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ここ数年のCA(キャビンアテンダント)の平均年収は、580万円程度となっています。
国内や世界を飛び回るCAは人気の職業ですので、その詳細が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、CAの給料・年収や企業別年収について解説します。
またCAになるための方法や業務内容についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.平均年収は約580万円
ここ数年のCA(キャビンアテンダント)の平均年収は580万円程度です。
この数値は厚生労働省の「賃金構造基本統計調査 職種別(1,000人以上規模の企業)」の過去5年間のデータをもとに算出しました。
過去5年間のCAの平均年収推移は、以下の表の通りです。
年度 | 年収 |
2014 | 約519万円 |
2015 | 約513万円 |
2016 | 約676万円 |
2017 | 約566万円 |
2018 | 約637万円 |
(参考:賃金構造基本統計調査|厚生労働省)
ここからは、CAの平均年収を以下の項目に分けて解説します。
平均月収は約48.5万円
CAの平均月収は約48.5万円です。
これは過去5年間の平均年収を12ヶ月分で割り、その金額の平均して算出した数値です。
各年度の平均月収については、以下の表をご確認ください。
年度 | 月収 |
2014 | 約43.3万円 |
2015 | 約42.8万円 |
2016 | 約56.3万円 |
2017 | 約47.2万円 |
2018 | 約53.1万円 |
(参考:賃金構造基本統計調査|厚生労働省)
※月収には各種手当やボーナスも含まれています。
平均賞与(ボーナス)は約102万円
2014~2018年の平均賞与(ボーナス)は、約102万円です。
CAの賞与は企業の業績によって大きく変動するため、過去5年間の数値にバラツキが見られます。
過去5年間の平均賞与額の推移は、以下の表の通りです。
年度 | 賞与 |
2014 | 約92.1万円 |
2015 | 約83万円 |
2016 | 約126.5万円 |
2017 | 約68.5万円 |
2018 | 約140.6万円 |
(参考:賃金構造基本統計調査|厚生労働省)
CAの収入は賞与や手当に左右されやすい
CAの収入は、賞与や手当に左右されやすい傾向があります。
航空会社の業績は世界情勢等によって変動しやすいため、賞与も年度によってバラつきが見られます。
年度によって50万円以上の差が出ることもあるため、CAの収入に大きく影響すると考えられるでしょう。
また、CAは勤務時間中に飛行機に乗っている時間に対し「乗務(フライト)手当」などの手当が支給されます。
そのため「地上で勤務した時間が長いときは収入減」「フライト時間が長いときは収入増」となることが多いです。
2.CA(キャビンアテンダント)の企業別平均年収
ここでは、大手航空会社のCAの平均年収を調査しました。
① JAL(日本航空株式会社)の平均年収は約552万円
JAL(日本航空株式会社)の「2018年度有価証券報告書」によると、JALのCAの平均年収は552.5万円です。
「地上社員」の590.5万円比べ、やや低い金額となっているようです。
JAL社員の口コミ
② ANA(全日本空輸株式会社)の平均年収は約450万円
口コミサイトの情報を参考にすると、ANA(全日本空輸株式会社)のCAの平均年収は450万円程度のようです。(参考:転職会議|2020年時点)
なお「2013年度有価証券報告書」において、同年の客室乗務員の平均年収は449.5万円と記載されているため、ここ数年で大きな変化はないと考えられます。
ANA社員の口コミ
20代
客室乗務職
月収は基本給とフライト手当で決まる為、月によってばらつきがあります。有給などを使用せず沢山フライトをした月には、それなりの手当が頂けるので満足しています。
(中略)フライトの手当以外にも、宿泊や深夜勤務をしたら頂ける手当もあります。賞与は年に2度あり、業績によっては7月に一時金を頂ける場合もあり、大変満足しております。
3.CA(キャビンアテンダント)に求められる主な条件
CA(キャビンアテンダント)を目指すのであれば、以下をあらかじめ確認しておきましょう。
※この章は、航空会社の求人情報・募集要項などを参考にしています。
学歴や英語力が求められる
CAになるために特別な資格は必要ありませんが、学歴や英語力が求められる場合があります。
新卒での採用は、基本的に「大卒」「大学院卒」「専門学校卒」「短大卒」の学歴が必要です。
また、ANAでは「TOEIC600点程度以上の英語力を有すること」などの条件が設けられているため、英語力も身につける必要があります。
視力制限がある(メガネは禁止)
CAになるためには「矯正視力1.0以上」など、ある程度の視力が必要です。
また、多くの航空会社で「フライト中のメガネ着用」は禁じられています。
これは悪天候や緊急事態の対応時に、メガネによって怪我をしてしまったり、紛失によって行動ができなくなるといったトラブルを防ぐためです。
国内では「コンタクトレンズ着用後の視力が1.0以上」であれば問題ありませんが、メガネの着用はできないことを把握しておきましょう。
そのほか、身体的な条件として呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・腰椎等に支障がないことも条件とされていることが多いです。
日本の航空会社に身長制限はない(外資系は求められる可能性もある)
CAになるためには一定以上の身長が必要だと思われている方も多いですが、「JAL」や「ANA」などの募集要項に身長に関する条件はありません。
ただし、身長が低すぎると採用に影響する可能性はあります。
CAは棚の上の荷物の収納や取り出しをしなくてはならないため、ある程度の身長がなければ業務に支障をきたすことになるためです。
なお、外資系の航空会社では150cm以上などの制限があるケースも存在します。
4.CA(キャビンアテンダント)の業務内容
ここでは、CAの業務内容やリアルな声をご紹介します。
業務内容
CA(キャビンアテンダント)の業務は、その名の通り「航空機内の乗客に対する接客サービス」が中心です。
航空機内でのドリンクや食事のサービスや、飛行ルートの説明などのガイド的な役割の他にも、以下のような業務を行います。
【CAの主な業務】
- 機内の清掃状況や機内の保安点検
- フライト前の事前打ち合わせ
- パイロット(機長・副機長)との打ち合わせ
- 緊急時の対応
CAのリアルな声
5.転職を考えているなら「doda」の利用がおすすめ!
転職を希望する際には業界の知識や仕事内容を具体的に知る必要があります。
「そんなこと言っても、情報を集める時間がない…」
そんなときは、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントを利用すれば、求人の紹介や面接対策、条件交渉の代行など、幅広いサービスを受けることができます。
「doda」では、企業の「平均年収」や「社員のリアルな口コミ」も掲載しているので、ぜひ参考してください。
(参考:企業情報・会社概要検索|doda)
自分の現状を客観的に確認した上で、今より年収の高い求人を探し、ぜひ理想の転職先を見つけてください。
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まとめ
CA(キャビンアテンダント)の平均年収は約580万円です。
年収は企業の業績や乗務手当といった基本給以外でも左右されるため、その時の状況によって大きく変動します。
一見華やかな仕事に見えますが、不規則な勤務の中での体調管理が必要であったりと、決して簡単に勤まる仕事ではありません。
本気でCAを目指したい方は、一度各航空会社の情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。
30代
客室乗務職
(前略)客室乗務員という仕事は月給の他に乗務手当や夜勤手当が支給されるので、一般企業よりも多くもらっていたと思います。(後略)