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「ご相伴にあずかる」という言葉の意味をご存じですか?
きちんとした意味は知らなくとも、耳にしたことはある、という人は多いのではないでしょうか。
そもそも「ご相伴」とは『正客の連れ』を指し、「ご相伴にあずかる」は『正客の連れとしてもてなしを受ける』ことを意味します。
ここでは、「ご相伴」の意味や正しい使い方、例文や由来について説明します。
「ご相伴」をスマートに使いこなせば、社会人としての常識力や礼儀正しさをアピールすることができるでしょう。
1.「ご相伴」の意味
「ご相伴にあずかる」とは?
「ご相伴にあずかる」の「あずかる」は、基本的にはひらがなで書きますが、漢字で書くと『与る』となります。
「与る」には、「目上の人から恩恵を受ける」(引用:マイナビニュース)という意味があります。
つまり、「ご相伴にあずかる」とは、『お供する』『同席させていただく』『御馳走になる・饗応を受ける』の全てに使えます。
ここでひとつ注意が必要なのは、自分は正客(メインの客・主賓など)の「連れ」であるという点です。
自分が誰かを連れて行くというわけではなく、誰かに一緒に連れて行ってもらう、サブ的な役割の時に使う言葉であるということを覚えておきましょう。
2.「ご相伴」の使い方と例文
「ご相伴」は自分を謙遜したり、相手を尊敬していることを表す丁寧な表現です。
では、実際にはどんな使い方をするのでしょうか?詳しく解説します。
「ご相伴」と「お相伴」どっちが正しい?
「ご相伴」は漢字で「御相伴」とも書きます。
「御」は『ご』とも『お』とも読めるため、 「ご相伴」と「お相伴」どちらが正しい読み方か迷うかもしれません。
どちらも日本語として正しい読み方です。
日常会話では「ご相伴」と読むことの方が多いですが、前後の単語とのつながりや、状況に応じて「お相伴」と言い換えてもいいでしょう。
「ご相伴」の例文
「ご相伴」を使った例文を具体的な場面別に紹介します。
先輩や上司などから、飲みに誘われた時などに使える表現です。
『御馳走になります』という意味として使われます。
「ご相伴にあずからせていただきます」と表現する場合もあります。
『同席させていただきます』『同行させていただきます』という意味になります。
目上の人との会話の中で、ゴルフやスポーツ観戦などの趣味・美味しい飲食店の話題が出たときなどに使える表現です。
「今の時期はゴルフには最高の気候でしょうね、ぜひ今度ご相伴にあずかりたいです」と言えば、 『ぜひご一緒させてください』『連れて行ってください』という意味になります。
相手をたてつつ、距離を縮めたい気持ちを表現することができます。
また、社交辞令としても使うことができるので覚えておくといいですよ。
3.「ご相伴」の類義語
「ご相伴」の類義語には以下のようなものがあります。
- 随伴
- 随行
- お供
- ご一緒
- 付添い
また、「ご相伴にあずかる」は、
- ご一緒する
- お供する
- 同席させていただく
- 御馳走になる
- (連れとして)饗応を受ける
などと、言い換えることができます。
相手との関係性や、状況に応じて適切な表現を選びましょう。
4.「ご相伴」の由来
「ご相伴」が茶道に由来する言葉であることをご存じでしたか?
次は、日本の伝統文化である茶道の心が息づいた「ご相伴」の由来について紹介します。
茶道から生まれた言葉
茶道では、メインの客を『正客(しょうきゃく)』、その連れの客を『相伴(しょうばん)』と呼びます。
『相伴』は『正客』と一緒にもてなしを受ける客であり、「正客の相手をつとめて、同様のもてなしを受ける者」という意味で用いられます。
まとめ
「ご相伴」は日本人の礼儀正しさや奥ゆかしさを表現することのできる素敵な言葉です。
ビジネスシーンで相手への敬意や感謝の気持ちを表すために「ご相伴」という言葉をさらっと使うことができたらすごくかっこいいですよね。
円滑な人間関係を築くためにも、きちんとした日本語を身につけておきましょう!