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学校や介護施設などでメニューの作成・栄養管理等を行う「栄養士」の平均年収は、約357万円です。
本記事では、栄養士の平均年収を年代・地域などあらゆる視点から解説します。
記事後半では、収入をアップさせる方法も紹介するのでぜひ参考にしてください。
1.栄養士の平均年収
栄養士の平均年収は約357万円です。
本章では、栄養士の平均年収・月収・手取り額・ボーナス・推定生涯年収について解説します。
※栄養士の平均年収については、「2019年賃金構造基本調査|厚生労働省」を参考にしています。
栄養士の平均年収は約357万円
栄養士の平均年収は約357万円、平均年齢は35.4歳です。
国税庁の「令和元年分民間給与実態統計調査」によると日本の平均年収は約436万円のため、栄養士の平均年収はやや低めと言えます。
栄養士は女性の割合が多く時短勤務や非正規雇用で働く人も多いため、比較的年収が低い傾向にあると考えられるでしょう。(参考:職業における女性の進出|男女共同参画局)
栄養士の月収は約30万円
栄養士の月収は約30万円です。
【計算式】
年収357万円÷12ヶ月=約30万円
国税庁の「令和元年分民間給与実態統計調査」によると日本の平均月収は約36万円(436万円÷12ヶ月で算出)であるため、栄養士の月収はやや低めといえます。
ボーナスは約61万円
栄養士の年間平均賞与額は約61万円であり、夏季と冬季の2回に分けて支給されると仮定した場合、それぞれ約30.5万円です。
厚生労働省の「令和2年分毎月勤労統計調査(賞与の支給状況調査)」によると、 日本の平均賞与額は夏季・冬季それぞれ約38万円であるため、栄養士の賞与額はやや低めと言えます。
栄養士の月の手取りは約20万円
手取りのおおまかな金額は、額面に0.75~0.85を掛ければ求めることができると言われています。
0.75~0.85の中間である0.8で算出した場合、栄養士の手取り額は約20万円です。
【計算式】
296万円(ボーナスを除いた年収)×0.8÷12ヶ月=約20万円
なお控除額は地域や扶養家族の有無によって異なるので、上記はおおよその目安として参考にしてください。
【給与から差し引かれる保険料・税金の例】
- 健康保険料
- 厚生年金保険
- 介護保険料(40歳以上64歳以下)
- 雇用保険
- 所得税
- 住民税
栄養士の推定生涯年収は約1億5,351万円
新卒の22歳から65歳までの43年間を栄養士として働いた場合の、推定生涯年収を計算してみましょう。
【計算式】
年収約357万円×43年=約1億5,351万円
同様の計算で日本の推定生涯年収を計算すると約1.9億円であるため、栄養士の生涯年収は平均よりやや低めと言えるでしょう。
【年代別】栄養士の平均年収
本章では、栄養士の初任給と年代別の平均年収を見ていきましょう。
※栄養士の初任給は「求人ボックス」(2021年5月26日時点)、栄養士の年代別平均年収はdodaの「平均年収ランキング(職種別の平均年収/生涯賃金)」(2020年12月7日時点)を参考にしています。
新卒の初任給はどれくらい?
栄養士の初任給は約20万円です。
なお厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)」によると、学歴別の平均初任給は下記のとおりです。
- 修士了…23万8,900円
- 大学卒…21万200円
- 高専・短大卒…18万3,900円
- 高校卒…16万7,400円
栄養士の資格を取得するためには専門学校・短大・大学のいずれかを卒業しなければなりません。(参考:管理栄養士・栄養士とは|公益社団法人 日本栄養士会)
大学卒と高専・短大卒の平均初任給と照らし合わせると、栄養士の初任給は概ね平均的と言えます。
年代別の平均年収
栄養士の年代別の平均年収は、以下の通りです。
20代 | 約282万円 |
---|---|
30代 | 約336万円 |
40代 | 約352万円 |
50代 | 約443万円 |
年収のピークは50代で、40代~50代にかけての伸び幅が最も大きくなっています。
これは、40~50代で役職に就く人が多いためと考えられるでしょう。
【企業規模別】栄養士の平均年収
本章では、栄養士の平均年収を企業規模別に見ていきましょう。
※本章は「2019年賃金構造基本調査|厚生労働省」を参考に作成しています。
1,000人以上の平均年収は約365万円
従業員数1,000人以上の会社で働く栄養士の平均年収は約365万円。
企業規模別で比較すると、もっとも平均年収が高いです。
100~999人の平均年収は約356万円
従業員数100人以上1,000人未満の会社で働く栄養士の平均年収は約356万円。
1,000人以上の企業と比較すると、11万円年収が低いです。
10~99人の平均年収は約350万円
従業員数99人以下の企業で働く栄養士の年収は約350万円です。
ここまでの情報を見ると栄養士の平均年収は企業規模が大きいほど高い傾向にありますが、差はわずか15万円でした。
そのため、栄養士は企業規模による年収差が少ない職種と言えるでしょう。
【都道府県別】栄養士の平均年収ランキング
「求人ボックス(2021年5月時点)」の情報をもとに、栄養士の都道府県別の年収をまとめました。
都道府県名 | 平均年収 |
---|---|
東京都 | 333万円 |
埼玉県 | 330万円 |
神奈川県 | 320万円 |
大阪府 | 315万円 |
千葉県 | 313万円 |
茨城県 | 307万円 |
愛知県 | 306万円 |
兵庫県・三重県 | 304万円 |
長野県・奈良県 | 300万円 |
京都府 | 299万円 |
