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「ご芳名」は、「相手の名前」を意味する敬語表現です。
招待状やゲストカードなどに使われる言葉ですが、返信する際にはマナーがあります。
そこで今回は、「ご芳名」の意味や使い方、例文や関連語などをご紹介します。
ビジネスシーンから冠婚葬祭まで使える言葉なので、ここでしっかりと正しいマナーを覚えておきましょう。
1.「ご芳名」の意味:相手の名前を表す敬語
ご芳名
読み:ごほうめい
意味:
相手の名前をうやまっていう表現。「芳名」に丁寧の「ご」が付いた形。「芳名」が名前を意味する尊敬表現であり、尊敬表現の重複が一般化した例の一つに数えられる。
(引用:weblio辞書)
「ご芳名」は「相手の名前」を意味する敬語表現で、招待状やゲストカードなどでよく使用されます。
冠婚葬祭などの受付で名前を記載したり、葉書などの返信の際に名前を記載したりします。
「ご芳名」の読み方は「ごほうめい」
「ご芳名」は「ごほうめい」と読み、「ご+芳名」で成り立っています。
「ご」と「芳名」はどちらも敬語表現のため「二重敬語」ですが、一般的な使い方のため間違いではありません。
また、「芳名」には「名声・よい評判」という意味もあり、相手が立派であることを表しています。
「ご芳」を消す理由:自分に使うのは間違い
「ご芳名」は、相手に敬意を表す際に使う言葉のため、自分に対して使うのは間違いです。
招待状・ゲストカードなどに記名する際は、そのまま返信せずに、必ず「ご芳」の部分を消してから名前を記載しましょう。
ただし、式場の受付の際に記名するご芳名帳に対しては、名前・住所・メッセージを書くだけで大丈夫です。
2.「ご芳名」の消し方・返信マナー
「ご芳名」という言葉は冠婚葬祭やビジネスシーンで使われるため、 間違って使うと相手に失礼になってしまいます。
「ご芳名」の他にも消さなければならない箇所があるため、この機会に消し方・返信マナーを覚えましょう。
「ご芳名」の消し方・返信マナーを、以下の3つに分けて説明していきます。
- 自分に対する「ご芳」を消す。
- 住所・宛名の「ご」「貴」を消す。
- 出席・欠席の「ご」を消す 。
上記の3つは、どれも敬語を使う際のマナーなので、必ずチェックしてください。
自分に対する「ご芳」を消す
招待状・ゲストカードに記載された「ご芳名」は、返信の際に「ご芳」の部分を消す必要があります。
消し方は、曲がらないようように定規を用いて二重線を引きます。
「ご芳」が縦書きなら縦に、横書きなら横に二重線を引くのがマナーです。
黒く塗りつぶしたり、修正ペンやテープを使ったり、斜線を引いたりしないように注意しましょう。
住所・宛名の「ご」「様」「貴」を消す
招待状・ゲストカードに記載された住所・宛名は、返信の際に「ご」「様」「貴」の部分を消す必要があります。
「ご芳名」と同様に、「ご住所」の「ご」、「(自分の名前)様」の「様」、「貴(自分の会社名)」の「貴」の部分を消します。
そのまま返信するのはマナー違反になるため、二重線で消しましょう。
また、送り返す際の相手の敬称は「宛」「行」ではなく、以下のように書き直してください。
- 相手が団体の場合は、「御中(おんちゅう)」
- 相手が個人の場合は、「様(さま)」
出席・欠席の「ご」を消す
招待状・ゲストカードに記載された出席・欠席の欄は、返信の際に「ご」の部分を消す必要があります。
「ご芳名」と同様に、「ご出席・ご欠席」の「ご」の部分を二重線で消しましょう。
出席・欠席の欄は、主に丸で囲む・チェック欄にチェックするの2通りあり、どちらも見落としやすいので気を付けてください。
4.「ご芳名」の関連語と例文
「ご芳名」は、フォーマルなシーンでしか使わない言葉です。
使い方を覚えるのが難しい場合には、関連語と一緒に覚えておきましょう。
「ご芳名」の関連語は、以下の3つです。
- 芳名帳(ほうめいちょう)
- 芳名カード(ほうめいかーど)
- 連名(れんめい)
「ご芳名」を使うシーンでは、一緒に使われることが多い表現のため、ぜひセットで覚えておいてください。
関連語1.「芳名帳(ごほうめいちょう)
「芳名帳」は、「名前・住所・メッセージを記帳してもらうための帳簿」のことで、主に結婚式・葬式などで使用されます。
関連語2.「芳名カード(ほうめいかーど)」
芳名カード
読み:ほうめいカード
意味:出席・欠席を確認する際に送るカード。
「芳名カード」は、「出席・欠席を確認する際に送るカード」を意味し、結婚式・葬式の案内として使用されます。
「芳名カード・ゲストカード」は同じ意味ですが、葬式の場合は横文字ではなく「芳名帳」を使うのがマナーです。
関連語3.「連名(れんめい)」
「連名」は、「複数の人が氏名を並べて書くこと」を意味し、家族・企業の所属者をまとめて表現する際に使用されます。
家族・企業の一同をまとめることで、個別に出席の有無を確認する負担を減らすことができるのです。
5.【補足】「ご芳名」はメール・アンケートでも消す
「ご芳名」は二重線で消すのがマナーですが、電子メールの場合はどうするのが正解なのでしょうか。
たとえば、アンケートでも「ご芳名」は消すのがマナーなので、いざという時のために覚えておきましょう。
メール・アンケートで「ご芳名」が使われた場合は、それぞれ以下のように対応します。
- 「メール」の場合、「ご芳名」を「氏名」「名前」に書き換える。
- 「アンケート」の場合、「ご」や「ご芳」を消す。
電子メール・アンケートでも二重線を引くことは可能ですが、あえて使用する必要はなく、「氏名」「名前」に書き換えることが一般的です。
二重線は、あくまで紙媒体の際に使用するマナーなので、電子媒体で使用するのは控えましょう。
まとめ
「ご芳名」は、「相手の名前」を意味する敬語表現です。
そのため、自分自身に使うのは誤りであり、招待状の返信の際には「ご芳」を「消す」のが常識です。
ビジネスシーンから冠婚葬祭まで、「ご芳名」を使うシーンはたくさんあるので、しっかりマナーを身につけておきましょう。