最終更新日:2020/09/25
東レの平均年収は720万円です。
しかし、東レの平均年収は年齢や役職、職種によって異なります。
そこで、本記事では 東レの平均年収について、年齢別、役職別、職種別年収の他に、大手化学メーカーとの年収を比較して解説していきます。
この記事を読んでいただければ、東レの年収について詳しく知ることができますよ。
ぜひ、最後までご覧ください。
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1.東レの平均年収は720万円
東レの2020年3月期の平均年収は、有価証券報告書によると720万円です。
国税庁が毎年発表している「民間給与実態統計調査結果」をみると、1年を通じて勤務した給与所得者の年間の平均給与は441万円です。
このことから、東レの平均年収は国の平均よりも279万円も高いことが分かります。
東レの平均年収推移
年 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 |
---|---|---|---|
2016年 | 681万円 | 36.9歳 | 7,223人 |
2017年 | 697万円 | 37.2歳 | 7,220人 |
2018年 | 706万円 | 37.7歳 | 7,625人 |
2019年 | 719万円 | 38.1歳 | 7,585人 |
2020年 | 720万円 | 38.5歳 | 7,568人 |
(参考:有価証券報告書)
東レの過去5年間の平均年収は右肩上がりで順調に伸びており、2018年以降は700万円台をキープしています。
年収の増加幅は、2016年から2017年にかけて+16万円、2017年以降は数万円~数十万円の増加と、それほど大きな変化ではありませんが、過去5年間で見ると40万円近く増えています。
東レの平均年収が高い理由には、国内唯一の総合繊維(三大合成繊維)メーカーで、「航空機向け炭素繊維」「ポリエステルフィルム」の世界シェア率No.1という高い実績があるためです。
「平均年収が高い」トップ300社ランキングで191位
東洋経済は2016年に『「平均年収が高い」トップ300社ランキング』を発表しました。
ランキングの調査対象となった1,078社のうち、東レは191位にランクインしています。
つまり、調査対象会社全体で「東レ」の年収は上位20%に位置するほど高いのです。
推定生涯年収は3億960万円
平均年収をもとに22歳から65歳まで働いたと仮定すると、 推定生涯年収は約3億960万円になります。
計算式は「720万円 × 43年 = 3億960万円」です。
平成29年度の大卒社員の推定生涯年収は、約2億円と言われています。
つまり、国の平均生涯年収よりも東レは1億960万円ほど多くもらえるのです。
2.東レの年代別平均年収
ここからは東レの平均年収について、以下の20歳代から50歳代までの年収を解説していきます。
なお、年代別の平均年収は、会社の口コミサイト「転職会議」に寄せられたデータを参考にしています。
20代の平均年収は350万円〜500万円
東レの20歳代の平均年収は、 20歳代前半が350万円、20歳代後半が500万円です。
一般企業の20歳代の平均年収は、20歳代前半が267万円、20歳代後半が370万円となっています。
20歳代では、一般企業よりも約100~150万円ほど多いことが分かります。
東レの初任給
以下は、「東レの初任給」と「国の平均」をまとめた表です。
最終学歴 | 東レの月給 | 国の平均 |
---|---|---|
博士了 | 285,980円 | ― |
修士了 | 260,220円 | 238,900円 |
学部卒 | 232,600円 | 210,200円 |
(参考:東レ|募集要項・採用情報、厚生労働省|令和元年賃金構造基本統計調査結果)
東レの修士了・学部卒の月給は、国の平均より約2万円程度高いです。
また東レの月給は、学歴が上がるにつれて約3万円もアップしています。
東レ社員の口コミ
製品開発
化学メーカーという点だけあって、給与水準は全体で見れば低くはない。 ただし、化学メーカーの中では低い方なので要注意。
(引用:転職会議)
化学メーカーの中ではトップの会社ではあるものの、給与が高いわけではないようです。
給与よりも「やりがい」を重視する人や、業界トップの会社で働きたいという人であればおすすめできます。
30代の平均年収は500万円〜700万円
東レの30歳代の平均年収は、 30歳代前半が500万円、30歳代後半が700万円です。
一般企業の30歳代の平均年収は、30歳代前半が410万円、30歳代後半が448万円となっています。
30歳代前半では100万円ほどしか差はありませんが、30歳代後半で一般企業よりも約250万円も高くなるのです。
東レ社員の口コミ
30代前半ぐらいまでは、化学メーカーの中でも 良い方かもしれない(決して高収入なわけではないが)。今後の見通しはよく分からないが、ボーナスも最近は良い印象。
(引用:転職会議)
30歳までの給与に関しては特に不満はない。他業種よりも多くもらっている印象を受ける。 また、ボーナスも極端に低くなることはなく、ある一定以上の水準は確保されている。
(引用:転職会議)
社員の口コミによると「30代の年収に満足している」という情報が多くみられました。
40代の平均年収は600万円〜850万円
東レの40歳代の平均年収は、 40歳代前半が600万円、40歳代後半が850万円です。
一般企業の40歳代の平均年収は、40歳代前半が476万円、40歳代後半が502万円となっています。
40代になると、一般企業の平均よりも約1.5倍ほど高くなります。
東レ社員の口コミ
頑張った人は少しだけ上乗せされたボーナスがもられるが、良くも悪くも一律に近い状態で昇給する。35歳は650万前後だが、組合員のままで管理職になれないと700~750万円くらいで頭打ちとなる。
(一部引用:転職会議)
