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リハビリの現場で活躍する作業療法士。
「作業療法士の年収はどのくらいなんだろう?」と疑問に思っていませんか?
作業療法士の年収は職場によって異なりますが、概ね300~500万円程度です。
本記事では、作業療法士の詳しい年収や収入の実態について解説します。
資格の取り方や将来性もあわせてチェックするので、ぜひ最後までご覧ください。
1.作業療法士の年収は300~500万円
さまざまな作業活動を通して、心と体のリハビリを行う作業療法士。
作業療法士の年収は、 300~500万円程度です。
平均すると年収408万円前後
2018年の賃金構造基本統計調査によると、作業療法士(理学療法士含む)のきまって支給する現金給与額は約28.5万円、年間賞与その他特別給与額は約66.2万円です。
これを年収にすると「28.5万円×12ヶ月+66.2万円」で408.2万円となります。
ただし、上記のデータには理学療法士の年収も含まれています。
カカクコムが運営する「求人ボックス」のデータにおいて作業療法士の平均年収は357万円と掲載されているので、実際の平均値は408.2万円よりも低くなる可能性があります。(※2020年時点)
なお国税庁の「平成30年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は441万円なので 作業療法士の年収は平均よりやや低めと言えるでしょう。
年代別年収一覧
「求人ボックス」に掲載されている作業療法士(理学療法士含む)の年代別の平均年収は、以下の通りです。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20~24 | 327万円 |
25~29 | 387万円 |
30~34 | 413万円 |
35~39 | 443万円 |
40~44 | 471万円 |
45~49 | 487万円 |
50~54 | 541万円 |
55~59 | 545万円 |
(参考:求人ボックス|2020年時点)
平均年収のピークは、50代となっています。
50代になると役職等についている割合が増えるため、年収も高くなっていると考えられます。
地域別年収
「求人ボックス」に掲載されている作業療法士の地域別の平均年収は、以下の通りです。
北海道・東北 | 324万円 |
---|---|
関東 | 375万円 |
甲信越・北陸 | 326万円 |
関西 | 353万円 |
東海 | 349万円 |
中国 | 322万円 |
四国 | 337万円 |
九州・沖縄 | 323万円 |
(参考:求人ボックス|2020年時点)
首都圏のある関東の平均年収が高い傾向にあります。
また、全都道府県の平均年収TOP3は以下の通りです。
- 東京都:404万円
- 神奈川県:391万円
- 埼玉県:378万円
(参考:求人ボックス|2020年時点)
2.作業療法士の給与事情
この章では、 作業療法士の給与事情について解説します。
※この章は、求人情報等を参考にしています。
福利厚生や手当が整っているところが多い
作業療法士の初任給は20~25万円程度が相場でそれほど高くないものの、福利厚生が整っている勤務先が多いです。
各種保険ほか、資格支援制度があったり提携の保育所がある求人なども多く見受けられます。
また、「資格手当」「通勤手当」「扶養手当」「住居手当」などの各種手当が充実している職場も多いようです。
ちなみに資格手当は、10,000~20,000円が相場となっています。
昇給は年1回の場合が多い
作業療法士は、経験年数に応じて昇給が見込めます。
勤務先によって違いはありますが、 1年に1回昇給となるところが多いようです。
3.年収600万円以上の作業療法士になる方法
作業療法士の平均年収は400万前後とあまり高くありませんが、中には年収600万円を超える作業療法士もいます。
この章では、 作業療法士の年収をアップするおもな方法について解説します。
方法1.スキルを上げて昇進する
年収600万円以上を目指すのであれば、 「部長」「技師長」などの役職を目指しましょう。
先ほどご紹介した年代別の年収において、55~59歳の平均年収は545万円であったため、職場によっては役職につくことで年収600万円以上を狙える可能性があります。
役職につくためには、スキルを上げることはもちろんリーダーシップ性やマネジメント力を身につける必要があります。
経験の浅い新人が年収600万円以上を稼ぐことは非常に難しいため、実務経験を重ねて一歩一歩成長することが大切です。
方法2.職場を変える
「今の職場ではこれ以上給与が上がりそうもない」と感じているのであれば、 職場を変えることも手段のひとつです。
職場や地域によっては年収500万円以上の求人もあるので、今の年収に不満がある方は一度真剣に転職を考えてみてはいかがでしょうか?
