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「いずれか」という言葉は、ビジネスシーンで目にする機会が多い言葉です。
日常的にもよく使われる言葉ですが、似た言葉もあるので意味や使い方を比較して正しく使いましょう。
本記事では「いずれか」の意味や使い方、類語との違いなどをご紹介します。
「いずれか」を正しく使いこなすために、ぜひ参考にしてみてください。
1.「いずれか」の意味は?
「いずれか」は、漢字で「何れか」と書きます。
では、意味についても見ていきましょう。
「いずれか」の意味
「いずれか」には「複数の中から1つを選ぶ」という意味があり、条件などを指し示すために使われる言葉です。
「いずれか」と「いづれか」の2つの表記がありますが、一般的には「いずれか」が正しいとされています。
表記は「いずれか」が一般的
「いずれか」は「いづれか」と表記する場合もあります。
どちらの表現も間違いではありませんが、一般的には「いずれか」と表記します。
2.「いずれか」の使い方と例文
「いずれか」には次の2つの表現があります。
これらの表現方法に合った使い方や例文を解説してきます。
複数の中から1つ選ぶ
「いずれか」という言葉は、複数の中から1つを選ぶ際に使われます。
複数の中から1つを選ぶ際の例文は、以下の通りです。
<例文>
- ご希望の色をいずれか1色お選びください。
- 左右いずれかのものを持ち帰っていただきます。
疑問を表す表現
「いずれか」のもう1つの使い方として、「疑問」を表現する使い方があります。
詳細を記載しないことで 複数のうち1つだけが合っている、または間違っているものがどれかを尋ねる表現となっています。
ただ、遠回しな表現ですので、きちんと相手に伝えるためには「いずれか」を使わずに、それぞれの詳細を記載するほうがわかりやすい表現です。
<例文>
- いずれか1つが正しい言葉です。
- 甘いケーキは、この中のいずれかです。
全てを選ぶ場合には使えない
「いずれか」の意味を理解する際に重要なことが、「選ぶ」という意味があることです。
複数の中から全てを選ぶような、 選ぶ必要がない場合には「いずれか」を使用できません。
また、選ぶ個数は文章によって変化することが可能です。
例えば、2つのうちいずれか1つ、5つの中からいずれか3つ、と全てを選ばなければいくつ選んでも問題ありません。
そのため、文章を作成する際には、選択肢の個数と選ぶ個数が釣り合わないように気を付けましょう。
3.「いずれか」の類語・言い換え・同義語
「いずれか」の類語は、「どちらか」です(参考:weblio類語辞典)。
「この中から」も「いずれか」と同義語ですが、使い方が少し異なるため、今回は「いずれか」と「どちらか」の違いを比較してみます。
「いずれか」と「どちらか」の意味は基本的に同じ
「いずれか」の類語として「どちらか」という言葉があります。
「いずれ」はもともと「どちら」の代名詞として使われているため、言葉の意味も同じです。
ただし、 「どちらか」という言葉は、2つのうち1つを選ぶ場合に使うことが多いです。
そのため、2つ以上の中から選ぶ場合は「いずれか」、2つの中から選ぶ場合には「どちらか」と使い分ける良いでしょう。
<例文>
- この中の商品のうち、いずれか1つを選んでください。
- 黄色か青のどちらかの箱を開けてください。
ビジネスシーンでは「いずれか」のほうがベター
「いずれか」と「どちらか」を使った場合の印象を比較すると、 「どちらか」のほうが砕けた印象になります。
そのため、ビジネスシーンでは「いずれか」を使用すると良いでしょう。
上司や顧客に対して使う際は、「いずれか」を使ったほうがきちんとした印象になります。
まとめ
「いずれか」は複数の中から1つを選ぶという意味があり、相手が求めるものを選ばせる際に使用します。
同じ意味の言葉である「どちらか」もありますが、「いずれか」のほうが丁寧な表現のため、ビジネスシーンでは「いずれか」を使うようにしましょう。
使い勝手の良い「いずれか」の使い方をマスターして、適切に相手へ状況を伝えてくださいね。