係長層になってからは他業種に比べ給与が低くなっている印象。 また、裁量労働制となるため、残業代が発生しない。見込み残業は支給されるが、見込み以上の残業をしている人が大多数となる。
(一部引用:転職会議)
東レでは、役職が付くと残業代は「見込み残業」として支払われているようです。
また、出世できず組合員のままでいる場合は、年収750万円程度で頭打ちになるという口コミも見られました。
50代の平均年収は850万円〜1,200万円
東レの50歳代の平均年収は、 50歳代前半が800万円、50歳代後半が1,000万円以上です。
一般企業の50歳代の平均年収は、50歳代前半が529万円、50歳代後半が520万円となっています。
50代で管理職以上になると、年収1,000万円近く稼ぐことが可能です。
3.東レの役職別平均年収
ここからは、係長・課長・部長における東レの役職別年収を解説していきます。
それぞれ見ていきましょう。
係長:約750~850万円
安定した収入。年功序列で頑張らなくても係長クラスの年収800万円はもらえる。管理職以上で、1000万を超える。 現在で、およそ600万円です。
(一部引用:転職会議)
東レの 係長の平均年収は約750~850万円です。
一般企業の係長の平均年収は、600万円〜700万円となっています。
東レでは30代で係長に出世する人が現れます。
課長:約900~1,000万円
管理職がどの程度もらっているかは定かではないが話をいろいろ聞く限り900前後の様子。
(一部引用:転職会議)
東レの 課長の平均年収は約900~1,000万円と予想されます。
一般企業の課長の平均年収は、800万円〜900万円となっています。
課長に出世すると、年収900万円を超えるようです。
部長:約1,100~1,200万円
東レの 部長の平均年収は1,100~1,200万円です。
一般企業の部長の平均年収は、1,000万円〜1,100万円となっています。
部長から課長になると、平均年収は1,000万円を超えます。
4.東レの職種別の平均年収
「転職会議」に寄せられたデータを参照し、以下東レの職種別平均年収をまとめています。
職種 | 平均年収 |
---|---|
医薬・医療機器 | 約500~800万円 |
素材・化成品 | 約450~750万円 |
機械関連 | 約400~700万円 |
平均年収が最も高い職種は、医薬・医療機器の約500~800万円でした。
ただし、東レは化学メーカーなので、職種だけでなく「担当する部門」によっても年収は異なります。
「総合職の平均年収が高い会社」ランキング300社で第145位
東洋経済は2019年に「総合職の平均年収が高い会社」ランキングを発表しています。
このランキングによると、東レは300社のうち第145位にランクインしているのです。
東レの総合職の平均年収は880万円で、平均年齢40.8歳と公表されています。
5.大手化学メーカーの平均年収ランキング
順位 | 会社名 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 三菱ケミカルHD | 1,165万円 |
2位 | 富士フイルムHD | 1,002万円 |
3位 | 積水化学工業 | 903万円 |
4位 | 住友化学 | 890万円 |
5位 | 信越化学工業 | 854万円 |
6位 | 三井化学 | 847万円 |
7位 | 昭和電工 | 815万円 |
8位 | 花王 | 812万円 |
9位 | 旭化成 | 769万円 |
10位 | 東レ | 720万円 |
※平均年収のデータは、各社の最新の有価証券報告書を参考にしています。
大手化学メーカーの売上高上位10社と、東レの年収を比較します。
大手化学メーカーの平均年収ランキングを見ると、東レは1位の「三菱ケミカルHD」と445万円の差をひらいて最下位でした。
東レの売上高は化学メーカー内で上位ではあるものの、平均年収を比較すると高い方ではないようです。
ただし、この10社は化学メーカーの中でも売上高上位の上場企業なので、 東レの年収も化学メーカー全体の中では上位だと言えるでしょう。
6.東レの年収以外の強み
東レの平均年収が安定している理由が気になりますよね。
そこでここからは、東レの年収以外の強みを3つご紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
①三井グループなので安定している
東レの第1の強みは、旧財閥系企業の三井グループの会社であるため、 経営が安定していることです。
そのため、 業績の悪化による倒産やリストラなどのリスクはほとんどないと言ってもよいでしょう。
収入の高さだけでなく、安定を求める人にもおすすめの会社です。
②国際的な評価が高い
東レの第2の強みは、 国際的な評価が高いことです。
国連協会ニューヨーク本部から「2008年ヒューマニタリアン賞」を受賞しました。
これは、環境に配慮した事業活動が評価されたもので、 日本企業としては初の受賞です。
このことから、国際的にも高く評価されていることが強みとして挙げられます。
③炭素繊維の世界シェア40%
東レの第3の強みは、 炭素繊維の世界シェアが40%であることです。
炭素繊維は自動車の軽量化のためにも使用されており、需要が伸びている素材となっています。
さらに、2018年には「炭素繊維複合材」を開発・生産するオランダの大手企業「TACHD」を買収しています。
そのため、 今後も東レの業績は伸びていくことが期待されます。
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まとめ
東レの年収は720万円で、 大手企業としては特別高いわけではありません。
しかし、大手化学メーカーと比較すると、東レの年収は標準的です。
化学メーカーへの転職を考えているなら、東レに転職してみてはいかがでしょうか。
【参考サイト】
-
日本経済新聞|化学メーカー売上高ランキング
-
四季報ONLINE|東レ
-
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