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日本の企業の9割以上を占める中小企業。
「中小企業の平均年収はどのくらいなんだろう?」と疑問に思っていませんか?
結論からお伝えすると、中小企業の平均年収は300~400万円程度であり、大企業とは差があります。
本記事では、中小企業の平均年収について詳しく解説します。
年収が高い企業や、年収アップを目指す方法についてもチェックするので、ぜひ最後までご覧ください。
1.中小企業サラリーマンの年収の現実
この章では、 中小企業の年収について解説します。
中小企業の平均年収は300~400万円
まずは中小企業がどのような企業なのか、定義を見ていきましょう。
中小企業とは、以下に該当する企業を指します。
業種分類 | 中小企業基本法の定義 |
---|---|
製造業その他 | 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人 |
卸売業 | 資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人 |
小売業 | 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人 |
サービス業 | 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人 |
(引用:中小企業・小規模企業者の定義|中小企業庁)
中企業の平均年収は「男性381万・女性289万円」
平成29年度賃金構造基本統計調査の概況における中企業の平均賃金をもとに、平均年収(賞与は含まない)を算出しました。
平均賃金 | 平均年収(賞与は含まない) | |
男性 | 約31.8万円 | 約381.6万円 |
女性 | 約24.1万円 | 約289.2万円 |
全体 | ― | 約335.4万円 |
(参考:平成29年賃金構造基本統計調査の概況)
※調査における中企業の定義:労働者数が100~999人
小企業の平均年収は「男性351万・女性267万円」
平成29年度賃金構造基本統計調査の概況における小企業の平均賃金をもとに、平均年収(賞与は含まない)を算出しました。
平均賃金 | 平均年収(賞与は含まない) | |
男性 | 約29.3万円 | 約351.6万円 |
女性 | 約22.3万円 | 約267.6万円 |
全体 | ― | 約309.6万円 |
(参考:平成29年賃金構造基本統計調査の概況)
※調査における小企業の定義:労働者数が10~99人
国税庁の「平成29年分民間給与実態統計調査」によると日本の平均年収は432万円なので、 ボーナスを含めた場合、中小企業の年収は平均に近いと考えられます。
大企業と比較すると100万円近い差がある
引き続き中小企業の年収と、大企業の年収を比較してみましょう。
平成29年度賃金構造基本統計調査の概況における 大企業の平均賃金をもとに、平均年収を算出しました。
平均賃金 | 平均年収(賞与は含まない) | |
男性 | 約38.3万円 | 約459.6万円 |
女性 | 約27万円 | 約324万円 |
全体 | ― | 約391.8万円 |
(参考:平成29年賃金構造基本統計調査の概況)
※調査における大企業の定義:労働者数が1,000人以上
大企業と中企業・小企業を比較し、どれだけ差があるかを表にまとめました。
中企業 | 小企業 | |
男性 | -78万円 | -108万円 |
女性 | -34.8万円 | -56.4万円 |
全体 | -56.4万円 | -82.2万円 |
全体でみると、 大企業と中小企業とでは100万円近い差があります。
また、男女を比較すると、女性よりも男性の年収差が顕著となっています。
2.中小企業の年代別平均年収【20代・30代・40代・50代】
この章では、中小企業の年代別平均年収について解説します。
中企業の年代別平均年収
年齢 | 平均賃金 | 平均年収(賞与は含まない) |
20~24歳 | 約20.5万円 | 約246万円 |
25~29歳 | 約23.7万円 | 約284万円 |
30~34歳 | 約27.4万円 | 約329万円 |
35~39歳 | 約30.7万円 | 約368万円 |
40~44歳 | 約34.1万円 | 約409万円 |
45~49歳 | 約37.2万円 | 約446万円 |
50~54歳 | 約39.8万円 | 約478万円 |
55~59歳 | 約39.6万円 | 約475万円 |
60~64歳 | 約28.6万円 | 約343万円 |
65~69歳 | 約25.9万円 | 約311万円 |
(参考:平成29年賃金構造基本統計調査の概況)
※調査における中企業の定義:労働者数が100~999人
※男性のみの数値です
20代で200万円台、30代で300万円台、40~50代で400万円台となっています。
小企業の年代別平均年収
年齢 | 平均賃金 | 平均年収(賞与は含まない) |
20~24歳 | 約20.3万円 | 約244万円 |
25~29歳 | 約23.3万円 | 約280万円 |
30~34歳 | 約26.5万円 | 約318万円 |
35~39歳 | 約29.2万円 | 約350万円 |
40~44歳 | 約31.7万円 | 約380万円 |
45~49歳 | 約33.1万円 | 約397万円 |
50~54歳 | 約33.6万円 | 約403万円 |