なお転職に興味があるのなら、作業療法士の転職に強い「マイナビコメディカル」の利用がおすすめです。
(引用:マイナビコメディカル)
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4.作業療法士と理学療法士の違い
この章では、 作業療法士と理学療法士の違いについて解説します。
対象やリハビリ方法が異なる
「作業療法士と理学療法士、いったいなにが違うの?」と感じていませんか?
作業療法士と理学療法士は、 リハビリをする目的や方法が異なります。
違いを以下にまとめたので、参考にしてくださいね。
作業療法士 | 理学療法士 | |
行うリハビリ |
|
|
リハビリ方法 |
|
|
理学療法士の目的が「身体機能の回復」であるのに対し、 作業療法士の目的は「生活機能の向上」です。
対象者がどんなことをしたいのかに合わせて、リハビリを行います。
給与水準は同じくらい
作業療法士と理学療法士の年収に大差はありません。(参考:転職サイト等の求人情報)
どちらも年収300~500万円程度が相場となっています。
現場では、作業療法士と理学療法士が対象者のリハビリについて意見を交わし合うことも多いようです。
5.作業療法士になる方法
この章では、 作業療法士になる方法について解説します。
作業療法士になるまでのステップは、おもに以下の通りです。
ステップ1.国家試験に合格する
作業療法士になるには、 国家試験に合格して資格を取得する必要があります。
作業療法士国家試験のおもな受験資格は、以下の通りです。
- 高校卒業後、文部科学大臣もしくは都道府県知事指定の学校・作業療法士養成施設で3年以上必要な知識と技能を修得したもの
- 外国の作業療法に関する学校・養成施設卒業者または作業療法士の免許に相当する免許所持者で、厚生労働大臣の認定を受けたもの……ほか
(参考:作業療法士国家試験の施行|厚生労働省)
専門学校などに通い、受験資格を得るのがもっとも一般的です。
試験のおもな出題内容は、以下の通りとなっています。
<筆記試験>
[一般問題]- 解剖学
- 生理学
- 運動学
- 病理学概論……ほか
- 運動学
- 臨床心理学
- リハビリテーション医学……ほか
<口述試験/実技試験>
- 運動学
- 臨床心理学
- リハビリテーション医学……ほか
(参考:作業療法士国家試験の施行|厚生労働省)
なお第57回の試験の合格率は80.5%となっており、例年も8割程度となっています。(参考:第57回作業療法士国家試験の合格発表について|厚生労働省)
教育を受け、しっかり事前準備を行えば十分合格が可能です。
受験資格や出題内容について詳しく知りたい方は、以下のサイトをご覧ください。
ステップ2.求人を探す
国家試験に合格し、晴れて作業療法士となったあとは求人を探します。
作業療法士のおもな就職先は、以下の通りです。
- 病院
- クリニック
- 老人ホーム
- 社会福祉施設……など
活躍の場はたくさんあるので、効率良く情報を探したい場合は転職サービス「マイナビコメディカル」の利用をおすすめします。
サイトでは様々なこだわり条件を設けて求人を検索できるので、スムーズに情報収集することが可能です。
転職・就職をお考えの方は、ぜひご覧になってみてください。
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6.作業療法士の将来性
この章では、 作業療法士の将来性について解説します。
需要が高まると考えられる
超高齢化社会である日本の高齢者の割合は、今後ますます高くなると予測されています。
高齢者が増えれば、それだけサポートを必要とする人が増加します。
生活機能の向上を支える作業療法士の需要は、今後ますます高まっていくと考えられるでしょう。
活躍の場は広がりつつある
一昔前の作業療法士の活躍の場は、医療現場が主でした。
しかし、現在では医療の現場だけでなく 福祉施設・介護施設・児童相談所など、作業療法士の活躍の場は多岐にわたります。
身体的な障がいのみならず、精神障がい・発達障がいなどの認知度も年々上がっているため、今後も活躍の場が広がっていくと考えられるでしょう。
7.転職で年収を上げるなら『doda』を利用しよう
(引用:doda)
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(参考:doda)
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「doda」は、人材業界大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェントです。
自分1人で求人を探したり、必要あればアドバイザーにサポートしてもらい、書類作成や求人探しを手伝ってもらうことも可能です。
(引用:doda)
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まとめ
作業療法士の年収は、平均408万円前後。
日本の平均よりやや低めではありますが、作業療法士は将来性にも期待できる仕事です。
「人のサポートをしたい」「将来性のある仕事をしたい」という方は、ぜひ作業療法士を目指してみてはいかがでしょうか?