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国税庁の「民間給与実態統計調査(2017年)」によると、50歳代前半(50~54歳)の平均年収は519万円です。
50歳代は、親の介護や自分の老後に関して金銭的な不安が生じやすい年代です。
お金の不安が付きまとう中、周りの同年代がどれくらい稼いでいるか、また貯蓄はどれくらいあるのか気になる方も多いでしょう。
この記事では、50歳の年収事情について詳しく解説します。
1.50歳代前半の平均年収は519万円
国税庁の「民間給与実態統計調査(2017年)」によると、50代前半(50~54歳)の平均年収は519万円です。
なお、過去5年間の50代前半(50~54歳)の平均年収の推移は以下のグラフの通りです。
50~54歳男性:677万円
国税庁の「民間給与実態統計調査(2017年)」によると、50~54歳男性の平均年収は677万円です。
また同調査において、50~54歳男性の平均年収は全年代のトップとなっています。
50歳代前半は重要な役職についている人も多いため、平均年収が高めになっていると考えられるでしょう。
50~54歳女性:302万円
国税庁の「民間給与実態統計調査(2017年)」によると、50~54歳女性の平均年収は302万円です。
なお2017年の値は300万円を超えていますが、2013年~2016年のデータでは250万円以上300万円以下で推移しています。
女性は出産で産休・育休に入ったり、勤務時間や雇用形態を変更する人も多いため、男性と比べて平均年収が低くなっていると考えられるでしょう。
月の手取り額
50歳代前半の平均年収である519万円をもとに、月の手取りを試算してみましょう。
賞与が2ヶ月分・控除額が額面の20%と仮定して月の手取りを計算すると、約28.8万円となります。
なお控除額は地域や扶養家族の有無によって異なるので、上記はおおよその目安として参考にしてください。
貯蓄額
50歳代・2人以上世帯の貯蓄額は平均1,574万円、中央値は1,000万円です。(参考:家計の金融行動に関する世論調査(2019年)|金融広報中央委員会」)
平均値と中央値に大きな差がありますが、これは一部の高額資産保有世帯によって平均値が引き上げられているためと推測できます。
実態に近いのは、データ上の数字を並べた時に真ん中に来る値である「中央値」と考えられるでしょう。
2.50歳代前半の業種別平均年収
50歳代前半の平均年収は業種によっても異なります。
ここでは、平均年収が高い業種をピックアップして紹介します。
この章で紹介する年収額は、「令和元年賃金構造基本統計調査|厚生労働省」の値を参考にしています。
※賃金構造基本統計調査の「賃金」とは、6月分の所定内給与(残業代などを含まない給与)のことを指します。
※賃金を12ヶ月分で算出した額を、年収として記載しております。(賞与は含まない)
金融業・保険業
男性 | 女性 | |
50歳代前半 | 700万円~750万円 | 350万円~400万円 |
金融業・保険業で働いている50歳代前半の平均年収は、 男性700万円~750万円、女性350万~400万円です。
金融業・保険業の平均年収が高い傾向にあるのは、証券マンや銀行員など年収が高いと言われる職業が含まれているためと考えられます。
学術研究・専門技術サービス業
男性 | 女性 | |
50歳代前半 | 600万円~650万円 | 400万円~450万円 |
学術研究・専門技術サービス業で働いている50歳代前半の平均年収は、 男性600万円~650万円、女性400万円~450万円です。
学術研究・専門技術サービス業の職場の一例は、以下の通りです。
- 研究所
- 簿記や行政書士試験など各種検定試験を開催している事業所
- 法律事務所や会計事務所
研究を行ったり、高度な専門的な知識を必要とする仕事です。
情報通信業
男性 | 女性 | |
50歳代前半 | 600万~650万円 | 450万~500万円 |
情報通信業で働いている50歳代前半の平均年収は、 男性600万円~650万円、女性450万~500万円です。
情報通信業とは、インターネットをはじめ情報の伝達や処理に関するサービスを行っている業種を指します。
他の業種と比べると、男女の年収差が少ない傾向にあります。
教育学習支援業
男性 | 女性 | |
50歳代前半 | 650万円~700万円 | 450万円~500万円 |
教育学習支援業で働いている50歳代前半の平均年収は、 男性650万円~700万円、女性450万円~500万円です。
教育学習支援業の具体的な仕事内容は、学校の教師や塾講師などです。
通信教育事業・学習塾・図書館・博物館・植物園などで働く人もこの分類の中に入ります。
医療福祉業
男性 | 女性 | |
50歳代前半 | 500万円~550万円 | 300万円~350万円 |
医療福祉業で働いている50歳代前半の平均年収は、 男性が500万円~550万円、女性が300万円~350万円です。
病院や介護施設で働く、医師・看護師・薬剤師・介護士などがこの分類の中に入ります。
3.50歳代前半の学歴・企業規模別平均年収
50歳代前半の平均年収は学歴や企業規模によっても異なります。
ここでは、学歴別・企業規模別の平均年収について解説します。
この章で紹介する年収額は、「令和元年賃金構造基本統計調査|厚生労働省」の値を参考にしています。
※賃金構造基本統計調査の「賃金」とは、6月分の所定内給与(残業代などを含まない給与)のことを指します。
※賃金を12ヶ月分で算出した額を、年収として記載しております。(賞与は含まない)
学歴
大学卒 | 高専・短大卒 | 高校卒 | |
50歳代前半 男性 |
600万円~650万円 | 450万円~500万円 | 400万円~450万円 |
50歳代前半 女性 |
450万円~500万円 | 300万円~350万円 | 250万円~300万円 |
男女ともに大学卒と高卒では、 約200万円の差が生じています。
日本では学歴を重視する企業も多いため、差が開きやすいと考えられます。
企業規模
大企業 (従業員1,000人以上) |
中企業 (100人以上~999人以下) |
小企業 (99人以下) |
|
50歳代前半 男性 |
550万円~600万円 | 450万円~500万円 | 400万円~450万円 |
50歳代前半 女性 |
350万円~400万円 | 300万円~350万円 | 250万円~300万円 |
大企業と中小企業では、平均年収に差があることが分かります。
中小企業の平均年収について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
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(引用:JACリクルートメント)
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まとめ
国税庁の「民間給与実態統計調査(2017年)」によると、50歳代前半(50~54歳)の平均年収は519万円です。
- 50~54歳男性の平均年収は677万円
- 50~54歳女性の平均年収は302万円
- 50歳代・2人以上世帯の貯蓄額は平均1,574万円、中央値は1,000万円
- 金融業・保険業、学術研究・専門技術サービス業の平均年収が高い傾向
50歳前半の年収が気になる方は、ぜひ本記事で紹介した情報を参考にしてください。