最終更新日:2021/02/22
パナソニックといえば白物家電で有名な、大手電機機器メーカー。
誰もがその名を聞いたことがある大企業なので、転職先としても人気が高い企業です。
今回はそんなパナソニックに今すぐ転職したい人と、まずは情報収集したい人に向けてそれぞれの方法を解説します。
当記事で転職に必要な情報を網羅し、転職活動に役立ててくださいね。
1.パナソニックに今すぐ転職したい人へ
まずはパナソニックへ今すぐ転職したい方へ向けて、募集職種や求められる人物像など、転職に必要な情報をお伝えします。
募集職種
募集職種は、エンジニア系とスタッフ・営業系に分かれます(参考:キャリア採用|パナソニック)。
エンジニア系には以下の職種があります。
研究開発
電機・電子・機械
- 回路設計
- 半導体設計
- 制御設計
- 機械・機構設計
- 生産技術・プロセス開発
- 材料開発・材料プロセス開発
IT・通信・システム
- 組み込みソフト設計
- システムエンジニア
- 社内SE・情報システム
品質管理/品質保証/生産管理
その他
- セールスエンジニア
- サービスエンジニア
- デザイン等
スタッフ・営業系には以下の職種があります。
営業
- 海外営業
- 国内営業
- マーケティング
- セールスエンジニア/サービスエンジニア/FAE(技術営業職)
スタッフ
- 経営企画
- 事業企画
- 経理/財務
- 法務
- 知財
- 人事
- 広報・宣伝
- 企画・マーケティング
- 購買/物流
- 生産管理等
求める人物像
パナソニックの公式サイトから読み取れるのは、、以下のような人材像です(参考:パナソニック)。
- 大きな夢と高い志を持ち、チャレンジし続ける人
- 世界で戦える、尖った強みを持った人
- 新たな価値を創造し、変革を起こせる人
パナソニックは与えられた仕事をこなすだけでなく、組織に変革をもたらすような人材を求めています。
今後パナソニックが新たな市場・分野に進出し、世界的な企業となるために、未来を切り開いていけるような人材を求めているのです。
選考方法
気になる具体的な選考プロセスは下記の通りです。
- 応募(WEBエントリー)※インターネットからの応募のみ対応
- 書類選考
- 一次面接
- 適性検査(WEB上で受験)
- 二次面接
- 内定
(参考:募集要項・選考プロセス|パナソニック)
パナソニックに限った話ではありませんが、大手日系メーカーは実績を重視します。
どのような経験を積んできたか説明できることはもちろん、応募した職種の仕事内容を把握し、自分がどういったことができ、会社にどのように貢献できるのかアピールすることも必要です。
また、「なぜパナソニックでないといけないのか」を明確に説明できるようにしておきましょう。
再就職枠もあり
パナソニックでは、結婚・出産・介護などやむを得ない理由事情や、転職・留学などのキャリアアップを理由として一度退職された方に、社外で培ったスキルを活かし、再就職を迎え入れる「ジョブ・リターン制度」があります。
育児・介護・配偶者転勤などのやむを得ない事情で退職した人向けの再就職制度は元からありましたが、それに加えて、一度会社を離れ別の会社で経験を積んだ人の「出戻り」も認めるようになりました。
2.まずは情報収集をしたいなら
「まだ転職をするか確定してないけど、情報収集だけはしておきたい」とお考えの方向けに、パナソニックの情報収集方法について説明していきます。
パナソニックのセミナーやフェアを活用する
パナソニックは大企業だけあって、セミナーやフェアが多くあります。
これらを上手く利用して、情報収集をしましょう。
- マッチングセミナー
- 転職相談会
- 転職フェア
- キャリア登録
マッチングセミナー
マッチングセミナーは、 パナソニックの概況や各部門での仕事内容、キャリアニーズなどを少人数制で説明しています。
興味のある部署の担当者と個別面談をすることも可能です。
セミナーの約1ヵ月前にホームページ上でエントリー受付を開始します(5日前に受付終了)。
そのため、セミナーへの参加を検討している方は、ホームページで随時情報をチェックしましょう。
セミナーに参加したとしても、応募については通常と同じく、WEBからエントリーする形で進みます。
転職相談会
転職相談会では、 パナソニックの採用センターのキャリア採用担当者が、個別で30分から1時間程度、情報提供や質疑応答を行ってくれます。
また、今後のキャリアプランの相談や可能性についての客観的な指摘など、あなたの転職がうまくいくようなアドバイスをしてくれます。
応募を迷っている方は、ぜひとも活用してみましょう。
転職フェア
転職エージェントが行っている転職フェアに、パナソニックが出展している場合もあります。
特にdodaが行っている転職フェアには、パナソニックの名前があることが多いです。
パナソニックが出展していれば、パナソニックの担当者と気軽に話せるので、行ってみる価値はあります。
申込はdodaのホームページから出来ます。