55~59歳 | 約33.9万円 | 約407万円 |
60~64歳 | 約28.3万円 | 約340万円 |
65~69歳 | 約24.7万円 | 約296万円 |
(参考:平成29年賃金構造基本統計調査の概況)
※調査における小企業の定義:労働者数が10~99人
※男性のみの数値です
20~30代は中企業と同等程度の水準ですが、40~50代になるとやや年収差が見られます。
3.1,000万円以上も!中小企業の平均年収ランキング
「中小企業の年収は低い」というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、なかには年収が1,000万円を超える企業も存在します。
そこでこの章では、 中小企業の平均年収ランキングをご紹介します。
東洋経済オンラインにて紹介されている平均年収の高い中小企業は以下の通りです。
- GCA:2,139万円(コンサルティング)
- 九州朝日放送:1,313万円(テレビ)
- ジャフコ:1,110万円(証券)
- ケネディクス:1,099万円(その他サービス)
- アイ・アールジャパンホールディングス:1,089万円(コンサルティング)
(参考:「中小企業でも年収が高い会社」ランキング | 就職四季報プラスワン | 東洋経済オンライン)
※従業員300人以下の中小規模の会社に限定
ランキング上位の会社では平均年収1,000万円をゆうに超えています。
中小企業全体の平均年収が大企業と比べて低いのは事実ですが、企業によっては中小企業であっても高年収を狙うことが可能です。
なお、参考元である東洋経済オンラインの記事では「平均年収が高い上位200社」が紹介されているので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
4.中小企業で年収アップを目指す方法
この章では、 中小企業で年収アップを目指す方法について解説します。
賃金アップを交渉する
今の会社で年収アップを目指すのであれば、賃上げ交渉を行いましょう。
賃上げ交渉のタイミングに明確なルールはありませんが、ベストなのは決算直後や契約獲得など何らかの実績を上げたタイミングです。
「賃上げするだけの実績がある」と評価されれば、昇給につながる可能性が高くなります。
なお賃上げを交渉する場合、まずは一番近くで仕事を見ている直属の上司に伝えることをおすすめします。
直属の上司があなたの働きを評価して人事に昇給を持ち掛けてくれれば、スムーズに話が進みやすいです。
待遇が良い企業に転職する
「5年以上昇給がない」「入社してからまったく給与が上がっていない…」など、今後の昇給に期待ができない場合は、待遇の良い企業に転職することも手段のひとつです。
5年以上昇給がない会社ではたとえ昇給したとしても、一度昇給したきり再び長期間昇給しない可能性があるでしょう。
年収アップを目指すのあれば「会社を変える」いう思いきりも大切です。
5.転職で年収を上げるなら『doda』を利用しよう
(引用:doda)
「今の会社じゃ年収アップを見込めない…」と、転職を考えていませんか?
もし転職活動をこれから始めるならば、ぜひ「doda」を活用してみてください。
dodaは、人材サービスの中でもトップクラスの求人数を保有する転職エージェントです。
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dodaなら自分の「推定年収」を測定できる
「doda」をおすすめする理由の一つでもありますが、dodaには186万人の年収データを元に、自身の推定年収を測定できる機能があります。
(参考:doda)
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転職活動を始めるならば、まずはdodaで年収診断で市場価値を把握して、それから求人を探してみるのがおすすめです。
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転職エージェント「doda」とは
「doda」は、人材業界大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェントです。
自分1人で求人を探したり、必要あればアドバイザーにサポートしてもらい、書類作成や求人探しを手伝ってもらうことも可能です。
(引用:doda)
なお、キャリアアドバイザーの相談は一切お金がかかりません。
対面・電話のどちらでも気軽に相談できますし、今の仕事に少しでも不安を感じているならば、今後のキャリアを真剣に考えるきっかけになるはずです。
転職活動を考えている人はもちろん、まだ転職に現実味がない人も、ぜひdodaを活用してみてください。
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まとめ
中小企業の年収は、300~400万円程度。
大企業と比較すると低めではありますが、平均年収が1,000万円を超えている会社もあります。
「年収アップを目指したい」「昇給しなくて悩んでいる」という方は、この機会に賃上げ交渉や転職を検討してみてはいかがでしょうか?
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※賃金構造基本調査の「賃金」とは、6月分の所定内給与(残業代などを含まない給与)のことを指します。
※賃金を12ヶ月分で換算した額を、年収として記載しております。