山梨県・和歌山県 | 298万円 |
北海道 | 296万円 |
群馬県 | 294万円 |
岩手県・福島県・滋賀県・広島県 | 293万円 |
静岡県 | 292万円 |
香川県 | 287万円 |
愛媛県 | 286万円 |
栃木県 | 285万円 |
富山県・福岡県 | 282万円 |
山形県 | 281万円 |
島根県・岡山県 | 279万円 |
岐阜県・沖縄県 | 278万円 |
宮城県・徳島県 | 277万円 |
新潟県 | 276万円 |
石川県・鳥取県・山口県・佐賀県 | 272万円 |
福井県・高知県 | 270万円 |
鹿児島県 | 269万円 |
秋田県 | 268万円 |
宮崎県 | 267万円 |
熊本県 | 265万円 |
大分県 | 262万円 |
青森県・長崎県 | 251万円 |
(参考:求人ボックス|2021年5月26日)
※求人情報から算出した数値のため、実際の年収とは異なる可能性があります
上記のとおり、東京都が一番高い結果となりました。
東京都は賃金水準が高いため、栄養士の給与もほか地域と比較して高いと考えられます。
また、栄養士を必要とする施設・団体などが多いことも年収の高さに影響していると推測できるでしょう。
2.栄養士で年収をアップさせるには
本章では、栄養士の年収を上げる方法を紹介します。
①管理栄養士の資格を取得する
栄養士の資格しか持っていない場合は、管理栄養士の資格を取ると年収アップの可能性があります。
医療介護系の転職サイト「マイナビコメディカル」によると、栄養士と管理栄養士では以下のように年収差があります。
栄養士 | 約300万~400万円 |
---|---|
管理栄養士 | 約350万~450万円 |
(参考:管理栄養士と栄養士の違いとは?仕事内容・給与相場と資格の取得方法|マイナビコメディカル)
また資格手当が支給される場合も、栄養士より管理栄養士のほうが高い傾向にあります。
栄養士の資格しか持っておらず年収アップを目指したい場合は、管理栄養士の資格取得を検討してみてください。
②キャリアアップを図る
年収を高めるためには、キャリアアップを図ることも有効です。
「日本栄養士会」によると、管理栄養士・栄養士のキャリアアップを支援するための様々な制度が存在します。
- 認定管理栄養士・認定栄養士の認定制度…各分野において「栄養の指導」を責任を持って実践できるレベルに到達した事を認める制度
- 特定分野別認定制度…「特定保健指導担当管理栄養士」「公認スポーツ栄養士」など、特定分野における実践活動で優れた成果を生める管理栄養士を認定する制度
- 専門分野別認定制度…「がん病態栄養専門管理栄養士」「腎臓病病態栄養専門管理栄養士」など、より卓越した技術・知識をもって、複雑な栄養の問題を有する個人・集団に応じた栄養管理を実施できる上、専門性を教育・研究スキルにも発揮できる管理栄養士を認定する制度 など
専門性の高い栄養士・管理栄養士であると認定されることで、自分の市場価値が高まります。
栄養士としての市場価値が高くなれば、現職での評価が上がり昇給につながる可能性があるでしょう。
また転職市場価値が上がれば、より好条件の職場に転職できるチャンスも広がります。
③待遇の良い職場へ転職する
「今の職場で働き続けても年収アップの見込みがない」という場合は、年収が高い会社に職場するのも手です。
ただ、自分の条件に合った求人を探すのは大変ですし、転職に成功しても「ブラック企業だった」「求人票の条件とは異なっていた」という悪い結果になってしまうリスクもあります。
このようなリスクを回避するためには、転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、スキルや経験に合う求人を紹介してもらえるほか、求人票では分からない内部情報を詳しく教えてもらえます。
履歴書・職務経歴書の添削や面接対策もしてくれるので、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
仕事をしながら効率的に転職活動をしたい場合は、ぜひ転職エージェントを利用してみてください。
3.転職で年収を上げるなら「doda」を利用しよう
(引用:doda)
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dodaなら自分の「推定年収」を測定できる
「doda」をおすすめする理由の一つでもありますが、dodaには186万人の年収データを元に、自身の推定年収を測定できる機能があります。
(参考:doda)
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転職エージェント「doda」とは
「doda」は、人材業界大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェントです。
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(引用:doda)
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まとめ
本記事では、栄養士の年収について解説しました。
- 平均年収は約357万円
- 平均月収は約30万円
- 平均賞与額は約61万円
- 推定生涯年収は約1億5,351万円
- 企業規模による年収差が少ない
年収をアップするためには、下記のような方法を取ると良いでしょう。
- 管理栄養士の資格を取得する
- キャリアを積む
- 待遇の良い職場に転職する
なお、転職をする際は転職エージェントの力を借りると心強いです。
この記事が、栄養士の年収情報に興味がある方の参考になれば幸いです。