出展企業も事前に公開しているので、パナソニックの名前があれば、利用してみましょう。
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キャリア登録
(引用:キャリア登録|パナソニック)
パナソニックに転職するなら、「キャリア登録」という方法で応募することが可能です。
自身のキャリア(職務経歴)を登録すると、あなたのスキルや経験にマッチした職種がある場合、パナソニックから職種を紹介してくれる制度のことです。
特定の職種に限定してエントリーする必要がないため、「パナソニックには入りたいけど、どの職種が自分に合っているか分からない」という方は登録しておきましょう。
ただし職種を紹介してくれるのは、登録してから1年間のみなので注意してください。
社員の口コミ・評判を見る
パナソニック社員のいい評判としては、下記のような声が上がっています。
男性 40代
生産管理系
産休、育休、時短などは非常に取りやすい
極めて女性が働きやすい環境と感じる。産休、育休、時短などは非常に取りやすい。また、職場復帰後も周囲のメンバー同等に扱われるため、継続して評価される人も多く、管理職になる女性も多い。
「ものをつくる前に、人をつくる」という創業者の松下幸之助の言葉どおり、人材を大切にする会社です。
逆に悪い評判では以下のような声があります。
男性 50代
自ら積極的に挑戦する意欲に欠ける
自由な発想を持ち、失敗を恐れず新しい事業や困難な課題に自ら積極的に挑戦する意欲に欠ける傾向があり、会社の業績が伸び悩んでいる一つの原因になっていると思われる。
男性 50代
人を増やさず、むしろ減らしている
人を増やさず、むしろ減らしているので、業務量は年々多くなり、効率UPを要求される。業務が個人に分担された結果、他の人ではカバーしきれなくなる傾向があるが、その一方で個人の裁量も多くなる。
男性 50代
相対評価の実態とかけ離れている
建前的には絶対評価と標榜し、如何に良い制度かを人事がアピールしているので、誰かを上げたら、他の人を下げるという相対評価の実態とかけ離れている。それを職制が言いくるめなければならない謎の制度。
しかし、大企業であるがゆえのデメリットはいくつかあるようですね。
転職エージェントに登録する
転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーからパナソニックの情報を得る方法もあります。
転職エージェントとは、転職を希望する求職者に担当のキャリアアドバイザーがつき、転職に関する様々なサポートをしてくれる無料サービスのことです。
面接対策や求人紹介など、転職成功に直結する支援を行ってくれるのが大きなメリットです。
今すぐ転職する意思がなくても利用できるので、登録だけでもしておくことをおすすめします。
次の章では、パナソニックへの転職におすすめの転職エージェントを紹介していきます。
3.パナソニックへの転職におすすめの転職エージェント
パナソニックへの転職におすすめの転職エージェントは、以下の3つです。
20代で初めての転職なら「マイナビエージェント」
(引用:マイナビエージェント)
マイナビエージェントは利用者の8割が35歳以下という、若手向けの転職エージェントです。
利用者が若い世代ということで、20代〜30代前半向けの求人を多く保有しています。
特に20代と第二新卒の転職に強いエージェントなので、この年代で初めて転職する人におすすめです。
2019年6月14日時点では、パナソニックの公開求人を137件紹介しているので、たくさんの求人から探したい人にもおすすめです。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約23,500件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
約15,700件 (2021年3月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビエージェントの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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女性の転職なら「パソナキャリア」
(引用:パソナキャリア)
パソナキャリアは、保有している求人数が業界トップクラスの転職エージェントです。
レスポンスが早いという口コミがあるので「いつまで経ってもアドバイザーから連絡がこない!」とイライラすることも少ないでしょう。
また、年収交渉を代わりに行ってくれたり、面接のポイントなどを細かく教えてくれます。
2019年6月14日時点では、パナソニックの公開求人120件を紹介しているので、気になる人はぜひ利用してみてください。
運営会社 | 株式会社パソナ |
---|---|
公開求人数 | 約29,900件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!パソナキャリアの悪い評判と利用前の全注意点」 |
