たな建造物の建設需要があるから
1つ目の理由は、新たな建造物の建設需要があるからです。
今後も日本には、交通網の拡充やイベントなどで新しく建造物を建てる予定があります。
例えば、2025年開催予定の大阪万博や2027年開業予定のリニア中央新幹線などが挙げられます。
また、国土交通省では「市街地再開発事業」と称して、都市機能の強化を図るための再開発事業を推進中です。
市街地再開発事業の中では、公共施設や高層ビルなどの建て替え工事が行われるため、建設エンジニアの手が必要となります。
理由2.老朽化した建造物の修繕工事が必要だから
2つ目の理由は、老朽化した建造物の修繕工事が必要だからです。
国土交通省国土技術政策総合研究所によると、築30年を超える国家機関の建造物は、2024年に全体の半分を超えると予想されています。
建造物は年月が経てばほころびが生じ、安全性が徐々に損なわれていきます。
安全性を維持するためには、定期的な修繕工事が欠かせません。
以上のことから、今後も建設エンジニアの活躍が期待できます。
理由3.災害復興による建設需要があるから
3つ目の理由は、災害復興による建設需要があるからです。
日本は地震や台風など自然災害がたびたび発生し、甚大な被害を受けています。
総務省消防庁の資料によると、2011年に発生した東日本大震災では、約13万棟の建造物が全壊、約26万棟の建造物が半壊しました。
倒壊した建造物を立て直すために、建設エンジニアの存在は必要不可欠です。
まとめ
この記事では、建設エンジニアに興味がある人に向けて、仕事内容や将来性、役立つ資格などを解説してきました。
建設エンジニアの特徴をまとめると、以下のとおりです。
【建設エンジニアの特徴】
- 建造物の設計と監理が主な業務
- 再開発事業や復興需要に伴い将来性は高い
- 一級建築士などの資格が必要
- 勉強が好きな人、コミュニケーションができる人、細かい気配りができる人に向いている
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【参考サイト】
以下の関連記事では、建設業界とも関わりがある土木エンジニアの仕事内容や建設業界の転職事情について解説しています。