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面接や応募書類に不安があるなら「doda」
(引用:doda)
dodaは面接対策や書類添削に力を入れている大手転職エージェントです。
そのため「面接が不安」「応募書類を誰かに添削してもらいたい」という方におすすめです。
2019年6月14日時点では、27件のパナソニックの公開求人を紹介しています。
さらに、全体の80〜90%は非公開求人のため、さらに良い条件の求人を紹介してもらえる可能性があります。
パナソニックの転職フェアも手がけているので、登録しておくと情報を逃すことなく、効率よく転職活動ができるでしょう。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約75,000件 (2021年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「【3月最新】doda(デューダ)の悪い評判と利用前の全注意点」 |
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4.パナソニックの企業情報
最後に、パナソニックの企業情報について見ていきましょう。
本社所在地 | 大阪府門真市大字門真1006番地 |
---|---|
代表取締役社長 | 津賀 一宏(つが かずひろ) |
創業 | 1918年(大正7年)3月7日 |
従業員数 | 271,869名 |
グループ会社数 | 582社 |
資本金 | 2,587億円 |
売上高 | 8兆27億円 |
(引用:会社概要|パナソニック)
さらに詳しく、経営理念や事業内容を見ていきましょう。
経営理念
(引用:経営理念|パナソニック)
パナソニックの経営理念は以下の通りです。
産業人たるの本分に徹し 社会生活の改善と向上を図り 世界文化の進展に寄与せんことを期す
この言葉を噛み砕いて説明すると「 生産・販売活動を通して社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与することが私たちの使命である」という意味です。
創業者・松下幸之助の信念がここにあります。
事業内容
(引用:一目でわかるパナソニック|パナソニック)
パナソニックというと家電製品のイメージが強いですが、エレクトロニクス分野、車載分野、住宅分野など幅広く手掛け、また各種サービス等も行っています。
暮らしに関わる全ての分野の商品を提供していると言っても過言ではありません。
白物家電分野では国内首位を誇っていますが、近年では薄型TVやDVDレコーダーなどデジタル家電製品において、世界的にも高いシェアを獲得しています。
また、パナソニックは 「A Better Life, A Better World」というブランドスローガンを掲げています。
これはパナソニックが手掛ける様々な領域で、お客様ひとり一人の「良い暮らし」を追及し、広げていくとともに、地球環境への貢献も含め、グローバルに「良い世界」の実現に貢献していくというメッセージです。
成長性
パナソニックの過去3年間の売上と営業利益は以下の通りです。
売上(単位:百万円) | 営業利益(単位:百万円) | |
---|---|---|
2017年3月 | 7,343,707 | 276,784 |
2018年3月 | 7,982,164 | 380,539 |
2019年3月 | 8,002,733 | 411,498 |
(参考:有価証券報告書|パナソニック)
このように、売上・営業利益ともに伸びています。
この業績好調の主要因は、 カーナビや運転システムなどの自動車関連製品の売上が好調だったためです。
パナソニックは今後伸びていくか
パナソニックが強みを持っていた家電業界では、日本の企業全体の売上は軒並み落ち、赤字続きとなっています。
これは中国企業が台頭してきたためです。
家電業界では成長が見込めないため、別の分野で強みを発揮していかなくてはなりません。
パナソニックが力を入れている分野で今後成長が見込める業界は、 電池分野とロボティクス分野(レジロボ、医療ロボなど)です。
こうした分野で画期的な商品を開発していけば、世界的に見ても今後ますます伸びていくことが期待できるでしょう。
まとめ
パナソニックは大企業なので収入が安定し、福利厚生も手厚く転職先として人気が高い企業です。
しかし人気企業であるため、転職難易度はかなり高めです。
そのため、パナソニックへの転職をお考えの人は、転職エージェントの利用をおすすめします。
この記事でご紹介した「マイナビエージェント」「パソナキャリア」「doda」を利用し、パナソニックへの転職を実現させてください。
男性 50代
他社と比較して良い会社
福利厚生制度は基本的に充実しており、他社と比較して良い会社だと思います。育児休暇や介護サポート制度を利用して、既婚の女性社員の職場定着度も高いと思います。